ソードアート・オンライン 黒の剣士と紅の剣舞士 二人の双剣使い   作:ソーナ

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後半はタイトルと全く違う内容です。
ご了承下さい。

次回はもっと早くかけるようにします。


HF編 第82話 〈新たなるエリア、グレスリーフの入り江エリア〉

「今度は海・・・・か」

 

「海だね」

 

「海ね」

 

「海ですね」

 

「海だ」

 

俺たちは目の前に広がる光景に口を揃えて言う。

今俺たちは新たに開放されたエリア、『グレスリーフの入り江エリア』の最初のエリア。『グレスリーフの砂浜』にいる。『砂浜』とかかれている通りこのエリアは大半が海で占められ白い砂浜が見える。

今回のパーティーメンバーは俺、レイン、フィリア、ラム、リーザの5人だ。

 

「このエリアの名前は『グレスリーフの入り江』か」

 

「まんまなのね・・・・・・」

 

俺の言葉にフィリアが冷静につっこんだ。

 

「んん~。潮風が当たって気持ちいね~」

 

「そうですね、でも髪がベトベトにならないか心配です」

 

レインは楽しそうに言い、リーザは髪の毛を押さえて言う。

 

「さすがにゲームの中だからそれは大丈夫だと思うけどリーザ?」

 

「ラム、そう言う問題じゃないんですよ。気分の問題です。ラムはもう少し女子の気持ちを考えた方が良いかもしれませんね」

 

「え・・・・・?」

 

「ラム、アークソフィアに戻ったらすぐに私の部屋に来てくださいね」

 

「え~と・・・・・・拒否権は・・・・・」

 

「ありませんよ」

 

「・・・・・・」

 

リーザの言葉にラムは言葉を失った感じでフリーズした。するとレインがリーザに声をかけた。

 

「何々リーザちゃん!ラムくんがどうかしたの?」

 

「いえ、ラムは女子の気持ちがわかってないなと思ったんですよ」

 

「なるほどね~・・・・・でも、それを言うならキリトくんもだと思うよ?」

 

レインの言葉に俺は何故か寒気がした。

フィリアが怪訝そうに俺を見て、フリーズしているラムをどうにかしている。

 

「・・・・確かに。キリトさんもラムと同じく女子の気持ちに気づきませんからね」

 

「そうだ!!リーザちゃん」

 

「なんでしょうか?」

 

「今度、私たちとデートしてみない?」

 

「デート・・・・・・なるほど、ダブルデートって事ですね」

 

「うん♪」

 

「良いですね!やりましょう!」

 

「やったー」

 

そう言うとレインとリーザの二人はこっちを見て。

 

「というわけで・・・・・キリトくん」

 

「ラム」

 

「「今度ダブルデートするよ(しますよ)」」

 

と言った。

それには流石にラムのフリーズも解けた。

 

「あ、ラムのフリーズが解けた」

 

と言うフィリアの声を聞きながら。

 

「レイン、それマジで?」

 

「リーザ、それほんとに?」

 

と同時に聞いた。

 

「「もちろん」」

 

二人は同時にうなずくと輝くような笑みをこちらに見せた。

これには流石の俺とラムも諦めるしかなかった。

 

「あの~。わたしを放置しないでくれる?」

 

「ご、ごめんフィリアちゃん。それじゃあ攻略を始めちゃおう!」

 

「「おーう!」」

 

「「了解」」

 

レインの言葉に女子と男子の声の差があったのは気にしないでほしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アークソフィア

 

ホロウ・エリアの新しいエリア『グレスリーフの入り江』を探索した俺たちは、魚や両生類の敵が多い中なんなく攻略していったが、途中海水により進めないところや、壊せない岩があり難航したがレベルアップをしたりして今日の攻略は終了した。

こちらに戻る際フィリアがどこか心あらずと言う感じだったが聞かないでおいた。

アークソフィアに戻ってきた俺たちは、ポーション等の補給やアイテム調達をしエギルの店に帰っていった。

エギルの店に戻るとクラインとアスナたちが話し合っている姿が見えた。

 

「お、キリト、いいところに来た」

 

「ん?どうした、何かようか?」

 

「今、シノンについて話をしてたんだけどよ。何か思い出したりはしてないか?なんなら知り合いのギルドに、シノンについての情報を集めるように頼んだりも出来るけどよ」

 

「ああ、シノンについてか。俺もみんなに話そうと思ってて・・・・・いいか、シノン?」

 

「ええ」

 

俺はシノンから了承をもらいこの間の夜聞いたことを話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

~Past side~

 

俺は寝付けなく風に当たりに行こうと思い外にでた。

外を歩いていると人気のないベンチにシノンが座っているのが見えた。

 

「どうしたんだ、こんな夜遅くに?」

 

俺は気になりシノンに近づき聞いた。

 

「ちょっと、ね・・・・・・・アンタ、こそこんな時間に何やってんのよ」

 

