無冠の英雄 隻腕の長門   作:◯のような赤子

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アンケートのとおり、叢雲の1日です!

前回から少し時間がたっています

それと今回女性特有の事情と後半かなりアダルティな雰囲気を含みます
ご理解ください

あとがきに叢雲の絵を投稿してます!!



番外編_弐 叢雲の一日

____初めまして、アンタが司令官?・・・ふーん、頼りないわね____

 

 

 

____・・・なんでココにアンタみたいなのがいるの?邪魔よ、英雄だかなんだか知らないけど、とっとと失せなさい____

 

 

 

____うるさいわね!!アンタの戯言なんか聞きたくないわ!!____

 

 

 

____ ___何で庇ったの・・・?何で助けてくれたのよ・・・!?あんなに馬鹿にしたのに!?____

 

 

 

____・・・私にはもう、ここしかないから。だから少しでもお前に認めてほしかったんだ・・・それに、同じ仲間だろう?____

 

 

 

 

____っお願いします!!お願いします!!どうか私を__あなたの弟子にしてください・・・ッ!!____

 

 

 

「・・・懐かしい夢ね」

 

本当に懐かしい、そう感じていると身体にシーツが纏わりつく。寝ぼけた頭がようやく回り始め疑問に思う

 

(・・・あれ?なんで私、裸なんだろう____?)

 

 

__あぁ、そういえば明日は非番で張りきって筋トレした後そのまま寝てしまったんだっけ

 

意識してしまえば肌がベタついて少し気持ち悪い

 

 

「・・・シャワー浴びよ」

 

 

纏わりつくシーツを剥がし、そのままパンツ一丁でシャワー室へと向かう

 

 

弁を回せばお湯が身体に当たる、肌を打つ水滴の感触が心地いい。

 

ふっと、鏡に映る自身の身体を眺める。改二のため駆逐艦にしては成熟した身体、胸はそれなりだが師の美しさには敵わない

 

「お尻なら自信があるんだけど・・・」

 

鍛えているためキュッと引き締まっている。腰から足のラインならばあの人にも負けない

 

そんなことを考えながらシャワー室を出て、下着を着る。ストッキングを履けばあとはいつもの制服を着るだけだ

 

 

(髪、伸びたなぁ・・・)

 

私は他の『叢雲』と比べても更に長い、切るのが面倒なのではなく、かつて師匠に褒められたからだ

 

__お前の髪は綺麗だなぁ、それに良い匂いがする__

 

思い出したが少し恥ずかしい

 

(さ、今日も気合い入れていかないと!)

 

私はあの人から秘書艦の地位を譲り受けたのだ、だらしない顔は見せられない

 

顔を叩き気合いをいれ、アイツが待つ執務室へと足を運ぶ

 

 

 

 

コンコンコン

ガチャ「___おはよう」

 

「おはよう叢雲、今日はいつもより早いな」

 

「えぇ、ちょっと早めに目が覚めたから。コーヒーいるでしょ?」

 

返事を待たず作り出す、いつもの光景だ(ちなみに私もコイツもブラックだ。以前、暁がブラックを飲んで涙目になっていたが、正直爆笑した)

 

「はい」コトッ

 

「あぁ、すまんな(ズズッ)お前の分の書類はデスクに置いてあるから」

 

「分かったわ」

 

部屋の中で静かに書類をめくる音のみが聴こえる。仲が悪いわけではない、互いに集中している為だ

 

 

 

「__?ねぇアンタ、新しい憲兵もう見つかったの?しかもあんまり言いたくないけど女性じゃない。大丈夫なの?」

 

「あぁ、実際に会ってみたが中々見どころがあったよ。技量も度胸も据わってる」

 

「・・・何私に黙って勝手に会ってんの?アンタ自分の立場分かってるんでしょうね?」

 

 

悪いと思ったのか、反省した顔で謝ってきた

 

