実験室のフラスコ(2L)   作:にえる

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ネタバレです


リリカループ_サプリ

これで不明部分をいくらか補完できるはずですが、ネタバレとなっております。

 

 

 

 

 

補完サプリ

 

 

 百代 光陰(ハクタイ コウイン)

 

 リリカループのオリ主。原作主人公の3歳年上。月日は百代の過客にして……が名の由来。

 『1周目』が始まる以前の『0周目』の際にジュエルシードを取り込んだため、ループし続けることとなった。

 魔法は全てにおいて適正があるが、ジュエルシードによるループの特性によって転移系統が極めてすぐれている。

 

 『0周目』

 可愛がっていた”弟”を交通事故で亡くしたことによって、光陰は死のことに対して恐怖を憶えた。

 春先のとある日、サッカーをした帰りに空を見上げると綺麗な星空だったことに気づき、感動していると一筋の流れ星を見つけた。

 「死にたくない」と熱心に祈っていると自らの足元へと落ちてきた流れ星であった宝石を拾った。

 綺麗な石だと気に入り、家へと帰って行った。

 その日から彼の宝物となったのだ。

 

 それから何事も無く日々を過ごしていたが、突然街中を巨大な樹に覆われる事件が発生した。

 家にいた光陰は突然の樹の襲撃によって腹を突き刺された。

 流れる血液に恐怖を憶えた。

 必死に石へと願う。

 流れ星ならば聞き入れてくれるはずだから。

 

 神のきまぐれか、流れ星の加護、それとも運命か、彼は再びの生を得た。

 自分というものを何処か遠くに感じながら……。

 

 ――0周目について

 0周目はループが始まる前の主人公のこと。

 63周目に存在する物品は”弟”のもの。

 弟や妹に固執するのは0周目のせい。

 

 

 

 『無印』

 何もわからない彼が導き出した答えは生き残ることだった。

 必死に生存ルートを探している彼が出会ったのは一生懸命に街を駆けまわる”弟”と同じ年頃だったであろう少年少女。

 彼は何かに駆られるように、手助けするようになっていた。

 

 ――無印について――

 ループに慣れておらず、最も自分の身体に不慣れな時期。

 さらに魔力の不足も手伝った最弱一直線。

 リンカーコアがループのための魔力を取り込もうと周囲の魔素を集めているため、非殺傷設定は無意味である。

 

 体術については繰り返すことで幾らか修めることに成功するが、筋力などの問題は解決できない。

 よって非力。

 ループによって使い方や効率化を進めることができたが、やはり小学生~中学生程度の筋力しか得られなかった。

 ただし、繰り返すことで筋肉の密度は極微小ずつ上昇する。

 

 魔法については基礎が全くないうえにデバイスも無し。

 そのため、使用している人物の魔法陣を見て一から自分で組んで再現する必要があった。

 魔法陣を何度も組み、時には弄ることでどのような効果が得られるのかを探求し、自らで魔法を組み立てた。

 欠点も多く、粗ばかり。

 そのため、ミスで死ぬことも多かった。

 

 リニスから貰ったメダル型のデバイスは信頼の証だろう。

 起動することによって高速回転を始める9枚のメダルは9つの球のようにも見える。

 是非ともナインボールと呼んであげて欲しい。

 起動の仕方を知らない?

 それはリニスからプレシアへの義理のためかもしれない。

 

 魔法が使えるのが偶数周・奇数周と分れれていたが、ループのためにジュエルシードが魔力を蓄えるためである。

 無印でのセーブポイントとはループする際に選ばれる”極めて近い自分”が接近しているため。

 死ぬことによってリンカーコアごと転写する彼は、ループするほどに魔力量が増大する。

 周数を重ねるごとにセーブポイントが近くなるのはジュエルシードに溜めこむ魔力に余裕ができているからだ。

 

 ボールペンは祖父から貰った宝物。

 丈夫で、手に優しい一品。

 最後に彼を支え、後押しする秘密兵器。

 魔法武器と化している。

 

 

 

 『A's』

 平穏な日々は続かなかった。

 闇夜に乗じた友人の襲撃によって、再び戦いへと舞い戻る。

 リンカーコアから魔力を蒐集されると、ループのために貯蓄した魔力を失ったジュエルシードを過剰に働き、死亡するというペナルティを抱えながら、戦場へと繰り出した。

 因縁を抱える友人のため、弟が狙われているという可能性のため、戦い続ける妹と弟のため、彼は何度でも立ち上がり、戦い続けるのだ。

 

 徐々に自分を見失っても大切な物は憶えている。

 憶えているからこその最後だろう。

 

 ――A'sについて――

 魔力量の増加によって戦法に幅を持たせることができるようになってきた。

 プレシアの撃墜によって取り込んだリンカーコアの一部も力を発揮しているようだ。

 体術は極めて高い点で纏まっていたが、平和な時間を過ごしたことで少し訛ってしまっている。

 魔法については教師役を見つけることができたので飛躍的な上達が見込めている。

 

