無冠の英雄 隻腕の長門   作:◯のような赤子

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とうとう豚に裁きが下ります!!

そして一応グロ注意です

まだまだ金剛の受難は続きます

ではお楽しみください


雨は8年前から止むことを知らない___参

ドオオン、ズズウウンン

 

 

「結局長門何ぞどこにもいないじゃないか、これでは何のために来たというのだ!?」

 

(知りませんよ。勝手に付いてきたのはそっちじゃないですか・・・)

 

昨日とは違い、今度の演習場は海だ。すでに演習自体は始まっていて、柱島第三艦隊と舞鶴第二艦隊が戦っている

 

(・・・やはりあの人は来ませんでしたか)

 

この場に柱島の提督はおらず、大淀もいない。しばらく来ないことを叢雲に伝え、別の用事を済ませにいったのだ。現在、柱島の指揮は叢雲が出している。こちらもいい機会なので指示を出さず、見守っている

 

 

(本当にやるつもりですね・・・)

 

先程応接室を出る際、とっさに柱島の提督は手信号で暗号を送ってきたのだ。

 

 

 

_____海賊旗ヲ上ゲロ______

 

 

これから行われることはある意味ズル(・・)だ。二人の元帥の娘を持つ、ここ柱島鎮守府でしか許されない反則技だ。

 

(まぁ、自業自得ですね)

 

航海中、軽く隣に座る豚の経歴を調べた。親のコネを使い、多額の裏金で大本営入り。(おそらくそこで長門の姿を見たのだろう)視察の名目で様々な鎮守府に向かい、大勢の艦むすに性的暴行を加えている。おおやけになっていないのは、金で何人かの上層部を買収したのだろう。

 

 

(ん?大淀さん?・・・えぇ!?」

 

「騒がしい!!なんだ急に!?」

 

「あっいえ、なんでもないです」

 

(どういうことだ!?何故このタイミングで・・・柱島さんは何を考えているんだ!?)

 

先程、大淀はこちらに向かって手信号を出してきた。

 

 

______長門ガ来ル_____

 

「・・・そう、きっとビスマルクさんね、喋ったのは」

 

その手信号は叢雲にも見えていた。両鎮守府の艦娘は、この場に長門、提督がいない理由が豚であることは分かっている。その為叢雲は即座に暗号通信に先程の内容を流す。

 

『叢雲!本当なの!?』

 

「えぇ、瑞鶴さん。あなたの所の提督を見てみて、口元を押さえているはずよ」

 

『・・・げっ、本当じゃん。うわっ、隠すのヘタっ!』

 

「・・・せめて素直と言ってあげなさい。アイツが褒める数少ない相手よ」

 

『でも何で?別に長門さん、来る理由がないじゃん。』

 

「・・・できたんでしょうね、理由が」

 

叢雲は気づいていた、この場には金剛も来ていないのだと。そして先程まであの豚と共に鎮守府を案内していたことも大淀に聞いている

 

(金剛さん・・・もういいのよ?この数年間、見ているこっちが辛かったわ)

 

理由は分かる。叢雲自身も最初は許せなかった。だが、日々罪を償おうと、自らを犠牲にして心の中ですら泣く事を許さずボロボロに壊れていく様が分かる者達にはとても見ていられなかった。

 

 

「瑞鶴さん、そちらの総員に言ってくれる?やっと終わりそうなの」

 

『・・・?叢雲?』

 

「それと、精神的に幼い子がいたら今すぐ退避させて?こっちも陸奥さんに頼んでおくわ。多分耐えられないから・・・」

 

陸地に目を向けると遠くからこちらに歩みを進める師の姿が確かに見えた

 

『叢雲!?それってどういう・・・』

 

「ごめんなさい。_____もう来たわ。」

 

公共通信へとつなぎスピーカーに切り替える、そして____

 

 

《提督代理、第一艦隊旗艦叢雲が告げる!!総員!!戦闘行動を終了せよッッ!!!》

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんだ!?おいこんなの聞いてないぞ!?一体なぜやつらは戦わん!?」

 

「・・・ハァ。後ろ、見てください。」

 

「キサマっ、訳の分からんことを「初めましてかな?少将殿。」・・・!?」

 

バッ、と後ろを振り向く少将。一度大本営で聴いたその声を忘れたことはない、必ずその美声を喘がせてやると思ったから

 

「私を探していたんだろう?」

 

その艶のある長い黒髪を忘れたことはない。乱暴に掴んで引きずり回してやると一目見た時から決めていたから

 

「おっ、おおっ!!」

 

もはや疑う余地がない。全ての尊厳を奪い、舐り、自分の下でよがる様を妄想し、日々愚息をしごきたてた、あの「隻腕の長門」が自分の目の前にいる・・・っ!!