当たり前だ、万が一ということもある。調子に乗るからあまり言いたくないがこの鎮守府には彼が必要だ

それは深海棲艦や提督としての技量うんぬんでは無い、あの人を守る為に必要なのだ。

他の男では絶対に駄目だ、信用できない。表面上は紳士ぶってあの人に近づこうとした奴が何人いただろう

 

「まぁいいわ、それとここなんだけど」

 

そう言いつつ、コイツのデスクに腰掛ける。はたから見ればいい雰囲気だろうが別にコイツも私も気にしない、いつものことだ

 

 

 

 

そうこう話を進めていると、扉がノックされ、ビスマルクさんがやって来た

 

 

「おはよう、アドミラル、叢雲・・・その恰好止めなさいといつも言ってるでしょう?はたから見れば仕事のできる愛人にしか見えないわ」

 

「だってさ叢雲、そういう関係にでもなるか?」

 

「あら、いいわね、3食首輪付きで飼ってあげる。ほら、お手は?」

 

「ハイハイ仲がいいわね。もうすぐ時間よ?降りなさい」

 

「はーい」タッ

 

 

彼女もここに来てもう長い。初めはドイツ艦ということで警戒していたが、今じゃ良き私の友人にしてもっとも信頼できる副旗艦だ

 

 

「そういえば長門は?いつも一緒に来るじゃないか」

 

「・・・あー、ちょっと気分が悪いみたいなの。だから今日はお休みね?」

 

「何!?こうしちゃおれん!!すぐに見舞いに行かないと・・・!!」ガタッ

 

「だっダメ!特にアドミラルは絶対行っちゃダメ!!」

 

・・・あぁ、アレの日(・・・・)

 

「__?何で俺だけ駄目なんだ?」

 

「ハァっ、いいからビスマルクさんの言う通りになさい。もし行ったら怒るわよ?」

 

「__?__?まぁ分かった」

 

 

私達は(ふね)だ。その当時の記憶もあるし乗組員達や自身の艦長のこともしっかり覚えてる、だが同時に()でもあるのだ。

〈解体〉を選ぶまでは成長もしないし、されればその瞬間から普通の女の子になる。だが生理現象だけは艦娘であるうちでも普通に起こるのだ、子宮もあるし男を受け入れる穴もある。触られたら感じてしまうし・・・きっと、子供を生む事もできる(まだ艦娘が妊娠した報告は無い)

 

 

 

(いつか・・・あの人もデキる日が来るのかしら)

 

 

そっと隣でまだ疑問を浮かべる男を見る。確かにあの人には夕立という娘がいる、でも生んだわけじゃないし経験があるという話は聞いたこともない。

というか下手すれば未経験で娘がいる?・・・字面だけでなんと犯罪的に危うい香りがするのか

 

 

「まぁそういうわけだからあの人抜きでブリーフィングするしかないわね。ビスマルクさん、悪いけどみんなに渡す書類の整理手伝ってくれる?」

 

「分かったわ、任せて」

 

 

それぞれの艦隊旗艦・副旗艦が集まりブリーフィングが始まったのでもう一度気合いを入れ直す、私の一日はもうすでに始まっているが柱島鎮守府はこの瞬間から始まるのだ

 

 

 

「___ん~、終わった終わった!」

 

 

__今日1日の仕事を終え、今から非番だ

 

ちなみに私が休みの日はビスマルクさんや金剛さんが代わりに秘書艦をやる。私だってたまには羽を伸ばしたいのだ

 

「__あ、そういえばお昼まだだった・・・食堂しまっちゃってるし___まぁいっか、外に出よ」

 

 

ここ柱島鎮守府は外に出る際の基準がかなり緩い、3年前からこの近海で深海棲艦をほぼ見かけなくなったからだ。その為、憲兵さんに一声かければそれで終わりだ

 

 

 

「おや?叢雲ちゃんかい?今日はどうしたの~?」

 

