GD—ゴッド・ドライブ—   作:唯詩 袮菜

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初めまして。
唯詩 袮菜(ゆいし ねいな)と申します。

今回、初めての小説を書かしていただきました。
右も左も分からない私ですが、最後まで読んで貰えると幸いでございます。
よろしくお願いします。


第1章 始まりの苦難

2046年。人類は人類以外と交戦をしている。そう、通称「PD(プラネット・ドライブ)」と。

 

太平洋の中心に浮かぶ孤島「GOD(グランド・オール・デディケート)」ここは物語の舞台となる島である。

 

世界はPDと交戦するために新たなる力を手に入れた。その名が「GD(ゴッド・ドライブ)」である。PDの持つ不思議な力である「D(ドライブ)」を元に開発されたものである。だが、その全貌はまだ明らかではない。唯一ハッキリわかってる事はDのトップであるGDは神の者の力を受け継ぎし者に素質がある、ということである。Dは20歳以下の者に扱える。適性もあるため、戦える者は少ない。

 

これはその「D」の中でも、「GD」の力を持つ者達の物語。

 

 

「適正があるとは言えてもな…俺のパラメータ全部オールFだぞ」

 

今俺は一つの扉を開けようとしている。

 

俺が今居るこの学校はGODの中にあるD専門の養成校である「オールリンゲージ」である。

扉を開けて入る。

一斉に視線がこっちに来る。

「日本人?!」「Dを持つ日本人だ!」

やっぱりこうなるか…。

なぜこうなってるかと言うと…

今Dを使える日本人は数少ない。

それは過去に起きた第一時太陽系戦争により人口が減ったためである。

その中でもGDを使えるものは自分を含め12人しかいない。これはDの判明している情報に由来する。

日本を12ヶ所に分け、その地域を守る「十二支家」だけがGDを扱えるのである。過去には家系で沢山居たのだが、戦争で犠牲が沢山出ていた。力を受け継ぐため、生き残った十二支家は後継者を残すために力を持つ子供を他の家に養子として預けたのだ。

そう。日本人だけが持つ特別なGDの力を残すために。

 

そのため、日本人のDも含めGDは珍しいのである。

その上、GDである自分はさらに注目を浴びる。

情報が名前だけであっても。

俺の名前は寅東北 虎影(しんとうほく とらかげ)十二支家「寅」の生き残りだ。

 

これから過ごして行くクラスのみんなに軽く挨拶を済ませ席につく。今日は入学式である。

 

入学式が始まり、この養成校の生徒会長がステージに上がる。

 

ポニーテールで黒髪、凛とした顔というのはこういう事を言うのだろうと思えるほどの顔立ちで笑顔が可愛い。スタイル良すぎだろ…とか思ってると話が始まった。

「皆さんおはようございます。私は生徒会長、2年の辰東南 龍菜(しんとうなん りゅうな)です。以後お見知りおきを。」

生徒会長も数少ない日本人のGD、十二支家「辰」の生き残りである。

この学園の生徒会長はパラメータがトップの者だけがなれる。そのためこの学園で1番強い人でもある。

「新入生の皆さん。ここでの学校生活は皆さんの夢を叶えるための学校です。いい思い出を作って行きましょうね。」

(夢…か、)

入学式を終え、教室に戻る。

 

戻れない。

 

何せ日本人のDってだけで珍しいものを、GDって言ったらそりゃね。質問攻めダヨネ。

中学校か親に教わらなかったの?!矢継ぎ早の質問はダメ!って。困るだろうが!

「ねぇねぇ!日本人のGDだよね?どんな力が使えるの?」

「Dよりも凄い力持ってるんでしょ?」

俺は苦笑いしながら何も答えることが出来なかった。

 

なぜなら、俺にはその力が無いからだ。正確に言うと出現条件が分からないのである。DにもGDにも通常形態の他に『オーバーモード』と言うがある。

『オーバーモード』は機体の性能、本人の能力値を底上げしたりできる数分だけ使える力なのである。

各国でその力の形は異なる。日本の十二支家のGDの『オーバーモード』は十二支の動物に類する生き物に変形する。

例えばアメリカなら武器に変形、と言った感じだ。

『オーバーモード』は出現条件を満たすと能力を使えるようになるのである。いわゆるトリガーが必要なのだ。

だが、俺の「寅」だけは未だ出現条件が不明なため小さい頃からDの訓練を小中学校とやっていても力は弱く、ランク、パラメータは全部最低ランクのFである。

返答に困っていると後ろから声が聞こえた。

振り返るとそこに居たのはさっき入学式で挨拶をしていた生徒会長だった。

「このような所で騒いでいるのは何故です?」

「いや、その…質問攻めを…」

やば、入学早々怒られる、そう思っていると、

「皆さん各自素早く教室に戻りなさい。SHR始まるわよ。虎影くん?で良かったかな?ついてきて。」

「あ、はい。」

ほかの人は各自去って行った。

「あの、助けていただいてありがとうございます。」

「いいのよ。日本のGDは世界に12人しか居ないもの。あのようになるわよ。私も入学した時は大変だったからね。」

(生徒会長もなのか。)

そう思ってついて行くと連れてこられたのは

「生徒会室?」

「そうよ。あなたを勧誘しようと思ってね。」

「俺をですか?」

「うん!」

笑顔で頷かれた。

あ、可愛い。

コンコン、ガチャ

「どうぞ、入って。」

「失礼します。」

理事長室なのかと思うほどの広さと装飾があった。

窓側にはあの社長などがよく座ってる様な机と椅子がある。手前には来客用の椅子とテーブルがある。

豪華な作りである。

「どうぞ、お座りになって。」

「失礼します。」

椅子に腰掛ける。

「急で悪いのだけれど、虎影くん。生徒会入らないかしら?」

「俺がですか?俺勉強以外は全てFランクですよ?」

「それはあなたのGD、《白雷》がまだ目覚めてないからでは無くて?」

 

思考が追いつかない。

 

『目覚めてない』と言う発言に初めて寒気を感じた。

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