ソードアート・オンライン 黒の剣士と紅の剣舞士 二人の双剣使い   作:ソーナ

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キリトの女装姿、キリコの姿はファントム・バレット編のキリトになります。

ごめんなさい、シリカの経験値上げのクエスト探しは割愛します。


HF編 第70話〈秘密のクエスト?〉

「キリトくん、じゃなかった。ご注文はお決まりですかご主人様♪」

 

「・・・・・・・・」

 

「ご主人様、どうかいたしましたか?」

 

「・・・・・・・・なあ、レイン」

 

「なんでしょうかご主人様」

 

「・・・・・・・何故メイド服を着てるんだ?」

 

「それは、この服がここでの正装だからなのですよ♪似合ってる、かな?」

 

「ああ、と言うか全く違和感が感じられないんだが・・・・・」

 

「やった♪・・・・じゃなかった。ありがとうございます、ご主人様」

 

"なんでこうなったんだ・・・・・ "

 

 

 

原因は数刻前に移る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺の黒歴史がまた一つ増え、レインと夜交わった次の日、朝目を覚ますとすぐ目の前には同じく起きて俺の方に視線を向けているレインがいた。

 

「ふふ、おはようキリトくん」

 

「おはよう、レイン」

 

「今は・・・・・・・まだ、6時だね」

 

レインがウインドウを表示させて時間を調べた。

 

「少し早く起きたか」

 

「どうしようか。二度寝する?それとも・・・昨夜の続きをする?」

 

俺はレインの言葉に少々フリーズしたが、

 

「そ、それはまた今度な。ちょっと外で体を動かして来るよ」

 

レインにそう答えた。

 

「じゃあ、わたしも一緒に行くよ」

 

「オッケー」

 

俺とレインは服を着たあと静かに、他の人を起こさないように外に出た。

一階ではすでにエギルが準備をしていたが、外に行ってくる、と言うと。おう、気を付けてな、と言ってくれた。

朝6時のアークソフィアは靄がかかっており少し肌寒い感じだった。俺とレインは街から少し外れた丘に向かって歩を進めた。

丘に着くとそよ風に吹かれて草木が靡いた。

 

「ふぅ~、この時間に此処に来るのもなんか良いね」

 

「ああ、昼とは違って涼しいからな」

 

俺とレインは草地に腰を下ろして感じたことを言った。

 

「キリトくん、手合わせしない?」

 

「ん?デュエル、じゃなくてか?」

 

「うん。体をほぐすだけだから」

 

「そう言うことならいいぜ」

 

「やった!じゃあ、やろう」

 

「おう!」

 

俺とレインは互いにウインドウを表示させ、愛剣を取り出した。

 

「じゃあ、行くよ!」

 

「何処からでもこい!」

 

レインは双剣を構えた。

こちらも同様に双剣を構える。

 

「やあぁぁぁぁあっ!!」

 

「はあぁあっ!!」

 

俺はレインの突き攻撃を右手の『ブラックローズ・ナイト』で弾く。弾いたレインの右手の『スカーレット・プリンセス』は大きくそれた。

次の瞬間、レインは左手の『レイン・オブ・セイント』で斬りかかってきた。

 

「ふっ!」

 

俺は左手の『ホワイト・ユニヴァース』でそれを防ぐ。

レインの攻撃を防ぐと俺は右手の『ブラックローズ・ナイト』で攻撃する。しかし、それは弾いたレインの『スカーレット・プリンセス』に受け止められる。

 

「・・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・」

 

剣のぶつかる金属音が鳴り響く中、俺とレインは互いの顔を見る。沈黙が両者の間に走る。

俺とレインは互いに剣に力を込める。

やがて同時に拮抗状態を解き一歩後ろに下がった。

 

「やるね、キリトくん」

 

「レインもな。・・・・・・まだ、やるか?」

 

「もちろん」

 

「オーケー。それじゃあ・・・・・・」

 

「「行くぜ(よ)!」」

 

俺とレインは再び剣を衝突させ攻撃を始めた。

レインの双剣を俺の双剣で防ぎ、弾く。俺の剣はレインの双剣に防がれ、弾かれる。

その剣戟の応酬が高速で奏でる。まるで二人で踊っているように見える。

もし、これを見ていた人がいたらこう思うだろう、プレイヤーが出せる攻撃速度ではない、と。

互いにソードスキルは使わず純粋な剣さばきで手合わせを行った。終わらせたのは手合わせを初めてから15分後。

軽く手合わせをするはずだったのにいつの間にか、軽くの域を越え15分もの間やっていた。

 