「いや、寝付けなくてさ。それで夜風に当たりつつ歩いているとシノンを見つけた訳だ」

 

「そう。なるほどね・・・・・・」

 

「寝付けないのかシノン?」

 

「ちょっと・・・・・悪い夢をね・・・・・・・昔の夢・・・・」

 

「昔の夢?」

 

「そう・・・・・・忘れるなってことなのかしら……とにかく夢のおかげでだいぶ思い出したわ」

 

「・・・・・・・・よければ話してくれないか・・・・・?」

 

「・・・・いいわ・・・・・・・でも、驚かないでね・・・・・・私だって戸惑ってんだから・・・・・・・・」

 

シノンは背もたれに寄りかかりながら話した。

 

「私がこのゲーム、SAO・・・・・・・ソードアート・オンラインの事を知ったのはニュースの映像でよ。たくさんの死人が出ていること、首謀者の茅場明彦が捕まってないこと・・・・・」

 

「そうか・・・・・・・だが・・・・どうやってここの世界にシノンは来たんだ?」

 

「それはメデュキボイドのせいね」

 

「メデュキボイド?」

 

「ええ。医療用の機器よ」

 

「まさか、VRが医療に使われるなんて・・・・・・」

 

「続けるわね。私はカウンセリング系のテストだったんだけど・・・・・・・VRMMOはナントカ療法に良い効果ができそうだとか・・・・・・・それでSAOじゃない、もっと無難なVRMMOでアバター作成してカウンセラーを待ってたら急に足下が揺れて・・・・・あと、知っての通りよ」

 

「なるほどな・・・・・・でも、記憶は戻ったんだろ?」

 

「ええ、少しだけね・・・・・・けど、忘れていたかった記憶も思い出したから」

 

「・・・・・すまん」

 

「え?なんで、謝るの?」

 

「話したくない事も話させちゃったから」

 

「・・・・・そう・・・・・・でも私が、アンタたちと出会ったのも何かの運命だと思うわ」

 

「そう思ってくれるなら嬉しいよ」

 

「ええ」

 

「それに、シノンは絶対に死なせない。俺が守ってやる。だから安心しろ」

 

「・・・・・卑怯ね、アンタ。そうやって何時も女の子を口説いてるのね」

 

「ぶほっ!?く、口説くってあのな~」

 

「ふふ・・・・冗談よ」

 

「たっく・・・・・」

 

「・・・・・・すぅ~・・・・・・すぅ~」

 

「やれやれ・・・・・」

 

俺は俺の肩に寄りかかって眠ってしまったシノンを見てそう小さく呟いた。

 

「レインは寝てるだろうし・・・・・仕方ない」

 

俺はシノンを抱えると起こさないようにしてシノンの部屋に向かった。

だが、忘れていたことがあった。それは、俺ではシノンの部屋を開けられないということだ。

それを部屋の前で思いだし、仕方無くランを頼ることにした。

幸いにもまだランは起きており事情を説明して、シノンをランに任せたあと俺は自室に戻った。

何故ランに任せたかと言うと、この中で落ちついており長年の付き合いがあるからだ。

その代わりに今度昼を奢ることになったのだが・・・・・それはまた別の話。

 

~Pastside out~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・そう言うわけで、やっぱりシノンはSAOのプレイヤーではなかったことがわかった」

 

「いまだに信じられねぇな。SAOの外から来たって・・・・・」

 

「・・・・・・・すごい登場の仕方だったから、何か事情があるのかな、とは思ってたけど。凄いわね・・・・・・」

 

「空からいきなり落ちてきましたからね」

 

「カーディナルシステムへと負荷によりいくつか発生したエラーのひとつだと思います。ネットワーク上のナーヴギア端末を検出してSAOプレイヤーと誤認して、ここに呼び寄せたんだと思います」

 

「・・・・・な、なんだ?その、カーディナルシステムって?初耳だぞ?」

 

ユイの説明にクラインが困惑した表情をしながら聞く。

よく見ればエギル、シリカ、リズ、シノン、リーファが同じような表情をしていた。

 

「え?あ、そ、それは・・・・・」

 

「ヒースクリフさんがそう言っていたんだよ」

 

俺が口を濁らしているとレインが手助けをしてくれた。

 

「そ、そうそう。SAOの基幹プログラムがそんな名前だって」

 

「しかし、そいつは不運だったな。よりによって、こんなゲームに途中参加させられちまうなんてな」

 

「大丈夫だよ、シノのん!」

 

「そうですね!私たちは、絶対にこのゲームをクリアするつもりですから」

 

「うん!そうだよ!だから安心して」

 

「そうだな。とにかく、アスナたちの言う通りだ。俺たちは一刻も早くこのゲームをクリアしなくちゃならない」

 

「そうだね。もたもたしていると、また変なエラーのせいでシノンちゃんみたいにSAOに取り込まれる人が出るかもしれないしね」

 

