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にやついた表情で小室一行を見る紫藤、麗は正の隣に立って、彼を睨み付けた。
「親子ご対面とは、感動的ですね。フフフフ・・・」
ワザと嫌な笑い方をして、孝達を挑発する。
車内から出たルリは、ナイフを取り出し、紫藤に向けて投げようとしたが、ナイフを持つ左手が何者かに掴まれ、妨害される。
ジークが吠えて威嚇するも、言葉に見られただけで怖がり、黙り込んでしまう。
「こんな所で、しかも自衛隊の方々が見てる前で私達を攻撃するおつもりですか~?」
狂気染みた笑みを浮かべて、紫藤はルリに向けて言い放つ。
小柄な彼女の手を掴んでいたのは人間をやめてしまった
眼鏡を掛け直した紫藤は、悔しがる孝達に言葉の事を勝手に語り始める。
「申し遅れました。彼女は私達の用心棒をしてもらってます。元々彼女は狙われる立場なのですが、私のコネで助けてあげたのですよ」
また笑みを浮かべて孝達を見る。
周りの紫藤についてきた者達も嘲笑っていた。
「クソッ、いい気になるなよ・・・!」
「おや?ここで手を挙げるのですか?良いですよ。私を殺しても。そうすればどうなるのでしょうね~?ハハハハ・・・!」
「小室君、止めるんだ・・・!悔しいが自衛隊が見ている・・・!」
紫藤の腹立たしい態度に拳を握りながら孝の腕を押さえた正は、救出活動を行う陸上自衛隊員達を見ながら言う。
「そう言えばあの暴力男達は居ませんね~?まさか、別れましたか?」
その問いに孝達は答えず、ただ黙って紫藤を睨み続ける。
「答えが聞こえませんよ~?ムフフ。そう言えば、あなた方は暴力的なテロリスト集団に荷担してましたね・・・?」
「お前・・・!なんでそのことを・・・!!」
殺意むき出しの麗は紫藤に掴み掛かろうとするが、正と貴理子に止められる。
睨み付けながらも何もすることが出来ない孝達をムカツクほどの笑みを浮かべながら続けた。
「ここまで来るのに2~3人が犠牲になりましてね・・・とても悲しいことですよ」
ワザと泣く振りをして、不気味な笑みを浮かべながら孝達を再び見た。
ルリを拘束している言葉に警戒していた冴子は、苛立ちを隠せない。
「貴様。犠牲と表しながら自分が生き残る為に・・・!」
「人聞きが悪いですね・・・彼等は進んで犠牲になったのですよ。それと意見が合わなかったから出て行って貰った訳です」
「狂ってるわ・・・あんた・・・!」
吐き気を催す程の紫藤に沙耶は言い放った。
次にケストナーがただ黙っているしかない孝達の前に現れた。
「
部下を引き連れてやって来た彼も、笑みを浮かべながら近付いてくる。
コータが近付いてくるケストナーを見て、指を差しながら言う。
「お前は警察署の!」
「フン、忌々しい餓鬼共め。お前等の所為で私の面目は丸潰れだ!だが、その男を助けた甲斐はあったという事だ。人を助ければ、良い事が起きる。日頃の行いが良いからかな?」
そう言いながらありすに近付き、彼女を左腕で掴んで、頭にワルサーP88の銃口を押し付けた。
隣に居た鞠川は地面に叩き付けられ、ケストナー配下の兵士が構えるG3A4の銃口を後頭部に突き付けられている。
ケストナーにジークが飛び掛かってきたが、強力な蹴りを入れられ、凄まじい痛みで暫く間動けない。
「みんなご免・・・!」
「クソ・・・卑怯だぞ!」
孝がケストナーに言い放つが、彼は部下達に向けて、孝達に銃を向けるよう指示を出す。
「卑怯だと・・・?何を言うか、どんな手を使おうと軍人は目標を達成せねばならんのだ。安全な場所に居る貴様等民間人が軍にとやかく言うことか」
この言葉に孝は黙り込み、次にコータが問い掛ける。
「軍人なら・・・民間人に手を出しても良いとでも?」
「その通りだ小僧。貴様等はテロリスト共に荷担し、あろう事か我が組織の部隊に攻撃した。立派な犯罪じゃないか。いや、ゲリラとも言うべきだな」
コータに答えたケストナーは部下達に小室一行の車両を調べるよう指示を出した。
命令された部下達はハンビィーやジープの車内にある物を全て外に放り出し、バギーも徹底的に調べて、積んであった荷物をそこらに捨てる。