「久しぶりお婆ちゃん、仕事が終わったから遊ぼうと思って。あとこの前おはぎありがとうね?とっても美味しかったわ」

 

「おう!叢雲の嬢ちゃんじゃねえか!!提督さんに伝えてくれ!!いつも養殖場を守ってくれてありがとうってなぁ!!」

 

「あら、守るのは私達よ正さん?まぁ伝えとくわ」

 

__私達艦娘がこうして町に出ればこうして至る所から声がかけられる・・・きっと他のとこじゃこうはいかないんだろうなぁ

 

 

3年前、ここ柱島に深海棲艦が大挙して押し寄せてきた。おそらくあの人達「大海戦」組を狙ってきたのだろう、なんとか町の被害はゼロで抑えたが住民からは鎮守府を取り壊せとクレームが飛び交った。正門前でアイツと住民達が睨みあった事もあった

 

 

「なぁなぁ!叢雲ちゃん!」  「今日はあの人は来てねぇのか!?」  「また夕立ちゃん連れて来てくれよ!」

 

「今日は私だけよ、てか下心見えすぎよ!このスケベ!!」

 

私がこう言えば皆いつものように笑ってる。

あの後、あの人が家々を回って謝りに行ったのだ。そうしたらなんと次の日にはみんな逆に謝りに来た(ホントに男って・・・)

それ以来こんな感じだ。住民と鎮守府の間に軋轢は一切無くなり、こちらもせめてもと思い

つねに養殖場を守る為、艦娘を配置している(主に遠征・補給部隊など)

 

 

 

 

 

地域の人と軽口を交わしながら目的の場所へと足を進める

 

 

____スナック「茂美」

 

うん、電気はついているみたいだから開いてるわね。中から声も聴こえるし

 

 

ガララ「茂美ちゃんさん、席空いてる?」ヒョコ

 

「あらん?叢雲ちゃんじゃなぁい!久しぶりねん♪」

 

この人は茂美さん(本人からはちゃん付けで呼んでと言われてる)

ここはよくある「オカマBar」だ、でも昼間からだいたい開いてる。理由は簡単、この店長である茂美さんの料理が美味しいからだ(流石に鳳翔さん達程ではないが)

 

「お昼食べそこねちゃって・・・お願いしていい?」

 

「オーケーよん♪いつものでいいかしらん?」

 

返事を返しながらもう指定席と言っていいカウンターに座る

 

ここには一度だけおもしろがって入った。その際、茂美さんの料理に私が惚れたのだ。本人も見た目は凄い(腕が私の太ももくらいある)がとても気さくな人で話がうまい。

本当に女性だったらさぞかしモテていただろう

 

「はい♪できたわよん♪」

 

「ありがと、いただきます。______うん、相変わらず美味しいわね。・・・ねぇ、また教えてもらってもいい?」

 

「もちのロンよん♪食べ終わってからでいいわねん?」

 

「うおお!?久々に叢雲ちゃんの手料理が食えるだとう!?」

 

「マジか!?叢雲ちゃ~ん!こっち料理追加ね!」

 

「はいはい、ちょっと待ってて?今食べ終わるから」

 

 

___ご馳走様と手を合わせ食器を下げる。そのまま厨房に入っていつからか置いてあった私専用のエプロンを着ける

女として生まれたからには料理の一つは覚えないといけない(って雑誌に書いてた)から時々来ては、こうして教えてもらってる(・・・オカマの人に、だってホントに美味しいのよ!?)

