インフィニット・ストラトスに対するアメリカ合衆国の対応   作:Inbound

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グラビティガン

BlackMesaの施設は広大だ。

職員が消費する食料、施設が使用する電力は全て研究所の敷地内で生産される。

外部から物資が搬入される際は入念に検査を行うよう規定され、またあらゆる実験は施設内で行うよう決められている。

 

 

私は今、セクターCからモノレールで数分の重力兵器専用実験場に来ている。

グラビティーガンのテストをするためだ。

資料によれば、すでに試作品がいくつか完成しており、実験に使用することができるらしい。

 

いくつかの手続きを終え、警備員からガンを受け取った。

ガンは両手で持ち使用する。

歩兵携行式ミサイルより少し小さいガンを持ち、実験場に入る。

 

ガンの取っ手を持ち、トリガーを押す。

トリガーを押した瞬間、30m先にあったドラム缶が私の1m前まで数秒で移動した。

私はモードを2に変え、再びトリガーを押した。

すると、今度はドラム缶が40m先まで吹き飛んだ。

 

目的は果たせたのでグラビティーガンを返却し、オフィスまで戻ってきた。

政府はこの装置を、敵兵士が持つ武装を中距離から引き剥がしたり、鋭利な物や爆発物を敵兵士に直撃させる等の方法で運用したいらしく、現在は射程と量産性の改善を主に行っていると資料にあった。

 

研究チームは主に2つのグループに分かれ、グループ1は量産性と使いやすさを、グループ2は長射程化を行っている。

私は長射程化グループに割り振られた。

 

 

グラビティガンの実験から2時間が経った。

私は今、オフィスの近くに有る会議室に来ている。

同じグループ2の博士と長射程化に関する会議を行う為だ。

 

「さて、まず現在の進歩状況を報告する。グラビティーガンバージョン7はバージョン6と比べ射程が7m延長された、これはグラビティーガンの核となる零点エネルギー発生装置の出力強化のため、内蔵発電装置を大型化した事によるものだ」

 

グループ2のリーダーを務めるヴィクター・ヴォーン博士がモニターの横に立ち言う。

余談だが、グラビティガンが現在の形になるまで約1年半かかっている。

 

「現在のところ、我々の課題は内蔵発電装置の小型大出力化だ。小型でコストが低く、量産可能で、なおかつ大出力を持つ発電装置が必要になる」

 

「現在別の施設で研究されている小型発電機の試作品を送ってもらうよう政府に要求中だ、それが終わるまで、我々は零点エネルギー発生装置の強化を行う」

 

「ボネット博士、ワーグマン博士、メイジャー博士、フリーマン博士は引き続き長射程化を行い、他のものは零点エネルギー装置の強化だ」

 

彼がそう言い終わると、皆は会議室から出てオフィスや実験場に向かっていった。

私も実験を行うべく、会議室を出た。

 

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