ソードアート・オンライン 黒の剣士と紅の剣舞士 二人の双剣使い 作:ソーナ
「はじめまして、リーファです。今回はお招きいただきありがとうございます」
「ようこそ、リーファ」
「ソーナさん。今回はありがとうございます」
「リーファは最近悩んでいることがあるみたいですけど、どうしたんですか?」
「いやー、お兄ちゃ―――キリトくんとレインさんを見ているとこれがバカップルなんだなぁーと」
「あはは。でも、リーファにとってレインは将来、義姉になるんじゃないですか?」
「あぁー、確かに。キリトくんとレインさんがそのままゴールインしたらそうなるかもしれないなぁ」
「妹としては嬉しいですか?」
「まぁね。キリトくん、現実だとずっと自室に閉じ籠っていたから」
「なるほど。では、今回の問題を出します」
「今回はどんな問題なんだろ~」
問題:『今回、キリトとレインがボスドロップとしてゲットしたアイテムは何?』
Ⅰ:食材アイテム
Ⅱ:アクセサリー
Ⅲ:メダリオン
Ⅳ:武器
「答えは本文の最後に!」
~キリトside~
「それで、この後どうする?」
俺はボスのいなくなった部屋を抜け、その裏にある一角で休みながらこの後の事を話していた。
「キリトくん、どうするって?」
「先に進むか、それとも今日はこのまま帰るか。幸いにもそこに転移碑があるしな」
俺は視線をすくそばにある転移碑に向けた。
「んー、フィリアちゃんはどうする?」
「そうね・・・・・・わたしはどちらでもいいよ」
「私は今日はこの先に進むのはちょっと遠慮したいかな、アイテムの残りが少ないから」
「そうだな。それじゃあ、今日はここまでにして、また明日ここかは始めよう」
「うん」
「ええ」
俺は二人にそう言うと転移碑をアクティベートし起動させた。
「「「転移!」」」
俺たちは転移碑に触れ言うと光に包まれてその場から消え去った。
管理区
「んーー・・・・・・・戻ってこれた~」
「アハハ、お疲れレイン」
「うん、キリトくんもね」
「それで、明日いつもの時間にここね?」
「ああ。あ、足りないものがあったら言ってくれ、明日持ってくるから」
「そうね・・・・・・回復ポーションをお願いしてもいい?ストックがきれそうだから」
「オッケー、じゃあ、明日持ってくるねフィリアちゃん」
「お願いね、レイン」
「うん」
簡単に明日の予定を立てると俺とレインは管理区の転移門に立った。
「じゃあ、また明日な」
「ダスヴィダーニャ、フィリアちゃん」
「ええ、また明日」
「「転移!アークソフィア!」」
次の瞬間、俺とレインは管理区から消え去りアークソフィアに戻っていた。
~キリトside out~
~フィリアside~
「・・・・・・」
わたしは、つい今しがた転移した二人の場所を見た
わたしも転移門を使用してみたが何処にも転移出来なかった。つまり、わたしはこの世界から移動することは出来ないと言うことだ。
その時足音が聞こえてきた。だれも、いないはずなのに。
ここは、わたしとキリト、レイン以外はいれない・・・・・・いや、もう一人いる。ここに入ってこれるプレイヤーが。
わたしは短剣『ソードブレイカー・リノベイト』に手を添えて足音のした方―――――――コンソールを見た。
そこには。
「・・・・・・・・・」
「よぉ、またあったな」
そこにはコンソールに背を預けている殺人(レッド)ギルド《ラフィン・コフィン》のリーダー、PoHが立っていた。
「だからさ、そう身構えるなって。別にとって食ったりしねぇからよ」
「・・・・・・・・・」
わたしはそう言う目の前のPoHを油断なしに見る。
「・・・・・オレンジギルドが、わたしに一体何の用」
「・・・・・お前ぇ、何時まであのビーターと紅と組んでるつもりだ?」
「あんたには関係ない」
「俺の推測が当たってるとしたら、お前ぇはそろそろ『自分の正体』ってヤツに、気づいているはずだ。違うか?オレンジホロウのフィリアさんよぉ」
「・・・・・・だから、この前からなに?ホロウとかよくわからないことをいって」
