ソードアート・オンライン 黒の剣士と紅の剣舞士 二人の双剣使い   作:ソーナ

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タイトル通りの話ですよ。


HF編 第84話 〈ユニークスキル祭り!?〉

第80層を攻略しホロウ・エリアの攻略も落ち着いたある日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「暇だ・・・・・・」

 

俺はエギルの店の2階にある自室でそう呟いた。

外の天気は晴れており快晴なのだが、攻略には行かず、俺は今自室にいた。

何故なら、アスナ達から無理やり休息をとられたからだ。ちなみにレインも咬んでいたため拒否権はなかった。

どうやら攻略のし過ぎで疲れているだろうと、ユイとレインに相談されてそうなったみたいだ。

そして今の攻略状況は。この間、第80層を攻略し今の最前線は第81層。ホロウ・エリアな方も壊せない岩はリズの助けもあって攻略済み。現在はその奥で見つかった『「貴重品」錆びた鍵』を使う場所を探してる最中だ。

 

「ふぁ~あ・・・・・・眠い・・・・・・」

 

ウインドウを開きスキルやアイテム欄を見てそう言っていると。

 

コンコン

 

「ん?誰だ?」

 

扉をノックする音が聞こえ俺は扉を開けた。

そこには。

 

「こんにちはキリト」

 

「ラム?どうかしたのか?」

 

「いや、暇なら、良かったら俺と訓練でもしません?」

 

「おっ!いいぜ!たまにはラムと訓練するのもいいな」

 

「それじゃあ決まりですね」

 

「あっ!ラム。シノンも一緒でいいか?」

 

「シノンもですか?シノンは確かもうリーザとレインさんとともに特訓中のはずですよ?」

 

「ふぇ!?い、何時からだ?」

 

「確か・・・・・・小一時間ほど前から」

 

「そ、そうか。オッケー、行こう」

 

「はい」

 

俺はラムとともに、レインとリーザ、シノンがいる場所へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

街の外れの草原

 

店から出て15分程歩き、街外れに出た。3人がいるのはこの辺りらしい。

 

「ぜあっ!」

 

「てりゃ!」

 

近くに来ると金属がぶつかり奏でる金属音が聞こえてくる。それと同時に掛け声も聞こえてきた。

姿が見えると。

 

「セアーッ!」

 

「ていっ!」

 

リーザとレインが戦っていた。

 

「・・・・・・・・なあ、ラム」

 

「・・・・・・・・・はい、なんでしょう」

 

「・・・・・・気のせいか。レインとリーザが戦っているように見えるんだが?」

 

「・・・・・・・俺も同じように見えます」

 

俺とラムは目を擦りながらそう互いに聞いた。

 

「何やってんだあの二人は・・・・」

 

俺はそう呟いてラムと一緒に近くによった。

 

「おーい!レイン!リーザ!シノン!」

 

「あ。キリト、ラム」

 

「えっ!キリトくん !?と、おわっ!」

 

「えっ!ちょ、ラム!?う、うわっ!」

 

シノンが俺とラムに気づいて返事を返すと、レインとリーザは驚いたように言うと互いにバランスを崩して倒れた。

 

「だ、大丈夫か?」

 

「大丈夫二人とも?」

 

「いててて・・・・・・・だ、大丈夫だよ、キリトくん」

 

「いたたた・・・・・・大丈夫ですよ、ラム」

 

二人はそう俺とラムに言いながら立ち上がった。

 

「ところで・・・・・・なんで二人とも戦っていたの?」

 

ラムが不思議そうにレインとリーザに聞いた。

 

「ああ。それは・・・・・」

 

「え、え~と。それは、ほら、あれです、あれ」

 

「う、うん。久しぶりにリーザちゃんと手合わせしてたんだよ!アハハ・・・・・」

 

シノンの言葉を遮り、リーザとレインが口を揃えて言ってきた。

 

「そ、そうなんだ」

 

「そ、そうか」

 

二人の雰囲気に、俺とラムは深くは聞かないでおこう、と互いに思ったのだった。

 

「ところで、シノンの訓練をしてるって聞いたけど?」

 

「あ!うん。シノンちゃん才能はあるんだけど・・・・」

 

