だいたい今回くらいから5000文字程になり、まだまだ増えます
(最終的には一万文字を目安にしたいと思ってます)
そして色々とネタが増えるので、元ネタが何か考えてみる楽しみ方も、楽しんでもらえれば幸いです
天龍型といえばその燃費のよさで、遠征に重宝される艦だ。それはこの世界でも変わらない
が、一つ、訂正点がある。天龍型、もとい「始まりの6隻」の【天龍】は
「天龍ちゃ~ん。ボーキサイトの数がまた合わないわ~」
「どうせまた赤城のやつだろ。鳳翔さんに言っとけ、それで1か月はもつ」
「天龍さん。弾薬はOkだ、確かにこの菊月が数えた」
「了解だ。ありがとな」
「ぷっぷくぷ~。相変わらず凄い量の燃料だぴょん・・・」
「そうだね・・・何で燃料だけこんなに多いんだろ?」
「そりゃあ弥生、ウチには長門がいるし、オレもふくめて近接戦闘組があまり弾薬を使わないからな。燃料だけ多めに貯蓄してんだ」
「見て見てこれ!こんだけ大きいから41㎝砲の弾だよね?きっと長門さんのだよ!」
そう言いながらぺしぺしと叩く皐月
「っ!皐月そんな事しちゃダメぴょん!すごく危ないぴょんよ!?」
「(ビクっ)そ、そんなにおこらなくても・・・」
「いいや、卯月が正しい。それにもし、万が一爆発でもしたら皐月。お前責任取れんのか」
二人に叱られ今にも泣きそうになる皐月。だがこれは大切なことだ
「あら~懐かしいわね~。前にも卯月ちゃん、長門さんに怒られてたものね~」
「えっ・・・!?あの長門さんが・・・」
「うぅ・・・あの時の長門さん怖かったぴょん」
「そんだけ心配だったんだよ」
それに・・・。と少し目を細める天龍
「それは陸奥が使う分だ。長門は主砲も副砲も艤装さえ無い。文字通り、海の上を走ることしかできねんだ。でも絶対に哀れになんか思うなよ?艤装を無くしたのも、右腕を無くしたのも、全て名誉の負傷だ。あいつ自身は否定したがるが紛れもなく、長門は国を救った英雄だよ」
まぁオレもその時には建造されてないんだけどな。といい書類に書き込む天龍
「・・・なぁ天龍さん。私は最近この鎮守府にやってきたから知らないんだが、本当に長門は強いのか?なぜ全国から提督や艦娘が長門に会いにくるんだ」
「なんだ菊月、お前昔の資料は見ていないのか?」
「しっかりと見たさ、確かにあの当時の長門だったら納得もいく。けどウワサによれば鳳翔さんはおろか、大本営にいる大和型の二人でも完全装備で勝てないらしいじゃないか」
そう、そこが一番納得いかない。右腕はなく、体の線もすごく細い。トレードマークのキセルをくわえ、いつも着流しを肌蹴けさせながらフワフワと笑う今の彼女が最強?まだ花を愛でる姿のほうがお似合いだ。
「あーそうか、お前はまだ長門が戦う姿を見てなかったな」
よし、これでチェック完了だな。そういいながら皆を集める天龍
「ちょうどいい、演習に向けてあいつも今頃訓練してるだろうから見に行こう」
菊月、と一声かける
「見れば納得するさ。あいつには誰も勝てない。お前叢雲と演習したことは?」
「・・・一度だけある。何なんだあれは、まるで悪夢だ」
「ははっ!だろうなぁ。オレも勝ったことがないんだ。何故だか分かるか?」
ふるふると、横に首をふる
「叢雲はな、長門の
そういいながら倉庫を出ていく天龍。菊月が見てきたなかで、この鎮守府で最も強いのは
陸奥でも金剛でも、正規空母の二人でもない。
(・・・あの叢雲の師匠が長門だと?そんなバカな)
昔の資料を見た限り、両手があった頃の長門の戦い方は徹甲弾を持ち、敵へと戦艦特有の硬さをいかして突っ込んでいた。確かに恐ろしいが叢雲の恐ろしさは違う、高揚感も何もない。ただただ悪夢としかいいようのないものだった。
(確かめろというのなら確かめるだけだ)
そう菊月は心に思いながら、遠征艦隊の皆のもとへ駆け寄っていく
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_____私達艦娘は変わった。一つの時代が終わりを告げたが、まだ戦いは続いている。世の中には紡いではいけない話がある。決して伝えられない名もなき命がある
そっと。ペンダントを握りしめる。他人からみれば中には鉄くずがはいっているが、これはたった6人しか入ることを許されない墓標なのだ。
「さて、昼までなにをしようか」
ぷかり。と煙を吐き出し無冠の英雄 隻腕の長門は歩きだす。
訓練場。そこでは日々互いに切磋琢磨し戦いに備える艦娘達の姿が見える
「イダダダダ!!!ちょっと!響!そんなに押さないで!これ以上は広がらなっ・・・ヒギィ!!」
「姉さん、声だけ聴いていると何だかエッチなことしてるようにしか聴こえないよ?
