ソードアート・オンライン 黒の剣士と紅の剣舞士 二人の双剣使い 作:ソーナ
今回レインあまり出ません。ごめんなさい
それではどうぞ
第10層迷宮区
この層は、主にゴブリン達が根城にしている迷宮区だ。
俺は一人でここで武器の素材集めるため来ていた。
ここのモンスターは、囲まれても俺の全力のソードスキルで一掃でき、ダメージを喰らっても戦闘時回復《バトルヒーリング》スキルのおかげで長時間潜っていられる。
そんな時俺は、ゴブリンの集団一行から逃げているパーティーを見つけた。俺から見てもバランスの悪いパーティーだった。パーティーは五人編成だったが前衛は盾とメイスを装備した男一人で、後は短剣だけのシーフ型、クォータースタッフを持った棍使い、長槍使いが二人という編成だった。
俺は少し迷ったが手助けをする事にした。
「よろしければ、前衛支えましょうか?」
「すみません。お願いします。もしヤバそうだったらすぐに逃げてもらって構わないので」
「分かりました」
俺はパーティーの前衛に立ちモンスターが来たら上位ソードスキルは使わずに下位のソードスキルのみで戦った。
トッププレイヤーだとばれないようにするためだ。
俺はゴブリン一行を一掃したがこのまま迷宮区の出口まで送ったらほうが良いのかも知れないと思った。
また襲われたら元も子もないからな。
「よろしければ、迷宮区出口まで手伝いましょうか?」
「すいません。ありがとうございます。では出口までの護衛、頼んでも良いですか?」
「はい。分かりました」
それが俺とそのパーティー、《月夜の黒猫団》のギルドリーダー、ケイタとの初めてのだった。
第11層主街区「タフト」NPCレストラン
「ありがとう・・・・本当にありがとう・・・・助かったよ。凄く怖かったんだ。助けてくれて本当にありがとう」
この言葉を言ってくれたのはサチというプレイヤーだった。
「本当に助かりました。ありがとうございます。あのっ、あなたのお名前を伺ってもよろしいですか」
「コンビを組んでいるキリトだ。よろしくな」
「すいません。誰とコンビを組んでいるんですか?あと失礼を承知でお訊きしますがレベルは幾つほどですか?」
「ケイタ、敬語は無しで頼む。コンビを組んでいる相棒の名前は秘密だ。後レベルも秘密だ。すまない」
「そうなんだ。じゃあ、キリト。急にこんなこと言うのは失礼だと思うけど出来たら君達、僕逹のギルドに入ってくれないか?」
「・・・・・ちょっと待って欲しい。相棒にメッセージ送るから」
「分かった」
俺はレインにギルドの事を連絡した。
数分後、レインからメッセージが返って来た。
内容はこうなっていた『ギルドには、入らないけど協力することなら別に構わないよ~。細かいことはキリト君が決めてくれて構わないからね』と書いてあった。俺が《ビーター》であることを気遣ってそう指示されてあった。
本当あいつに何時も助けて貰ってばかりだな。本当あいつとコンビが組めて良かったと俺は思った。
「ケイタ、ギルドには入らないが手助けや、協力事ならしばらく構わないよ」
「そうか。それは助かるよ。それじゃ、しばらくの間お願いしても良いかな」
「あぁ。それじゃこれが俺の連絡先だ、何かあったらここに連絡くれ。それじゃ俺は帰るけど良いか?」
「分かった。今日はありがとう。じゃあまたな」
「あぁ。またな」
第30層主街区「ランベルク」
俺はレインに今日あった顛末を包み隠さず全て話した。
「今日は今話した通り《月夜の黒猫団》を助けたんだよ。
それでレインにも、手助けや協力をして欲しいんだけど良いか」
「うん。勿論私が出来る事なら何でもするよ」
「じゃあ、よろしくな」
第11層「タフト」NPCレストラン
俺はケイタに呼ばれて第11層に来ていた。
レインは今日第23層で素材集めをしていた。