 魔力砲や魔力弾は不得手であると考えているが、少し違う。

 魔力量が増加したといってもジュエルシードはループのための魔力を求めている。

 そのため、身体から離れた魔法も外部の魔素ごと取り込んでしまい、減衰が起きるのだ。

 

 魔力を失いすぎるとジュエルシードが過剰に働き、魔素を集め、零れた魔力を受けたリンカーコアが爆ぜてショック死する。

 また、許容以上の魔法攻撃を受けるとジュエルシードが変換できず、リンカーコアへと流れ、爆ぜてショック死する。

 蒐集による魔力の欠乏は死亡フラグ。

 

 彼が手に入れた唯一無二のデバイス。

 偽装のためにビニール傘の形をしているが、そのまま使うことも可能。

 オーバードウェポン(OW)を使用するためのデバイスともいえる。

 処理能力は上位のインテリジェントデバイス並だが、知能は持っていない。

 そして名前もない。

 

 死地を踏み続けた結果、攻撃を見極める能力に目覚めている。

 体術、魔法、全てを問わず、見ることで再現する。

 幾分か劣化するが、アレンジすることでオリジナルに近づき、いつか超える。

 

 『100sy■…m…………....

 仮死状態となるが目覚めることなく、死へと向かっていたためジュエルシードがループの準備に入っていたが、無理矢理起こされたことで発生。

 リンカーコアの大半が休眠状態となっている。

 このとき魔法を受けることでリンカーコアが爆ぜて死ぬ。

 

 

 

 『空白期』

 目覚めた世界に、望んだモノは何もなかった。

 心を閉じた。

 否定する全てが嫌いになった。

 

 ――空白期――

 

 手足に存在するナノマシンは魔力によって動く。

 謎技術であり、技術部垂涎の品。

 

 大天使ナノトロンの入院。

 光陰を信じようと必死に頑張る少女を暖かく見守るべき。

 

 病室への襲撃者フェイトそん。

 母の死、ユウからの拒絶、なのはとの距離、そして無人世界での襲撃事件。

 フェイトそんの襲撃は起こるべくして起こった。

 

 スカさん特性のルービックキューブ。

 巨大なカートリッジ的な何か。

 溜めておいた魔力を取り込むことで一時的にドーピングできる。

 カートリッジを使ったほうが効率も良く、無難。

 

 裁判。

 ロストロギアへの親和性、ジュエルシード並の純粋な魔力を生成するリンカーコア、ナノマシン……。

 無印序盤(24周あたり)の入院の際、取得したデータが本局へと送られたことで目を付けられた。

 親和性、魔力の点からクローンまで製造されるという大盤振る舞い。

 逃げられるわけがないでしょう。

 

 ”俺”。

 防御プログラムの管理人格であるゲシュペンストによる擬態。

 四六時中、闇の書の封印を解こうと頑張っていた。

 なんとか防衛プログラムを抜き取ることに成功したが、ミキサーによって弱体化してしまった。

 その際に紫天の書(ユーリ・ディアーチェ)と家族の情報(シグナム・ザフィーラ・シャマル)を得られたが、幾らかは闇の書に置いてきてしまった。(ヴィータ・シュテル・レヴィ・管制人格)

 研究施設で培養されているクローンの確保とレリックの取得を目的としている。

 ユウが集めた証拠によって光陰の罪が減っているのを確認すると、管理局が運営している研究施設を襲う。

 なのは襲撃は研究施設にいるクローンを確保するため。

 

 『100sy■…m…………....100周目』

 キレたときにリンカーコアが稼働した。

 スカさんによる復活以前に戻れなくなった。

 ”極めて近い自分”が少ないため、ループに限界がある。

 

 自爆(極み)。

 リンカーコアの魔力を開放する。

 周囲は吹き飛ぶ。

 そして周囲を取り込みながらループするという二段構え。

 っょぃ。

 そして自分は死ぬ。

 

 公正な裁判。

 あるわけがない。

 疑心暗鬼に陥っているところにこれである。

 甘い言葉で誘われて落とされたため、ざっくり心が折れた。

 2人は家族判定を失った。

 

 シュテル。

 逃げ込んだ無人世界で出会った運命の山猫。

 闇の書に残されていた情報(理のマテリアル)を利用し、使い魔とした。

 自己嫌悪していたが、段々と癒されるようになった。

 精神的につながっているため、求める言葉を与えてくれる相手となった。

 

 エリオ

 OUT→ユウ

 IN→エリオ

 入れ替わってしまった(震え声)

 