 

「あぁそうだ!!長門!!君に会いたかった!!どうだろうか?私は少しハラが減ってなぁ、二人きりで食事でも?」

 

そういいながらすぐさま長門に近づき、腰に手を回す。舐るように尻を触り、彼女の香りをフゴフゴと嗅ぎ、更には肌蹴た着物の中に手をいれ、長門の胸を揉みしだき堪能する。

 

(なんだこの柔らかさは!?今までわたしが抱いてきたのは何だったのだ!?そしてなんと良い匂いだ。まさに最高のメスのにおいではないか!!嗅いでいるだけで射○しそうだッッ!!!)

 

もはや周囲の目などこの男には理解できない、あるのはひたすらに○付けしたいという欲求だけだ。___だから気付けない、口元は笑っている長門の目が養豚場の豚を見るかのように冷めていることに

 

「・・・少将殿、どこへ行かれるのです?確かに戦闘は一時中止しましたが、演習自体は終わってませんよ?」

 

「黙れっ!!もはやそんな事どうでもいいわ!!私は今から長門とメシを食うのだ!!邪魔するな!!」

 

「少将殿、それもいいが、その前にいくつか貴官に言いたいことがある・・・よろしいか?」

 

「おぉ!!長門!!いいぞ!何でもいってくれ」

 

そういいながらこの男、なんと長門の太ももに股間をこすりつけはじめたではないか

 

(本当にクソ豚ですね。なんでこんなやつが私達の上官なのでしょうか。・・・一度上層部を洗い流したほうがよさそうですね。まぁ、こいつはここで終わりですが)

 

では、と長門が喋りだす

 

「一つ」__ボキィ

 

「へ?」

 

「・・・豚が私に触るな、臭いが移って娘に嫌われたらどうする」

 

「ぴっ、ぴぎゃああああああ!!!?腕が!?私のうでがぁぁぁ!!?」

 

「二つ」ベキィ「あ゛あぁぁぁ!!?」

 

「キサマのような屑が、父上と姉さんがいる大本営に寄生していると思うと虫唾が走る」

 

その美しい顔をこれでもかと歪め「そして三つ」、と言いながらへし折った両腕を離し距離をあける

 

「よくも・・・っ、よくも私の友人を辱め馬鹿にしたなッッ!!絶対に許さんッ!!!」

 

今の長門は戦艦ですらない、がその膂力は間違いなく艦娘だ。軽く駆逐隊を2,30m吹き飛ばす技術をもっている長門がそのテクニックをもって、思い切り人を殴ればいったいどうなるか・・・

 

「キサマァ!!わっ私は大本営付きの視察官だぞッ!?つまり元帥の命でこの場におるのだ!!よくも上官に手を出したな!?上に報告してキサマを下し、雌奴隷にして飼ってくれるわぁ!!!」

 

そういいながら周囲を見回し

 

「この場にいる全ての者が同罪だ!!提督は処刑して、艦娘なんぞ闇市に売り捌いてくれるっ!!フッフハハハ!!!」

 

 

 

 

「_______ほお?じゃあ、テメエの身柄は大本営の元帥さんが保証してくれるわけだ?」

 

ざっざっ  砂浜を踏みしめながら、演習場に提督とビスマルクが姿を見せる

 

「長門っ!」

 

ビスマルクが駆け寄り長門をぎゅっと抱きしめる

 

「・・・ビス子・・・」

 

「えぇ長門、大丈夫よ。もう大丈夫・・・!」

 

そう言いながら触られた箇所を持っていたタオルで入念に、肌を痛めぬよう丁寧に拭いていく

 

 

「今頃来たのか若造ォッ!!もう遅いわ!!元帥に報告して、キサマ等全員皆殺しよ!!」

 

「舞鶴の、どうだった?」

 

「えぇ、あなたが言った通り、クソ豚野郎でした」

 

「ッッ!!ぐひゃひゃ!!更に私を侮辱したなぁ!?もう許さんぞ!これでっ!これで長門は私のモノだぁああ!!」

 

