転生したら厄介事が付きもの 〜お約束に手を出すとロクな事にはなりません〜 作:ち~やん
すぐ元に戻るので、ご安心ください。
―――〈称号【挑選者】を入手しました。〉
―――〈固有名:利上 優 Lv5が利上 優 Lv57に進化しました。〉
―――〈称号【生還者】を入手しました。〉
―――〈称号【ゴーレムハンター】を入手しました。〉
「森だ。」
そう、森だった。
激戦(?)の末に何とか逃げ延び、目覚めたら森。相も変わらず人はいない。......さっきの奴は人じゃない。多分。
「とりあえず......お風呂に入ろう。」
と、ここで感じる違和感。目線が低い、服がダボダボ、全身にみなぎる力、エクセトラ。
「何だろう?......まあいいか。風呂だ風呂。」
土魔法で風呂を作る。そして服を脱ぎ......服を......。
「わーお。」
なかった。具体的にいうと、アレがなかった。......ステータスを見る。
────────────────────
NAME 【
RACE 【精神体(魔力体)】
SEX 【中性(女性)】
JOB 【魔術師】【(未設定)】
HP 9999/3990
MP 9999/6750
防御 999(875)
攻撃 999(982)
筋力 S 技術 S
敏捷 S 星力 B
幸運 S 火 S
水 S 雷 S
風 A 土 S
光 A 闇 S
空間 S 顕現 S
(詳細)
SKILL
【
【オーディンLv10(ユニーク)】【
【
【気絶耐性Lv10】【
【
【
(残りスキルポイント63164)
NICKNAME
【オーディンの使徒】【歩く災害】【災いの元】【暴走者】【人殺し】
【炎帝】【ダンジョンの探索者】【迷子】【彷徨う者】【スパイダーハンター】【リザードハンター】【怠け者】【ゴブリンハンター】【魔物殺し】【ゴブリンの天敵】【スライムハンター】【厨二病】【黒歴史の体現者】【挑戦者】【生還者】【ゴーレムハンター】
────────────────────
称号が増えているのは、まあいい。レベルとスキルポイントが暴走しているのも、まだ許せる。種族と性別とステータス、これおかしくない?
魔力体はどこかで聞いたことがある。......ヘルプさんか。確か精神体を実体化させる方法だったような。......あれ?あのまま何もしなくても死ななかったんじゃないの?精神生命体は。
まあ好んで死にたいわけじゃないしいいか。それと性別。背も低いし、よく見たら髪も長い銀髪だ。おかしい。
それにステータス。最大値より現在値の方が大きい。しかもカンスト。つまりおかしい。
「とりあえずお風呂入ろう。」
少し頭を冷やしてからまた考えよう。頭から水を被り、お湯を張った湯船に入る。
「あ~。ごーくーらーく―。」
......気持ちいい。体の隅々まで染み渡る暖かさ。さっきまで戦っていたのが嘘のようだ。
「はあ~。気持ち〜ね〜。」
「ガゥ!」
ほら。コイツも言っている。お風呂は全人類共通の癒やしツールだ。
......いや、コイツって誰?
「うわ!うわうわうわぁ!!」
「ガウ!」
目が合う。それは、黒くてデカいクマ。そいつが後ろから見下ろしていた。
【ジャイアントアビスベア】
[別名は深淵熊。外見は漆黒の毛で覆われた巨大な熊。高ランクモンスター。攻撃方法は爪や牙、体当たりなどから闇属性魔法まで。推奨討伐ランクA〜。]
強そう!一難去ってまた一難とはこのことだ。......いや待てよ?今の僕ならこれくらい余裕なんじゃないか?
でも、油断はいけない。まずは牽制だ。
「【炎となって顕現せよ。
......あ、頭吹き飛んだ。弱すぎない?オーバーキルだコレ。
しかも今の音でモンスターがワラワラ集まってきた。
「......よし。全部倒すか。」
パーティーの始まりだぁ!