ソードアート・オンライン 黒の剣士と紅の剣舞士 二人の双剣使い 作:ソーナ
今回は樹海エリアボス、シャドウファンタズム戦です。
それではどうぞ!
俺たちの目の前にいる影のボスモンスターの名前は、BOSS "The Shadow Phantasm"とモンスターの上に表示されていた。
シャドウファンタズム、と読むのであろうボスのHPゲージは3段に設定されている。
「うおおおおおぉぉぉぉぉお!」
俺はシャドウファンタズムとの距離を詰め、双剣で切り裂く。
だが。
「グオオオオォ!」
シャドウファンタズムは自身の影の中へと潜っていった。
「なに!?」
俺はからぶった双剣を構え辺りを見渡す。
「キリトくん、下!!」
「下・・・・・・・はっ!」
俺はレインの声に瞬時に横に飛び去り足元の影をかわした。
その影は先ほど、シャドウファンタズムが姿を表した影と酷似していた。
つまりあれはシャドウファンタズムなのだろう。
影をかわすとシャドウファンタズムが飛び出してきた。
そして俺は瞬時にレインに。
「レイン、今だ!」
「了解!いくよ・・・・・・《サウザンド・レイン》!!」
レインはあらかじめ決めていた事を実行した。
それは初端を≪多刀流≫最上位ソードスキル《サウザンド・レイン》で牽制と攻撃、その間に俺とフィリアで接近しタゲと攻撃を得ること。
これがここ最近のボス攻略に対する俺たちの攻撃スタイルだ。
最初にレインの遠近両方のソードスキル《サウザンド・レイン》、そのつぎに俺たちの攻撃、これにより今までより比較的に攻撃戦法がよくなっている。
《サウザンド・レイン》を喰らったシャドウファンタズムは悲鳴をあげ、動きを止める。
「ぜあっ!」
「やあぁぁ!」
その間に俺とフィリアで攻撃をする。
俺は正面から≪二刀流≫ソードスキル《ローカス・ヘクセドラ》7連撃、フィリアは側面から短剣ソードスキル《インフィニット》5連撃。
《サウザンド・レイン》と合わせて今の攻撃で総HPゲージの1割弱を減らしていた。
「続けて行くぞ!」
俺はソードスキル後の技後硬直が解けた二人に向かって言った。
「「了解!」」
フィリアは短剣を構え直し、レインは俺たちのところに来ていった。
シャドウファンタズムは吠えると俺たちに攻撃を仕掛けてきた。
俺たちは噛み付き攻撃をかわし側面を切り裂く。
「グオオッ!」
シャドウファンタズムは攻撃力も少々高いがそれ以前に素早さが高い。
あちこちを移動し攻撃してくるため俺たちはHPを減らす事が難しかった。
俺たちは、シャドウファンタズムが動きを止めている間に攻撃をし、レインの≪多刀流≫ソードスキル《ローディエント・ルージュ》6連撃の追加効果で素早さが低下するデバフを与えたため攻撃が与えやすくなった。
その後も着々とHPを減らし変化が起こったのは総HPゲージが半分になったところだった。
「ん!?」
「なに!?」
「えっ!?」
シャドウファンタズムが動きを止めたかと思いきや体のあちこちに突き刺さっていた半透明の杭が音をたてて砕け散ったのだ。
更にそれに伴いシャドウファンタズムの体のあちこちから不気味な禍禍しいオーラが出てきていた。
しかも体が半分に開いた?。
「な、なにあれ!?」
「恐らくHPゲージが半分になると、体のあちこちに突き刺さっていた杭が砕けああいう風になる仕組みなんだろう」
「ってことはあの杭ってもしかして・・・・・」
「ああ、恐らく封印杭だろう・・・・・・」
「つまりそれって・・・・・・」
「ああ・・・・・・・攻撃パターンが変わってくるぞ・・・・・しかもステータスが上がっているだろうな」
「ま、まずくないそれ・・・・」
「わからない。とにかくアイツの攻撃には気を付けてくれ状態異常やデバフが来るかもしれない!」
「了解!」
「わかったわ!」
俺たちがシャドウファンタズムの変わった姿を見て会話し終わると、シャドウファンタズムが攻撃を仕掛けてきた。
「!?二人とも、回避!」
「「!」」
俺たちは慌ててその場を離れた、するとその場所を大きな口で攻撃をしてきた。
「うそっ!」
「!フィリアちゃん!」
回避したフィリアの足元には影があった。
「うっ!」
足元の影を踏んでしまったフィリアはダメージを受けてしまっていた。
しかもその影の攻撃でフィリアのHPゲージにスタンと出血アイコンが表示されていた。
スタンによりフィリアはしばらく動けないのに加え、HPは対して減ってはいないのに対して出血デバフによりHPが少しずつ減っていく。
「レイン、フィリアを頼む!」
「わかったよ!」
レインにフィリアを頼み、俺は攻撃を仕掛けてきたシャドウファンタズムをかわし攻撃をする。
「はあああはぁぁぁあ!」
俺は≪二刀流≫ソードスキル《デブス・インパクト》5連撃を繰り出す。
《デブス・インパクト》の追加効果でシャドウファンタズムに防御力低下のアイコンが表示された。
