ソードアート・オンライン 黒の剣士と紅の剣舞士 二人の双剣使い 作:ソーナ
「ヤッホー、みんな。フィリアです」
「ようこそ、フィリア」
「あ、ソーナ。今日は呼んでくれてありがとう」
「いえいえ。フィリアは何かと災難が続いてるよね」
「ホントよ。訳のわからない場所に飛ばされたり、いきなり人の目の前でイチャイチャするカップルがいたりと」
「アハハ・・・」
「あーーっもお、思いだしたらムカついてきた。ソーナ、早く問題だして!」
「オッケー。今回の問題は此方です」
問題:『今回、出てくるボスの取り巻きとして現れるコボルドの数は合計何体?』
Ⅰ:4体
Ⅱ:8体
Ⅲ:12体
Ⅳ:16体
「答えは本文の最後に!」
ホロウ・エリア 入江エリア ならず者の玉座前
~キリトside~
「やっと着いた・・・・」
「ああ。やっと着いたな・・・・・」
「ホント、目茶苦茶面倒くさかったわね・・・・・」
俺、レイン、フィリアは目の前にある、ボスへ続く扉を見て言った。
今回のエリアは特に時間がかかった。
階層攻略もそうだが、こっちの入り江エリアは何故かあちこちにギミックが多くそれに手間取ったりして遅くなったのだ。
「開けるわよ」
「うん」
「ああ」
フィリアの鍵開けスキルによって開かれた大きな扉の奥は暗かった。
そして、それぞれ武器やアイテム類を整えると中に入っていった。
ならず者の玉座
「あれは―――!!」
俺は扉を抜けボス部屋を確認するため覗き見て、ボスの姿を捉えると驚愕の表情を出した。
何故なら、そこにいたボスは―――
「コボルドロード・・・・・・だね」
第1層で戦ったボス。イルファング・ザ・コボルドロードそっくりだったからだ。
そして、第1層での出来事を走馬灯のように思い出した。
「キリトくん!しっかりして!」
走馬灯に浸っているとレインが俺の手を掴んで呼ぶ。
「レイン・・・・・・」
「大丈夫だよ。あの時と同じようにはならないから
、ね」
「ああ、そうだな。ありがとうレイン」
俺は目を閉じ深呼吸をする。
次に目を開けたときには何時もの俺に戻っていた。
「まず、最初にレインがコボルドロードを《サウザンド・レイン》で牽制、その隙に俺とフィリアが取り巻きのコボルドを1体倒す。その後、レインは残りのコボルド3体を倒してくれ」
「それはいいけど、レイン一人で大丈夫なの?」
そして俺は再び視線をボス部屋に向けた。
「あの取り巻きのコボルド自体は対して強くないはずだ。今のレインならすぐに倒せると思う」
ちなみに今、この中で一番レベルが高いのはレベル119の俺だ。そして次にレベル118のレイン、レベル114のフィリアとなっている。
「わかったわ」
「うん。任せといて」
「それじゃあ頼むぞ。コボルドを倒し終わったらレインは、コボルドロードにもう一度《サウザンド・レイン》を頼む。その間にフィリアは俺とともに追撃する」
「ええ」
「了解」
「その後は何時もと同じようには撃破する。だが、恐らくHPが残り半分になると武器を変えてくるはずだ、気を付けてくれフィリア」
「わかったわ」
俺は恐らく第1層での時と同じタイプだと感じフィリアに言う。
あそこのボスは武器を隠してはいないが念のためにだ。
「よし、それじゃあ行くぞ!」
「ええ!」
「うん!」
俺たちはそれぞれ武器を抜刀するとボス部屋に向けて走っていった。
ボス部屋に入ると視界にホロウ・ミッションのウインドウが現れた。
ホロウ・ミッション 入り江エリアボス討伐
場所:ならず者の玉座
クエスト名:入り江を統治するもの
討伐ボス:デトネイター・ザ・コボルドロード
「グルオォォォオ!」
俺たちがボス部屋に入ると、奥の玉座に腰かけていたコボルドロードが立ちあがり雄叫びをあげた。
その雄叫びに準じて取り巻きのコボルド―――レイジ・コボルド・センチネルが武器を構えこちらにやって来た。
奥のコボルドロードにはBOSS"Detonator The Kobold Loadと表示され、HPゲージは他のエリアボスと同じく3段だ。