一人の兵士が、ハンビィーの後部座席の下に隠れていたSTG達を見付け、ケストナーに知らせた。
「司令官、ハンビィーの車内で怪しい連中を見付けました!」
「直ちに連れてこい!こいつは驚いた・・・しかし、俺が絶対的指導権を握っているな!」
「因縁の再会だ・・・」
STG達はケストナーの前に突き出され、彼のニヤついた顔を見ながら呟く。
「また頭を性病にやられた民族主義者か」
「やれやれ。異世界に飛ばされてこいつと再会するなんて・・・!」
「もうこりごりだ・・・」
「黙れ!貴様等のお陰で俺がどれだけ恥を掻いた事か・・・!」
ありすを掴む左手の力を強めながら、STG達を睨み付ける。
STGは、孝達の拘束を解くようケストナーに交渉を持ちかけた。
「少佐殿、彼等はまだ学生で非戦闘員です。条約に違反しています。我々正規の戦闘員を拘束と同時に彼等女子供の釈放を要求します」
「黙れ。貴様等の言い分など聞けるか。こいつ等は武装勢力に荷担したゲリラでありテロリストだ。尋問して武装勢力の居場所を聞き出す必要がある!それに俺は少佐ではない、下級司令官だ!」
「頭の固い奴だ・・・」
黒人の隊員が行った後、それを嘲笑うかのように紫藤が近付いてきた。
「おや?またおかしな人達を仲間に。どうやらあなた方はおかしな物と因果関係にあるようですね?」
「この教師むかつくぜ。一発殴っても良いか?」
「止めておけ。それに周りは敵兵で囲まれている」
トビーが紫藤の顔を見てむかついている所をゴーグルの隊員が止める。
紫藤は怒りが頂点に達している小室一行の面々に知る由もなく続ける。
「ハハハハ、これであなた方と一生お別れとは私はとても残念です。もし会えるとすれば、謝っていただきたいですね~」
「こいつ。こんな状況じゃなかったらぶち殺してる所だ」
「政治家のどら息子を思い出すよ。確かあんな風な男だった」
舌打ちをしている孝達を余所にSTG達はそれぞれの思い出を語る。
やがて校門から護送車が入り、周囲を囲まれている孝達の側まで来た後、ケストナーが立つよう指示する。
「さぁ、早く護送車に乗り込め。そして貴様等の飼い慣らしていたテロリスト共の居場所を洗いざらい吐くんだ。そうすれば解放してやっても良いぞ」
「こんな所で終わりなんて・・・!」
「さようなら、小室君に宮本君、鞠川校医。一生会うことはないと思いますが、幸運を祈ってますよ」
コータが悔しながら行った後、紫藤が嘲笑うかのように護送車に向かう孝達に言い放つ。
麗を連れて行こうとする兵士達に正と貴理子はそれを止めようとするが、抑え付けられてしまう。
ルリも言葉に拘束されながら護送車に送られる。
小室一行はこれで終わりと思った瞬間、救いの手が差し延べられた。
『そこの集団、直ちに武装を解除し、降伏せよ!』
アレクサンドラのマイク越しの声が響いた後、上空から
地上からはM3A5リー中戦車や九五式中戦車チハ、M51スーパーシャーマン中戦車、M24チャーフィ軽戦車等が多数の軽歩兵や憲兵と共に現れ、逃げ道を塞ぐかのように小学校の出入り口を全て封鎖する。
校舎からも、AK107やPP-19ビゾン、サイガ12K、PKM等を持った旧ソ連のスペズナンズを思わせるような兵装備な中歩兵や重装備兵がゾロゾロと出てくる。
屋上を見れば、SV-98を構えた狙撃手も多数居ることが分かり、完全に紫藤とケストナー達の立場が無くなっていた。
「ソ連軍!?それともロシア軍か!?でも装備がバラバラで、戦車はみんな旧式だ!」
突然やって来たワルキューレの戦闘部隊に、コータは戸惑いを隠せない。
手柄を横取りされると思ったケストナーは、玄関から出て来たアレクサンドラに怒鳴りつける。
「このイワンの女めっ!手柄を横取りするつもりか?!」
「手柄だと・・・?」
ロシア軍の作業服を着た長身のロシア人女性は、ケストナーを睨み付けながら言う。
「指名手配中の人物を禄に連行もせず、協力を申し込んだ奴の言うことか」
ガンホルスターからスチェキンAPSを抜いて、安全装置を外し、ケストナーに近付き、彼の額に銃口を押し付ける。
