前作を読んでない方は読んでいただけるど嬉しいです。
まだまだ小説は勉強中ですので暖かい目で見て頂けると幸いです。よろしくお願いします。
目覚めてない?
GDは、そもそもD自体が『目覚める』などと言うことはあるのか?
確かに元々はPDの持つ力でそれを人に扱えるようにしたものだから有り得ないことは無いのか?
俺は整理がつかないまま問い返した。
「生徒会長、それはどういう事何ですか?」
すると会長、辰東南 龍菜は静かに口を動かした…
俺は生徒会に入る事を「考えておきます。」とだけ返事をして出てきた。
教室に戻る途中、俺はずっと考えていた。会長の口から出た言葉を。確かにあの時会長は口に出していた。
その事を、その内容を自分が理解するまでそう長くはかからなかった。
それから数日が過ぎ、学校で行う初めての実機を使った演習で、事は起きたのである。
基本的に演習ではDの数には限りがあるため、GDを持つもの以外は学校にある訓練機を使用する事になる。
「それじゃ、まずはGD扱ってるものは展開から装備まで前に出てきてやってもらう。虎影、前に出て実践してくれ。」
先生に言われるまま前にでる。
なぜオールFの俺が言われたかと言うと、GDを持つものは少なく、各クラスに一名入ればいい方だからである。
このクラスにはそのGDを持つものが俺を含め二人いる。
先生は20歳を越えているため使用は出来ないため、生徒に行ってもらうのだ。
「それじゃ虎影、展開してみろ。」
「はい。わかりました。」
「ふぅ、」一息つく。
俺は首から下げてる白色の電の形をしたネックレスを握り叫ぶ。
「雷鳴が 暗闇てらし 迸る!《白雷》(びゃくらい)!ゴッド・ドライブ!」
掛け声と共にネックレスは眩い光を放ち、形を変える。
両手には大きい鉤爪が三本、二の腕に。
両足にも同じく鉤爪が。
背中には大きく虎が口を大きく開けたものが半分に割れ羽のように広がる。
最後は頭にフルフェイスで虎の顔が展開された。
「展開、完了」
「「おー!!!」」
クラスからの声が響く。
「よし、次は空を飛んでみろ。」
「分かりました。ブースター展開」
掛け声と共に空を飛び回る。
やっぱり空を飛ぶのは気持ちがいい。過去に人が空を飛ぶことを夢みるのが理解できる。
「よし、降りてこい。」
無線からの声だ。
「了解。」
「次は武装展開してみろ。」
頷き、掛け声をする。
「武装展開!雷尾刀!(ライオット)!」
背中に白色に黒の稲妻模様が入った長剣が現れる。
それを引き抜き右手に握る。
「よし、出来たな。そしたらクラスで1番パラメータ強いやつ、前に来い。」
「はい!」
声とともに出てきたのは俺と同じ十二支家の「卯」の名前を持つ元気なショートヘアーの少女である。
少女は白色の髪の毛で、先端がくるっと丸まっており、頭から横に生えて?いる二本のアホ毛が動く度にぴょこぴょこしている。
名前は「卯東 兎(ぼうとう うさぎ)」である。
彼女もまた、GDを持つ者である。
もちろん彼女のパラメータはほぼオールAと言えるほどである。
「兎、展開してみろ。」
「分かりました!」
先生に言われるまま掛け声をする。
彼女は右腕に着けたブレスレットを天にかざして叫ぶ。
「白き月 輝く夜に 跳ね回れ!《白夜》(びゃくや)ゴッド・ドライブ!」
掛け声と共に展開される。
両腕には肉球みたいな可愛らしい手が付く。
両足にはあの兎の大きい足がそのまま付いたような感じである。
背中には俺と同じように兎の頭が半分に展開し、両側に広がる。
特徴的な耳は例のアホ毛の所に付く。
見た目すっげぇ可愛い。
「展開、完了!」
ウィンクしながら口に出す。
「よし、武器も展開してみろ。」
「はい!武装展開!跳小槌(ラビットハンマー)!と、もう一個!跳撃餅(ラビットマシンガン)!」
両腕の外側にマシンガンが現れる。
右手には丸い形のした小槌が握らている。
見た目怖ぇ。
……ん?ちょっと待て。俺はオールFだよね?相手は?オールAに近いよね?