「手はず通りに行くぞ!レイン!」
「オッケー!いくよ、《サウザンド・レイン》!!」
駆ける俺とフィリアの背後からレインの《サウザンド・レイン》が俺たちを追い越してレイジ・コボルド・センチネルの2体とデトネイター・ザ・コボルドロードに突き刺さる。
「グガアアアァァァァア!」
「いくぞ、フィリア!」
「わかった!」
まず先攻としてフィリアが短剣ソードスキル《ラピッド・エッジ》2連撃を近くにいるセンチネルに与え、そのまま走り抜く。
「ギギャア!」
「はあっ!」
そして、フィリアに遅れて2秒後に片手剣ソードスキル《ヴォーパル・ストライク》単発突進重攻撃でセンチネルを貫く。
「ギギャアァ!」
センチネルはそう断末魔を上げるとポリゴンの欠片となって消えた。
「レイン!後は頼むぞ!」
「任せて!いくよ!」
レインは俺の後ろのセンチネル3体を一人で相手している。
レインのレベルならセンチネル程度すぐに倒せるはずだ。
「グルァア!」
デトネイター・ザ・コボルドロードは腰に両手剣を装備し今はイルファング・ザ・コボルドロードと同じようには片手斧と盾を装備している。
「行くぞ!はあああああぁぁっ!!」
俺はフィリアを追い越してコボルドロードに二刀流ソードスキル《ゲイル・スライサー》突進2連撃を喰らわせる。
「ガアアア!」
コボルドロードは俺に片手斧で攻撃しようとしてくる。その瞬間、フィリアが短剣中位ソードスキル《トライ・ピアース》3連撃をコボルドロードの足の付け根に攻撃した。
それにより、数秒コボルドロードの動きが止まる。
俺はその間にコボルドロードから距離を取り、フィリアの隣に立つ。
「ナイス、フィリア」
「ええ」
「ガアアアアアアアッ!」
コボルドロードは再び雄叫びを上げ、片手斧を下から掬い上げるかのようにして俺たちを攻撃してくる。
「ふっ!」
「はっ!」
俺とフィリアは左右に展開してその攻撃を躱す。
「横ががら空きだぜ!」
そして、俺はコボルドロードの横腹を横凪ぎに斬り裂く。
「ガアアアッ!」
「こっちも空いてるわよ!」
反対側ではフィリアが短剣を横凪ぎに薙ぎ払って攻撃した。
「グルァア!」
コボルドロードは片手斧を左右に振り回して攻撃するがその間には、俺とフィリアはもうそこにはいない。
その後もスイッチしたり左右さらの同時攻撃等で攻撃していると。
「二人とも、お待たせ!」
背後からのそんな声が聞こえてくると。
「フィリア!」
「ええ!」
俺とフィリア はその声の主。レインの攻撃線上からずれた。そして、俺とフィリアが横にずれると先程まで俺たちがいた場所を通過してレインの《サウザンド・レイン》が反応できなかったコボルドロードに突き刺さった。
~キリトside out~
~レインside~
「さあて私は、さっさと目の前の敵を倒しちゃおう、っと」
私は目線の先にいる3体のセンチネルを見てそう口走った。
「「「ギギャアア!」」」
「いくよ!」
私は両手鎚を持ってこっちにやって来るセンチネルを双剣で捌いて弾いたりして隙が出来たところを攻撃した。
「「「ギギッ!」」」
キリトくんとフィリアちゃんは・・・・・・
私は横目でコボルドロードに攻撃する二人を見た。
ちょうど左右に展開して攻撃している最中だった。
よし、コボルドロードの方はキリトくんとフィリアちゃんに任せて、私はセンチネルを倒さないと。
「ハアアアアァァッ!」
私は双剣を構え3体のセンチネルを攻撃していく。
センチネルは勿論攻撃してくるが、動きが第1層で戦ったセンチネルと同様遅いため躱し、躱せない場合はパリィをして弾く。
「せいっ!」
「ギギャッ!」
私は近くにいたセンチネルの胴体を斬り裂き真後ろにいたセンチネルを下からの切り上げで攻撃する。
残り一体のセンチネルに体術スキル《若雷》で吹き飛ばし、3体のセンチネルを1つの場所に集めさせた。
「これで、決める!」
3体共HPゲージは同じく両でイエローのした辺りにまで減っていた。
