ソードアート・オンライン 黒の剣士と紅の剣舞士 二人の双剣使い 作:ソーナ
「「ただいま~」」
俺とレインはエギルの店に帰ってきた。
もちろん、手は繋いだままだ。
回りのプレイヤーは通り過ぎる度に俺とレインの手を見てくるが俺たちはお構いなしだ。
何故なら今日はデート、だからだ。まあ、俺たちはデートととわず、よく手を繋いでいるのだがそれは、人目のつかないところの為、公衆の面前で手を繋ぐのは初めて・・・・・・のはずだ。
俺とレインはそのままレインとユイの部屋に向かった。
扉を開けると。
「お帰りなさい~!!」
ユイが元気よく挨拶してくれた。
「ただいま、ユイ」
「ただいま、ユイちゃん♪」
俺とユイはソファーに座りレインはお茶を持ってやって来た。
ソファーに座ると俺とレインは、早速ユイへのお土産を渡した。
「はい、ユイ。お土産だ」
「わぁー♪ありがとうございます、パパ♪」
「ユイちゃん、こっちはママからだよ」
「わぁー♪ママ、ありがとうございます♪」
俺とレインのユイへのお土産は、俺は白薔薇のブローチ、レインはピンクの石で囲まれ中央には写真を入れる事が出来るペンダントだった。
「わぁー、大事にしますね。パパ♪ママ♪」
「うん。喜んでくれてよかったよ」
「ああ」
俺とレインは紅茶を飲みながら2つのお土産を持って喜ぶユイを眺めた。
しばらくしてユイはペンダントを首に掛け、ブローチを左胸の辺りに着けた。
「えへへ。どうですか、似合いますか」
ユイは興奮しながら俺とレインに聞いた。
「ああ、よく似合ってるぞユイ」
「うん。かわいいよ、ユイちゃん♪」
「ありがとうございます♪」
夕食の時間になったため下で食べる為、俺たち3人は一緒に1階に降りていった。
ユイはペンダントとブローチが気に入ったようで、着けたまま夕食を食べた。
夕食を食べた後、俺は自分の部屋でお風呂に入った後、荷物と明日のためにポーション類の整理をしていた。
スキルやアイテム欄を眺めていると不意に、
"コンコン"
扉をノックする音が聞こえた。
「キリトくん、いいかな?」
外からレインの声が聞こえてきた。
「ちょうどよかった、レイン。俺もレインの部屋に行こうと思っていた所なんだ」
俺は扉を開きレインに言った。
「中入ってもいいかな?」
「ああ、いいぞ」
「ありがとう♪それじゃ、お邪魔しま~す」
レインは部屋に入るとソファーに座りウインドウを表示させた。
俺はレインの横に座った。
「はい、キリトくん」
レインは紙袋を俺に渡した。
手に持つと少し重く、小物が入っている感じだった。
「開けてみて♪」
俺はレインに言われた通り袋を開けてみた。
中に入っていたのは、ペンダント。
黒を基調に銀の小さな鎖で出来ていた。
「これは・・・・・・・ありがとうレイン。大切にするな」
「うん♪」
「これは俺から」
俺は包装してもらった包みをレインに渡した。
「開けてみてもいい?」
「おう」
レインは包みを開け、中身を取り出した。
中身はユイと同じブローチだ。
「わぁ、ユイちゃんと同じ」
「ああ、ちょうど2つ合ったからユイとレインにそれぞれ、とな」
「着けてみるね」
「ああ」
レインはウインドウを表示させた後、幾つか操作した後ウインドウを消去した。
「へへ、どう、似合ってるかな?」
レインはブローチを襟の真ん中。服の上の中央にブローチを着けた。
「ああ。似合ってるぞ、レイン」
「ありがとう、キリトくん♪」
「あー、ところでユイはどうした?」
俺はユイがいないことに疑問を感じ聞いてみた。
「ユイちゃんはもう眠っちゃってるよ。もう11時なんだし」
「いつの間にかそんなにたっていたか・・・・・」
