ソードアート・オンライン 黒の剣士と紅の剣舞士 二人の双剣使い 作:ソーナ
前回の投稿から約1週間も立っていました。
次回は早く投稿出来るようにします。
浮遊遺跡エリア バステアゲート遺跡塔・外壁
「うわぁ~~。高いねここ」
「そうだな。て言うかあまり端っこに行くなよレイン。落ちてもしらないぞ」
「大丈夫だよ~」
「やれやれ」
「もしかして呆れられてる?」
今、俺たちがいる場所は『バステアゲート遺跡塔・外壁』だ。
約8日前、Poh率いる〈ラフィン・コフィン〉の残党を見つけた後、俺たちは彼らを警戒しながら橋の封印を解くためのアイテムを探していた。
その2日後、『隠れ潜んだ宝物庫』の大部屋にて『飛竜の王玉』を白銀の宝箱から入手出来た。『隠れ潜んだ宝物庫』は何故かミミックが多くフィリアのスキルがなければ無理だったかもしれない。
更にその2日後には第79層のボス攻略戦が行われた。
第78層を攻略したのが5日前なので攻略速度が早いことがわかる。
第79層のフロアボスの名は《ザ・トライテンペスト》3つの首を持つ銀色の蛇が相手だった。
このボスは攻撃範囲が広く攻撃を避けるのが大変だった。何故なら麻痺や毒に一定の確率でなるブレスや、360度全範囲を尻尾で凪ぎ払う攻撃、3つの頭で噛みつく攻撃があったからだ。
特に厄介だったのが状態異常になるブレス攻撃だ。
毒は結晶や解毒POTを使えば回復するが麻痺は時間経過で回復するしかないからだ。
そして今回、新たにユニークスキルが出現した。
ユニークホルダーはアスナ、スキル名は≪神速≫。そのスキルを使用したアスナは、自身の二つ名である《閃光》のように素早くボスを翻弄し刺突、斬撃を繰り出し切り刻んで行った。
最後はアスナの目覚めたばかりのユニークスキル。≪神速≫のソードスキルによって撃破された。
第80層に上がると色々とハプニングがあったがそれはまた後日。
そして昨日、浮遊遺跡エリアの『竜の巣』にて『飛竜の王玉』を使用し奥に進むとそこにはNM《ターミネートドラゴン》がいた。俺、レイン、フィリア、ユウキ、リーザの5人は《ターミネートドラゴン》と戦闘し辛くも勝利した。ドロップアイテムからは『「貴重品」竜王の証』を獲得し、それがあの封印を解くためのキーアイテムだと判明すると俺たちは翌日封印を解除し塔の探索を行うことにした。
そして今日。今日のパーティーは俺、レイン、フィリアの3人だ。
封印を解除した俺たちは『バステアゲート遺跡塔』の探索を開始し3時間後、今に至る。
「この上にあのドラゴンがいるのね」
フィリアが塔の外壁を見て言った。
「恐らくな」
「それじゃあ、少し休憩してあのボスを倒しに行っちゃお」
「レインはなんか何時も以上に元気ね」
「あははは・・・・・・フィリアも落ちるなよ」
「わかってるわ」
俺たちはその場で小休憩しあのドラゴンへと対峙しに向かった。
バステアゲート遺跡塔・頂上
「ついた~」
「ちょっと長かったわね。この螺旋階段」
「あはは。まあ、景色が良くて良かったじゃないか」
「それもそうね」
「・・・さてと」
俺たちは頂上に着くと階段から円型の屋上に入った。
その時。
「ギャアアアアアア!!」
上空からドラゴンの声がしてきた。
天を見ると、封印された橋で見たドラゴンがいた。
「遂に会えたな・・・・・・レイン、フィリア戦闘準備!」
「「了解!」」
俺たちはそれぞれ双剣と短剣を抜刀し構えた。
すると宙に樹海エリアの時と同じシステムウインドウが表示された。
ホロウ・ミッション 浮遊遺跡エリアボス討伐
場所:バステアゲート遺跡塔 外壁
クエスト名:空を統べる王者の剣
討伐ボス:刃竜ゾーディアス
今俺たちの目の前にいるボスドラゴンの名前はBOSS"Zordiath Tha Blade Dragon"と表示される。
HPゲージは3段だ。
「よし!戦闘開始だ!」
「「了解!」」
俺たちはホロウ・エリアでの2体目のボスを討伐戦を開始した。
「ギャアアアアアア!」
「はあっ!」
俺は初手として腰に差してあるピックを3本抜き取り宙にいるゾーディアスの眼と羽を狙って投擲スキル《シングルシュート》を発動させた。
だが。
「ギャアアアア!!」
俺の放ったピックはゾーディアスの風により当たらず地面に落ちた。
「くそっ。やっぱ投擲じゃムリか」
「ああも動き回られてたら《サウザンド・レイン》を使っても当たらないかも」
俺たちはゾーディアスに迫りながら会話している。
ゾーディアスの速さは樹海エリアボス、シャドウファンタズムより少し劣るが高機動型で空を縦横無尽に駆け巡るため攻撃が与えずらい。
