ソードアート・オンライン 黒の剣士と紅の剣舞士 二人の双剣使い   作:ソーナ

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「みなさんこんにちは、ソーナです。今回もゲストさんと一緒に問題を出します。それでは、今回のゲストさん、どうぞ!」

「ヤッホー、みんな、リズだよ」

「は、はじめまして、シリカです」

「今回のゲストはリズベットとシリカです。二人ともようこそ」

「ソーナさん、今日はお招きいただきありがとうございます」

「ありがとうね、ソーナ」

「いえいえ。ところで、二人は間違って76層に来てしまったみたいですけど、辛くはないんですか?」

「そうね、まず始めに、鍛治スキルの熟練度が下がったり、スキルが幾つかロストしたり大変だったわよ」

「はい。ですけど、その代わりにキリトさんや、レインさんたちと会うことが出来たので良かったです」

「そうですか。二人は前向きですね」

「そ、そんなことないですよ」

「そうよ。ほ、ほら。それより早く問題を出しなさいよ」

「そうですね。では今回の問題はこちら」

問題:『今回、新たに指輪の色は何色になったでしょうか?』

Ⅰ:紫

Ⅱ:黒

Ⅲ:水色

Ⅳ:朱色

「答えは本文の最後に!」




HF編 第92話 〈禊ぎの湖〉

 

~キリトside~

 

第82層 ラステア

 

俺とレインは今日、《祝福の儀式》のための次の場所を探していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ!見てみて、キリトくん!すごい眺めだよ!」

 

「ああ、綺麗な湖だな」

 

そして、俺たちは第82層のとある湖にいた。

クエストポイントを探してここにたどり着いたのだ。

 

「あっ、キリトくんあそこ。立て札があるよ」

 

「ホントだな」

 

「読んでみるね。え~と・・・・・・《禊ぎの湖》――――――えっ!?禊ぎの湖!?」

 

「なに!?それって確か《祝福の儀式》に必要なために回る場所のひとつだったよな」

 

「うん。クエストには《禊ぎの湖》に行け、って書かれているからね」

 

「ああ」

 

「取り敢えず、指輪をつけてみようよ」

 

「そうだな」

 

俺とレインはウインドウを開き、アイテムストレージから『「貴重品」儀式の指輪(無色)』を取り出し装備した。

 

「・・・・・・・・?」

 

「・・・・・・・・?あれ、なにも起こらない?」

 

「もしかして、他に何か条件が・・・・・・・・・ん?レイン、立て札のここ、何か書いてあるぞ」

 

「ホントだ。注意点が書かれてある」

 

「注意点?」

 

「うん。え~と・・・・・・清めのために衣服を脱いで湖に入らなければならない・・・・・・・って、え?」

 

「・・・・・・・はっ?」

 

俺はレインの読んだ注意点に呆気に取られ、なんとも言えない反応をした。

 

「レイン、今、衣服を脱いで湖に入らなければならない、って言った?」

 

「う、うん」

 

「・・・・・・・マジで?」

 

「どうやら・・・・・そうみたい」

 

「もしかして、それをやらないとクエストが進まないのか?」

 

「え!?そ、そうなの!?」

 

「まあ・・・・・・恐らくは・・・・・・」

 

「うう~~・・・・・・し、仕方ないね」

 

「そ、そうだな」

 

俺とレインは周囲にプレイヤーがいないか索敵スキルを駆使し確認し、いないと分かると互いに背を向けて、再びウインドウを表示させ装備メニューを開き操作した。

幸いにもここは圏内なので、モンスターが来ることは決してない。

 

「ね・・・・・・ねぇキリトくん。これってもしかして、服だけじゃなくて下着も全解除しないといけないのかな・・・・・・」

 

「み、禊ぎってことならそう言うことになるんじゃないかな?」

 

「そ、そうなんだ・・・・・・あんまり、こっち見ないでね」

 

「わ、わかった・・・・・・」

 

"今更って感じがするんだが・・・・・・"

 

と俺が考えていると。

 

「キリトくん。今、今更って思わなかった?」

 