私は、双剣を構え接近すると多刀流中位ソードスキル《ローディエント・ルージュ》6連撃範囲技を発動させた。
「テヤアアアアァァアッ!」
「「「ギギャアア!!」」」
3体のセンチネルはそのまま斬り裂かれ、HPゲージがレッドゾーンに入りそのまま0になり、ポリゴンの欠片となって消えた。
「よし、終わった~。キリトくんたちの方は・・・・・」
キリトくんたちを見ると丁度攻撃をいなしている最中だった。
攻撃をいなし終わったのを確認すると私は。
「二人とも、お待たせ!」
そう言い、《サウザンド・レイン》の発動の準備に入る。
そしね私が、言うと。
「フィリア!」
「ええ!」
キリトくんとフィリアちゃんが私の攻撃射線上から飛び退きコボルドロードが見えた。
「いくよ!《サウザンド・レイン》!」
私の放った《サウザンド・レイン》は放射線状を築き、キリトくんとフィリアちゃんがいなくなったところを通過し反応できなかったコボルドロードの巨体に突き刺さった。
これにより、コボルドロードのHPは残り2段となった。
「キリトくん、フィリアちゃん。お待たせ」
私は二人に近づきそう言った。
~レインside out~
~キリトside~
「キリトくん、フィリアちゃん。お待たせ」
レインの《サウザンド・レイン》によって巨体のあちこちに突き刺されたコボルドロードはそのまま巨体を仰け反らしていた。
その間に俺の横にレインが来た。
「お疲れ、レイン」
「うん。あ、でも、まだ、戦闘は終わってないよ。労いの言葉とかは全てが終わってからね」
「ああ。いくぞ、レイン!」
「うん!キリトくん!」
俺とレインは双剣を構え仰け反りから戻った、コボルドロードに向かって駆ける。
「フィリアはボスの側面を攻撃!レインは俺とフィリアのサポートを!もし、センチネルが出てきたらレイン、対処を頼む!」
「わかったわ!」
「オッケー!」
残りHPが2段になり、コボルドロードは攻撃パターンを幾つか変えたが、コボルドロードのタゲは俺とレインが交互に。側面からはフィリアとレインがサポートに入る形で攻撃していく。コボルドロードは大きな盾を装備しているため余り攻撃が通らなかったが、片方に気を引き付けている間に側面からフィリアとレインの連携攻撃で対処する。
コボルドロードには、弱体効果のある二刀流ソードスキル《デブス・インパクト》5連撃や《デット・インターセクション》5連撃、《ローカス・ヘクセドラ》7連撃。多刀流の《ローディエント・ルージュ》6連撃範囲技などを使用して、コボルドロードにデバフを浴びせる。
「グルオォォォオ!」
「レイン!スイッチ!」
「うん!」
俺はコボルドロードの振り下ろしてきた片手斧を双剣で受け止め弾き返す。
「グルァア!」
「スイッチ!」
「オッケー!スイッチ!」
スイッチしたレインはがら空きの胴体に多刀流上位ソードスキル《ディバイン・エンプレス》15連撃を繰り出した。
コボルドロードは防御すらできずにその身に15連撃、全攻撃を受けた。
その攻撃を受け、コボルドロードはHPゲージを半分にまで減った。
すると・・・・・
「グルァア・・・・・・グルオォォォオ!!」
コボルドロードの体から赤い光が迸り、予想したように片手斧と盾を放り投げた。そして、腰に装備していた両手剣を抜き放った。
「来るか・・・・・」
「予想した通りだったね」
「ああ・・・・・」
「グルオォォォオオオオオオオ!!」
コボルドロードが雄叫びを上げるとその周囲にレイジ・コボルド・センチネルが4体現れた。
「くっ・・・・・!」
「キリトくん、センチネルは私が何とかするからその間、コボルドロードの対応をお願い!」
「わかった!フィリアいくぞ!」
「ええ!」
俺はフィリアと一緒にコボルドロードに。レインは単身4体のセンチネルへ向かった。
そしてコボルドロードに近づいたかと思うと・・・・
「!!フィリア、避けろ!」
「!?」
目が赤く光ったかと思いきや先程とは比べ物にならないくらいの速さで迫ってきた。