「うん。あ、キリトくんお風呂借りてもいい?」
「はい?え、何で?」
「いや~、ちょっと装備を整えたりしていたらお風呂入るの忘れちゃってさ、自室だとユイちゃんの睡眠のお邪魔になるだろうから」
「なるほど。いいぜ」
「ありがとう。それじゃ、お風呂借りるね♪」
レインは立ち上がると浴室の方に向かっていき、
「キリトくんも一緒に入る?」
振り向いて聞いてきた。
「い、いや、いいから。それに俺はもう入ったし・・・・・・」
「そうなの。じゃあ入ってくるね。・・・・・・・・・入ってきてもいいからね」
「・・・・・・・・・・」
俺はもう突っ込むのも疲れ最後の言葉は聞かなかった事にした。
「ふんふふんふふーん」
お風呂場から聞こえてくるレインの声に耳を痛ませながら装備を確認していた。
やがて、
「お風呂、ありがとうキリトくん」
レインが浴室から出てきた。
「ああ」
「ん?何見てるの?」
レインは先程と同じように俺の隣に座りウインドウを除きこんできた。
「っ~!!??」
除きこんできたのはいいのだが、俺の腕にレインの肌が接触してきた。
しかも、お風呂に入ったばかりなので髪からはシャンプーの匂いがしてきた。
レインの今の服装は薄着なのでレインの感触が伝わってくる。
「あ、あの、レインさん。出来ればもう少し離れてくれると・・・・・」
「ええー、やだよ。キリトくんにくっつきたいもんね」
「いや、そのだな、レインが薄着だから、その・・・・・」
「ん、なに?」
「む、胸が当たってるんですけど・・・・・・」
俺は少し顔を赤くして言った。
「当ててるんだよ、キリトくん♪」
レインは得意気な顔でそう言った。
俺は観念しウインドウを可視化にして見せた。
「なるほど。≪二刀流≫スキルはまだ800なんだね」
「ああ、やっぱり熟練度が下がったのが一番のアドバンテージだよな。・・・・・アイテムのノイズ化、もだけど」
「そうだね~。わたしも≪多刀流≫スキルはまだ800ちょっとだから。あー、でも鍛冶スキルが下がったのは残念だったな~」
「そのために今、熟練度上げているだろ」
「まあね♪・・・・・・・ふわぁーあ、なんか眠くなって来ちゃった」
「そんじゃ、そろそろ寝るとするか。レイン、部屋まで戻れるか?」
俺は半分寝ているレインに聞いた。
聞くとレインは意識が朦朧としているのか返事がなかった。
「しかたない・・・・・・・・よっと」
俺はレインをソファーに横にした後、ベットに移し横たわらせた。
「ふぅー。俺もそろそろ寝るとするかな」
俺はそのままレインを横たわらせたベットに横になり、
「お休み、レイン」
寝ていてあどけない顔をしているレインに軽くキスをして寝た。
~レインside~
「んっ・・・・・・・よっと・・・・・・」
わたしは軽く伸びをしたあと現在の状況を確認した。
すぐ目の前にはキリトくんの寝顔がある。
キリトくんの顔は女顔で寝ていると余計にそう思った。
「確か昨日、いつの間にか寝ちゃったみたいだね」
そして自分がベットにいることを確認した。
「キリトくんが運んでくれたのかな?」
わたしは朝食の準備をするためベットから抜け出し、何時もの服に着替えた。
「ふふ。キリトくんの寝顔可愛いな~」
わたしは着替え終わった後しばし、キリトくんの寝顔を見、キリトくんの口にキスをした後こっそり。
キリトくんを起こさないようにそっと部屋から出ていき1階に降りていった。
"さてと、今日のボス討伐戦頑張らないとね♪"
わたしは気合いの満ちた表情で階段を降りていった。
どうもソーナです。
今回は少々短くてすいません。
前回に引き続きキリトとレインのイチャイチャが多いです。
次回はボス攻略戦。
それではまた次回お会いしましょう。