「はぁ~~~~だからさぁ~。お前ぇとあのあいつら二人とじゃ住む世界が違う。別に言葉の綾とかじゃなく、そのまんまの意味・・・・・でな」
PoHは腕を組ながら続けた
「お前ぇは所詮、影の世界・・・・・・そう・・・・・・《ホロウ・エリア》の住人なんだよ。俺たちは・・・・・・・そう、人じゃぁ・・・・・・・無い」
「わ、わたしは・・・・・・」
「じゃぁ、なぜお前はあっちに帰れないんだ?」
「わたしはお前らとはちがう・・・・・・!わたしは人間だって・・・・・・・」
「ただ認めたくねぇだけだろ、自分が人じゃぁないって!俺らとな~~~んも変わらねぇよ・・・・・・お前ぇは」
「・・・・・・・・」
「WoW!その表情・・・・・・・いいねぇいいねぇ!思わず涎が出ちまうよ」
「だから・・・・・・だから何だって言うの!キリトとレインは・・・・・・わたしのために・・・・・・」
「お前ぇのため、ねぇ~?本当にそう思ってるのか?だとしたら、これは傑作だぜぇ」
「どういう意味!?」
「アイツらは、《ホロウ・エリア》にある新アイテムや新スキルに興味を持ってんだ。お前ぇは・・・・・そう便利な案内人ってとこか・・・・・・・わかる?」
「嘘・・・・・・嘘よ。そんなこと・・・・・・そんなことない!キリトは・・・・・・レインは・・・・・・・」
「会ったばかりのやつに、命を張って助けるってかぁ?ナイナイナイナイ!!自分がしたことを、もう一度振り返ってみな」
PoHの言葉に私は、ビクッ、感じた。
「・・・・・・・あんた、どこまで知ってるの」
「オォォル!ALL、ALL、ALL!!!残念ながら、全部知ってんだ、お前ぇがやったことは!」
「だから、どうして・・・・・・・なんであんたが知っている!?」
あれを・・・・・・わたしのしたことは誰も・・・・・・わたし以外知らないはずなのに。
「はぁ~~~~~~なんで知っているかって?んなこたぁどぉ~でもいい。大事なのは、『俺が知っている』って事実だ。経緯とか理由とか、そんなもんは・・・・・・聞くだけ野暮ってもんだろ?」
「・・・・・・・・・・」
「で、本題だ。この前も忠告したじゃねぇか・・・・・・お前ぇ、このままだと死ぬぜ」
「・・・・・・なんで?」
「お前ぇだけじゃねえ。俺も、ここにいるほかの連中も、みんな、み~~んな・・・・・・ゲームオーバー」
「意味わかんないし。そんなこと、信じられるわけがないじゃない!」
「あの二人・・・・・・キリトとかいうビーターと、レインとかいう紅は、この《ホロウ・エリア》で確実に強くなる。むかっ腹が立つ事実だが、アイツらが100層をクリアする可能性はかなり高い。そうなったら・・・・・・《ホロウ・エリア》にいる俺たちはどうなると思う?」
「知らないわ・・・・・・」
「少しは考えろよなぁ、その足りない頭でよぉ!SAOの世界がなくなった時、『俺たち』がどうなるか想像くらいつかねぇか?」
「・・・・・・・・・・・」
わたしはPoHが言った意味を考えた、そしてなんとなくわかってしまった。わたしが、いや、わたしたちがどうなるのか。
「・・・・・・まさか・・・・・・」
「そうだ。お前ぇの思った通り。ザッツライト!SAOがクリアされればデータである俺たちは消える。さっきも言った通りの事が起きるじゃねぇか。だからさぁ~俺たちはアイツらに・・・・・・殺されるってことだ」
「違う!キリトとレインはそんな・・・・・・二人がわたしたちを殺すなんて・・・・・・」
「さっきも言ったろぉ~に?理由や過程はどーでもいいんだ。結果!結果がどうなるかなんだよ!アイツらがやったことで俺たちが死ぬ。俺はそれを止める。だってよぉ・・・・・・死にたくねぇしなぁ。だから・・・・・・お前ぇの力を借りにきたんだぜ」
「わたしに・・・・・・キリトとレインを裏切れって言うの?」
「NON、NON、NON・・・・・・なぁにちょいと、誘い出してくれればいいのさ。お前ぇはなにもしない。なにも知らない。まぁ~ちょいっと事が終わるまで邪魔しないでもらうって事だけだぜ?別に殺す訳じゃぁない。あとは勝手に物事が進むだけだ」
「そんなこと・・・・・・出来るわけないでしょ・・・・・・」