俺とフィリアは間一髪のところで避けた。
コボルドロードは俺とフィリアより少し後ろのところで止まっていた。
「さっきより段違いに速くなってる!?」
「くっ・・・・・・!」
俺とフィリアはコボルドロードの速さに驚いた。
だが、見えないと言うほどではない。
「やるぞフィリア。ボスをよく見てその射線上から待避すれば攻撃は喰らわないはずだ!攻撃後の技後硬直時間帯に攻撃を仕掛ける!」
「わかった!」
俺は再び攻撃してきたコボルドロードの視覚の射線上から飛び退き、技後硬直で動けないコボルドロードに攻撃を仕掛ける。
「はあああああっ!」
「せやああああっ!」
俺は二刀流ソードスキル《デブス・インパクト》5連撃を与え、フィリアとスイッチしフィリアは短剣上位ソードスキル《インフィニット》5連撃を喰らわせる。
「グガアアアァァァァ!」
コボルドロードのHPバーの防御低下のアイコンが表示される。
これは俺の放った《デブス・インパクト》の追加効果だ。これにより、コボルドロードの防御力は低下しフィリアの放った《インフィニット》でHPゲージは残り1段と3割程まで削られた。
「続いていくぞ!」
そして、そこから十数分後2段目のHPゲージが消え、残り1段となった。
そして、それと同時に。
「ゴメン、キリトくん、フィリアちゃん。遅くなった」
センチネル4体を一人で相手していたレインが戻ってきた。
~キリトside out~
~レインside~
「やあああああっ!」
私は4体のセンチネルの内の1体に狙いを定め、多刀流ソードスキル《インセイン・ピアーズ》2連撃突進技を喰らわせ、そこから片手剣ソードスキル《バーチカル・スクエア》4連撃を放ちセンチネルをポリゴンへと変える。
ステータス的にはさっきのセンチネルたちと大差ないようね。これなら・・・・・・
「ギギャア!」
「うっ・・・・・」
横から上から振り下ろしてきた両手鎚を私はギリギリのところで後ろに飛び躱す。
だが、後ろに飛ぶとその横にセンチネルがいた。
「くっ・・・・・!」
私は右手の片手剣で振り下ろしてきた両手鎚を受け止め左手の片手剣でセンチネルを斬り裂く。
「ギギャッ!」
私はそのままそのセンチネルを片手剣ソードスキル《シャープネイル》3連撃を放ちHPを0にしてポリゴンの欠片へとする。
これで残り2体!
「せいっ!」
私は残り2体のセンチネルを翻弄し徐々にHPを減らしていく。
「「ギギャア!」」
「遅いよ!」
私は2体を相手に駆け巡り2体同時に片手剣ソードスキル《ホリゾンタル・スクエア》4連撃でポリゴンの欠片へと変えた。
私が4体のセンチネルを倒したのは十数分かかったみたいだ。
「ゴメン、キリトくん、フィリアちゃん。遅くなった」
私はそのまま残り1段にまで減っているコボルドロードに向かっていった。
レインside out~
~キリトside~
俺はレインの声を聞くのと同時に。
「フィリア、ブレイクポイント!」
「わかった!」
フィリアは短剣中位ソードスキル《スラスト・フォール》3連撃重攻撃でコボルドロードの態勢を大きく崩す。
「レイン!」
「うん!フィリアちゃん、スイッチ!」
「ええ!スイッチ!」
「やあああああっ!」
レインはフィリアとスイッチし多刀流上位ソードスキル《クリア・コンパッション》16連撃を高速で放つ。
そして。
「キリトくん!」
「ああ!」
俺はレインとスイッチし二刀流上位ソードスキル《ナイトメア・レイン》16連撃を高速で繰り出す。
「グガアアアァァァァ!」
俺たちの攻撃はコボルドロードの胴体に吸い込まれるかのようにして決まった。
それによりコボルドロードの残りHPは7割程にまで落ちていた。
「いくよ、キリトくん!」
「ああ!」
ソードスキルを放ち終えた俺は技後硬直が終わるとレインの横に並び立ち。
「「共鳴(レゾナンス)!!」」
ユニークスキル≪シンクロ≫を解放する。
