「た、大変でやんす!」
今日もグラウンドで練習していると湯田が急いだ様子でこちらに来た。
「どうした湯田?」
「実は…………」
~湯田説明中~
「……ということでやんす!」
「……別に大した問題じゃなくね?」
湯田の話だとレッド以外の野球部の部員は成績が悪いと補習を受けなくてはいけないらしい。
「何を言ってるでやんすか!練習の時間が減らされるんでやんすよ!?」
「学生の本分は勉強だろうが。補習が嫌なら学力を上げればいいんだよ」
「うう……それができたら苦労しないんでやんす!」
まぁ嘆いている湯田の気持ちはわからんでもない。野球部の学力はかなり低い。俺はそこまで成績がいいわけではないが、赤点を取るほどじゃない。
この部活で特に危ういのは……。
「おい、湯田!その話は本当か!?」
「そうでやんすよ!」
『ゲッツーロボ』こと児玉憲太郎(こだまけんたろう)と……。
「あかん!アタシ勉強全然できへんのに!!」
うちの4番を打ってる鬼塚一愛(おにづかひめ)の2人だろう。
「普段からちゃんと勉強してりゃ泣くことはないんだよ」
「そ、そう言う七海君はどうなんでやんすか!?」
「俺は別に赤点取るほどヤバくはねぇよ」
「う、裏切り者!」
「シニアが一緒だったおまえは仲間だと思ってたのによ!!」
「シニア関係ねえだろ……」
駄目だコイツら……早く何とかしないと。
「話は聞かせてもらったよ!」
「だ、誰でやんすか!?」
「いや、声でわかるだろ……。で?何の用だ霧島」
「ノリが悪いなぁ七海君は。まぁいいや。補習を受けたくなければ方法は1つ!赤点を取らないようにみんなで勉強会を開けばいいんだよ」
まぁ悪くない案だな。特にヤバい湯田を含めた3人を中心に、自分の予習復習も兼ねて勉強すれば赤点は取らなくなり、自分の学力上昇にも繋がる。
「そうだな。どうせコイツらは普段自宅で勉強しないだろうから、テスト前の6月末と11月末、2月末だけでも赤点を取らないようにどっかで勉強させればいい」
この学校のテストは7月上旬、12月上旬、3月上旬と3回ある。
「決まりだね」
テスト前の勉強会が決まったことで白くなってる3人は放っておいて……。
「面子はどうするんだ?今いるメンバーは確定だとしたら誰があいつらの勉強を見るんだ?俺は見てられるほど余裕はないぞ」
科目によっては寧ろ教えてもらう側かもしれん。まぁそれでも赤点は取らんが。
「歌歩ちゃんは参加するって言ってたよ」
「いつの間に三上と話をつけたんだ……」
「七海君が勉強会をするってLINEしたらすぐに参加するって返事が返ってきたよ」
「なんで俺?別に俺はメインじゃないだろ」
「それは自分で考えてね」
三上の成績は学年トップクラスだから参加してくれたら俺や霧島の負担が減るからそのためだろう。三上は優しいからな……。
6月末、11月末、2月末に勉強会をすることになった。
今回はここまでです。
この小説のパラメータ
体力
球速
スタミナ
コントロール
変化球量(カーブ等)
弾道
ミート
パワー
走力
肩力
守備力
補習
やる気
筋力
技術
敏捷
変化球
タフ
学力
結束力(仲間評価)
それでは次回もよろしくです!