ソードアート・オンライン 黒の剣士と紅の剣舞士 二人の双剣使い 作:ソーナ
プログレッシブと被っているかも知れないです。
誤字脱字があったらごめんなさい。
俺達五人は昨日の騒動から一夜明けて会議が行われた場所に来ていた。
俺達はいつもの服装だがアスナはフードを被っていた。理由は「見られたくないから」らしい。
「ねぇ。キリト君昨日起きた事覚えてないの?」
とレインがそう聞いて来た。
「そうなんだよ、レイン。昨日アルゴが部屋に来たのは覚えているんだけどそこから先が覚えてないんだよ。って、あれアスナさんどうして震えているんですか?」
「これは震えじゃないわよキリト君。怒りと恥ずかしさを表しているのよ」
「まぁ、アスナちゃん。キリト君覚えてないみたいだから水に流して上げたら?」
「うん、そうだね」
「ダメよレインちゃん、ユウキちゃん、ランさん絶対後で責任取らせてあげるわ‼」
「ん?四人とも何の話をしているんだ?」
「「「「何でもない(よ)(わ)(ですよ)」」」」
「そうか」
と言うとレインがこっちに来て
「私は何があってもキリト君の味方だからね」
と言って離れて言った。
「?一体何だったんだ?」
と言う会話をしているとディアベルが壇上に現れた。
「皆、今日は誰だれ一人と欠ける事なく参加してくれてありがとう。もう俺から言う事は1つだけだ・・・・・勝とうぜ!!」
この言葉によって全体の士気が上がった。
この言葉の後俺達全員はボスの待つ迷宮区へと移動した。
俺達は最後尾でアスナにスイッチとポットの意味を教えていた。
「なるほど、スイッチとポットの意味は理解したわ」
「後《ルインコボルド・センチネル》は頭と身体を金属鎧で覆っているからほとんどの攻撃が届かないから喉元を狙うんだ。俺やレイン、ユウキ、ランがソードスキルで奴の攻撃を跳ね上げたらアスナはスイッチして《リニアー》を喉元に放ってくれ。俺達も最大限のサポートはする。後俺達の装備している武器は現時点では最強クラスだがここはデス・ゲームの中だから気を抜かずに注意してくれ‼ボス攻略では自己判断能力が重要だからな。忘れないでくれ‼いいな!」
「わか(ったわ)(ったよ)(りました)」
現時点で俺達が装備している武器レイン、ユウキ、ランの片手剣は俺と同じ『アニール・ブレード+6』、アスナは細剣の『ウィンド・フルーレ+4』を装備している。
ボス攻略の話をしているとあっという間にボス部屋前にたどり着いた。
装備の最終確認が終わるとディアベルから「行くぞ!!」と言う号令がかかった。
「お前ら、絶対に死ぬなよ」
「「「「了解‼」」」」
「俺達も行くぞ」
こんなに広かっただろうか。俺はβ以来のボス部屋にそう感じていた。部屋は奥に向かって延びている、長方形の空間だ。だがここまで広いと撤退するときが大変だと思った。
扉に背中を向けて行ってしまったら相手からの長射程のソードスキルを喰らってしまいディレイ、スタン、クリティカルヒットを浴びてしまうからだ。瞬間的な転移が可能な転移結晶は高価な物なので最初から使う人はいないと思っていながら前に視線を凝らすと前方の部隊がもうすでに部屋の半分を切っていた。突入隊が半分を伐ったとたん奥の玉座からボスモンスター《イルファング・ザ・コボルドロード》が出現した。それに伴って左右の壁の穴から《ルインコボルド・センチネル》がPOPした。
突入隊はこのようになっていた。
鉄板のじみたヒーターシールドを装備した戦槌使いの率いるA隊。その左斜め後方を、斧戦士エギル率いるB隊が後を追う。右にはディアベルとその仲間五人によるC隊と長身の両手剣使いの率いるD隊。更にその後ろをキバオウ率いる遊撃用E隊と長柄武器装備のF隊、G隊の3パーティーが並走する。そして、しんがりに俺達五人のパーティーがいた。
「《センチネル》の数は3体だ打ち合わせ通り行くぞ。俺達の相手は《センチネル》だ。レイン、ユウキ、ラン、アスナこっちだ‼」
四人は頷いてこっちについてきた。
「連携して行くぞ」
俺とレインが《スラント》の斜め斬りで《センチネル》の体制を崩し
「アスナ今だ。スイッチ!!」
アスナとスイッチし《センチネル》の喉元をアスナが細剣スキルの《リニアー》で攻撃する。その後に追撃でユウキとランが攻撃を仕掛ける。
「よし!この調子で行くぞ」
「「「「了解」」」」
闘いは優劣に進んでいた。前方《イルファング・ザ・コボルドロード》を見るとすでにHPゲージは4段の内すでに残り1本と半分になっていた。俺達も順調に《センチネル》を倒していた。
残りの《イルファング・ザ・コボルドロード》のゲージは1本となっていた。
俺は嫌な予感がして《イルファング・ザ・コボルドロード》を見ると嫌な予感は的中してしまった。
腰に装備していた剣がタルワールではなく《野太刀》だった。
「よし!俺がでる‼」
とディアベルが言い前に出た。
何でディアベルはこんなこと言ったんだ?まさかディアベルも元βテスターだったのか?ディアベルは俺を見て笑った気がした。だが《イルファング・ザ・コボルドロード》はすでにソードスキルを発動しようとしていた。俺は急いで全力で
「だ・・・・・ダメだ、下がれ!!全力で後ろに跳べーッ‼」
しかし俺の声は《イルファング・ザ・コボルドロード》の始動させたソードスキルのサウンドエフェクトにかき消された。
発動されたソードスキル カタナ専用ソードスキル、重範囲攻撃《旋車》がディアベルに当たった。
だが直ぐにはディアベルは動かなかった。まさかスタンしたのか?