「先生!ちょいまち!俺、ディスられてます?!」
「いや、お前GD使いだろ。ハンデだハンデ。…ってかお前ディスられるって、クククッ、プ、アハハハ」
クラスのみんなも笑う。
「今どきディスられるってなにーアハハハ」
「もう死語だよー」
あ、つい出ちまった。俺は出身が田舎者で言葉が古いのだ。俺も最近頑張って直してはいる。が、無理だ。
うん。知るわけがない!
気を取り直して…
「試合開始!」
先生の掛け声と共に俺はオールAに立ち向かう。
「はぁぁぁぁぁぁ!!」
兎も小槌で殴ってくる。
キィィィィィン!!
火花を散らしながら刀と小槌がぶつかり合う。
すぐさま俺は距離をとる。相手は両腕にマシンガンを付けている。遠距離も行えるのだ。
打ってくる弾を避けながら俺は左腕に盾を展開する。
「白盾(しろだて)!」
左腕に稲妻の形をした盾が展開される。
飛んでくる弾を盾で守る。が、パラメータが低い俺が耐えられる訳もなく、飛ばされる。
「クッ…!」
「最後よ!ラビットバレット!」
両腕をこっちに向け、弾を放つ準備をする。
撃たれる!
そう思った時だった。二人の間で爆発が起きた。
「なんだ?!」
島全体に警報がなる。
「PD襲来!繰り返す、PD襲来!軍隊が来るまでは地下シェルターに避難してください!」
警報に皆が混乱する。
第一アリーナで俺と兎は戦っている。
他のみんなと先生はモニターにて別の場所で見ていた為逃げれてると思う。
無線が入る。先生からだ。
「景虎!こっちは大丈夫だ!そっちは大丈夫か!」
「はい!大丈夫です!」
「卯東も大丈夫です!」
「危険だから早くシェルターに!」
先生は安全を教えてくれる。
だが、今ここで避難するとまだ避難してる他の人が巻き込まれる…
ここは…
「卯東さん、他の人が避難出来るまで俺は時間稼ぐから早く避難して!」
「え?!」
驚くような顔してるな。そりゃそうか。俺はオールFの雑魚だ。時間稼ぐどころか下手すりゃ死んでしまう。それでもここで逃げるのはやばいと直感的に感じた。
「だったら私も戦うよ!GD持ってて逃げるのは恥だもんね!」
その笑顔で見られたら断れないな。
「よし、分かった。でも危ないと思ったら避難させるからな。」
「わかってるよ!」
「かなり、居るな。」
「そうだね。」
「っしゃ、やるか。」
刀を、小槌を握りしめて空に浮くPDに向かっていく。
キィィィィィンー…
ヒュンッー…
武器がぶつかり、弾が飛び交う。
二人とも経験が浅いために手こずる。
「行っけぇ!ラビットバレット!」
敵が一瞬で消えてく。
「すっげぇな。」
そんなのもつかの間、一機の連弾が卯東さんに直撃する。
「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」
地面に物凄いスピードで落ちていく。
ドォォォォォン…
「イタタタ…え、うそ。待って、イヤァァァァァ!」
目の前に一機のPDが顔面目掛けてガトリングを向けていたのだ。
「卯東さん!!!クソッ!もっと力が俺にあればっ!」
《白雷》お前の力がもっとあればよかったのに、
その時だった。全身が光出した。
「虎影よ。貴様には我の力を扱うことが出来るのか?」
「誰だ?」
光出した《白雷》。
卯東 兎はどうなるのか。
生徒会長の言葉が判明する!
次回、第3章 パンドラボックス
最後まで読んでくださりありがとうございます!
まだまだ未熟ものですので暖かい目でお願いします。