ソードスキルが終わった俺にシャドウファンタズムは前足で切り裂いて来ようとした。
だが俺は技後硬直終了後、体術スキル《仙衝》による蹴りを放ち後ろに移動した。
後ろに移動した俺のもといた場所をシャドウファンタズムの前足の爪での切り裂きが誰もいない虚空を切り裂いていった。
「ぜあああぁぁぁぁあ!」
虚空を切り裂いていった後を俺は片手剣ソードスキル《ヴォーパル・ストライク》単発重攻撃で貫く。
「グオオオオォ!!」
シャドウファンタズムは悲鳴をあげ、影の中に潜り込み奥に再び現れた。
「キリトくん、お待たせ!」
「レイン。フィリア大丈夫か?」
「う、うん。ごめんキリト」
「大丈夫だ、今は目の前のボスを討伐することにだけに集中しよう。二人とも、準備はいいか?」
「もちろん!」
「うん!」
俺は状態異常から回復したフィリアと合流し、シャドウファンタズムに攻撃を仕掛けた。
封印の杭が無くなったからなのかシャドウファンタズムの素早さが今まで以上に早くなっていた。
しかもシャドウファンタズムの攻撃はほとんどが出血デバフを与えるため後方に下がり止血結晶等アイテムを使って回復をした。
一人が回復している間は二人で交互にシャドウファンタズムのタゲを取った。
だがアイテムも無限にあるわけではなく徐々に無くなっていった。
ここで問題があるのが俺たちのスキル構成だ。
俺とレインは攻撃特化型、フィリアはやや素早さ特化型。つまり3人ともタンクの仕様じゃないのだ。それ以前にアークソフィアにいる俺の仲間もタンクはエギルとリズだけだ。
いくら互いに回復をサポートしているとはいえ回復がままならないのは確かだ。
その繰り返しが長く続き戦闘を開始してすでに二時間を過ぎていた。
シャドウファンタズムのHPゲージは残り一段の半分になっていた。
「あと少しよ!二人とも集中していくよ!」
「わかってる!」
「了解!」
フィリアの掛け声に俺とレインは双剣で切り刻みながら返事をする。
「グオオオオオオオオオオオオ!」
「っ!?させるか!うおおおおおおおおおっ!!」
俺は影に潜ろうとするシャドウファンタズムに片手剣ソードスキル《サベージ・フルクラム》重攻撃3連撃を与えた。
「グオオオ!」
「キリトくん、スイッチ!」
「わかった、スイッチ!」
重攻撃によりノックバックが発生しているためシャドウファンタズムは動けないでいる。
そこに俺とスイッチしたレインが攻撃をする。
「やあああああああぁぁぁあ!・・・・・・・・《マテリアル・・・・・・・・・イグニッション》!!」
レインはソードスキル名を出して両の剣をシャドウファンタズムに向かって切り刻んでいく。
しかもレインのHPバーに全ステータス上昇のバフが表示されている。逆にシャドウファンタズムには全ステータス低下のデハフのアイコンが表示されていた。
「グオオオオオオオオオオオオ!!!!
シャドウファンタズムの悲鳴が鳴り響くなかレインは双剣をふるい一撃、二撃、三撃と攻撃を与える。
シャドウファンタズムのHPバーは徐書に減っていく。
「俺もやるか。フィリア、レインの攻撃が終わったらスイッチしてブレイクポイントを作ってくれ!」
「わかったわ!」
俺は今のでは全てのHPゲージが削りきれないと判断しフィリアにレインとスイッチをしてブレイクポイントを作るように頼んだ。
やがて、20数連撃にもおよぶソードスキルを出したレインとフィリアがスイッチをした。
「レイン、スイッチ!」
「わかった、スイッチ!」
「やあぁぁあ!」
フィリアはレインとスイッチをし短剣ソードスキル《グラビィティ・マグナム》重攻撃4連撃を放った。
《グラビィティ・マグナム》によりシャドウファンタズムはスタンが発生し動けなくなる。
シャドウファンタズムのHPゲージは残り2割。
「キリト、今よ!」
「おう、スイッチ!これで決める、はああああああああっ!」
フィリアとスイッチし俺は≪二刀流≫最上位ソードスキル《ロストオブ・エンデュミオン》22連撃を放つ。
ソードスキルを放つと同時に俺のHPバーににレインと同じように全ステータス上昇のバフアイコンが輝き、シャドウファンタズムには全ステータス低下のデハフがかかった。
俺の双剣はシャドウファンタズムの体を切り裂き、突き刺していく。
「グオオオオオオオオオオオオ!」
「ぜあああぁぁぁぁあ!」
そして最後の両の剣での凪ぎ払いによりシャドウファンタズムはHPを0にし雄叫びをあげるとポリゴンの欠片へと爆散していった。
シャドウファンタズムが消え去るとそこには、『congratulation!』とかかれたシステムウインドウと戦闘の余韻が漂った。
久しぶりに戦闘シーンを書いて大変でした。
キリトとレインのもうひとつのオリジナル最上位ソードスキルを出しました。
感想や何か書いてほしいリクエスト等ありましたらお教えください。
※R18は難しいので、と言うか書けないのでご了承くださいですわ。