「キリト。すまない、待たせたて悪いな」
「いや、大丈夫だ。それでケイタ今日はどうしたんだ?」
「うん。実は僕逹攻略組の仲間入りしたいんだ」
「何故?俺に聞くんだ?」
「あの迷宮区をソロで攻略出来るから何か知っているんじゃないかと思って」
俺はまさかこんなことを聞かれるとは思わなかった。
「そうだな、多分情報量の差じゃないかな。彼らは効率の良い狩り場や、レア武器等が手にはいる情報を独占しているしな」
まぁ、そこには当然俺も含まれているが。
「なるほどな。でも僕にはそれだけじゃない気がするんだよ」
「と言うと」
「彼らが強いのは意志力が強いからだと思うんだ。仲間を守り、このゲームから全プレイヤーを助けだすという意志の力だと僕は思う。だから攻略組逹は誰も見たことのないモンスターやボスモンスター達に挑戦して勝っているんじゃないかと思うんだ。僕らも今は守ってもらっているけどいつか他の人達を守りたいと思っているんだ。だから彼ららに追い付けると信じているんだ‼」
俺はまさかこのSAOでこんな考えを持っている人がいるとは、思ってもみなかった。
「そうか・・・・・・そうだよな」
俺はこのように答える事しか出来なかった。
「それでキリト。サチを槍から盾持ちの片手剣使いにコンバートしようと思うんだけど、どう思う」
それは無理な注文だなと思った。
「うーん。正直向いてないと思う。俺が助けた時サチは目を瞑ってモンスターと戦っていたんだ。前衛に転向させるのは自殺行為だと俺は思う。出来れば生産職に転向した方が良いと思うんだけど」
「なるほど。そうか。それじゃ前衛に入ってくれる人を探さないとな。キリトが入ってくれると助かるんだが」
「すまないがそれは出来ない」
「大丈夫。分かっているさ。今日はこの事の相談だったんだ。ありがとう、助かったよ」
「いや、構わないさ。また何かあったら呼んでくれ」
「うん。また頼らせて貰うよ。今日ありがとう。またね」
「おう、それじゃまたな」
俺はレインと第30層で合流した。
その夜ケイタからメッセージでサチが居なくなったと受け取った。
俺は第11層に移動し索敵スキルの《追跡》でサチを探した。サチがいたのは第11層の水路の脇でおそらく隠蔽スキルの能力付いたマントを着て隠れていた。
「サチ、なんだこんなところにいたのか。ギルドのみんな捜しているよ」
「キリトは、何でここだって分かったの?」
「何となく勘だな」
俺は索敵スキルはすでにコンプリートしていた。だがそれは口が裂けても言える筈が無かった。
「・・・・・そうなんだ」
やっぱりこの世界で捕らえられモンスターと戦うの日々は怖いんだな。と思った。
「みんな心配しているよ。みんなの所に帰ろう」
「ねぇ、キリト。一緒にどっかに逃げよ」
なにっ!?
「・・・・それは心中しようと言う意味?」
「それも、良いかも知れない」
すまない・・・・・。俺には帰る場所があるから・・・。だから出来ない。
「キリト、私ね、死ぬのが怖い。怖くて此所最近よく眠れないの・・・・。ねぇ、何でこんなことになっちゃたの、何でこのゲームから出られないの。私達を閉じ込めて、茅場は一体何がしたいの。あの人の言っているのは本当なの?・・・こんなことして何の意味があるの?」
それを俺に言われても何も答える事が出来ないんだ。
だから俺が思っている事を言おう。
「多分、意味何て何も無いんだと思う。この世界が出来た時からもう何も無いんだと思う」
「・・・・そうか」
「さあ、サチみんなの所に戻ろう」
「分かった」
俺はケイタにサチが見つかったこと知らせケイタ達と合流してサチを届けた後第30層へと戻って行った。
どうでしたか?
第30層の名前はオリジナルです
感想等お待ちしてます
次回 月夜の黒猫団壊滅