ソードアート・オンライン 黒の剣士と紅の剣舞士 二人の双剣使い 作:ソーナ
それではどうぞ♪
「キリトくん。はい、あーん♪」
「え、いや、レイン、ここは・・・・・・」
「いいから♪あーん♪」
「あ、あーん」
「どう、美味しい?」
「あ、ああ。美味しいぞ」
「良かった~」
レインの作ってくれたご飯を食べていると、俺とレインのご飯の風景を遠く?から見ている視線があった。
「ね、ねえ、あれってどう思う?」
「どう思う、って言われても」
「ねぇ~」
「何時見ても、見ている此方がその・・・・・」
「恥ずかしい、ですね」
「ええ」
「だな」
上からリズ、アスナ、ユウキ、ラン、シリカ、リーザ、ラムが言った。
「おにい・・・・・キリトくんとレインさんって、わたしたちが来る前から、何時もあんな感じなんですか?」
すると、リーファがアスナたちに聞いた。
「何時も、ですかね。あの二人、第1層からずっと一緒なので」
「互いに気心を知れてるからああいう風になるんだと思うよ」
リーファの問いにランとユウキの姉妹が答えた。
「でもまあ、あれはちょっとね~」
「はい。ちょっとうらやましいです」
続いてリズとシリカが言った。
すると、
「ラム、はい」
「ん、ああ」
リーザがラムに食べさせている姿が見えた。
「「「「「「「・・・・・・・・・」」」」」」」
その光景にアスナたち7人は口を開けずにはいられない状態だった。
「リーザちゃん。何やってんの?」
アスナがリーザに聞いた。
「ラムに食べさせてるところですけど?」
リーザは不思議そうな顔をして返してきた。
「そ、そう」
アスナたちは少し離れたところで小声で会話する。
『今度はリーザとラムくんまで!?』
『なんでかな、僕らの回りに桃色の風景が見えるんだけど。気のせいかな?』
『いえ、ユウキ。気のせいではないですよ。実際にあの二人は桃色の空気です』
『何時の間にあの二人まで!?』
『何時からなんでしょうね?』
『なんか、ブラックコーヒーが飲みたい気分ね』
『シノンさん、それは多分此処にいる全員が思ってると思いますよ』
よく、聞こえなかったがまあ気にすることないだろう。
「にしても、リーザとラムの二人何時の間にあんな風になったんだ?」
「さあ?今度聞いて見たら」
「そうだな」
俺は再び手を動かした。
「ん、美味しい。これは・・・・・・ボルシチ、か?」
「せいかーい。よくわかったね」
「ん、何となく、かな」
「へえ。わたしの得意料理の1つなんだ♪」
「つまり、ロシア料理全般出来るのか?」
俺はボルシチからロシアを想像し、レインに聞いた。
「ん~、まあ、そうかな。現実では昔、ロシアに住んでいたから」
「へえー、そうなのか。・・・・・・・・・・んと、ご馳走さま」
「お粗末様でした♪」
レインの作ったご飯を食べた俺とレインは食器を片付けた後、二人で外に出た。
夜のアークソフィアに出た俺とレインは、星がよく見える場所に移動した。
場所はこの間、俺が見つけた。
「凄く良い場所だね」
「ああ、この間偶然見つけたんだよ。見張らしもいいし、街からはそんなに離れてないから安心だしな」
俺とレインは小高い丘に座って層の天井。夜空を見た。
今日は、さほど寒くなく暗くない。月は満月で夜空に満開の星が散らばっているのだ。
「キリトくん」
「ん?なんだ?」
「さっき、わたしロシアに住んでたって言ったでしょ」
「ああ・・・・」
「あれね、わたしがまだ小さい頃。・・・・・・・7歳の時までいたんだ」
レインの眼は懐かしいのと寂しさげな表情を浮かべていた。
「わたしにはね、キリトくん。リーファちゃん・・・・・直葉ちゃんと同じ妹がいるんだ」
俺はその事に驚きを浮かべた。
だが、それ以前にレインが現実でのことを話すことなど滅多に無いのだ。
「名前は、言えないけどね。わたしと妹は今、離ればなれなんだ。原因は両親の離婚。妹はロシア人の父親に引き取られてわたしは日本人の母親に。つまり、わたしロシア人と日本人の両親の間に生まれたハーフ、なんだ」
沈黙が辺りを包む。
俺はレインの右手にそっと自分の左手を重ねた。
「だからレインの髪の色は茶髪なんだな。でも、俺的にはその髪、結構好きだな」
「キリトくん」
「それに、ハーフだからなんだ。俺とレインは今此処にいるだろ、それでいいじゃないか」
俺は真剣な眼差しでレインの眼を見て言った。
「そうだね。・・・・・・・ありがとう、キリトくん」
「いや」
「キリトくん、お願いがあるんだけどいい、かな?」
「ん、なんでも良いぞ」