ただ後ろから押して屈伸運動してるだけなのに。そんなに大人の女性に憧れてるの?」
「はわわ、暁お姉ちゃんと響お姉ちゃんがイケナイ関係になっているのです///」
「いっ電!見ちゃいけないわ!」
「響!わたしが憧れているのはビスマルクさんみたいなレディであって、そんなもんじゃっアダァッ!!」
「はっはっは、相変わらず仲がいいなぁ」
ふわり、ととたんに甘い香りがあたりを漂う。本来であればタバコ臭いハズなのに、彼女のまわりにはそれがない。
「なっ長門さん!?」
訓練場にいる者達が一斉に立ち上がる。勘違いしてもらうと困るが、長門にはなんの権限もない。部隊に所属しているわけでもなく。叢雲のように確固たる地位についているわけでもない。だが長門が傍に来ると自然と緊張し背筋が伸びてしまうのだ。
「明日に備えて少し身体を動かそうと思ってな。雷、電。手伝ってくれ」
「はっはい!(なのです)」
「それと響あんまり暁をいじめてやるな。今にも泣きそうじゃないか」
「長門さん、それは違うよ。これは愛のムチだよ」
「でも叩くんだろう?」
「たたかないよ?いじめるだけ「いじめてんじゃないのよ!!」
ははっと笑い、キセルをなおす
「それで、電たちは何をすればいいのです?」
「あぁ、雷は私の手を引っ張って、電は後ろから押してくれ」
そういいながら座り、足を左右に広げるつつ寝そべる
「長門さん相変わらずカラダ柔らかいわね。わたし達いらないんじゃない?」
「うん、たぶんその時点でほぼ180度ひらいてるよ。それに引き換え姉さんは・・・」
「しょっしょうがないじゃ「言い訳しない」ピギィ!?」
「長門さんその恰好でいいの?ジャージ借りてこようか?」
「いや、十分動きやすいからこれでいい」
動きやすいというかほぼ着ていないだけじゃあ・・・。訓練場の心が一つになった。
「一人じゃどうしても限界があるからな、さ、押してくれ」
「はいなのです!」
後ろから電が押し、雷がひっぱる
「・・・んっ ふっ んっんん!アっいい・・・! もっと、あっ、強く」
(何だかイケナイことしてる雰囲気だわ(なのです)!?)
吐息が漏れ、徐々に汗がじんわりとにじみ出る。頬は紅潮し、軽く痛いのか、目が潤んで口は半開きとなっている。電が押す度に着物の前が着崩れ、その豊満な胸が地面に押し付けられる。
「はらしょー。これは素晴らしいな」
「言ってる場合じゃないでしょ!?まわり見て見なさいよ!!」
「うわーストレッチしてるだけなのにエロっ、なんだか鈴谷、顔が熱くなっちゃった///」パタパタ
「わたしには北上さんがいるのに何で目が離せないの!?っあぁ!北上さん違うんです!これは!!」
「いやぁ大井っち、ありゃしょうが無いよ。同じ女でも襲いかかりたくなるもの」
「ふっふにゃ、ふにゃあああ」ヘナヘナ
「ん?疲れたのか電?すまんな、もう充分だ」
「はっはひ、長門しゃん・・・」
「いっ電!?」ガシッ!!
「い、雷お姉ちゃん・・・電、頑張りましたよね・・・もう、ゴールしてもいいのです・・・?」
「ダメよ電!!ゴールしちゃダメ!!まだ始まったばかりなのよ!?電!返事をして!?