 

鳳翔さんやあの人に習うのは何か恥ずかしい。そう言ったら笑いながら厨房に立たせてもらえるようになった

その代わり、この瞬間だけは私も料理と配膳を手伝うこととなっている。今じゃ私目当てにお客さんが増えたとか

 

 

「さぶさん、はい」コトっ

 

「お!サンキュー!」

 

 

「叢雲ちゃん!次、真さんのとこお願いねん!」

 

「はーい_______きゃっ!?玄さん!お尻触らないでっていつも言ってるでしょう!?」

 

「ふぇっふぇ、ちょうどいい所にあったでなぁ、ついやってもうた」

 

「おい爺さんズリいぞ!!叢雲ちゃん!俺も!」 「オレもー!!」 「ケツ揉ませろぉ!!」

 

「黙りなさい!!このドスケベ共っ!!」

 

「そうよぉ?___キサン等ウチの看板娘に手ぇ出して帰れるち思うちょるんか?おお?」ゴゴゴ

 

「「「「「ごっ、ごめんなさい・・・」」」」ビクビク

 

「叢雲ちゃ~ん、次胸揉ませてくれ~」ふぇっふぇ

 

「もう!玄さん?私怒ってるのよ?」

 

「ふぇっふぇ、しかし__えぇ時代になったもんじゃ」

 

「__?急にどうしたの?」

 

「昔は・・・艦娘なんぞ触れるだけで何があるか分からんと言われておった。じゃが見てみい、こうして艦娘と触れ合って、いつも助けられとる。ほんとに感謝じゃなぁ」

 

「玄さん____そう言いながらお尻触ろうとしないで、私騙されないから。触りたいならそういうお店行きなさい!!」

 

「ふぇっふぇ!バレてもうた!それにワシは叢雲ちゃんのケツがええんじゃ!」

 

「もう!ほんとに若いんだから」

 

「おおう!まだまだバリバリの現役よ!ふぇっふぇ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「叢雲ちゃん今日はごめんなさいねん?明日玄さんにしっかり言っておくからん」ジャー キュッ

 

「まぁ、元気な証拠よ。次は許さないけど」カチャカチャ

 

「今日は助かったわん、ありがとねん♪何か飲む?」

 

「気にしないで、私も楽しんでるから。あとお酒ちょうだい?今日はもうお仕事ないから」

 

「おうおう!叢雲ちゃ~んいいのかな~?コワーイ狼に夜道を襲われても知らないぞ~?」

 

「ふふーん!返り討ちにしてやるから問題無いわ!それとも淳さん、あなたがその怖い狼なのかしら?」

 

「はっはぁ!!若えの、一本取られたなぁ!それに止めとけ!この場にいる全員でかかっても、お嬢ちゃんには敵わねえよ!!」

 

「そうよぉん、この子、スッゴク強いんだからん」コトっ

 

「でも茂美ちゃんさんには勝てるイメージが沸かないわ。__ングっっぷはぁ!!ねーてか聴いてよー。この前またあの人目当てに憲兵が入ってきたのよ?ホント冗談じゃないわよ!!」

 

「おいおい、それでいいのか憲兵さんよう」

 

「でしょー?だからさぁー、速攻でクビにしたのよ。ついでに潰してやったわ」ゴキュッゴキュッ

 

「へ?何を?」

 

「男の玉よ、玉!こう、思い切り振んづけて、そしたら豚のような悲鳴を・・・ってどしたの?みんな急に黙って?」

 

「「「・・・何でもないっス」」」ガクブル

 

「で?何で憲兵の話になったのかしらん?」

 

(((流石茂美ちゃん!!ナイスゥ!!(建前)ナイスゥ!!(本音)))

 

「んあー?あぁ!!そうそう!!それでね?あんなのヤツ雇うくらいなら茂美ちゃんさんのほうがずっっと!!安心じゃない?」

 

「あら、なんでかしらん?」

 

「だってぇ!あの人にヤラしー目をしないし、茂美ちゃんさんが立ってたらヘンなの入ってこないでしょう?」

 

「まぁそうだよなぁ。茂美ちゃんが立ってたら誰だって逃げるわ」

 

「まぁ、失礼ねん。こんなイ・イ・オ・ン・ナ♪そうそういないわよん?」

 

「__んぐ、んぐ_ぷはぁ!!そうらそうりゃ~!!こんあ人中々いないんらから~!!この~」フラフラ

 

