ソードアート・オンライン 黒の剣士と紅の剣舞士 二人の双剣使い 作:ソーナ
もし、何かございましたら遠慮なく言ってください。
誤字脱字等がありましたらごめんなさい。
レインとともに戻った俺は、予想通りの一悶着を軽く流し、今はこれからの予定をたてていた。
「さてと、どうしょっかな・・・・・」
「ホロウ・エリアに行くか階層攻略をするか、でしょ」
「ああ。俺的にはホロウ・エリアに行きたいんだけど、こっちの攻略もしないといけないからな・・・・・」
「ん~、わたしはどっちでも良いけど」
俺たちが悩んでいると、外から走ってくる足音が聞こえた。
足音の主はクラインだった。
クラインは俺とレインを見つけると素早くこっちに来て、
「おい、キリトどうなってんだよ!ホロウ・エリアなんて場所存在しないぞ!」
と言ってきた。
「なに?」
「え?」
俺とレインはクラインの言葉に疑問符を浮かべた。
昨日帰ってきた後、俺とレインは転移門に『ホロウ・エリア管理区』を登録したのだから。
だが、クラインが言うにはホロウ・エリアには転移出来ないらしい。
「ちょっと待て、すぐ行く」
俺とレインは急いでクラインとともに転移門広場に向かった。
転移門広場
「転移!ホロウ・エリア管理区!」
クラインは転移門に立ち転移先を言った。
すると、クラインの体が光に包まれ消えようとした。
が、
「ほらな!」
転移せずその場て立っていた。
「なんでだ?確かに登録したはずなんだが」
俺はクラインの代わりに転移門に立ち、
「転移!ホロウ・エリア管理区!」
と言った。
すると、俺の体が光に包まれた。
光が消え次に目を開けるとそこは、昨日来た『ホロウ・エリア管理区』だった。
「ちゃんと転移出来たぞ・・・・・なのに何でクラインは転移出来なかったんだ?」
俺は一回辺りを見渡しフィリアがいるか確認したがいなかった。
その後俺はまた『アークソフィア』に戻るため転移門に立ち、
「転移!アークソフィア!」
と言った。
目を開けるとレインとクラインたちがいた。
「転移出来たぞ」
「あ、ああ。みたいだな」
「じゃあなんでクラインくんは、転移出来なかったんだろう?」
「さあ?」
「色々やってみるか」
「そうだね」
俺たちはその後色々と試し、約1時間後エギルの店に戻った。
エギルの店
「そんで、結局どうだったんだ?」
全員が揃うとエギルが言ってきた。
「ああ、まず第一に。ホロウ・エリアに転移出来るのは、俺とレインの二人だけみたいだ」
俺が言うと続けてレインが、
「後、わたしとキリトくんと一緒にそれぞれ一人づつ連れていけるみたい」
そう言った。
「て、ことはそのホロウ・エリアに行けるのは最大で4人。ってことですか?」
「ああ」
ランの質問に肯定を返すと辺りは沈黙に包まれた。
「でもまあ、キリトとレインさんがいれば大抵のことは大丈夫、じゃないですか?」
「あー、まあ、ラムの言う通りなんだがな・・・・・」
「ああ、なるほどそう言うことですか」
「察しが早くて助かるよラム」
俺とレイン。後二人は一緒に行けるがそれ以外は一緒に行けないと言うことだ。
つまり、残りの二人の人選が大変になると言うことになる。
『向こうに行くときは絶対に誰か声を掛けて言ってよ』と昨日、アスナたちに言われたため連れていかなかった後の対応が面倒なのだ。
「取り敢えずホロウ・エリアに行くときはなるべく誰かに声をかける。後、向こうで欲しい鉱石やアイテムがあるなら言ってくれ」
俺はそう言うと席を立った。
レインも俺に続き席を立ち俺を追いかけて来た。
「二人ともどこ行くの?」
リズの問いに、
「「ホロウ・エリア(だよ)」」
俺とレインは同時に答えた。
「はぁー、全く二人は・・・・・・いいわ。今日は二人で行ってらっしゃい」
「アスナ!?」
「アスナさん!?」
アスナの言葉にリズとシリカが声をあげた。
「仕方ないわよ、まだそこは未踏領域なんだから。それにラムさんの言う通りあの二人なら余程の事がない限り大丈夫よ」
アスナは周囲を落ち着かせるためそう言った。
「それじゃ、行ってくるな」
「ユイちゃん、お留守番お願いね」
「はい、なのです!」
俺とレインは装備を整え転移門広場に向かった。
~リズside~
アタシはキリトとレインの二人を見送った後、席を立ち店から出ていこうとした。
「あれ、リズどこ行くの?」
「んーとね。それは秘密。後少しで出来るからそのときになったら知らせるわね」
アスナの問いにアタシはそう答えた。
エギルを除く、アスナたちは頭に?を浮かべていた。
"まあ、エギルが知っているのはエギルに協力してもらっているからなんだけどね"