「"だけど"?」

 

「どう言うこと?」

 

「えーと、なんかぎこちないって言うか、何と言うか・・・・・」

 

「短剣が合ってないみたいなの」

 

レインとリーザがシノンの事を伝えてくれた。

 

「え?そうなのかシノン」

 

「ええ。なんて言うのかしら、その合ってない。というよりなんかしっくり来ない、のかしら?」

 

「んー。だけど短剣以外となるとな・・・・・・」

 

「ですね。う~ん」

 

俺とラムはシノンの武器について考えた。

今シノンが装備しているのはレイン作の短剣『アファニスト・ルーベルス』を使用している。

この短剣は比較的軽く、SAOに来たばかりのシノンでも十分扱える代物だ。

たがシノン当人は、短剣は合ってないらしい。

そうなると、片手剣や細剣、曲刀辺りになるのだが・・・・・。

 

「まあ、その当たりは私とリーザちゃんで相談してみるよ」

 

「すまんが頼む」

 

「うん♪」

 

「さてと・・・・・・・それじゃあラム。早速やるか?」

 

「ええ」

 

俺はラムとともにレインとリーザの場所を変わり相対した。

 

「デュエルでやるか?」

 

「そうですね・・・・・・・・・デュエルでやりましょう」

 

「了解」

 

俺はウインドウを表示させデュエル画面に移動しラムをクリックした。ラムの視界のウインドウには、俺からのデュエル申請が届いているはずだ。

ラムは、幾つか操作するとウインドウをタップした。

両者がデュエルの参加をすると間に60秒のカウントダウンが表示される。

俺は背中から片手剣『ブラックローズ・ナイト』を抜き出す。

ラムは腰から刀『刻蒼華(こくそうか)』を抜く。

俺とラムのデュエルを離れたところからレインたちが見物している。

カウントダウンが10を切った。

意識を戦闘モードへと切り替えラムを見る。

ラムは『刻蒼華』を両手で握り正中線に構える。

そしてカウントダウンが0になりデュエルが開始された。

 

「ふっ・・・・!」

 

先に俺が仕掛けた。

上段からの切り下げをラムは受け止める。金属音が辺りに響き渡った。

鍔迫り合いが続くとラムが仕掛けてきた。

 

「はあっ!」

 

「!?くっ」

 

ラムは力を緩め俺が体勢を崩すと同時に体術スキル《閃打》を放つ。

俺はとっさに変則ガードでそれを受け止める。

 

「あっぶな~」

 

「今のを防ぐなんて・・・・・流石ですねキリト」

 

「いやいや。今のは危なかったよ」

 

俺とラムは互いに少し離れたところで剣を構えながら会話する。

 

「二刀流は使わないんですか?」

 

「あ~、いや~。まあ~、ラムが使ってもいいなら使うけど」

 

「俺は大丈夫なので使っても構いませんよ」

 

「そうか?」

 

俺は『ブラックローズ・ナイト』を地面に突き刺すとウインドウを開き、装備ウインドウからもう1本の剣を実体化させた。

左手で背中の『ホワイト・ユニヴァース』を取り右手で地面に突き刺している『ブラックローズ・ナイト』を取る。

双剣を構えラムと対峙する。

ラムは刀を持っている手の位置を変え立ち住いを直す。

互いに動かずにいると、不意に吹いてきた一陣の風を浴びラムが動いてきた。

 

「てやーあっ!」

 

「ふっ!」

 

「はあーっ!」

 

「せいっ!」

 

俺の双剣をラムは見事に捌いていく。

動き回っているためあちこちで剣撃の音が響く。

俺とラムのHPゲージは少しずつ減っていく。

 

「ぜあっ!」

 

ラムが刀ソードスキル《幻月》2連撃を放ってきた。

俺はそれを≪二刀流≫カウンターソードスキル《スペキュラー・クロス》2連撃で反撃する。

《幻月》の1撃目を反らし、2撃目で受け流して威力を倍にして跳ね返しカウンターを浴びせた。

 

「うわっ!」

 

ラムは《スペキュラー・クロス》をもろに受け後ろに吹っ飛んだ。

《スペキュラー・クロス》を受けラムのHPゲージが5割を下回り、デュエルが終了した。

 

