後ほど編集、追加かもです
朝、起きたらいつも通り。
「起きたね。説明は昨日言った通り、帰ってから。顔を洗ってこれに着替えて降りな。ご飯は出来てるから」
………だと思っていたのに
…今はなぜかぱんつにスポブラの下着姿になっているけれど…
じゃあね。といい、今の俺の格好を見て思わず胸元を隠すが
ミリとも気にせずおじさんは部屋から去っていた
僕の家は二階建て平屋、母屋と平屋の接続しているL字型の大きな家だ
その玄関から入ってすぐの階段から上がる二階狭い階段となっており
昔からこの階段の軋む音が苦手だった
父さんと母さんが交通事故で亡くなってからはおじさんが跡見人となってくれた
親戚は集落に三人ほど、従兄妹の二人に母さんの妹のおばさん
そして母さんの弟のおじさん
いつも通りの二階の洗面所で顔を見るとちらりと美人の顔が写って思わずあいさつにペコリ、と首を振ると
あっ、
数秒顔を赤くして固まってしまったが居なおして正面から目を合わせる
やっぱり、うゥぅ。と自ら尻尾が股に巻いてしまう感覚にあらためてついていないのを実感して上の耳まで垂れてしまった
馬鹿やってないで早くしなきゃ
うぅ、冷えた水がつめたっ
…敗北を感じ一回に降りた
「おじさん…くぅ…」
「髪の梳き方からかあ、ソファーに座って。」
髪の毛をここまで長くしたことはないので櫛が通る感覚はとても気持ちがよかった。とだけ
…叔父さんの作るいつもの食卓には珍しく。
近所の知り合いの猟師さんの獲った貰い物のジビエのイノシシベーコンを米と一緒に食べる
噛むとじゅわっ。と中から口の中で飛び出す肉汁と油分、カリカリに焼けた香ばしい香りの肉の触感
やはり獣なのか、後からあふれる獣臭い血の匂いに少し興奮している
現にケモ尻尾とケモミミの毛が『モッふぁー』と逆立っているし
瞳孔も鼻息も荒ぶる
そ、そういうときは。
そうるふーど ライス、あんど。緑茶でスッキリ
ジャッパニーズはこれでないと
噛みしめる度の旨みの
そんな食事を叔父さんは静かに笑いながら見ていた
そんな叔父さんの姿にむっ。として思わず頬を膨らませながら尋ねる
「でーっ。叔父さんは今日になっても何故この姿なのか、知ってるの?」
我ながらボイスもすっかりギンギツネ…
「うーん、今日の晩、帰ってきたら話そうかな。取り敢えず食べちゃいな。水につけて洗っておくから」
うむむ、納得できないけれど…
はーい。
「うん、そろそろだね。このコート着ていきなさい」
おじさんは
「コート…」
全体的に白い首周りにファーのついたケープ付きのダッフルコートを肩にかけてくれた
下回りが少し黒に染まっている
ありがとう!と返すとおじさんははにかんで、なぜか照れていた
時刻にして始業時間の二時間前
『身長で以前まで乗れなかったバス』が到着した。少し古めかしかったが内装は趣がある、といったところか
出入口で整理券を手に取り、少し型の古いバスに乗り込み一番後ろの席に座った
車内には誰も乗っておらず同級生の姿は無い
当然だ、クラスメイトは殆どは家族の車に送ってもらっているのだから
温かい車内の座席の足元からはヒーターがごうんごうんと唸りを挙げて足が熱すぎるくらいに温めていた
外との気温差にハンカチで拭ったほどだ
「それじゃあ、今日は午前中で終わりだろう?帰りは昼には迎えに行くよ」
「何から何までありがとう、おじさん」
そうしてバスは走り出し
段々と慣れてくるころには一面の白銀の世界の景色を楽しむ余裕もあった
雪の白い坂道を上りだし、山間に差し掛かってきた、久々に乗ったバスから見える様々な白の結晶、雪で彩られた銀世界
何処もかしこも雪は覆い隠す雪平原となっていた
このトンネルを抜けると
又もや白い。しかし、車道の周りには雪が細かく枝に積もった木が僅かな木漏れ日を照らし出し
遠く山の斜面には樹氷が出来ており、凄まじい豪雪風だったことが窺い知れる。
暫く走っていると道の両側には雪で積みあがった雪壁が聳えており。バスの周りは薄暗くなってしまった
なんだか、どきどき、ワクワクしているのは何故だろう
ふふ、驚くだろうなあー
みんなどんな反応なのか…楽しみ
「まもなく、中高前、中高前。」
