転生したら厄介事が付きもの 〜お約束に手を出すとロクな事にはなりません〜 作:ち~やん
「さて、出口はどっちだろう。」
目の前には分かれ道。いつの間にか洞窟の壁が人工物らしきものになっていたので、右も左も同じに見える。今まで迷わなかったのは一本道だったから当たり前だ。
考えてもわからないので、もう一度【
〈スキル【
例の声が聞こえた。進化したらしい。
「【
性能が上がっている。どうやらレベルアップの内容は探知範囲の向上らしい。右の道は行き止まりだ。よって、左に進む。
「早く人に会いたいなぁ。」
〜5日目〜
人は居ない。歩き、リザードマンを倒し、風呂に入り、食事をする。そんな生活を送っている。
世界最大のダンジョンなら少しくらい人がいてもいいと思ったけど、この世界でのダンジョンの認識がわからないから真相は謎。とにかく人はいない。
〜8日目〜
相変わらず人はいない。もしかしたら人に会う前に精神が病むのではないか、というレベルで人がいない。そんなことを思っているとき、視界の隅で何かが動く。ぷよぷよした、丸っこい生物。
それはスライムだった。
「......スライムか。ハハッ。ようやくクモとトカゲ以外の生物に出会えた。」
スライムは、つぶらな瞳(妄想)でこちらを見つめてくる。そしてゆっくりと近づき、甘えるように手を......溶かした。
「じゅわぁぁぁぁぁ」
「痛!痛い!」
......この野郎。一瞬、(そうか、お前も孤独だったんだな。)とか思ったじゃないか。こうなったら血祭りにあげてやる。
次の瞬間、スライムは僕の魔法で吹き飛んだ。
〜15日目〜
僕は憎きモンスター共を蹴散らしていた。ここ数日散々な目に遭った、その報いだ。ざまあみやがれ。
「ハハハハハ!モンスター共め!くたばれ!」
蹂躙されるモンスターの中にはここ数日で登場するようになったスライムやゴブリンも多い。
〈固有名:利上 優 Lv4が、利上 優 Lv5に進化しました。〉
〈称号【魔物殺し】を入手しました。〉
お、レベルアップだ。ステータスの進化した僕の力を見るがいい!誰も敵ではないわ!
「フハハハハ!もっと魂を捧げろ!バーカ!」
〈称号【ゴブリンの天敵】を入手しました。〉
〈称号【スライムハンター】を入手しました。〉
どれくらい経ったか、もう周りにモンスターはいなかった。
「やばい......恥ずかしい......」
途中からテンションがおかしくなった。「クリ●ゾンスマッシュ!」とか思い出すだけで死にそうだ。しかも魔法だし。本当に誰もいなくてよかった。
そして今の僕のステータスはこれ。
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NAME 【
RACE 【精神体(人間族)】
SEX 【中性(男性)】
JOB 【魔術師】【(未設定)】
HP 780/780
MP 1380/1380
防御 450
攻撃 670
筋力 B 技術 S
敏捷 S 星力 C
幸運 B 火 A
水 A 雷 A
風 A 土 A
光 A 闇 A
空間 A 顕現 A
(詳細)
SKILL
【
【オーディン(ユニーク)】【
【
【気絶耐性Lv10】【
【
【
(残りスキルポイント1648)
NICKNAME
【オーディンの使徒】【歩く災害】【災いの元】【暴走者】【人殺し】
【炎帝】【ダンジョンの探索者】【迷子】【彷徨う者】【スパイダーハンター】【リザードハンター】【怠け者】【ゴブリンハンター】【魔物殺し】【ゴブリンの天敵】【スライムハンター】【厨二病】【黒歴史の体現者】
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そう。あの低かった(?)HPが見事な成長、そしてMPは四ケタ突入!......称号【怠け者】は、湯船から爆撃している最中に突然手に入った。怠けてないから!
スキルの【暗視】は探索の途中。ダンジョンの中は若干光があるが、それでも目を凝らさないとよく見えない。ので、手に入れてからは重宝している。
それと朗報。進化した【
「......砂漠じゃないといいけど。」
こればかりは祈るしかない。
次回、ピンチです。