「ふぅ~・・・・・」

 

「あー・・・・・・また、負けた~」

 

「いや。ラムも中々だったぞ。幾つかヤバいところがあったからな」

 

「そうですか?ありがとうございますキリト」

 

俺はラムに近づきラムの手を取って助けた。

 

「お疲れ二人とも~」

 

「また派手に負けましたねラム」

 

デュエルを見てたレインとリーザがポーションを持ってやって来た。

二人はポーションをそれぞれ俺とラムに渡すと。

 

「でも、キリトくん。最後のあれは大人気なかったんじゃない?」

 

「うぐっ!」

 

「ラム、まだまだ精進が必要ですね」

 

「うっ!うん」

 

今のデュエルの感想を言った。

 

「アンタたちってやっぱ凄いわね・・・・・」

 

一緒に見ていたシノンもそう言ってきた。

 

「攻略組ってこんなのが多いの?」

 

「ううん。キリトくんたちが普通じゃないだけだよ」

 

「「「それをレインが言うか((言いますか))!?」」」

 

「あ、あははは・・・・・・」

 

「へえー・・・・・・」

 

レインの台詞に俺、リーザ、ラムが突っ込みシノンは苦笑いを浮かべながらも理解したようだ。

 

「あ、そう言えば、スキル系統について聞きたいんだけど」

 

「そういえば、シノンちゃんも結構スキルスロット増えてるから、色々習得出来るんだっけ」

 

「ええ。試しに幾つか習得したけど・・・・・見てくれない?」

 

「・・・・・え?」

 

「・・・・・はい?」

 

「・・・・・は?」

 

「見てって・・・・・・え?ステータス画面をか?」

 

シノンの言葉に俺たちは言葉を失った。

 

「何より、問題あるの?」

 

シノンは不思議そうに聞いてくる。

 

「ええと、問題はあるって言えばあるんだけど・・・・・・」

 

「シノン、このゲームじゃ自分のステータスを他人に見せないほうがいい」

 

「ええ。レベルやHP、能力値にスキル、アイテムそれらの情報は、相手に大きなアドバンテージを与えることになるんです」

 

「ああ。そんな状態でデュエルにでもなったらまず勝てないし、PK相手なら文字通り致命的な事態にもなりかねないんだ」

 

「・・・・・でも、アンタたち。私にデュエルやPKなんてしないでしょ?」

 

「それはそうだよ!」

 

「当然ですね!」

 

「もちろん、するわけないよ!」

 

「ああ・・・・・」

 

「なら、いいじゃない、ほら面倒だから、さっさと見て」

 

「・・・・・まあ、いいか。でも俺たち以外には絶対に見せないほうがいいからな」

 

「わかってるわよ・・・・・・ほら、ここ」

 

シノンはそう言うとウインドウを可視化にしてスキルスロットを見せてきた。

 

「≪精密動作≫に≪命中補正≫?」

 

「・・・・・・?それ、取ったらマズかった?」

 

「いや、別にマズくはないが・・・・珍しいスキルが出てるなって」

 

「そうなの?」

 

「うん。普通は、狙ってでもないとこんなスキル取れないよ」

 

「それにかなり熟練度が高いですね」

 

「ほんとだ。短剣スキルより少し高いですね」

 

「・・・・それって何かいいことあるの?」

 

「・・・・・正直わからない。俺たちは、この辺りのスキルは取ってないから詳しくは・・・・・だが、アルゴ辺りなら知ってるかも知れないな・・・・・・・ん?・・・・・・・!?これは・・・・!」

 

「・・・・・まだ、何かあるの?」

 

「どうしたのキリトくん?」

 

「いや、あのさ≪射撃スキル≫って聞いたことあるか?」

 

俺は怪訝そうな顔をしているレインたちに聞いた。

 

「え?≪射撃スキル≫?聞いたことないよ」

 

「私も」

 

「俺も」

 

「どうして?」

 

「これ・・・・・≪射撃スキル≫ってリストに表示されてる」

 

「「「!?」」」

 

俺の台詞にレインたちは息を飲んだ。

 