ドキドキしつつお札と小銭をぴったり出口の支払い機に入れ「ありがとうございました」と言いステップを小さな足でおぼつかず降りてゆくと
木造平屋の校舎が見えてきた
見た目はあれだがここらへんでも合併した村と市がなけなしの人口を集めて僕を除いて五人の子供が集う学び舎だ
「こんにちわ~!!」
「ぴぃ!!!」
バス停の横合いからステップで降りてすぐに声がかかると思うだろうか
「かわいー!どこの子?それどこのメーカー?あたしはねー…」
いつもだったら気持ちのいいあいさつで先輩!と声をかけてくれる-『』-…変わらんわ…いつもと
「バカ!すみません、こいつ礼儀知らずなもので…転入生…だよね。まだ雪が積もっているから…ん」
しっかり者の弟君、小学生ながら苦労人…そして…
「がっつり防寒着着てんじゃん!今日四月だからあったかくなるって…ん…?」
ま、まさか
「「あー!」」
「いやー、
「バカ姉が思考したところで今朝のたくあんがしょっぱかった程度しか思い出せないでしょ。すみません、先輩」うちの馬鹿が、といったところで弟君がぶん殴られるばさり、と雪面に倒れヒト型ができた
胸元に何かの衝突の衝撃が走る
ああ、いつものだ
「ふァ、ふ、ふぁ~~。しぇ、
自然な流れでそのまま胸元に突っ込んできた変態がヘッドを片手で持ち上げられた
その様子のまま隣に合流した同級生
「や、いつものだ、この変態はこれさえなければなんだがね」
その持ち上げられて返答しない彼女の作った弁当は毎日風邪でも引かない限り持ってきてくれる
今では見上げる形になった怪力の持ち主の高身長のすらりとしたモデルのような女子は同級生の-『』-だ
その調子で気絶した弟君を背負い。校舎に入る。先生が先に暖房を利かせているようだが廊下は冷えている
同級生の-『』-は片手で持っていた妹を小中学生教室にブン、と投げるとそのまま自分たちの教室へと無言で向かう
背中の弟君をイスに座らせて寝かせると手紙と今朝作ったホットココアと手作りトリュフチョコをこっそり忍ばせて『ごめんね』と言いつつ自分の教室へ向かった
もちろん弟君のお姉さんにも二つ渡すとちゃんとぐったりとした同級生を机に座らせていたのでなんだかんだで面倒見がいい子である
-
――
「お、遅れました…?」
都会から来た新任の先生、雪道で遅れたそうだけど
「先生、スタッドレスタイヤ…-」
「はい、でーは。朝礼をー」
「きりーつ」
「礼!」
「では、この作者は………年…病に…の…果てに…ます、この作品はこのような意味合いだったのですね。
では作品の…行目ここを朗読を…」
「ギンギツネさん、おねがいします」
「……私ですか」
「はい!」笑顔でおっしゃる
「先生…少し遠慮というものを」
ヒィ!とか悲鳴上げてるからやめたげて
「キミも甘いよね…」
弁当、二つ…
「しぇ、しぇんぱい…ごべんなさい"~!」
「え、いいよ!-「」-のごはんおいしいし、たくさん食べて早く元気になるから!」
「ふむ、たまごはまずまず、からあげは…」
「何やってんのよ!姉さん!」
「だから?ふむ、まだあたたかいな」
「食っていいぞ」
そうして持つ箸でからあげを口にもっていく-『』-
「え、あ、ありがとう?」
「…そうじゃない」
「あーん、だ」
「うぅ、あの、あの」「なんだ、その声と態度は。狙っているのか」
「だ、駄目よ!暴走してる!-「」-ちゃん!先生!誰でもいいから!助けてー!」
彼女は両腕を必死に取り押さえているのだが肉汁あふれるからあげを口元に押し付けられている
目が正気じゃない…何故…なんか鼻息荒い…きもちわるい…
「よし、それならくっ…ウッ」
「ヤりましたッス…!チョコレートホールケーキで手を打つッスよ!」
キミがオシャレな都会で流行りの吹き矢の部を作るとか言って飽きたまんま廊下に転がってた
ホームセンターで購入した
鼻血を出し幸せそうな顔で倒れ伏す同級生の-『』-に
ぺたりと座り込み息も絶え絶えな-『』-
そんな彼女たちを見てクスクス笑う-『』-
教室の入り口の影から恐ろし気に見やる-『』-弟君…
それを無口な中学教員の先生がたわら持ちで担いで車に載せて学校から出ていった
「「「うぇ!?えぇ…ええええ!?」」」
超展開に三人で叫んだ
2019.12.22.1.30