アタシはその後、アークソフィアに構える『リズベット武具店2号』の場所に向かった。
「店は見つけたけど・・・・・問題はやっぱり、これよね・・・・」
アタシは道中ウインドウを開きスキルデータを表示させた。
そのスキルデータは、ここに来るまで熟練度は高かったのだが、今は熟練度が下がってしまっていた。
「はあー・・・・・早くスキル熟練度を戻さないといけないわね・・・・・」
わたしの呟きは小声のため誰にも聞かれずに虚空へと消えていった。
~リズside out~
~リーファside~
お兄ちゃんとレインさん。更にリズさんまで行ってしまった。
あたしは、何時も通りユウキちゃんとランさんのところに向かった。
ユイちゃんはエギルさんのお手伝いを、シノンさんは自室に戻り、シリカちゃんはピナちゃんとお出かけ、アスナさんはラムさんとリーザさんと話していた。
クラインさんは、ギルド風林火山のメンバーたちのところに向かったのかいつの間にか姿が見えなくなっていた。
「ユウキちゃん、ランさん」
あたしは椅子に腰かけている姉妹に声をかけた。
「リーファちゃん、今日もやります?」
ランさんの質問に、
「はい!お願いします」
即答で返した。
「じゃあ、行こうか」
ユウキちゃんの、先導のもとあたしたちは移動した。
アークソフィア郊外
あたしはここに来てから幼なじみであるユウキちゃんとランさんの二人に稽古をつけてもらっていた。
流石、攻略組でもトップ5に入るほどの腕前とこの1ヶ月程の稽古で感じていた。
「はぁーーーっ!」
あたしは勢いよくランさんに向かって攻撃した。
「ふっ!」
ランさんは剣を構えアタシの剣と打ち合った。
「なかなかやるようになったね、スグちゃん」
「いえいえ、まだまだですよ。藍子さん」
今ここにはアタシたち三人しかいないため現実での呼び名を使って呼んでいる。
「せいっ!」
「うわっ!」
あたしは藍子さんの持つ剣から重みがなくなり体のバランスを崩されたところで脇腹に当てられ負けてしまった。
「うー、悔しいー」
「はあはあ・・・・・・・今のは危なかったです。流石、剣道全国大会ベスト4ですね」
「いやー」
あたしと藍子さんが剣をしまったところに、見ていた木綿季ちゃんがやって来た。
「お疲れ二人とも。どうだった、姉ちゃん?」
「ええ、元からの才能も踏まえてかなり上達してますね。これなら、近い内に攻略組に入れるかも知れないですね」
「姉ちゃんがそう言うならそうなのかもね」
「でも、剣道をしているかなのか、片手剣ソードスキルはちょっと・・・・・・」
「あー、確かに。見ていて僕も思ったよ」
「ううっ、ごめんなさい」
「いえ、スグちゃんが謝ることじゃないですよ」
「そうだよ、直葉ちゃん」
「うう。でも、今日の朝お兄ちゃんにも言われたんだよね」
あたしの言った言葉に藍子さんと木綿季ちゃんは疑問符を浮かべた。
「ええっとね・・・・・」
あたしは今朝お兄ちゃんと手合わせをした事を話した。
「・・・・・・と言うわけなんだよ」
「和人さん、スグちゃんのことよく見ているんですね」
「流石、兄妹だね」
「そ、そんなことないよ。それを言うなら二人の方がすごいよ」
「そうかな?」
「うん。そうだよ」
あたしたちは近くの大樹に寄りかかり会話をしていた。
辺りは人気がなくそよ風が吹き渡り気持ち良かった。
「ところで、二人はまだお兄ちゃんの事好きなの?」
あたしは、二人に聞いた。
「「ごほっ!?」」
あたしの言葉に二人は吹き出してしまった。
「す、スグちゃん、ど、どうしてそれを!?」
「なんで知ってるの!?」
二人は慌てあたしに顔を近づけてきた。
「だって、二人とも昔からよく、お兄ちゃんを含めて4人で遊んでいたでしょ。あの時の二人の視線とかでわかっちゃたよ」
「「ううっ」」
二人はバレていたとは思わなかったのか恥ずかしそうだった。
「和人さんの事は、今でも好きですけど・・・・・」
「和人にはレインがいるから・・・・・」
「確かに・・・・・ね。お兄ちゃんが結婚してることにも驚いたけど、二人にあって更に驚いたよ。まさかここで二人に再会できるだなんて♪」
紺野家と桐ヶ谷家は近所付き合いだったのだがあたしたちが引っ越してしまい、それ以来会えなかったのだ。
「ええ、それは私もです」
「もちろん、ボクもだよ」
「ふふ。また、お兄ちゃんを含めてこの4人で遊べる日が来るといいですね」
「ええ」
「うん」
あたしたちはその後この世界での事やソードスキル、等の事を話し合った。
~リーファside out~
どうでしたでしょうか。
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