白玉楼では気絶している西行寺幽々子と魂魄妖夢、辛うじて意識を保っている八雲紫、そして藍を取り込み黒色に染まった狐、青華がいる。
「さて、妖怪の賢者、八雲紫。貴女には何故私達が幻想郷から拒まれたのか、説明して頂きたい。納得の行く説明をね。」
「・・・私は幻想郷の管理を行っているだけで幻想郷ではない。それなのに、そんなこと聞かれても答えられると思う?」
「さぁ? だけど、貴女の話を聞くより殺り合った方が分かる気がしてきました。まずは・・・貴女の友人とその従者を此方側に来てもらう。」
青華がそう言った途端2人の真下にスキマに似た様な物が現れ、2人を連れ去った。それはほんの一瞬の出来事だった。
「2人をどうするつもり?」
「私達は幻想郷の住民達とは数も力も劣る。力を付けるには時間がいります。だが、数を補うことは可能。彼女達は私達の下僕となり、貴女達を襲う。影の姿となってね!」
「そう・・・もういいわ。さっさと始めましょう、用事ができたから早く終わらせたいの。貴女をさっさと倒して2人を見つけ出すって言う用事がね! 結界「光と闇の網目」!」
「いきなりね・・・まぁいいわ! 獣符「獣の遠吠え」!」
紫と青華の対の色をした弾幕は2人の間でぶつかり合い散っていく。全てが散り去る前に、青華は札を取り出し、詠唱を始める。
「隙だらけよ! 境符「生と死の境界」!」
「甘い・・・そして・・・もう遅い・・・! 我が札に宿る眷属達よ・・・我の呼びかけに答え、現れろ! 式神「酒呑童子」「茨木童子」!! 」
紫の弾幕をかわし、詠唱を終えた青華の傍にいたのは、2人の見た目が幼い鬼。酒の入った盃を片手にし、酒呑童子と呼ばれた鬼は赤の、茨木童子と呼ばれた鬼は青の袴を身に纏っている。髪は両者共に腰まで伸ばした髪を後ろで1つ束ねてある。
「「今回はなぜ我等を呼び出したか申せ、我等が主よ。」」
2人の鬼の声は丁度重なって青華の耳に届く。青華が口を開こうとした途端、3人の目の前に無数の弾幕が現れる。それは3人の周りを囲み、間はどんどん狭まっていく。
「・・・紫奥義「弾幕結界」・・・貴女達が話している間に発動させて貰ったわ。これで終わりよ!」
「「と、申されてるが、どうする? 我等が突破口を開こうか? それともあの女の首を取ってこようか?」」
2人の鬼が再度青華に問う。青華は迷わずこう言った、
「お前達は影達と共に妙蓮寺や永遠亭を落として来てほしい。此奴の相手は私ひとりで充分だ。」
と。これを聞いた鬼達は自分の仕事をこなす為に動いていった。
「さて、まずはこの弾幕か・・・はぁっ!」
青華は自らの尻尾で弾幕を薙ぎ払う。だが、弾幕は次から次へとどんどん来る。
「ジリ貧って言葉を貴女は知らないのかしら? 」
「知らない訳ないでしょ。取り敢えずは・・・こうすればジリ貧じゃなくなる。結界「絶望ノ淵」」
「これは・・・っ!? 頭がっ・・・!」
紫の周囲に現れたのは黒い結界。その中にいる紫は影になりつつある。段々と意識が薄れ、あと少しで完全に影になりかけていたその時、突然結界が大破し中にいた紫が倒れた。結界があった場所には砂埃が舞い、その中から男の様な声が聞こえる。
「やめときやめとき。妖怪の賢者を影に落としてもここが消えることはない。それどころかそっちが不利になるだけだと思うぞ。」
「・・・お前は・・・誰? ・・・でも誰だろうと関係ない! 私の邪魔をするならお前だって・・・!」
「俺のこと忘れちまった? お前さんの大切な友の血縁者だと言うのにな・・・」
砂埃が晴れるとそこには茶髪に蒼眼、青い上着と七分丈のジーンズを纏った男が現れる。
「まさか・・・でも・・・なんでこ・・・」
ドゴッと言う音と共に青華の声が途絶え意識が飛ぶ。男が思いっきり青華の腹を殴ったからだ。倒れた青華を肩に担ぎながら男は
「・・・あんたらを彼奴等から守る為さ・・・」
と言って白玉楼から姿を消した。残ったのは影からの侵食がまだ続いている紫だけ・・・
サブタイ考えるのが段々めんどくなってきたんでカットします。←此奴は後でギルティとなるのでご安心を
あと、話の内容が迷子になっても許してください
なんだかんだでまた新キャラ出ましたよ。いい加減結構前に出てくれませんかーって聞いた奴消化しないとですね・・・。頑張ります。次回も頑張って書いていきます!