「現実に戻ったらわたしに会いに来てくれないかな」
「もちろん、行くさ。行くに決まってるだろ。レインは俺の妻、なんだからさ」
「うん♪」
レインは少しは気分が良くなったのか俺の肩に寄りかかってきた。
「あ、キリトくん。これ」
レインはウインドウを開き2本の片手剣を実体化させた。
「これは、もしかして・・・・・」
「うん。わたしが今日リズっちの店で作製した剣だよ」
レインから受け取った剣は、『エリュシデータ』と『ダークリパルサー』と同じ色をしていた。
受け取った剣をタップしてウインドウを表示させると、剣の銘はそれぞれ、黒い剣が『ブラックローズ・ナイト』白い剣が『ホワイト・ユニヴァース』と書かれてあった。
しかもよく見てみるとパラメーターが今の、ノイズ化してしまってるが使える剣の2本と遥かに凌駕していた。
階層的には85層クラス物だろう。
「ありがとうなレイン」
「ううん。キリトくんが喜んでくれたなら嬉しいよ」
「ところでレイン。この剣なんだが・・・・・異様にパラメーターが高い気がするんだが」
「あ~。わたしも思ったんだけどね、わたしの剣も同じなんだよ」
そう言うと、レインは自分のステータスウインドウを開き可視化モードにして見せた。
その剣の銘は『スカーレット・プリンセス』と『レイン・オブ・セイント』とあった。
それぞれのパラメーターを表示すると、俺の2本の片手剣と同様の高さだった。
「ほんとだな。だけど、なんでこんなパラメーターが高い剣が作製出来たんだ?」
「さあ。でも、これがあれば攻略がスムーズに進むと思うよ」
「そうだな。早速明後日のボス討伐戦で使ってみるか」
「じゃあ、わたしも使おっと」
俺はレインから受け取った剣をメインウエポンに設定しウインドウを消した。
「なあ、レイン。明日暇か?」
「え、一応暇だけど」
「それなら、明日デートしないか?」
「・・・・・キリトくん」
レインは顔を火照らせ、
「もちろん良いよ♪」
俺とのデートを承諾した。
俺とレインはそのあとしばらく頭上の星空を眺めた。
「・・・・・・・・綺麗だね・・・・・・・キリトくん」
「・・・・・・ああ・・・・・・そうだな」
「キリトくん・・・・・・・・・キス・・・・・しよ」
「レイン・・・・・・・」
「キリトくん・・・・・・」
俺とレインは互いの顔を見つめ、ゆっくりと近付きキスをした。
それは、5秒だったか30秒か、または1分か分からなかった。
離れると俺とレインは顔を赤くし眼を反らした。
暗闇の中でもレインの顔は真っ赤に染まっていた。
「・・・・・そろそろ、帰ろっか」
「・・・・・そうだな」
俺とレインは互いの手を繋いで店に帰ってった。
キリトとレインが外にいる頃
~ラムside~
「ラム、わたしと結婚してください」
俺は自室でリーザにそう言われていた。
「ごめん、もう一回お願いしていいかリーザ」
「う~。じゃあ、もう一度言うからね。・・・・・・ラム、わたしと結婚してください」
聞き間違いじゃ無かったそうだ。
「取り敢えず、理由を聞かせてもらってもいいかリーザ」
「はあ~。やっぱりまだ、気がついて無かったんですね、ラム」
「?」
「わたしですよ、ラム。いえ、ムーくん」
「!?」
俺はリーザの言ったあだ名に驚いた、何故ならそれを言うのはただ一人だけだからだ。
「まさか・・・・・・・アリ・・・・・・サ・・・・?」
俺はそのあだ名を言う幼なじみの名前を言った。
するとリーザは頷いた。
「やっと気がついたんだねムーくん」
「な、なんでアリサが此処に。今まで気がつかなかった」
「あんなに一緒にいたの、に?」
「あ、ああ」
「わたしはすぐに気づいたよムーくんの事。ムーくんがわたしの事思い出すまで言わないつもりだったんだけどね」
「そ、そうだったのか」
「うん。あのね、わたしはムーくんの事好きなんだ。だから、結婚しよう、ってね」
「そうだったのか。・・・・・・アリサ、俺も・・・・・・アリサの事好きだ」
俺が顔を赤くしながら言うと、リザは俺より顔を赤くした。
「ムーくん//」
「アリサ、その、俺で良かったら・・・・その、宜しくお願いします」
「うん♪わたしの方もよろしくお願いします」
俺とアリサはその場で結婚申請をし、はれてキリトとレインさんと同じく夫婦となった。
~ラムside out~
キリトとレインのイチャイチャを増やしてほしいと要望があったので書いてみました。
更に、オリジナルキャラのラムとリーザがついに結婚しました。
また、何か御座いましたらお知らせ願います。
感想など、お待ちしてます。