「ギャアアアアアア!」
「二人とも回避!」
「「!」」
空に上がり突進してきたゾーディアスの攻撃を俺たちは左右に別れて避ける。
「ぜあっ!」
俺はすれ違い様に右の剣でゾーディアスの羽を切りつける。
「ギャアアアア!」
「固い!流石ドラゴンと言うことか」
俺の攻撃は羽を掠め鱗の一部分を切りつけた。
「・・・・・・手っ取り早くアイツを地に堕とした方がいいか?」
「いやいや、キリト。そんなの出来たら苦労しないって」
俺の考えを冷静にフィリアが答える。
「ギャアアアア!」
ゾーディアスは尾の刃で攻撃を仕掛けて来た。
「はああっ!」
俺はゾーディアスの攻撃を左右の剣でいなし弾く。
「今だ!」
「やあああああっ!」
「せえええええぃ!」
左右からレインとフィリアがソードスキルを放つ。
レインは≪多刀流≫ソードスキル《ローディエント・ルージュ》6連撃範囲技をフィリアは短剣ソードスキル《シャドウ・ステッチ》7連撃を放つ。
更にレインの放った《ローディエント・ルージュ》の追加効果でゾーディアスのHPゲージに素早さ低下のデバフアイコンが現れた。
この攻撃によりゾーディアスは全体の1割ほどHPゲージが減った。
「ギャアアアア!」
ゾーディアスは悲鳴を上げ再び高く舞おうとした。
が。
「予想通りだ!ぜあああああっ!」
俺は片手剣上位ソードスキル《ハウリング・オクターブ》8連撃を繰り出した。
背中に俺のソードスキルを喰らい、ゾーディアスは地に倒れ付した。
そして、その隙を逃す俺たち3人じゃない。
「せりゃああああ!」
ゾーディアスが地に倒れ付したところをレインが片手剣上位ソードスキル《エヴァーティング・ストライク》7連撃で攻撃。
それに続いてフィリアが短剣上位ソードスキル《インフィニット》5連撃を放つ。
フィリアの《インフィニット》が終わるとゾーディアスは羽を広げ空に浮こうとする。
「はあああああっ!」
そしてそこに丁度技後硬直から回復した俺の片手剣上位ソードスキル《ヴォーパル・ストライク》単発重攻撃が命中する。
「ガッアアアア!!」
ゾーディアスは苦しい悲鳴を上げ宙に飛んだ。
「ふぅ~。今ので全体の3割は削れたか」
俺はゾーディアスのHPゲージを見てそう呟いた。
ゾーディアスのHPゲージは3段あるゲージの3段目を残り1割程度までに減らしていた。
「やっぱり空を翔んでいる相手ってのはキツいね」
隣のレインがそう言ってきた。
「ああ。どうにかして落とせたらいいんだが・・・・・・」
「ん~。出来るかなアレ?」
「アレ?」
「うん。まあ~、レインちゃんにおまかせあれ!」
「そうか。じゃあ、頼むぞ」
「オッケー」
俺は繰り出されてきたゾーディアスの攻撃が避ける。
ゾーディアスの尾の刃の攻撃は片手剣ソードスキルと似たような感じの攻撃のため何とか避け、ダメージを与える事が出来た。
戦闘開始から約1時間後、ゾーディアスのHPゲージが全体の半分をきった。
すると。
「ギャアアアア!ガッアアアア!!」
ゾーディアスは体に紫色の怪しげなオーラをあちこちに纏い雄叫びを上げる。
「あれは・・・・・」
フィリアが攻撃を止めゾーディアスを見上げる。
「恐らく樹海エリアのボスと同じじゃないか?HPゲージが半分になったら封印が解かれるとか」
「なるほどね。ってことは攻撃力や素早さが高いと見て良いのかしら?」
「そう考えるのが妥当だろうな。・・・・・・・来るぞ!」
「ギャアアアア!」
ゾーディアスがこちらに向かって突進攻撃を仕掛けてきた。
「!?」
「は、速い!?」
俺たち間一髪でゾーディアスの攻撃を避けた。
ゾーディアスの速さは先程より速くなっていた。
「!くっ!」
更に追い撃ちをかけるかのように尾の刃で俺を切り裂いてこようとしてきた。
瞬時に俺は双剣を構えてガードした。
「今だ!キリトくん、暫く耐えて!」
「わかった!!」
「キリト手伝うわ!」
「頼む!」
俺の手伝いにフィリアが短剣を構えてゾーディアスを攻撃する。
その隙にレインはゾーディアスに近よりその背に飛び乗った。
「な、なにを!?」
「どうするつもりだレイン」
俺とフィリアはレインの行動がわからず疑問符を頭に浮かべる。
「とりゃあああ!」
レインはゾーディアスの背に飛び乗ると更にジャンプをし高く舞い上がった。
そのままレインは双剣を広げ構えた。
「あの、モーションは・・・・・なるほど、そう言うことか。フィリア、後ろに下がれ!」
俺はレインのやることが分かりすぐに立ち退いた。
