今回は急に話が進みます!
今回も伝わりにくいところがあるかもしれませんが宜しくお願いします。
感想お待ちしております。
「かなりの人だな...。」
『性質変化』が風だと分かった次の日、敬二は千聖と日菜と一緒にショッピングモールに来ていた。
ショッピングモールはインターネットショッピングの影響でかなり減少した。
最近のインターネットショッピングはワンクリックで商品が5分以内に届くという最新技術が流行していた。
なので、ショッピングモールに行く人はだんだんと減っていった。
そんな中、数少なくなったショッピングモールの中でも、東京ドーム3個分の面積と言われていて、異例の大きさを誇るショッピングモールに敬二たちは来ていた。
そのショッピングモールは休日ということもあってか、かなり混みあっていた。
「まぁ、久しぶりの休日だし、たまにはこういう人混みもいいんじゃないんかしら?」
「千聖はショッピング好きだもんなー。」
「2人とも、早く行こーよー。」
敬二、千聖、日菜は久しぶりの休日を楽しんでいた。
最近、3人が揃って休みがとれるということが、本当になかったため、敬二たちはこの休日を楽しみにしていた。
でも、敬二がここのショッピングモールに来たのは、単に楽しい休日の過ごすためではなく、薫に言われた緑色のライトセイバーを買うためだ。
まず、最初に入った店はアロマオイルの専門店だった。
「最近、ジャスミンにハマってるんだよねー。あ、でもラベンダーもいいよねー。ん?これは新商品の『新しく発見したパラレルワールドで取ったレモンの匂いのアロマオイル!?』うぁー、めっちゃ迷うなー。どうしよっかなー。」
日菜は昔からアロマオイルが大好きだった。
今でも日菜の部屋はいつもアロマオイルの匂いがする。
結局、日菜は迷っていたアロマオイルを全て買っていた。
いつしか、敬二は左手でパンパンの袋を持っていた。
そして、次に行ったのは築50年の歴史をもつ、
ライトセイバーの店だった。
この店は今でも人気が高く、店の中はいつも人でいっぱいになっていた。
しかし、今日は運がいいのか、敬二たちが店に入った時はあまり人がいなかった。
店の奥には頭にタオルを巻いたおじさんが座っていた。
おじさんは、工具箱の上に座っていた。
「おい、坊主」
「は、はい。俺のことでしょうか?」
店に並んでるライトセイバーを見ていた敬二におじさんが話しかけてきた。
「お前、緑色のライトセイバーを探してるのか?」
「はい、そうですけど...。」
緑色のライトセイバーが並んでる棚を見ていたから、敬二が緑色のライトセイバーを探していると分かったのだろうか?
「なら、いいもんがあるぜ。」
そう言って、おじさんは店の奥へと入っていった。
少し経つと、おじさんが緑色のライトセイバーを持ってきた。
「これって?」
「俺が使ってたライトセイバーだよ」
「え!?」
「お前が持っていた方がいいよ。」
敬二は少し考えたが、おじさんの気持ちに答えようとし、このライトセイバーを買うことを決めた。
「お値段はいくらですか?」
「それは商品じゃない。俺が勝手にあげただけだ。」
「ですが、それではあまりにも申し訳ないです 。」
「お前には、可能性を感じる。それを俺は信じている。」
結局、敬二はタダで緑色のライトセイバーを貰うことが出来た。
次に向かったのは、カフェだった。
カフェとは言ったものの、中にジャンクフードが売ってある珍しいカフェだった。
千聖、日菜、敬二は3人でカフェの椅子に座っていた。
そして、3人は昔の話で盛り上がっていた。
200年以上生きていれば、もう50年ぐらい前のことしか覚えていない。
子供のことの記憶はすっかり忘れている。
覚えている記憶は、印象に残った記憶だけ。
それ以外はほとんど忘れている。
長生きすれば、記憶もなくなっていく。
敬二は日菜と会うのは先だったが、千聖とは日菜より先に結婚していた。
敬二は千聖との結婚生活はもう150年以上になる。
「あたし、ポテト買ってくるねー。」
そう言って、日菜はジャンクフードが売っているところへ走っていった。
「日菜ちゃんは本当に昔から変わらないわね。」
千聖が微笑みながら言った。
「変わったさ、日菜は。そして、千聖も俺も。」
敬二は笑顔で言ってみせた。
千聖と敬二は笑い合っている。
「あ!2人だけずる~い!いい雰囲気になって!」
日菜がポテト片手に敬二たちの元へ帰ってきた
「ごめん、ごめん。日菜。」
敬二は笑いながら言った。
「あ、そういえば、あなたって何かトレーニングをするって聞いたけど...。」
千聖がコーヒーを片手に持ちながら聞いている。
「そうなんだよ、だから帰ってくるの少し遅くなるかもな。」
「あたしはいつでも待ってるよ。敬二の帰り!」
「私は疲れた身体に効く料理とか作れたら作っておくわね。」
「あたしも手伝う!」
「日菜ちゃんにも、もちろん手伝ってもらうわよ。」
「ありがとう、2人共」
そう言って、敬二はコーヒーを1口飲んだ。
買い物に行ってからちょうど1ヶ月後。
敬二とガヴェインは性質変化を少しではあるが、自分の物にしていた。
東塔、20階のトレーニングルームで、敬二とガヴェインは今日も性質変化のトレーニングをしていた。