「アイツらの強さは知ってるんだろォ?大丈夫、アイツらならきっと生き延びる。死なずに、俺たちと同じ世界の住人になるだけなんだから」
「わたしたちと、同じ世界・・・・・・」
「そうだぜぇ~。よーく考えてみろよ。このまま、アイツらと別々の世界で誰にも知られずに死ぬか、アイツらと同じ世界の住人になって、永遠に存在し続けるか」
そう言うとPoHはわたしに近づき。
「次にあった時に、返事をくれ」
すれ違い様にそう言うとわたしの後ろの転移門を使って何処かに転移していった。
「・・・・・・キリト・・・・・・レイン・・・・・・二人とも・・・・・・わたし、どうすればいいかわからない・・・・・・」
わたしの声は誰もいない管理区にぽつんと流れた。
そして、その答えを返してくれる声はなかった。
~フィリアside out~
~キリトside~
「・・・・・・」
「どうしたの、キリトくん?」
「いや、なんか嫌な感じがしてさ・・・・・・気のせいだと思うけど・・・・・・」
「そう?気を付けてね、体調を崩したら大変だからね」
「わかってるって。あ、でも、もし俺が体調を崩したらその時はレイン頼むな」
「もちろんだよ、朝から晩まで全部やってあげるね」
「いや、そこまでしなくてもいいんだが・・・・・・」
「ウフフ、冗談だよ~あ、でも、もしキリトくんがしてほしいなら・・・・・・」
「ちょ、レイン!?」
ホロウ・エリアから戻ってきた俺とレインは、商店通りにあるカフェでのんびりしていた。
カフェで俺はコーヒーをレインはダージリンを頼んだ。
「・・・・・・・・・・ふぅ~」
俺はコーヒーを一口のみカップをソーサーに戻しウィンドウを開いた。
「やっぱり、今回もドロップしたな」
「メダリオン、でしょ」
「ああ。レインにもドロップしてたのか?」
「うん。私にも今回はドロップしたよ」
そう言うとレインはウィンドウから一つのアイテムをオブジェクト化した。
「私のはこれ、だよ。キリトくんのは?」
「ああ、俺のはこれだ」
俺もレインと同じようにドロップしたメダリオンをオブジェクト化した。
「これがキリトくんのドロップしたメダリオン・・・・・・私のと少し似ているけど紋章が違うね」
俺がドロップしたメダリオンには樹がレインのドロップしたメダリオンに二人の女神が描かれていた。
「え~と、アイテム名は――――『「貴重品」双女神の戦爛』だって」
「俺のは――――『「貴重品」黒白の聖樹証』か」
「私たちが持っているメダリオンは『心星の紀章』と『剣創の星欄』だね」
「星、剣、いや双剣か。それと今回の樹と二人の女神。一体何に使うんだ、このメダリオンは?」
「さぁ。でも、ホロウ・エリアでのアイテムだからホロウ・エリアで使うんだと思うんだが・・・・・・」
「どれもボスから・・・・・あ、でも、最初の『心星の紀章』だけはボスじゃなかったんだよね」
「あー、そう言えばそうだったな」
「残りのエリアで使うのかな?」
「・・・・・・多分、ホロウ・エリアでのイベントクエストアイテムなんだろうけど、何に使うのやら」
「そうだね」
俺とレインはメダリオンをそれぞれ二個ずつストレージに収納した。
「さてと、アイテム買いに行きますか」
「うん」
俺が立ち上がるとレインが隣によって、俺の左腕に抱き付いた。
人通りの多い商店通りでこんなことすれば当然注目されるがもう馴れた為気にせずにいく。
そのあと予定通りポーションや結晶アイテムなどを購入しエギルの店に帰った。
「みんな分かったかな?それじゃあ答えを発表するよ。リーファ、お願い」
「はい!答えは、Ⅲ:メダリオン、でした」
「今回はメダリオン2つドロップしたみたいだね」
「ソーナさん、あのメダリオンって何に使うんですか?」
「う~ん、それは分からないかな・・・・・・でも、これからの攻略に必要になると思うよ」
「そうなんですか」
「ええ。それでは時間になりましたので今回はここまで」
「出来ればまた呼んでほしいです」
「そうですね、機会があったら呼びますね」
「やった。ではみなさん、また会おうね」
「それでは、また次回にDon't miss it.!」