「嬢ちゃん?ちょっと飲み過ぎじゃねえのか?」

 

「確かに、いつもよりかなりペースが速いわねん」

 

「らいじょうぶ~、むりゃ雲まら飲むの~!!ねぇもっと聞いてよ~でさ~?アイツがさ~・・・何らっけ?」ポケ~

 

「ありゃりゃ、そうとうキテんな。おいお前等、手ぇ出すなよ?この町で住めなくなるぞ?」

 

「心配しすぎだって、誰も本気で送り狼になるつもりはねぇよ」

 

「だなぁ、そこらの女じゃなく、この子達に手ぇ出したら不誠実になっちまう」

 

「_むにゃむにゃ」zzz zzz

 

「あらら?寝ちゃったわねん、しょうがないわねん。みんな!悪いけど今日はここまでよん!私は提督さんに電話しとくからん!」

 

「だな、この中じゃあ茂美ちゃんが一番信用できる。じゃあ帰りますか!」

 

「んだ、カワイイ寝顔も見れたしなぁ」

 

「・・・俺達ゃこんな女の子に守ってもらってるんだ。もっと頑張らねぇとな・・・」

 

「頑張るったって、どうせお前、また母ちゃん抱いてガキこさえるんだろぉ?今何人よ?」

 

「うるせぇな!5人だよ!!5人!!」

 

「おう!!帰って寝て!明日も頑張るか!!」

 

「じゃあな茂美ちゃん!後は頼むぜ!!」

 

「また明日来っから!!今日のぶんツケで頼むわ!!」

 

「はいはい、また明日ねん。気を付けて帰るのよん?」ヒラヒラ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガララ「すみません、遅くなって・・・叢雲は?」

 

「あらん?提督さん本人が来るなんて。こっちよん」

 

「・・・幸せそうに寝てるな」

 

「そうねん。何だか今日はハメ外し過ぎたみたい」

 

「・・・コイツ、鎮守府じゃあ滅多に酔わないんですよ。いつも気を張って・・・」

 

「だからウチがあるのよん。ここで気を張る必要なんてないからねん♪」

 

「本当に、いつもお世話になっています。ほら叢雲!帰るぞ?」

 

「ふにゅう~ふふ♪」

 

「起きないわねん」

 

「しょうがないな・・・すみません、ちょっと手伝ってもらっていいですか?おんぶして連れて帰るので」

 

「もう、しょうがないわねん。・・・よっこいしょ!」

 

「おっとと、じゃあすみません、ありがとうございました」(ペコリ)

 

「いいのよん♪今度は飲みに来てねん♪」

 

「えぇ、必ず来ます」

 

「あぁそれと・・・その子、泣かしたらタダじゃおかんけぇのう?狼ちなりなさんなよ?」ゴキッ ベキッ

 

「・・・ハイ」

 

____ガララ   バタン_____

 

「・・・ちゃんと意味分かったのかしらん?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「_____っん、・・・あれ、アンタ・・・?」

 

「あぁ、起きたか?今鎮守府に帰ってるから」

 

 

 

____・・・ギュっ

 

「・・・どうした?」

 

「・・・別に。ねぇ、あの日の事、覚えてる?」

 

「__?どの日だ?」

 

「アンタから・・・指輪もらった日のこと」

 

「あぁ、それがどうかしたか?」

 

「・・・アンタってさ、童貞?」

 

「ブホァ!?ゲホッ!おまっ!?何だ急に!?」

 

「いいから答えなさい。今さ、こうして密着してるワケじゃない?興奮したりする?」

 

「・・・ここに来てすぐ、店に行って捨てたよ」

 

「ふーん、サイテーね」

 

「オメェが言わせたんだろうが!!・・・ホントにどうした?ったく」

 

「朝さ、ビスマルクさんが言ってたじゃない?」

 

「あぁ、愛人どうのってやつか、それが?」

 