 リニスが抱えている小さな少年。

 光陰のクローンである。

 ゲシュペンストが憑りつき、ヴィヴィオが使う変身魔法でサイズ変更。

 使い捨てにされるところだったが、間一髪のところで生存フラグを立てた。

 ゲシュペンストは消滅直前まで削られたため、クローンのユニゾンデバイスのような立ち位置となる予定。

 

 

 

 ループとは

 リンカーコアに憑りついているジュエルシードによる”極めて近い自分”への転写のこと。

 記憶や経験、リンカーコアなど蓄積したもの全てを写そうとする。

 もちろん、『53周目』のように上手くいかないこともある。

 心の奥底で思っていることや強い感情が転写されやすい。

 ループを繰り返すことで、オリジナルから遠ざかり続け、肉体に齟齬が出始める。

 100周を超えた現在では自分の身体を後ろから操っている感覚。

 さらに痛覚を失う、味覚を失う、感情が希薄、言葉を伝えるのが苦手……などと様々な不具合が生じている。

 ”極めて近い自分”への転写であるため、以前の人物と同一ではなく記憶を受け継いだコピーに近い。

 同じことを繰り返すのは、転写が上手くいっていないことや初めての体験に活かすことが出来なかったことが原因と考えられる。

 

 

 

 

 

 百代 ユウ(ハクタイ ユウ)

 アリシアのクローン。

 ただし技術部支援による試作型なので記憶を転写された直後に廃棄された。

 母を求め続け、他のクローンの死骸を貪って生き延びた。

 

 無印編では深い葛藤の末、母に求められることの多幸感によってフェイト陣営へとついた。

 自らを拾った兄との敵対することで、自分を見失っていく。

 それでも母のためにと戦い続け、捨てられたことで心が折れた。

 

 A's前では裁判後、精神が不安定なため療養している。

 

 A's後では兄が搬送されていく様子にはやてへと斬りかかるがなのはに止められ、管理局へと連行された。

 裁判の結果、管理局で働くこととなった。

 

 空白期では精神をやや病んでいる。

 魔法がなければ兄はいなくならなかったと嫌悪している節がある。

 また、プレシアの元に行かなければ兄の元で平穏な生活が送れたはずだと母を憎悪している。

 プレシアの事件を思い出すため、フェイトとの仲は一方的に悪い。

 光陰信者。

 

 sts

 『本物』の弟や懐いてくる劣化レプリカに精神的に弱っていく。

 

 フェイト

 母を失い、傷心のときに頼った兄に無下に扱われたことが心の重しとなっている。

 なのはと交友するも、兄のような人の話ばかりされることで疎外感を感じていた。

 全てが光陰だと気付き彼女は……。

 

 

 

 高町 竜也(タカマチ リョウヤ)

 省略。

 暇なときか要望があったら記載。

 基本的に中立。信頼の高い相手だけ見逃す極N。

 

 

 

 高町 なのは

 錯綜する情報に何を信じるべきかわからなくなり、仕事へと直走った。

 スタンスは決まっておらず、中立状態だったが、自分で見て聞いたことを信じると決意した。

 今後は話を聞くことを重点に動く。

 覚醒するとOWを持ち出す。

 『101周目』のゆりかご戦ではOWによるビームをヴィヴィオにぶち込んだ。

 

 

 

 八神 はやぶさ

 原作知識持ちではやてを甘やかした。

 焦りと警戒によって光陰を襲撃した。

 原作との乖離に苦悩していたが空白期以降では、はやてに従うことを決断。

 

 デバイスは闇の書によって生み出された双剣。

 魔力を込めることで闇の書との繋がりを強め、バックアップを受けることができる。

 

 

 

 八神 はやて

 足は不自由なままのため車いすに乗り、住人の少なくなった家で過ごしていた。

 家族を取り戻すために日々を費やしていた。

 脳みその直属に闇の書を取り戻す方法を囁かれ、陣営を移した。

 

 死体として管理局に搬送されるはずの光陰が消えたことで、復讐によって残った家族を失うことを恐れてゲシュペンストを擬態させて放った。

 本人が生きているのならば接触してくるだろうとの考えからだ。

 擬態を強化するためにゲシュペンストをクローンに憑りつかせるようにした。

 培養されてすぐさまの個体ばかりだが、気にしなかった。

 

 紫天の書を起動させ、家族を取り戻したことで幸せを思い出す。

 ヴィータがいないことが気がかりだったが、家族が増えたことでなんとか紛らわせていた。

 そんなある日、ゲシュペンストが闇の書を失い、奪われたことを知って過呼吸を起こした。

 足が自由に動くようになって眠れない日々が続いた。

 

 空港の事件の後、黒い球体のような家族が戻らなかった。

 クローンが保持していることに気づき、苛立ちが募る。

 事件の詳細な情報を得て、涙を流した。

 闇の書を起動させ、主となっている宿敵の姿を確認していたからだ。

 渦巻いていた憎悪が心の形となった。

 

 闇の所を介して魂が繋がっている。


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