共鳴(レゾナンス)の効果で俺とレインに攻撃力上昇、防御力上昇、クリティカル率上昇、素早さ上昇、等々あらゆるバフがかけられた。
一度発動させると、再度発動させるのにインターバルが必要とは言え、これで約15分はいける。
「レイン!」
「うん!」
俺とレインはフィリアの方に向かっているコボルドロードの前に立ち、横凪ぎに薙ぎ払って攻撃してきた両手剣を双剣で受け止める。
「フィリア、無事か?」
「ええ」
「フィリアちゃんは回復して。その間、私たちがボスを引き付けるから」
「わかったわ」
フィリアはそう言うと俺たちから下がり腰のポーチから回復ポーションを取り出して飲んだ。
「さあて、さっさと殺っちゃおうかレイン」
「そうだね、キリトくん」
「「・・・・・・・・・いくよ(ぞ)!!」」
俺とレインはその後はアイコンタクトや簡単な身振りでスイッチを行ったりする。
コボルドロードの攻撃を弾いたりして躱して、がら空きな場所に攻撃する。
「すごい・・・・・・・これが《最強夫婦》・・・・・」
ポーションでHPを全快にしたフィリアがそう呟いたのが聴こえてきた。
「フィリア、いけるか?」
「ええ!いけるわ!」
コボルドロードのHPゲージは残り3割程。
「レイン!」
「うん!フィリアちゃん、スイッチいくよ!」
「わかった!」
「スイッチ!」
レインとスイッチしたフィリアは、動きが止まっているコボルドロードに接近し短剣上位ソードスキル《アクセル・レイド》12連撃を放ち斬り裂く。
「キリト!」
「ああ!スイッチ!」
フィリアのソードスキルが終わり、すかさず俺が入り込んで二刀流ソードスキル《ダブル・サーキュラー》2連撃突進技を放つ。
「グルオォォォオ!」
コボルドロードはそれでも構わないかのように両手剣で俺を攻撃してきたが、《ダブル・サーキュラー》は下位ソードスキルの為技後硬直時間が短い、そのため、ギリギリしゃがんで剣を躱す。
コボルドロードは今のが大技だったのか技後硬直が課せられていた。
それを逃す俺たちではない。
「キリトくん!」
「ああ!」
俺とレインは技後硬直しているコボルドロードに接近する。そして、同時に放つ。それは。
「はあああああっ!」
「やあああああっ!」
「「ワールドエンド・オーバーレイ!!」」
シンクロ上位ソードスキル《ワールドエンド・オーバーレイ》14連撃重攻撃技だ。
「グガアアアァァァァアアアア!!」
コボルドロードは満足に防御も出来ずに12擊を受け態勢を崩した。
「「はあああああっあ!」」
止めの同時攻撃によりコボルドロードのHPゲージは0へとなった。
HPゲージが0になりコボルドロードは一際大きな爆砕音を響かせてポリゴンの欠片へとなり消えた。
「はあ、はあ、はあ・・・・・・」
「はあ、はあ、はあ・・・・・・」
俺とレインは流石に疲れたのか互いに背中を合わせてボスのいなくなった部屋の地面に座り込んだ。
近くではフィリアも息を整えている姿があった。
俺たち3人とボスと戦った部屋には戦闘の余韻が未だに少しだけ漂っていた。
「みんなわかったかな?それじゃあ、答えを発表するよ!フィリア、お願い」
「ええ。答えはⅡ:8体よ」
「いやー、まさかレインが合計7体も一人で倒すなんて思わなかったよ」
「ホント。私とキリトも1体仕留めたけどレインのは驚いたわ。驚いたと言えば、キリトとレイン話さないで攻撃していたのよね。まるで、お互いのことがわかっているみたいだった」
「確かに。でも、あれはスキルじゃなくてキリトとレインだからこそ出来るような物だから」
「なるほどね。でも、余り人前でイチャイチャしないでほしいわ」
「アハハハ・・・・まあね」
「こうなったらストレス発散としてソーナに手伝って貰うわよ!」
「え!?私もやるの!?」
「ええ!さあ、やるわよ」
「わかったから短剣は今出さないで~!で、では、今日はこれで。また、次回お会いしましょう!」
「みんな、またね~」
「では、また次回に、Don't miss it.!」
「さあ、デュエルするわよ!」
「わ、わかったよ~」