転生したら厄介事が付きもの 〜お約束に手を出すとロクな事にはなりません〜 作:ち~やん
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―――〈称号【歩く災害】を入手しました。〉
―――〈称号【災いの元】を入手しました。〉
―――〈称号【暴走者】を入手しました。〉
―――〈称号【人殺し】を入手しました。〉
―――〈称号【炎帝】を入手しました。〉
―――〈炎帝魔法【
―――〈スキル【
―――〈スキル【魔力制御】を入手しました。〉
―――〈固有名:
「わー。やっちまったー。」
僕は今、砂漠のど真ん中から、
黒い中にもところどころ輝きが見えるのは、溶けた地面がガラス化したからだろう。そしてクレーターの外側までそれは続き、砂漠には爆風の跡も見られる。......これは一体何なのか。言わずもがな、僕の仕業だ。
「しかも残りMPが5って......。」
目が覚めた後、体のあちこちが激しく痛むので慌ててステータスを確認した。すると、600もあったMPが5になっていた。もしMPが0になっていたらどうなっていたか―――。知識がないせいでわからないが、良いことにはなっていないはずだった。というか絶対悪いことになっている。と、いうことで。困ったときのヘルプさんだ。
【MP】
[その個体の魔力量を数値化したもの。実際の魔力量と若干の誤差がある。最低値は0で、最大値は不明。理論上は、人間の体では10000程度が限界。なお魔力量が0になると頭痛や吐き気、高熱、めまいなどの症状が出る。(もしこれらの症状が出た場合は、直ちに医師の診察を受けてください。)]
「......なんでやねん。」
相変わらずボケた説明だが、あの幼女のことだから気にしない。しかもボケているわりには要点はわかりやすい。要するにMPが0になると色々やばいということか。
一応、他にも気になることを聞いておく。
「えっと......魔法の......使い方、と。」
そう、魔法の詳しい使い方だ。僕は今クレーターのそばに立っているわけだが、何故こうなったのかわからない。ただロウソクのような小さい火を作ろうとしただけなのに、クレーターができた。
[〜以上のことから、魔法の行使には詠唱、イメージ、そして魔力の制御が必要だということがわかる。仮に詠唱がないと魔法の威力は著しく落ち、最悪の場合は発動しない。また、イメージや魔力制御ができていないと魔法の術式が乱れ、魔法が不安定になる。こちらは最悪の場合魔法が暴走してすぐに魔力切れを起こすので、魔法使いになる者は、まずはじめに魔力制御の訓練をするのが基本。]
......長かった。が、こんなことになった理由はわかった。どうやら僕は魔力の制御ができていなかったらしい。【
「......とりあえず、歩くか。」
歩く。まだ饅頭は残っているので、食糧には困らない。蒸発したはずのハイエナは何故かインベントリに入っていたが、流石に食べる気にはならない。と、そんなことを考えていると。
「ん?なんだろう、これ。」
焦げた箱のようなものが置いてあった。いや、近くに焦げた馬の死体がある。 ......そう、これは馬車だった。
「なかなかグロいな......。ていうか馬車とか流石ファンタジー。そもそもここまで爆風来るとか魔法怖い。」
ここは爆心地から5km以上は離れている。
(でも、馬車か......。)
この馬車に人が乗っていたとしたら。馬が死んでいるのを見ても、ただでは済まなかったことがわかる。......そう考えると、寒気がした。もし、人が死んでいたとしたら......。僕は人殺しということになる。
「いや、まだ決まったわけじゃないし。」
暗い考え方はしないことにした。......だけど、今後は周囲の被害も考えることにしよう。やっぱり魔法怖い。
「ところで......。今のところ、人間の痕跡はこれだけか。」
第一異世界人を発見するのは、もう少し後のことになりそうだった。
次回も主人公編です。