「これ・・・・・私も知らない。昨日は習得リストになかったし」

 

「じゃあ、今日の訓練で習得可能になったってことか?・・・・・・射撃スキルか・・・・・」

 

「射撃スキルってことは・・・・・銃、とか?」

 

「ううん。それはないと思うよ」

 

「ああ。この世界で遠距離武器だと投擲用のピックやブーメラン、チャクラムの類いだけだからな」

 

「でも、モンスターとかは弓を使いますよね?」

 

「ああ、確かに。でも、プレイヤーが弓を使えるのか?」

 

俺たちは突如現れた≪射撃スキル≫と言う物について協議した。

 

"これはもしかしてユニークスキルの一種か?それともシステムエラー?となるとこれを習得するのは危険・・・・・"

 

「・・・・・・」

 

「「「「!?」」」」

 

「もしかして・・・・・」

 

「習得しちゃった?」

 

「いけなかった?」

 

「いや・・・・・・だけど、もし、システムエラーに関係するのバグスキルだったら、今ので何か異常が起こる可能性がある・・・・・」

 

「シノンちゃん。何か変わったことはない?」

 

俺たちが心配そうに見るなかシノンは。

 

「取り敢えずは、何も、起こらないわね」

 

ウインドウを表示したりして確認を取るとそう言った。

 

「そうか。文字化けやステータス異常もないみたいだし、取り敢えずは問題無さそうだな」

 

「ええ。ですが正規スキルだとなると、あのスキルでありそうなのは投擲系だとなるんですが・・・・・・」

 

「確かに・・・・シノン、試しに短剣を投げてみてくれ」

 

「・・・・・こう?」

 

「特に・・・・・変わった様子はないな」

 

「うん。威力が上がった、と言うことでもなさそうだよ」

 

「と、するとこれはやはり・・・・・・」

 

「ユニークスキルの可能性、あり、だな」

 

俺はその可能性をみんなに言った。

すると。

 

「ん?」

 

「あれ?」

 

ラムとリーザが不意に不思議そうに声を出した。

 

「どうした、二人とも?」

 

「いや、その、俺のスキルスロット欄に変なスキルが」

 

「同じく私にも」

 

「「「えっ?」」」

 

「そのスキルの名前は?」

 

「俺のが≪抜刀術≫です」

 

「私のが≪無限槍≫です」

 

「「・・・・・・・・・・・」」

 

俺とレインは二人のスキルに沈黙をもって返した。

というより声にならなかった。

 

「それ、もしかしてユニークスキルじゃない?」

 

「え!?」

 

「ユニークスキル!?」

 

「ああ・・・・・・どうして今になって現れたのかは分からないが。情報屋のスキル名鑑にも載ってないところを見るとその二つはユニークスキルだな」

 

「・・・・・まじですか」

 

「・・・・・・うそ~」

 

習得した本人たちは驚きで声もでないようだ。

 

「とにかく、シノンの≪射撃スキル≫のことは今度調べるとして、アスナたちにはその二つのユニークスキル。≪抜刀術≫と≪無限槍≫のことは伝えたほうがいいな」

 

「そうだね」

 

俺たちはシノンが習得した≪射撃スキル≫については言わないようにしてエギルの店に帰っていった。

その夜、全員が揃ったところでラムとリーザがユニークスキル≪抜刀術≫と≪無限槍≫を取得したことを伝えた。

その場にアルゴもいたため、アルゴにもこの二つのスキルを聞いたことないか聞くと、オレっちもはじめて聞いたスキルダヨ、と返したためユニークスキルと断定した。

これで、ユニークスキルは俺の≪二刀流≫レインの≪多刀流≫ユウキの≪紫閃剣≫ランの≪変束剣≫アスナの≪神速≫ラムの≪抜刀術≫リーザの≪無限槍≫ヒースクリフを加えると≪神聖剣≫の8種類となった。

俺は、シノンが習得した≪射撃スキル≫もユニークスキルの一種だと思うが断定はないためアスナたちには言わなかった。




ついにユニークスキル3種出ました。
それぞれのユニークスキルがどのような効果なのかはこれからをご期待ください。
質問や感想などがあったらお願いします。
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