「ああ。それに、もっとひどいことが起こらないとも限らないしな」

 

「ですね。だからシノンさんは、安心してこの街で待ってて・・・・・・・」

 

ランがシノンにそう言っていると、途中でシノンが話した。

 

「・・・・・・つまり、この世界をクリアしてしまえば全く問題ないのよね」

 

「え?そりゃ、そうだけど・・・・・どうして?」

 

「なら、私もこのゲームの攻略に加わる・・・・・いいかしら?」

 

「「「「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」」」」

 

シノンの台詞に俺たちは息を飲んだ。

 

「ええっ、ちょ、ちょっと・・・・・!」

 

「おいおい、本気かよ」

 

「本気なのシノンちゃん!?」

 

「それは、幾らなんでも危険だよ」

 

「危険なことはわかってる。でも私、やりたいの。ここで膝を抱えて縮こまっていても何も解決しないもの。なら、私も立ち向かわなきゃ」

 

シノンはその瞳に確固たる決意を込めて言っている。

 

「・・・・・・私は、もっと強くなりたい。この困難なゲームをもクリアできるほどに、強く・・・・・・」

 

「で、でもシノンさんはSAOに来たばかりじゃないですか。アスナさんたちに練習させてもらっているとはいえ、レベルもスキルもこの階層で戦うには、辛くないですか?」

 

「いや・・・・んー。アスナ、そこんとこどうなんだ?」

 

「そうね。確かにステータスはまだ低いけど、シノのんは素質があるから」

 

「それって、更に鍛えたら私たちと同じく攻略組に入れるくらいの技量があるってこと?」

 

「そうなるわね」

 

「アスナがそう言うならなんとかなるだろう。よし!それなら俺も攻略の合間にシノンの訓練を手伝うぜ」

 

「あ、それなら私も手伝うよ」

 

「キリト・・・・」

 

「レインさん・・・・・・」

 

「・・・・・キリト君とレインちゃん、完全にゲーマーの目になってる・・・・・」

 

アスナたちが呆れた眼差しで俺とレインを見てくる。

 

「キリト君とアスナさんたちが言うからには、きっと才能があるんだよね、シノンさん」

 

「・・・・・シノのん、ほんとに大丈夫?」

 

「うん、大丈夫だから。あ・・・・・それに、キリトが私のこと守ってくれるって言ってたし」

 

"ミシッ"

 

シノンの台詞に周囲の温度が下がり時が止まった感じがした。

 

「えっ・・・・・・」

 

「ふううううううん」

 

何故か全員俺の方を見てきた。

 

「な、なんだよ・・・・・」

 

「キリト君って、ほんと、そういうこと、さらっと言っちゃうよね・・・・・」

 

「確かにそうですね」

 

「うんうん」

 

何故か全員納得しているなか俺の隣から寒気がした。

 

「!?」

 

横を見ると冷たい微笑を浮かべた姫・・・・・・もとい、レインがいた。

 

「れ、レイン?」

 

俺は恐る恐る声をかけると。

 

「なにかなキ・リ・ト・く・ん?」

 

焦点の合わない瞳で言ってきた。

周りのアスナたちは金縛りのように動けないみたいだった。

 

「あ、あの、ひょっとして怒ってらっしゃいますか?」

 

「別に怒ってないよ~キリトく~ん」

 

「ひっ!」

 

レインの周りに氷の膜があるように冷たい微笑を浮かべながら言ってきた。

まるで、ある本に出てくる、某魔法使いの〈氷の女王〉と言う感じだった。

正直ここまでレインが怒るのは第50層でクラディールが俺に悪口を言い、それに怒った時だろう・・・・・・・たぶん。

 

「・・・・・ま、まあ、キリトの発言はともかく本当に攻略組が増えるならあたしたちも心強いしね」

 

話題を逸らそうとリズがおどおどしながら言う。

 

「じゃ、じゃあ改めて、シノン。一緒に頑張ろーね」

 

「う、うん、キリトとレインもよろしくお願いね」

 

「お、おう!」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

レインはシノンの台詞に無言で小さく頷いた。

 

「さあて、シノンちゃんの話も終わった事だし・・・・・・・キリトくん。ちょっとお話があるからね・・・・・」

 

「れ、レイン取り敢えず落ち着け。なにか変な誤解をしてなかいか?」

 

「え~誤解?そんなことないよ~」

 

「お、お落ち着けレイン、目が全然笑ってないから!」

 

「そんなことないよ~~。それじゃあキリトくん、私の部屋に行こうか~」

 

「・・・・・・・・・はい」

 

俺はおとなしくレインに連れていかれることとなった。

上に連れていかれるときみんなの目が同情のような感じだったのが虚しかった。

そのあとかれこれ三時間ほどお話と言う名のお説教をもらった会話をした俺は、今日はレインと一緒に寝ることを余儀なくされ、レインと交わる事となった。




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