「「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・・」」

 

俺とレインは手合わせを終えると一緒にその場で横になる。

 

「さ、さすが、だね。キリトくん」

 

「はぁ、はぁ、レイン、こそ」

 

俺たちは互いの息が元に戻るまで待ち、息が元に戻ると。

 

「今日、攻略はどうする?」

 

「77層の攻略をしよう」

 

「オッケー、わかったよ」

 

俺たちは今日の予定を決め暫く横になりながら談笑をした。やがて時間も十分経ったためエギルの店に帰っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

77層の攻略に行ってきた俺とレインは、今回シリカ、ユウキ、ランと一緒に行動した。

 

「ふぅ~、疲れたー」

 

俺はアークソフィアに戻ってきて最初に言った。

 

「うん。やっぱり上層だからかモンスターのレベルも高いね」

 

「ああ。シリカはどうだ?」

 

「はい、みなさんのお陰で今日だけで2つレベルが上がりました」

 

シリカが小竜のピナを肩に乗せていった。

 

「僕も1つ上がったよ」

 

「私は上がりませんでした」

 

「わたしも上がらなかったよ」

 

「俺もだ」

 

俺たちは五人で今日の戦果を分配などしていると不意に、

 

「あ、ごめんなさい。あたしこのあとクエストがあるんです」

 

シリカがそう言った。

 

「えっ、もうそんな時間シリカちゃん!?」

 

すると、それにレインとユウキが反応した。

 

「はい」

 

「嘘、じゃあ早く行かないと。それじゃあキリト、姉ちゃん、また後でね」

 

「ダスヴィダーニャ、キリトくん、ランちゃん」

 

「お先に失礼します。キリトさん、ランさん」

 

3人はそう言うと急いで何処かに行ってしまった。

その場で事情のわからない俺とレインは、それをただ呆然と見送っていた。

 

「シリカだけじゃなく、レインまで・・・・」

 

「ユウキも行ってしまいました・・・・・」

 

「ラン。ユウキからクエストについて何か聞いてないか?」

 

「聞いてませんね。それ以前にあの子がシリカさんとレインさんと一緒にクエストを承けていること事態初めて聞きました。キリトさんは?」

 

「ああ、俺も初めて聞いた」

 

俺とランはレインたちが行った方を見て、

 

「後を付けてみるか」

 

「後を付けてみましょう」

 

同時に同じことを言った。

俺とランは同時に言うと顔を見合わせて笑った。

 

「ふふ、キリトさん。今は和人さんでいいですか。和人さんもですか」

 

「はは、それは藍子もだろう」

 

俺はランが和人と言ったので俺もランのことを藍子と呼んだ。

 

「じゃあ、後を付けましょう」

 

「そうだな」

 

俺と藍子はレインたちの後を尾行・・・・・・ではなく付いていくことにした。見つからないように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん、あれは・・・・・・・ラム?」

 

俺は道中、壁から通りを見ているラムの姿が目に入った。

 

「ほんとですね。何してるんでしょう?」

 

「さあ?」

 

俺と藍子は壁に隠れているラムに声をかけた。

 

「ラム、何してるんだ?」

 

声をかけるとラムは驚いたように瞬時に後ろを向いた。

 

「き、キリトにランさん!。何故此処に!?」

 

「レインたちを付けてきたんだけど、ラムはなんで此処に?」

 

「俺はリーザの後を付けて」

 

「リーザ?」

 

「リーザさん?」

 

「あ、そう言えばさっきリーザがレインさんたちと一緒にあの店の中に入って行きましたよ」

 

「「えっ?」」

 

俺と藍子・・・・・・・今はラムがいるからランとして。俺とランはラムの指差した店を見た。

 

「これは、喫茶店・・・・・か?」

 

「さあ?」

 

「店の名前は・・・・・・・『あい☆くら』?」

 

「「はい?」」

 

俺が店の名前を言うとランとラムは同じ言葉を発した。

 

「キリトさん、もう一度お願いします」

 

「・・・・・・『あい☆くら』」

 

「『あい☆くら』・・・・・ですか」

 

「何か怪しい店ですね」

 

「怪しさ満々の気がするけどな」

 

「中に入ってみます?」

 

「そうだな」

 

「ええ」

 

ラムの問いに俺とランは店の中に3人で入ることにした。

 

ガチャ!