「わ、わかった!」
俺とフィリアが立ち退くと直後、上空から。
「行くよ!!やあああああっ!・・・・・・・《サウザンド・レイン》!!」
レインの声とともに蒼い輝きを放ちライトエフェクトを纏わせながらゾーディアスの全体に数多の剣が降り注いできた。
「ギャアアアア!ギャアアアア!」
ゾーディアスは降り注ぐ剣を避けようとするが逃げ場所はなく体に次々と剣が貫かれる。
その光景に俺とフィリアは。
「・・・・・・予想していたとは、いえこれは・・・・・・・」
「・・・・・・ちょっと無茶しすぎじゃ」
唖然とするしかなかった。
剣の雨にゾーディアスは次々と貫かれHPゲージは残り1段にまで減っていく。
だが、HPの減少は微々と減っていく。
しばらくして剣雨が止むとゾーディアスは体を地についていた。
ゾーディアスの羽はボロボロに切り裂かれており浮いてはいるが速くは動けそうにはないようだ。
「やった!って、キャアアアアアアアア・・・・・・・・」
「よっと」
俺は空から攻撃を終え落ちてきたレインをお姫様抱っこで受け止めた。
「全く、無茶しすぎだよレイン」
「ごめん」
「だけど今は目の前の敵に集中するぞ」
「わかってるよ♪」
「じゃあ、行くぞ!」
「うん!」
俺たちは剣を構え攻撃を始めた。
結果的にはレインの攻撃のお陰で攻撃はしやすくなったがゾーディアスは突風攻撃やブレス、刃での攻撃を仕掛けてきた。
特に厄介だったのが突風だった。
ブレスはかわして、刃の攻撃は避けたり、パリィ、ソードスキルによる相殺で対処出来た。
だが、突風はゾーディアスの両翼による攻撃で近づいても弾き飛ばされたりして近づくことが難しかった。
だが途中でこれによる対処も出来たので攻撃出来た。
そして戦闘開始から約2時間も過ぎ、ゾーディアスのHPは残り1割にまで落ちていた。
「ガッアアアア!ギャアアアア!」
ゾーディアスは突風た刃の攻撃を掛け合わせたりしてくるが隙が大きいため着実にHPを削っていった。
「ぜあああああっ!」
≪二刀流≫ソードスキル《ローカス・ヘクセドラ》7連撃の追加効果によりゾーディアスのHPゲージに麻痺のアイコンが表示される。
既にゲージには、速度低下、防御低下、攻撃力低下のデバフアイコンが輝いている。
「ガッアアアア!!」
ゾーディアスは麻痺により動けずにいた。
「これで決める!」
「行くよ、キリトくん!」
「ああ!」
俺とレインがそれぞれ言うといきなり視界にシステムウインドウが現れた。
「「!!??」」
表示されたウインドウには。
ユニークスキル≪シンクロ≫解放
≪シンクロ≫スキル及びソードスキル解放 使用可能
使用可能ソードスキル
《クロス・グレイブ》2連撃
《スターダスト・ロンド》10連撃
使用可能スキル
《共鳴(レゾナンス)》
と書かれてあった。
「ユニークスキル・・・・・」
「≪シンクロ≫」
「「これが」」
「俺たちの・・・・・」
「私たちの・・・・・」
「「新しい能力!」」
俺とレインは互いの顔を見て頷きウインドウに表示されている、≪シンクロ≫をスキルスロットにセットした。
「フィリア、後は任せろ」
「フィリアちゃん、後は任せて」
「えっ?う、うん」
フィリアは頷くと俺とレインの後ろに移動してきた。
「行くぞレイン!」
「うん、キリトくん!」
そして俺とレインは互いの手握り同時に言う。
「「共鳴(レゾナンス)!!!」」
俺とレインは双剣を構え直しゾーディアスへと向かって走っていく。
「「ハアアアアアアっ!《スターダスト・ロンド》!!」」
瞬時に距離を詰めた俺とレインは早速≪シンクロ≫ソードスキル《スターダスト・ロンド》10連撃を放った。
「ギャアアアアアア!!」
ゾーディアスは俺とレインに攻撃してくるが、狙いが定まらず掠りもしない。
俺とレインは双剣で切り裂き、舞い踊るかのようにしてゾーディアスを斬りつけていった。
ゾーディアスのHPゲージは残り5%ほど俺とレインはもう1つのソードスキルを使った。
「「《クロス・・・・・・・・グレイブ》!!」」
≪シンクロ≫ソードスキル《クロス・グレイブ》2連撃を放つ。
俺とレインの一撃によりゾーディアスは体に×みたいな傷をつけられ動きを止めた。
ゾーディアスのHPゲージは0へとなり、ポリゴンへと爆散していった。
後にはポリゴンの中に佇む俺とレインの姿があった。
本当は《サウザンド・レイン》を放ったあと《ヴォーパル・ストライク》で貫こうかなと思ったんですがなんか変だなと思い止めました。
感想などお待ちしてます