 

「___私・・・アンタになら抱かれてもいいかもしれない」

 

「・・・はぁ?」

 

「そういう関係になってみる?普段のお礼にさ、今なら私のカラダ、好きにしていいよ?」

 

「・・・はん、酔っ払いの戯言なんざ誰が聴くか。もっと自分の身体大事にしろ」

 

「・・・ヘタレ」

 

「ヘタレで結構。いいから寝てろ、ついたら起こしてやるから」

 

「・・・うん」

 

 

___バカねぇ・・・せっかく私が相手してあげるってのに。・・・本当に・・・バカな(ひと)

 

 

 

 

 

 

「ほら、ついたぞ。自分の部屋まで行けるな?」

 

「うん、ありがと」

 

「明日にはいつものお前に戻れ、正直調子が狂う」

 

「分かってるわよ、アンタこそさっきの間に受けて、執務室で押し倒さないでよ?」

 

「せめて長門並みになってから言え。じゃあな、さっさと寝ろよ?」

 

「はいはい、そっちもね」

 

 

 

__・・・行ったわよね?

 

 

 

自分の部屋に向かわず、別の部屋に入る。そこには____

 

 

「すー、すー」

 

(長門さん・・・良かった、今日は重い日じゃなかったんだ・・・)

 

この人は女の子の日になると、必ず熱を出す。酷い時は高熱に魘され、無い右腕の幻痛に襲われながら悪夢を見て無意識に発狂して暴れ出す。今回は軽かったようだ

 

 

__さっき、アイツと二人っきりになって思い出した

 

__指輪を渡す、だから誓ってくれ。それぞれで長門を守るんじゃない、二人で、みんなで支え合ってアイツを守るんだ

 

そう・・・守る。その為に弟子になった

 

 

《____・・・私にはもう、ここしかないから》

 

 

あの時の・・・あんな顔を見せらちゃ___もう守らずにはいられない・・・

 

艦娘の頂点、絶対の覇者、無冠の英雄 「隻腕の」長門。そういう風に呼ばれているが・・・この人は弱い

常に独りぼっちで、誰も分かろうとしない、誰もこの人を見ない

だから必要なのだ。頼れる人が、分かる人が、誰かがこの人を守らなきゃいけない。

 

だから弟子になった。隣にいれるように、この人が安心して帰ってこられるホームを守るために

 

いつも憎まれ口をたたいているが、・・・アイツには本当に感謝しかない

 

(・・・今からアイツの部屋に行こうかな・・・?)

 

 

 

 

__・・・やっぱり止めた。長門さんをもう一度見つめ、部屋を出る

 

 

(寝よう。アイツの言ったとおり酔ってるわね、今度茂美さんに謝らないと)

 

部屋に入り服を全部脱ぐ。・・・シャワーは明日でいいや

 

 

 

 

 

今日も1日が終わった。明日も頑張らないと、守るべき人達のために。

 

 

私は_____________あの人の弟子だから___

 

 

 




いかがだったでしょうか?(流石に露骨すぎましたかね?)
でも艦娘を語る上では結構大切なことだと思っています

やはり嫁を描くとなると気合い入っちゃいますね(笑)

【挿絵表示】

叢雲の服ですがスカートのスリットの間にヒラヒラは存在しません
風が吹けばほぼ全部見えてしまう超ドスケベ仕様です(オイ)




茂美ちゃんさんのイメージはシュワちゃんです(笑)(てかシュワちゃんが妊娠する話がありましたね、名前は思い出せませんが)ちなみに私は組合員です(組合をナメンじゃねえよ( ゚Д゚)

叢雲と提督はそういう関係をもったことは一度もありません
あくまで互いに良きパートナーです。ただし叢雲は普通にお礼の意味で全然提督なら肉体関係を持ってもいいと思ってます(恋愛感情は一切ありません、あくまで日頃の感謝です。しかし提督は全くそんな考えはもってません)

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