 

もはや外聞もなにもない、ただひたすらに妄言を喚きちらし、目を血走らせ、涎を振り撒き、

さきほどまでの夢の時間が忘れられないのか、長門を視界にとらえ愚息を滾らせている。

 

あまりの醜さにビスマルクは無意識に、長門を守るためかその胸に顔を埋めさせ、少しでも視界に入らないように背を向ける。

 

 

 

_______そして_________

 

「実はな、少将殿。俺が遅れてきた理由はな、その元帥さまからテレビ電話がかかってきたからなんだよ。」

 

 

「・・・・・・・・ハァ!?キサマ急になにを・・・!?」

 

「いま繋がってるモンもって来てるからさ、色々確認させてくれや。」

 

 

 

_______裁きの時間が始まる_______

 

 

 

 

 

 

 

その場に舞鶴の提督、豚、そして見守っていた艦娘達が集まり、映像が写しだされる

 

 

 

『________久しいな、長門』

 

「総員っ!!元帥閣下に敬礼っ!!!」

 

天を突くような怒号をあげ、柱島の提督がその場にいる全ての者に命令する。

一斉に軍靴が音をあげ、見事な海軍式敬礼を捧げる。唯一その場で行動を起こしていないのは長門と少将のみ

 

 

「____申し訳ありません閣下、どうか敬礼を捧げられぬ我が身をお許しください」

 

『ほっほ、なぁに儂とお前の仲じゃあないか。夕立ちゃんは元気かのう?』

 

「えぇ、あなたが会いに来てくれるのを楽しみにしていますよ。」

 

そうかそうかと上機嫌に笑う元帥に対し、いまだ顔を青醒め突っ立っている少将

 

「どうされた少将どの?アナタの大好きな元帥殿がこうして目の前に映っているのに」

 

ニヤニヤと意地悪く嗤う柱島の提督に言われ、ようやく動きだす。

 

「っ!!あぁ!!閣下!!どうか聞いてください!こやつらはただ視察に来た私しめに対し、不当な暴力をふるってきたのです!!見てください!!この両腕はそこの長門が突然へし折ったのですぞ!!?」

 

まるで役者のように大袈裟に被害者ぶる少将、流石の長門も呆れキセルに火を付けようとし、ビスマルクに慌てて止められる

 

「ですからどうか!この者らに罰を!!そして長門だけはこの私しの手で直に罰を!!」

 

「ようし、取りあえずそこまでだ。少し下がれ、叢雲、動いたら殺せ」

 

「了解よ、提督」

 

マスト型の槍を構え、いつでも首を落とせるようにする。だが、この状況でまだ逃げれると思うのかその顔は妙に笑っている

 

「閣下、もう一度確認したい。本当にあなたが視察を許可したのか。そもそもこいつは本当に大本営の少将なのか。そして最後、______この豚がきたおかげで俺達も、舞鶴も、夕立まで!長門と鳳翔さんの昼メシが食えず、今夜やるはずだった宴会が全部パーになっちまった!!一体どうしてくれんだこのクソジジイッッ!!」

 

なんと失礼なっ!どうか私にこやつを切る権利をください!など騒ぎだしたので取りあえず槍で耳を一つそぎ落とす

 

 

「次、・・・騒いだら鼻ね」

 

ゾッとするような冷淡な声で叢雲が囁き黙らせる

 

 

『フム、確かにメシは大切であるし、宴会も士気高揚の華である。よろしいこちらで何とかしよう』

 

ありがとうございますと返せば少将が「元帥(コイツ)は何を言ってるんだ」という顔で画面を見る

 

『そして儂はお主らが演習すると聞いて、全て!柱島のに任せてわざわざ舞鶴に大和型を2隻、向かわせたのじゃぞ?その時点で儂の命令は全部終わりじゃ。まぁもしかしたら手違いがあったかもしれんがのう』

 

だんだんとこの提督と元帥、さらには長門の関係性が見え始め、再び顔が青くなっていき、そしてトドメを刺される

 

 

『そもそもじゃ、___そんなクソ豚野郎(・・・・・・)儂は知らん、我が大本営及び帝国海軍には豚の居場所なぞありゃせんわい』

 

「閣下!?なにを・・・!?」

 

『黙れいッッッ!!!!』

 

 

 

ビリビリと、テレビ越しにその圧倒的な覇気が伝わってき、その場にいる歴戦の猛者達

でさえ飲み込まれる

 

(こっ、こんな人と柱島さんは殴り合ったんですか・・・!?)