すかさずレインがそんなことを言ってきた。

 

「なっ!?なんで、分かったんだ!?まさか、読心術!?」

 

「いや、私読心術なんて使えないからね。キリトくんの事なんて私にはお見通しだよ」

 

「そ、そうか」

 

まさか、見透かされてるとは思わなかったため正直驚いた。

 

「それに、ここ最近忙しかったり、慌てていたからキリトくんと、そ、そういうことする機会もなかったから・・・・・・」

 

「た、確かに」

 

「それとね。わ、私だって恥ずかしいんだよ。こんな、ところで、は、裸になるなんて・・・・・・」

 

「そ、そうだよな」

 

「よし。キリトくん、こっちあまり見ないでね」

 

「は、はい」

 

俺とレインは指輪を着けて湖の中に入る。

すると。

 

「・・・・・・!?指輪が光り始めたぞ!」

 

「ホントだ・・・・・!私の指輪も光ってる!」

 

「透明だった指輪の色が変わった!?」

 

「わっ!私の指輪も色が透明から薄い水色に変わったよ・・・・・・!」

 

俺とレインのつけている『「貴重品」儀式の指輪(無色)』が光輝き、指輪の色が水色に変わったのだ。

それと同時に視界フォントに『「貴重品」儀式の指輪(水色)』を獲得しました。と表示された。

 

「よしっ!やったなレイン!段階が進んだみたいだ」

 

俺は喜んでつい、レインの方を向いてしまった。

 

「あ・・・・・・」

 

「キリトくん・・・・・・・」

 

しばらく沈黙が続き、やがてレインが耳まで真っ赤にすると。

 

「み、見ないでって言ったでしょー!!キリトくん!」

 

ものすごい早さで俺に近寄ってきた。

 

「ちょ、レイン!?」

 

まあ、幸いにもここは圏内エリアなためなにかされてもダメージは入らないのだが・・・・・。

 

「い、いいから私の方は見ないで!」

 

レインは近寄ると、俺に両手を回し抱きついてきた。

確かにこれで、見えないだろうけど・・・・・・

 

「れ、レイン。こ、これはちょっと・・・・・マズイ!別の意味で!」

 

「い、いいから!わ、私だって嬉しいけど恥ずかしいんだから」

 

互いに裸なのでレインの肌の感触や年相応の双丘の感触が直に伝わる。

そして、更に沈黙が辺りを覆う。

 

「レイン・・・・・・」

 

「な、何かな、キリトくん」

 

「もしかして太った?」

 

場を和ませるために出した話題がレインの怒りに触れたという事を、この時俺は、この話題を出したことを後悔することになることを、まだ知らなかった。

 

「っ・・・・・・・・・・・・・・・・!?」

 

「れ、レイン?」

 

「キリトくん。キリトくんは私が太ったと、そう言いたいの?」

 

「い、いや、そうじゃないから!」

 

「じゃあ、どういう意味なのかな?」

 

「え、えーと、それは・・・・・・・・」

 

「それにね、キリトくん。ここは仮想空間。ゲームの中だよ、太るわけないよね」

 

「ご、ごもとっも」

 

「だよね~。じゃあ、キリトくんはなんで私に聞いたのかな~?」

 

そう言って俺を見るレインの目は光が入ってなかった。

 

"あ、これ詰んだかも"

 

と言うよりレインがここまで怒るのを久し振りに見た俺は、レインの気迫に少し後ずさる。

正直、怖い。マジで怖い。

しかも、レインが更に力強く抱き締めてくるため苦しい。

 

「何か、言いたいことあるかなキリトくん?」

 

「イエ、ベツニアリマセン、レインサン」

 

「なんで片言なの?」

 

「気にしにしないでくれ」

 

「?」

 

レインは疑問符を浮かべながら首を傾げる。

 

「その、すまんレイン」

 

「・・・・・ハァー、もういいよキリトくん」

 

「い、いや、だがな・・・・・・んっ!」

 

俺がレインに更に言おうとすると、突如レインが俺の口を塞いできた。自分の口で。

 

