ToLOVEる 魔王降臨   作:元気マックスssさん

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な、なんてことだ。












トラブル3 宇宙からの侵略者

昨日、デビルーク王直々から使命を与えられた俺は期待とやらに背かないために登校と下校は一緒にすることにしたのはいいが。

 

「リト!」

「だ、抱きつくなって!」

 

朝っぱらからずっとこんな感じだ、小さい頃からアイツといるがまさか全宇宙を統べる惑星の姫様に好かれるとは。

 

「おいリト、近所のババアどもが見てるぞ」

「お、オレじゃなくてララに言ってくれ!」

 

そこから少し歩いて学校に着いた、校門にいたのは佐清だった。俺はこの間のことを思い出す。

 

「…………」

  

前にグラウンドで見たアイツの目、そして雰囲気。最後にデビルーク王が言っていたリトたちを狙う宇宙人。

 

「リト、気をつけろよ」 

「え?どういうこと?」

 

俺はララとじゃれあうリトを置いて教室へと向かった。

 

 

 

 

俺の不安は放課後まで続いた。昼休みや授業中にサボったりして佐清を見張ったりしていたが、特に目立ったところはないが、気になったのはやたらと女子を見ていたことだった。

 

特に西連寺とかいう女子を見てた、もしも宇宙人とかじゃなく普通の人間だったらそれはそれで危険だ。

 

「リト、帰るぞ」

 

俺は一年A組の教室へと入るがそこにリトはいなかった。俺は偶々そこにいた男子に問いかける。

 

「おい」

「は、はい!」

「結城リトはどこだ」

「え、えとぉ」

 

A組の男子はビビってるせいかヘナヘナしながら中々喋らない。

 

「リトならさっき走っていきましたよ」

「あ?」

「あっちの方へ、なんかめっちゃ焦ってたけど」

「………!?」

 

まずい、呑気にしてた場合じゃなかった。例の宇宙人がリトとララを狙いに来たんだろう。俺はリトが向かった場所まで走っていった。

  

 

 

 

「春菜ちゃんを離せ!!」

 

オレはそう叫ぶ、目の前にいるギ・ブリーと名乗る宇宙人に向かって。自分が非力なことぐらい分かってる。

 

喧嘩なんて小学校以来してないし、喧嘩といっても口喧嘩しかしたことないし。あ、一回だけ殴りあいの喧嘩はしたことあるな、レイトと。

 

オレの後ろにはララがいる、それに対して目の前には真の姿を見せたギ・ブリーはめちゃくちゃ強そうだ。

 

「キヒヒヒ、さぁ早くララを渡せ!さもなくばお友達の血を見ることになるぞ!!」

 

クソ!このままじゃ春菜ちゃんは。俺は今どきになって深く後悔した。ララの親父はは期待しているとか言ってたけどオレの器なんてたかが知れてる。

 

「ララ俺がアイツの注意を引くからおまえはその隙に春菜ちゃ…西連寺を連れて逃げろ!」

「その必要はねーぜ」

 

その聞きなれた声にオレは目を見開く。後ろ振り返りるとそこにいたのは汗をかいたレイトだった。

 

「クソ!少し遅かったな。………やっと会えたぜ宇宙人!さぁお前の本気を俺に見せろ!」

 

助けに来たと思ったけど強敵狙いだったのか、いやまぁ分かってはいたけど。

 

「ひ、なんだお前は!」

「俺か?俺は『魔王』だ!」

 

というかザスティンの時もそうだったけど何気にその異名気に入っちゃてるよな。

 

「お、女がどうなってもいいのか!?」

「そ、そうだ春……じゃなくて!!!西連寺を助けてくれ!」

「知るか!」

 

えぇぇぇ、ヤバイよ。この人目の前の強い敵にしか興味持ってないよ。

 

「く、くそ!それ以上近づいたらこの女を!ホントに殺っちゃうぞ!ホントだぞ!」

「知らねぇよ、殺るんならとっとと殺れよメンドクセー」

「いやそれが一番ダメだから!!」

 

レイトは片手に持っていた黒い指なしのグローブを両手にはめた。

 

「来ねぇならこっちから行くぞ!!」

「ひひひぃ!!ごめんなさい!?」

 

ピタリとレイトは足を止める。今の言葉には俺もララでさえもギョッとなった。

 

「は、はぁ?」

「は、ち、ちが!フン!それ以上近づけば女の体はどうなるか分かっているのか!」

「いやそれさっき聞いた」

 

な、なんだ?ギ・ブリーの奴さっきとはまったく態度が違うぞ?これってもしかして。

 

「チッ!意味わかんねぇ、もっかい行くぞ!」

「ひひひぃ!!」

 

ギ・ブリーはボールに転けて頭を地面にぶつけた。その次にギ・ブリーは頭を抱えながらのたうち回っていた。

 

「いたい!死ぬぅ!!」

 

そういえばザスティンが言ってたな、皆が皆強いわけじゃないって。

 

「ッガ!!」

「とんだ見込み違いだ」

 

レイトは右足をギ・ブリーの顔面めがけて蹴りあげた。

重すぎた一撃を食らったギ・ブリーはそのまま気絶、その後ギ・ブリーは段々体が小さくなったのだ。

 

「なにこれ?安っぽいマスコットキャラみてーな体」

「さ、さぁこれが正体?」

『おや?これは「バルケ星人」ではないですか!』

 

バルケ星人?こいつのことか。俺はギ・ブリーの首を掴みまじまじと見つめる。

 

『優れた擬態能力を持つ代わりに肉体的にはひ弱な種族ですぞ』

 

は、ハッタリかよ、なんつーか残念すぎてなにも言えない。逆にかわいそーだな。

 

「なぁ、もしかして宇宙人ってのはデビルーク人以外はみんなこんなのなのか?」

『いえ、デビルーク人と比べるのもどうかと思いますが、宇宙には「殺し屋」なども数多くいます。中にはデビルーク人と同じようなステータスの高い種族も数え切れない程いますぞ』

 

それなら良かった、俺はほっと安心する。せっかく面白くなってきたのに一気に萎えるところだった。  

 

「さてと…………後は頼むわ」

「えぇ!?」

 

誰が後片付けなんてメンドーなことするかってんだ。俺は窓から外へ出てそのまま家へと帰った、護衛任されてるけどもう何もこないよな、たぶん。

 

 

 

 

「ただいまー」

 

家へと戻ってきたことを告げて俺は居間に入った、居間にいたのは美柑だった。

 

「おかえり、………ムフフ」

「な、なんだよ」

 

いきなり変な笑い方をした美柑に俺は戸惑った、美柑はニヤニヤと笑っており、俺をジーっと見つめている。

 

「レイトもやっと学校サボらないようになったな、って思ってね。これもララさんが来てくれたおかげだね」

「そんなことかよ、俺はあの二人の護衛を任されてんだ、ホントはこんなことしたくねーんだぞ。やんなきゃ地球諸ともおしまいだからな」

 

あっそー、と美柑はニヤニヤ笑いながら台所へと向かっていった。

 

「た、ただいまー」

「ただいま!」

 

どうやらリトとララが帰ってきたようだ。居間へとやって来たリトを見ると既にボロボロ。

 

「さ、散々な目に遭った」

 

今日も不幸全快だな、と思い俺は居間を出て二階の自室へと入ったのであった。





あまり進展がない。
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