 

他の者が足をすくませる中、柱島の提督と長門は平気な顔で受け流す

 

『キサマの所業は全て調べあげたわ!!キサマの賄賂を受け取った者も、もうこの世にはおらんッ!!更に儂のっ、儂のかわいい娘の長門を犯すじゃと!?今すぐ殺してやる!!!』

 

「父上、私は平気です。まだなにもされてません」

 

『馬鹿者!!むっ胸を揉まれたのじゃろう!?大丈夫か!?』

 

「えぇ、ビス子がこの通り私を守って癒してくれました」

 

「そうか・・・、ビス子よ礼を言う。娘をありがとう」

 

「げっ、元帥からビス子て・・・、__!?あっ、頭をお上げください!!閣下!!?」

 

『小僧、報告は後で聞く。舞鶴の、巻き込んですまんな』

 

「・・・いいえ、閣下の御威光確かに見させていただきました」

 

「で?さっきから逃げようとして叢雲に削られているこの四足動物はどうする?」

 

『殺せ、軍法会議など、する暇が惜しい。儂と長門の前から可及速やかに消せ』

 

「はっ、天下の元帥様がいやに横暴じゃねえか」

 

『なんじゃ小僧、口の利き方がなっとらんのう。いったい誰に向かって意見しておる。

それともあれか?不満なのか?』

 

「いんや、大賛成だ。それに今のアンタ元帥ってか只の親ばかじゃねえか」

 

『・・・フンッ!報告を待っておるぞ。長門、何かこの父に言いたいことはあるか?』

 

「先ほども言いましたが孫に会いに来てください、じいじの髭(・・・・・)を恋しがってますよ。」

 

『・・・髭?』

 

「えぇ、()です。」

 

『・・・髭か・・・』

 

 

思わず空気が重くなる

 

「あぁそれと、これは私と鳳翔からのお願いなのですが」

 

『おぉ!なんじゃ!!二人のお願いなら国を動かしてでも叶えるぞ!?』

 

(うわぁ、この元帥マジだわ。てか叢雲、さっきから顔がヤバイわよ・・・)

 

「____【金剛】に、姉さんに会いたい。久しぶりに姉妹6人(・・・・)で集まりたいのです」

 

そういいながらペンダントを見つめる長門

 

 

『・・・そうじゃな。近いウチに金剛も連れて遊びに行こう』

 

「そうしてください。では父上、息災で」

 

『お前もな長門、みんなそろって愛しておるよ』

 

そうして電話が切れ、辺りには肉を刻む音が広がる

 

「__・・・僕、初めて元帥にお会いしました」

 

「あぁ、凄いじいさんだろ。殴られてみろ、めちゃイテーぞ?」

 

 

「さて・・・、叢雲!」

 

長門の一声に音が止まる。もはや自称少将は原型をとどめていない

 

「・・・長門さんがする必要はないわ。コイツは私が殺す」

 

顔に血を滴らせながら悪鬼のような眼光で長門を見つめる

 

そんな叢雲に、瞳に悲しみを宿らせながら笑みを浮かべ歩みを近づける

 

「・・・叢雲、____すまんな」

 

構えようとする、が一歩及ばず、弟子は師の手によって気絶し、吹き飛ばされる。

 

「これは我儘だ、人殺しなんぞするもんじゃない」

 

静かに狙いを定める、もはやクソ豚野郎は怯えることしかできない

 

 

 

 

 

 

 

______本来ならばこの話は、このまま長門のこぶしで幕引きとなるだろう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

_________ぁぁぁぁぁぁあああああがぁあああ門おおおああああああ゛!!!!!!!」

 

 

 

「ッッ!?金剛!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

___________だが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どけえええええええええええええええ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

______ラストダンスはまだ、終わらない。_________

 

 

 

 

 




海賊旗のくだりは「インディペンデンスディ」です
(超好きなんですよね、ビデオの時代を合わせたら100は余裕で見てます
2?ナンノコトヤラ)

豚の行動は書いていて
自分でも少し気分が悪くなりました

そしてとうとうパパン登場
元帥の凄みを少しでも伝えられたら嬉しいです




この物語も終わりと思った?
残念、もう少しだけ続くんじゃよ
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