 

俺とラン、ラムは店の中に入ると、

 

「「「「お帰りなさいませ、ご主人様、お嬢様・・・・・・??」」」」

 

白と黒で基調したヒラヒラの服。いわゆるメイド服を着たレイン、シリカ、ユウキ、リーザの姿があった。

 

「「「・・・・・・・・・」」」

 

「「「「・・・・・・・・・・・」」」」

 

「やあ・・・・・」

 

「えっと・・・・・・ユウキ?」

 

「り、リーザ・・・・・・?」

 

暫くフリーズしていたが最初に俺たちが口を開いた。

 

「き、キリトくん?」

 

「き、キリトさん?」

 

「ね、姉ちゃん?」

 

「ら、ラム?」

 

「「ちょっと、様子を見に・・・・・・・」」

 

俺とラムがそう言うと。

 

「き、きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!」

 

「いやぁーーーーーーっ!」

 

「やあぁーーーーーーーっ!!」

 

レイン、シリカ、リーザが悲鳴を上げた。

 

「うおっ、ちょ、落ち着け、二人とも」

 

「お、落ち着いてリーザ」

 

「な、なんでキリトくん此処にいるの!?」

 

「いや、レインたちがどんなクエストを承けているのか気になって」

 

「黙っていたのは悪いですけど・・・・・・・後を付けるなんて酷いですよぉー!」

 

レインが聞き、俺が答えるとシリカが答えた。

俺とレイン、シリカの会話を店の中にいるプレイヤーたちが何かを言っているが無視をする。

俺とレイン、シリカの隣でリーザとラムが。

 

『なんでラムがいるの!?』

 

『いや、時々リーザがどっかに行くから気になって』

 

『だからって後を付けないでよ』

 

『そ、それはごめん。でも、言ってくれても良かったんじゃない?』

 

『うっ!そ、それはそれ、これはこれラム、後でお部屋でお話がありますからね!』

 

『えっと、断るってのは』

 

『当然無しですよ!』

 

『はいっ!わかりました!』

 

と、会話していた。

その頃、ランとユウキは。

 

『ね、姉ちゃん』

 

『ユウキ・・・・・』

 

『な、なに?』

 

『なんで此処でクエストをしていることを言わないんですか!』

 

『ご、ごめん』

 

『しかも、メイド服まで着て』

 

『これは此処での正装だから』

 

『私も着てみたいんですよ!』

 

『えっ!姉ちゃんそっち!』

 

『ユウキ、予備のメイド服はないんですか』

 

『た、多分あると思うけど・・・・』

 

『じゃあ、貸して下さい』

 

『えっ、えっと、はい』

 

『では、着替えて着ます!』

 

『う、うん』

 

ランはユウキから何かを受け取った後、何処かに行ってしまった。

それを見ていた俺は、先に席に案内してもらおうと考えた。

 

「あー、取り敢えず席に案内してくれるか?」

 

「「「「あっ」」」」

 

俺の言葉にようやく思い出した四人は俺とラムを席に案内した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なあユウキ、ランは何処に行ったんだ?」

 

案内された俺は椅子に座るとユウキにランの行方を聞いた。

 

「あー、え~と・・・・・・」

 

ユウキが口を濁らせていると。

 

「キリトさん」

 

ユウキの後ろから声が掛けられた。

ユウキの後ろにいたのは。

 

「ラン?」

 

「姉ちゃん?」

 

「はい、そうですよ」

 

ユウキたちと同じメイド服を着たランがいた。

 

「ランちゃん?」

 

「どうかしましたレインさん?」

 

「う、ううん。何かメッチャ似合ってるから驚いただけだよ」

 

「そうですか。キリトさん、どうですか?」

 

「・・・・・・なんでランまでメイド服着てるんだ?」

 

「ユウキから借りたんですよ」

 

「そ、そうか。うん、似合ってるぞラン」

 

「ありがとうございます、キリトさん」

 