敬二とガヴェインは目を瞑りながら、自分の持っている武器に精神を集中していた。
すると、武器に少しづつ風が集まっていき、数秒で2人の武器の周りには、感覚で分かるぐらいの風が集まっていた。
「素晴らしいよ、君達!まさか、この1ヶ月で性質変化をマスターしてしまうなんて!」
薫が嬉しそうな顔で拍手をしている。
「いえいえ、薫さんがこの1ヶ月。みっちりと教えてくれたおかげですよ。」
「これでやっと、ハンニバルを倒せるな!敬二!」
敬二とガヴェインは嬉しそうだった。
ガヴェインの言葉に薫は少し苦い顔をした。
「今の君たちなら、『異端児』といい勝負をするだろう。しかし、『倒せる』というところまではいかないだろう。」
「え?でも、性質変化を覚えたら、ハンニバルを倒せるって言ってましたよね?」
敬二が疑問そうに聞く
「確かに君たちは性質変化をマスターした。しかし、君たちは『完璧』には性質変化をマスターしてないんだ。」
「つまり...。」
「つまり...。そう言うことさ。」
「なるほど...。」
「いや、分かんねーだろ。」
ガヴェインが突っ込む。
「とりあえず、君たちはまだ止まってしか性質変化を溜めることが出来ない。戦闘では止まって性質変化を溜めてる時間はない。」
「戦闘に集中しつつ、性質変化を溜めるのも集中しないといけない...。まるで文武両道だな...。」
「案外、出来そうだけどな。」
ガヴェインは自身があるようだ。
「まぁ、性質変化を完璧にするのは、明日からするとして、今日はもうこれで終わ...。」
薫がトレーニングを終わろうとした瞬間、この東塔が大きな揺れに襲われた。
「地震か?!」
「君たち!近くのものに掴まりたまえ!」
薫が叫びながら、敬二たちに言っていた。
敬二たちは近くのものに掴まり地震をやり過ごした。
地震が収まった。
「ふぅ~。収まったみたいだなー。」
「でも、何で急に地震?この星は地震なんて起きないんじゃあ?」
敬二が疑問に思う。
すると、急にトレーニングルームの出入りのドアの上のサイレンが鳴り始め、アナウンスが聞こえた。
「こちら、本塔。こちら、本塔。ただいま異世界のパラレルワールドが攻めて来ました。各戦闘員は武器をもち、異世界のパラレルワールドの戦闘員を撃退してください。これは強制任務です。繰り返す、繰り返す。こちら、本塔。こちら...。」
「なんだと...。」
「攻めて来たってことは...。」
「つまり、戦争さ...。」
現実を受け入れることが出来ないのか、敬二たちは言葉を失っていた。
「焦ることはないよ。そして、敵はどのパラレルワールドか検討はついている。」
敬二は額に一滴の汗をかいていた。
「相手はWW、以前から緊張状態が続いてたのは明白だった。だから、今回痺れをきらして攻めてきたということだろう。しかし、こんなに攻めてくるのが早いとは、私は思わなかった。」
「じゃあ、ハンニバルがいるかも?」
「まぁ、そういうことになるね」
敬二とガヴェインはこの緊急事態だと言うのに、不安はなかった。
ハンニバルに勝てないかも知れないが対等に戦える。そう思っただけで気持ちが高ぶっていた。
「とりあえず今はこの塔から脱出しよう。この塔では敵に攻められた時に身動きが取りにくいからね。」
敬二、ガヴェイン、薫の3人はトレーニングルームを後にした。
「現在、東塔に1台のジェット機が突っ込みました。」
敬二たちがいた東塔で地震が起きた同時刻。
本塔では屋上で男と女が話をしていた。
「被害の状況は?」
「被害者は今のところ出ていません。しかし、東塔に突っ込んできたものを合わせますと、あと10機のジェット機がこの街に向かって来てます。その10機のジェット機はあと5分もすればこの街に到着します。」
「なるほど...。だったら、美咲。お前は下のフロアに戻り戦闘員全体に指示をだせ。あと、下のフロアだけには入られることがないように、警備を厳重にしておけ。」
「かしこまりました。」
そう言うと、女は扉を開けて、下の階に降りていった。
男は窓の風景を見ながら、タバコを一服していた。男がいるこの部屋は床以外の天井や壁がガラスで、できていた。
「穏やかに見えていたこの街もついには戦争か...。」
男は感じていた。
この数日で、街や世界の変化をがあったことを。
「まぁ、私が出る幕は向こうの大将を倒す時のみになりそうだな...。」
男が2本目のタバコに手が伸びたその瞬間、
急に天井から1台のジェット機が突っ込んできた。
天井のガラスは割れて、辺りに飛び散っている。
ジェット機は床に刺さるような形になっていた。
「はぁ、人の家に入る時はインターフォンぐらい鳴らしてほしいものだな。」
そう言いながら、男はジェット機の方を向いた。
ここまで読んでくれてありがとうございます!
次回はWWとの戦闘です。
感想コメント、評価お待ちしております!
次回更新は遅くなるかもしれないです!
*新キャラ情報
美咲・・・ガールズバンドパーティーの奥沢美咲より
おじさん・・・オリジナルキャラ
*補足説明
2090年に自分の若いときの姿に強制で整形をさせられていたが、2201年現在は整形は強制ではなくなり、若い時の姿だったが、わざと30代や40代のときに戻してしまうという人もたくさんいる。