ソードアート・オンライン 黒の剣士と紅の剣舞士 二人の双剣使い 作:ソーナ
次回からストーリー開始します。
誤字脱字がありましたらごめんなさい。
俺は落ちてきた彼女を担ぎ、エギルの店に入ると案の定みんな揃っていた。
エギルに事情を説明して2階の部屋の一角を使わせてもらった。
俺は部屋のベットに彼女を乗せ一緒にきたレインに『目を覚ましたら呼んでくれ』と頼み1階に降りた。
~レインside~
わたしは未だに眠り続けている落ちてきた彼女を視ていた。
"この子、何処から来たんだろう。NPCじゃないよね、それになんで空から落ちてきたんだろう?"
わたしは彼女を見ながら考えていた。
"にしても、キリトくんに妹がいたなんて・・・・・わたしにもいるけど、今何処で何やってんのかな・・・・・・七色・・・・"
わたしの本名は枳殻虹架、妹の名前は七色・アルシャービン、本名は枳殻七色なのだが、妹の七色とは名前が違う、何故ならそれは両親が離婚したからだ。
日本人の母とロシア人の父の間に生れたてわたしと七色は七色が小さい頃に離婚が原因でわたしは母方の、七色は父方に引き取られてしまった。
"でも、七色はわたしの事忘れてるんだろうな"
わたしは、キリトくんとリーファちゃんの兄妹を見て、七色の事を思いだした。
"今、七色はアメリカにいて元気にやっているみたいだけど・・・・・・・会いたいな、七色に・・・・・"
わたしは、頭でそんな風に思いながら眠っている少女を見た。
少女が起きたのはそれから一時間後の事だった。
~レインside out~
1階降りるとみんな、リーファの事を見ていた。
「すまない、待たせたな」
「いや、それは構わねぇが・・・・・あの子は大丈夫なのか?」
エギルは心配そうに聞いてきた。
「ああ、今はレインが観ていてくれてる」
「そうか・・・・・・・ところで、キリト。この子は・・・・?」
「ああ、この子がクラインの言っていた妖精だよ」
俺がそう言うと俺とリーファを除いた者全員驚いていた。
「はじめまして、リーファです。お兄ちゃん・・・・じゃなかった、キリトくんがお世話になっています。訳あってこの姿ですが気にしないでください。これからよろしくお願いします!」
リーファは立ちあがり自己紹介した。
すると、
「ちょっと待って、今リーファちゃんキリトくんの事、お兄ちゃん、って言わなかった?」
バッチリ聞いたのかアスナが質問してきた。
「そう言えば・・・・・・そうですね」
「聞き間違いじゃなければ・・・・・」
シリカとリズが思案顔で言った。
「ねぇ、姉ちゃん。キリトの妹ってことは・・・・・・」
「ユウキ、それは本人が言うと思いますよ」
ユウキとランが小声で何かを話していた。
「え、えーと、どうしようキリトくん」
リーファが俺に聞いてきた。
「ああ・・・・・・リーファは現実にいる俺の妹だ」
俺がそう言うとユウキとラン以外の7人が驚愕の表情を浮かべていた。
まあ、ユウキとランの姉妹はスグに会ったことあるから当然なのだが・・・・・・。
「キリトさん、妹さんがいたんですね」
「なるほどー、だからお兄ちゃん、って言ったんだ」
それぞれ納得したようにいった。
「そう言うわけだ。それじゃ、これからリーファをよろしくな」
「よろしくお願いします!」
俺が言うとリーファはお辞儀をした。
お辞儀をすると回りから「よろしく」、「よろしくな」などと歓迎の言葉が出た。
ユウキとランはスグと久しぶりに話したいのかウズウズしている感じだった。
そのあと、それぞれ自己紹介をした。
し終わった直後レインからメッセージが届いた。
内容は、
『彼女が起きたよ』
と書かれてあった。
「大丈夫?あなた、自分の名前言える?」
レインはベットにいる彼女に話しかけた。
この場には俺とレインを含めてアスナたちもいる。
あのあとメッセージを受け取った俺は、リーファと話しているみんなに、運んできた彼女が起きたことを知らせた。
そして今に至る。
彼女は意識が朦朧としているのか曖昧だった。
「う・・・・・ここは・・・・・どこ?」
「ここは、アインクラッドの中だよ」
「アイン・・・・・クラッド・・・・・?」
「うん。SAO・・・・・ソードアート・オンラインの中って言えば分かるかな?」
「わからない・・・・わ」
レインと会話している間俺たちは後で静かに聞いていた。
「名前は分かるかな?」
「名前・・・・・?」
「そう、ここではキャラネーム、かな」
レインがそう言うと彼女は首を傾げた。
「えっとね、右手を真下に降ると、ウィンドウが表示されるからそこに表示される名前を言ってくれる?」
レインが説明すると、彼女は右手を真下に降り、ウィンドウを表示させた。
「Sinon・・・・・・シノン、って言うのがわたしの名前みたい」
「そうか~、よろしくね、シノンちゃん♪わたしの名前はレインだよ♪」
「え、ええ、よろしく」
シノンと名乗ったプレイヤーは早速レインのペースに引き込まれたようだ。
そのあと、俺たちもそれぞれ自己紹介をし覚えていることを聞いた。
だが、シノンは首を横に振ったりしてわからないようだった。
「キリトくん、どういう事だと思う?」
レインがこちらに来て聞いてきた。
「恐らく何らかの原因で忘れているんだと思う。多分、そのうち思い出すと思うけど・・・・・・」
「そうだといいけど・・・・・・」
しばらくしてシノンは話疲れたのかまたスヤスヤと眠ってしまった。
翌日には元気になっていたが記憶は思い出していないようだった。
現在 76層アークソフィア エギルの店 部屋
約1ヶ月前の事を思いだしていた俺とレインはテーブルに置いてあるお茶を飲んだ。
「ふぅ~、にしてもリーファちゃんがキリトくんの妹って聞いたときは驚いたよ。まさか、このゲームに来るなんて」
「そうだな。俺もまさか妹が来るなんて思わなかったさ。・・・・・・・にしても、リーファがゲームね」
「ん?どういう事?」
「いや、リーファの奴ゲームとかに興味を持たなくてさ、そのアイツがゲーム。それもSAOに来るなんて予想もしなかったんだよ」
「へえー」
「まあ、俺がアイツを此処に越させた理由なんだろうな」
「いいな~、キリトくんは」
「なんでだ?」
「だって心配してくれる妹がいるでしょ。わたしにもいるけど・・・・・こないから・・・・」
レインは悲しげな表情をして天井を見た。
「レイン・・・・・」
「ごめんね、なんかしんみりしちゃって。さあ、お風呂入って寝よう。明日からまた、忙しくなるよ」
「お、おう」
俺はレインの悲しげな表情を見て、
"いるけど来ないって、どういう意味だろう。まあ、こんなデスゲームの中にくる物好きなんてスグくらいだろうからな"
と思った。
「ところで、俺は何処で寝ればいいんだ?」
「?一緒に寝るんじゃないの?」
レインはさも当然、という感じで言ってきた。
「わ、わかった」
「やったー、それじゃお風呂も一緒に入ろう♪」
俺は拒否しようとしたのだがレインの先程の悲しげな表情を思い出して、
「了解」
と言った。
レインと一緒にお風呂場に行きお風呂に入り終わるとすぐさまユイを真ん中にして俺とレインは眠りに落ちた。
次回あの子が出ます。
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