ディアベルが攻撃を受けて動揺したのか攻撃していたプレイヤーは攻撃を停止してしまっている。
ディアベルが倒れた事によってパーティー全体に大きな影響が出ているようだ。
動ける者はディアベルを助けようとしたが間に合わなかった。
ディアベルは《イルファング・ザ・コボルドロード》の放った床すれすれの軌道から高く斬り上げられたソードスキル《浮舟》を喰らい空中に投げ出された。
それでスタンが解けたのか反撃しようしたが《浮舟》はスキルコンボ《緋扇》に繋げる技で最大防御をしなければならないが初見で防ぐ事は不可能だ。ディアベルは目にも止まらない上、下からの溜め突きを喰らってしまいHPゲージはイエローからレッドへどんどん減っていって止まらなかった。
「おい‼しっかりしろ!」
「く・・・・・キリトさん、後は・・・頼んだ。ボスを・・・倒してくれ」
「あぁ‼わかった。まかせろ‼」
ディアベルは俺の腕の中でそう言いポリゴンの欠片へと散り消滅した。
「何でや。ディアベルはん、何でリーダーのあんたが最初に死んでるんや」
俺はラストアタックボーナスをゲットしようとしたからだ、とは言えなかった。
「へたっている場合か‼」
「なんやと」
「ボスはまだ生きている。それに《センチネル》だってまだ湧いてくるかも知れないんだぞ。お前がしっかりしないとみんなが死ぬぞ‼」
「・・・・あんたはどうするんや」
「決まっているだろ。ボスのLAを取りに行くんだよ」
ディアベルの意思は俺が引き継ぐ。ディアベルは逃げろではなく倒せって言った。
「私も行くよ。キリト君のパートナーだから」
「私も行くわ。パーティーを組んでいるから」
「僕ももちろん行くよ」
「えぇ。私も行きます」
上からレイン、アスナ、ユウキ、ランが言って来た。
「・・・あぁ、頼むぞ。手順は《センチネル》と同じだ。行くぞレイン、アスナ、ユウキ、ラン」
「「「「了解‼」」」」
あの技はまさか居合い切り《辻風》か。
俺は走りながら片手剣基本突進技《レイジスパイク》を発動しボスとの距離を瞬時に積めてボスとのソードスキルを相殺した。
だが完全には相殺出来なかったのかアスナのフード付のケープを僅かに掠めた。それで切れたのかケープがポリゴンとなってアスナの髪がボス部屋の明かりに照らされる。
俺達以外のプレイヤーはアスナを見て静かになってしまった。
俺とレインは縦斬り《バーチカル》を発動させユウキとランは横斬り《ホリゾンタル》を発動させアスナは《リニアー》を繰り出した。
後ろのプレイヤー達にも助けて貰いたかったがHPゲージが回復してないため呼べなかった。今は俺達五人でやるしかないと思った。
どが俺達の連携は16回目で反応が一瞬遅れてしまった。
「しまっ・・・・・」
反応が遅れたためボスのソードスキル《幻月》を喰らってしまいHPが3割ほど削れた。
アスナとランは動きを止めたがレインとユウキは突っ込んでしまった。
ヤバイ。あのモーションはディアベルを殺した《緋扇》だ。
だがそれはレインとユウキを襲う前に止まった。
「おおおっー‼」と言う声が部屋中に響いた。声の主は斧戦士のエギルだった。エギルの放った両手斧系ソードスキル《ワールウィンド》で相殺されボスは大きくノックバックした。
「お前達が、回復するまで支えるぜ‼ダメージディーラーにいつまでも壁役を任せる訳にはいかないからな」
「すまん、頼む」
「命びろいしたよ。大丈夫キリト君」
「あぁ、大丈夫だ」
「「「キリト(君)(さん)大丈夫(ですか)」」」
「あぁ、すまない心配掛けた」
「次の連携で決めるぞ‼」
「「「「了解」」」」
「行くぞ!」
「レインは俺と一緒に《バーチカル・アーク》をユウキとランは《ホリゾンタル・アーク》をアスナは《リニアー》を頼む」
《バーチカル・アーク》はVの字に斬る2連撃《ホリゾンタル・アーク》は横に2連撃のソードスキルだ。
「「「うおおおおッッッッッ‼‼」」」
「「はああああッッッッッ‼‼」」
《イルファング・ザ・コボルドロード》はバランスを崩し身体に亀裂が走りポリゴンとなって消えた。
こうしてアインクラット第1層は一ヶ月掛かったがクリアされた。
レインはゲームと同じでユウキとランはマザーズ・ロザリオ編と同じです。
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