俺は素直にランに言うと、ランは嬉しそうにその服装のまま俺の目の前に座った。

ラムは何処かというと。

 

『リーザ、なんでキリトと違う席なんだ?』

 

『え、別にいいじゃないですか。それにランさんもいるんですよ』

 

『ま、まあ、いいけど』

 

『ところでラム』

 

『ん?』

 

『私のメイド服姿どうですか?』

 

『その・・・・・・・か、可愛いよ』

 

『///あ、ありがとうラム』

 

『///う、うん』

 

俺たちの席から1つ離れた場所、というか隣だった。

すると、

 

「キリトくん、じゃなかった。ご注文はお決まりですかご主人様?」

 

「・・・・・・・」

 

「ご主人様、どうかいたしましたか?」

 

「・・・・・・なあ、レイン」

 

「なんでしょうかご主人様?」

 

「・・・・・・何故メイド服着てるんだ?」

 

「それは、この服がここでの正装だからなのですよ♪似合ってる、かな?」

 

「ああ・・・・・・と言うか全く違和感が感じられないんだが・・・・」

 

「やった♪・・・・じゃなかった、ありがとうございます、ご主人様」

 

「ああ」

 

俺はレインのメイド服姿に眼を奪われていた。

なぜなら、シリカやユウキ、リーザのメイド服姿は可愛いと表せるが、レインのメイド服姿は可愛いと言うより綺麗、似合ってると言うものだったからだ。

シリカとユウキに可愛いと、言うとシリカはまたフリーズしユウキは照れたようで頬をかいていた

 

「取り敢えず、何か食べて帰るか」

 

「そうしましょう」

 

俺は目の前に座るランとメニューを相談して呼び出した。

 

「ご注文をお伺いいたします」

 

注文を聞きに来たのはシリカだった。

手には伝票とペンらしきものを握っている。

 

「えーと、俺はこの『あい☆くらオムライス』を1つとコーヒーを頼む」

 

「私は『あい☆くらサンドイッチセット』とアイスティーをお願いします」

 

「畏まりました」

 

シリカは手慣れた感じでオーダーを受け取っていくと厨房へオーダーを伝えた。

料理が運ばれてくるまでの間、レインたちの動きを見ていた。

レインは接客と厨房を行き来していて、ユウキとシリカ、リーザは接客や品を運んできたりしていた。

他のプレイヤーからの好評は心配する必要ないくらい良いものだった。

10分後レインとユウキが頼んだ品を持ってきた。

 

「『あい☆くらオムライス』とコーヒーで~す」

 

レインはトレーの品をテーブルに置いた。

 

「『あい☆くらサンドイッチセット」とアイスティーで~す」

 

ユウキも同様にトレーの品をテーブルに置いた。

 

「それじゃご主人様、オムライスにケチャップで愛情を込めさせていただきます」

 

「はい?」

 

俺はレインの言葉の意味が今一分からなかったがレインの行動で理解した。

レインはオムライスの上にケチャップで剣を二本と俺の名前を書いた。

 

「なるほど、オムライスを頼むとそういうサービスがあるんですね」

 

「うん。他にもこう言うサービスのある品があるよ、姉ちゃん」

 

「はい、出来たよ」

 

「サンキュウ、レイン」

 

「ううん。えっと。はい、あーん」

 

「あのレインさん。此処には他のプレイヤーもいるんですけど」

 

「もぉー、いいから。はい、あーん」

 

「あ、あーん」

 

「どう?美味しい?」

 

「・・・・・うん。うまいぞ」

 

「ほんと!良かった」

 

「レインも食べてみろよ。はい」

 

「あ、あーん。・・・・・・・・ほんとだ美味しいね」

 

「だろ」

 

「うん」

 

「「はぁー・・・・・・・・・」」

 

俺とレインの光景を見てランとユウキが呆れたようにため息を吐き出した。

俺とラムはそれぞれ注文した料理を食べ終わるとそのまま『あい☆くら』を後にした。

ちなみにちょうどランが記録結晶を持っていたため、キリト×レイン、キリト×シリカ、キリト×ユウキ・ラン、ラム×リーザ等でそれぞれ写真を撮り、最後に全員で写真を撮った。

その写真データはそれぞれ俺、レイン、ラン、ユウキ、シリカ、リーザ、ラムに渡された。




少し人数を増やしてみました。

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