電?電アァァァァァァ!!!!!」
そんななか、淡々と足を前後に開脚し上半身の筋肉を伸ばす長門
「・・・長門さん。目のやり場に困るんだけど・・・」
「ん?何故だ響?」
「いや、胸がすごい揺れてもう少しで見えそうなんだけど」
「んっ、んっ、こんなおばあちゃんなんか見ても誰も興奮しないだろ?」
「現時点ですごく興奮してるよ?今すぐ長門さんのおっぱいにむしゃぶりつきたいと思ってるよ?」
「フフっ響は冗談が好きだなぁ」
ストレッチをしながら上品な笑みを浮かべる長門
この鎮守府にいる艦娘のほとんどが5~3年前に建造されたものだ。対して長門(鳳翔も)建造されて20年たつ。確かに船としては古いが肉体は話が別だ。
肌はとてもみずみずしく、胸に指を沈めれば、たしかな弾力を持ちつつどこまでも飲み込まれるような錯覚に陥る。手足はすらりと伸び、くびれた腰に思わず手を這わせたくなる。ただ歩くだけで女性特有の香りが広がり、辺りには匂うような色香が漂う。
____はっきり言えばめちゃくちゃエロい。
「ふう、こんなもんか。そうだ、響。久々に軽く組手でもしないか?」
「懐かしいね。くんづほぐれづベッドの上でしようか」
「いいぞ?「え゛!?」後で夕立を迎えに行ってみんなで寝るか」
「・・・敵わないな、長門さんには。いいよやろう」
ただし、と響(ヴェールヌイ)は付け足す
「組手じゃなくて演習。第四駆逐隊でだ!」
「響、本気で言ってるの。相手は長門さんなのよ!?」
「おや、姉さん。それはどっちの意味で言っているのかな?」
響にそう言われ思わず長門に目をむける。右袖を揺らし、とても戦えるようには見えない
「やっぱりね。これが事実だよ長門さん。みんな知ってはいるけど最近できた子は信じられないんだ。長門さんが最強だなんて」
「別に最強じゃなくても構わないんだがなぁ」
「私がイヤなんだよ。だからはっきりさせよう。それとも自分から言い出して恐いの?」
「言うじゃねえか響、だがオレも賛成だぜ」
「天龍さんか、おつかれ」
遠征部隊のメンツがこちらにやってくる
「ちょうどうちの菊月も言っていたんだ。見せてくれよ、無冠の英雄「隻腕の長門」の実力を」
__その一言に空気が変わった、長門を中心に静寂に包まれる。そして長門はゆっくりとした動作で草を詰め、火をつける。煙を口に含み、細く吐き出す
「・・・私は英雄なんかじゃない。これまでも、そしてこれからも。天龍、真の英雄ならほら、ここにいる」
そういいながら自らのペンダントをコンコンとキセルで小突く、普段浮かべている笑みはなく、ただただ真剣な表情が張り付いている
「・・・アンタがそう呼ばれるのを嫌っているのはわかってる。でもな、ダチが舐められてんだ。悔しいじゃねえか!!」
「____・・・ふー、わかった。ただし響、そっちは完全武装だ。そして天龍、提督のもとに行って演習場を借りてきてくれ」
「そんな!?危ないわ!「雷、少し黙ってくれ。わかった先に行ってる」
「楽しみにしてる。最古参の力を見せてくれ」
「卯月、暇なやつに声かけといてくれ、オレは提督のところにいってくる」
「おいおい、見世物じゃないんだぞ・・・」
「いいじゃねえか、ギャラリーは多いほうがいいって」
それぞれが準備のため訓練場を離れ、長門一人になる。
「___無冠の英雄か・・・なんて皮肉なんだ・・・」
英雄とは称賛されて英雄となる、だからあらゆる勲章を断った。だから全ての称賛に耳をふさぎ、相手にしなかった。その結果いつからか誰かが言い出した「無冠の英雄」の称号
「・・・泣きたい。あとで鳳翔に慰めてもらおう」
その場に立ち尽くした姿はとても英雄に見えず、ひどく哀れで弱弱しい、童のようにしか見えなかった
この鎮守府の最古参は叢雲、長門、鳳翔を除いた
戦艦 金剛
重巡 妙高
空母 蒼龍(ただし長門を慕い、別鎮守府から赤城・加賀ほぼ同時着任)
軽空母 隼鷹
軽巡 球磨
駆逐艦 響
となっています。基本全員建造組です
長門の独白の元ネタはとある蛇です(まじカッケェ)個人的には4のストーリーが好きです
電は某泣きゲー マジで人生観が変わりました
次回 とうとう長門の実力が発揮されます!お楽しみに!