「んっ・・・・・・あっ・・・・・・・んん」

 

レインは舌を俺の舌に絡ませて来た。

何時もより激しいキスだと、俺は感じた。

キスは1分以上すると、レインから離した。

 

「ん・・・・・・・ぷは・・・・・・・」

 

俺とレインの口から唾液が糸のように伸びるのが見えた。

 

「・・・・・・れで、・・・・・・べんして・・・・・げる」

 

「え?」

 

「もぉ!これで、今日は勘弁してあげる、って言ったの!」

 

「そ、そうか。すまん」

 

「は、初めてしてみたけど・・・・・・その、く、癖になっちゃうかも」

 

「へっ?」

 

「な、なんでもないよ!なんでも!」

 

「お、おう」

 

「それで、なんでキリトくんは私にああ言うこと聞いたのかな?」

 

「そ、それは・・・・・・」

 

「それは?」

 

い、言えない。空の下で見るレインの裸が綺麗すぎて見とれていたなんて、口が裂けても絶対に言えない・・・・・」

 

「き、キリトくん//////」

 

「あ、あれ。もしかして声に出してた?」

 

「うん」

 

レインの頷きに俺は今すぐこの場から逃げたしたいと思った。

頭の中では俺の恥ずかしい悲鳴が鳴り響いてる。

 

「そ、そのありがとうキリトくん。嬉しいよ」

 

「!!//////と、とにかく早く服を着ようぜ」

 

「うん」

 

俺とレインは急いで岸まで上がると、素早く服を着た。

さすがに水の中で服は着ない。

 

「と、とにかくこれでクエストがまた1つ攻略出来たな」

 

「そ、そうだね」

 

「今度は、ここで二人でのんびりしたいな」

 

「そうだね。この辺りはあまり人が来ないみたいだし。景色も良いからね」

 

「・・・・・・ねぇ、キリトくん」

 

「ん?」

 

「さっき言っていた事って本当?」

 

「さっき言っていた事?」

 

「わ、私の裸が綺麗すぎて見とれていたって・・・・・」

 

「そ、それは・・・・・・!」

 

俺はレインの問いに、軽く後退りする。

そして、レインも後退りする俺を追い掛けて近寄ってくる。

 

「キリトくん」

 

「・・・・・・・・・ほ、本当だよ」

 

「!!//////」

 

「こんな昼間に見たことなかったから、その・・・・・・・正直見とれてた」

 

「ありがとうキリトくん。それじゃあ、その・・・・・・また、キスして・・・・・・・」

 

「うっ・・・・・・」

 

レインにキスを頼まれた俺は、索敵スキルを使用し、周囲にプレイヤーがいないことを確認すると、レインを俺に引き寄せ、レインの華奢な両肩に手を置き。

 

「んっ・・・・・・・」

 

レインの唇に自分の唇を合わせる。

そして、さっきと同じように舌を絡ませてキスをする。

後でレインに聞くと、これがディープキスなのだと聞かされた。

これを誰に聞いたか聞くと、リズとアルゴに聞かされたらしい。レインから聞いた二人に俺は軽く頭痛がしたような気がした。

その後、辺りを軽く散歩しながら、主街区ラステアに戻り第76層アークソフィアに戻った。




「それでは、答えを発表します。今回はシリカ。お願いね」

「は、はい!え~と、答えはⅢ:水色です」

「みんな分かったかな?」

「にしても、キリトとレインったら何処に行ってもイチャイチャしてるのね」

「んー、いや。あれはイチャイチャどころのレベルじゃない気がするけど・・・・・」

「確かにそうですね。とにかくあたしは、二人が早く元の状態に戻ることに協力します」

「そうね~。そうじゃないと二人とも可哀想だしね」

「ですね。リズ、シリカ。これからも頑張ってくださいね」

「はい!」

「まっかせといて!」

「それでは時間になりましたので今回はこの辺りで」

「みなさんさようなら。また会いましょうね」

「それじゃあ、また今度」

「それでは、また次回にDon't miss it.!」
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