「な、何をする気だ!?俺は味方だぞ!」
「報告もしない奴が言うな。直ちにその娘を捕らえろ!」
銃口を突き付けながら、配下の中歩兵や重装備兵に言葉を捕らえるように指示を出すアレクサンドラ。
言葉はルリにナイフを突き付けて、捕らえに来たバラクラバやゴーグルを付け、フリッツヘルメットを被った顔が見えない重装備兵やバラクラバを被った旧ソ連のスペズナンズの集団から離れようとするが、学校の屋上から狙っていた狙撃手に麻酔弾を額に食らって、ルリを離して地面に倒れ込む。
救出されたルリは、重装備兵に囲まれながらアレクサンドラの前に連れて行かれ、ケストナーは部下共々やって来た中歩兵や重装備兵、校門から入ってきた憲兵に拘束される。
「ケストナー下級司令官。貴官は我が戦乙女が決めた規則を破り、指名手配中の人物を捕らえたにも関わらず、護送せず。裏取引をして自分の任務に協力させた。よって貴官を規則違反の罪で拘束する」
目の前に立った憲兵に手錠をされたケストナーは拘束された。
「クソ・・・女狐め!覚えておれ!!」
大人しく拘束されたケストナーはアレクサンドラを恨みの声を上げながら自分が呼び寄せた護送車に連れて行かれた。
彼の部下達は手を挙げながら列を作り、小学校から徒歩で出て行く。
地面に顔を無理矢理付けられていた鞠川は、アレクサンドラと共に来ていたユズコに起こされ、拘束を解かれたありすが彼女の元へ寄り添う。
「大丈夫・・・先生?」
「うん、大丈夫」
鞠川が服に付いた土を払いながら答えた後、ユズコの顔を見ながらありすは問う。
「お姉ちゃん。先生達捕まえない?」
「う~ん。状況に寄ったら捕まえちゃうかも・・・」
難しい表情をしながらユズコはありすの身長まで屈んだ後、不安な表情で見る少女に答える。
後ろ盾を失った紫藤は周りを見渡し、後ろからやって来たアレクサンドラに命乞いの様なことを始めた。
「私はあの男に脅されたのです!頼みます!見逃してください!!」
膝を地面に付けて、アレクサンドラに必死に「見逃して欲しい」とせがむ紫藤であったが、自分に着いてきた一人である以下にも不良な生徒が彼女に横から殴り掛かった。
「このクソアマぁ!」
当然ながらあっさりと回避され、腹に強烈な蹴りを食らってダウン。
次に色っぽい女子生徒がアレクサンドラにナイフで刺し殺そうとしたが、これも受け止められ、うなじにチョップを食らって気絶した。
次々と紫藤配下の生徒達が彼女に襲い掛かったが、次々と薙ぎ倒されていく。
これを見ていたコータがロシアの近接格闘術システマと分かり、唖然していた孝達に説明する。
「これはロシアの近接格闘術システマ!」
「そのシステマってなんだよ」
「小室、このロシアの武道、軍隊格闘術は実戦的な格闘術だよ。CQCと同じく様々な武器に丸腰でも攻防技術が多く含まれているのさ!ロシア伝統の武術全般の共通理念である全局面戦闘、白兵戦における生存率の向上などを色濃く受け継いでいる。今はロシアのみならずアメリカやドイツ等、各国で普及しており、日本には公式のジムもあるんだ!」
「凄い格闘術だ・・・!」
「あんたそんな体格なのに。そう言う軍隊格闘術だけは詳しいのね・・・」
目の前で実施されているシステマを見ながらコータが解説した後、孝は驚きの声を上げ、沙耶はコータの軍事関連の豊富な知識にツッコミを入れる。
全員がアレクサンドラに倒され、紫藤は隙を見て逃げようとしたが、麗を初めとした宮本家に逃げ場を塞がれ、陥れた相手に泣きながら命乞いを始めた。
「た、助けてくれ!私が悪かった!金なら幾らでもやるっ、だ、だから命だけは助けてくれ!!」
余りの変わりように麗を初めとした宮本家は哀れな目で、紫藤を見る。
後ろからやって来たアレクサンドラに襟を掴まれ、立たされた。
「わ、私は代議士の息子だぞっ!例え嫌われていても」
言い終える前に強力なパンチが紫藤の顔面に炸裂し、眼鏡が砕けた。
強烈な音が鳴り、殴った本人であるアレクサンドラの右拳から眼鏡のガラスの破片が突き刺さり、少量な血が流れ出ている。
そのまま地面に倒れ、紫藤の表情は潰れており、数ヶ月は治らないほどの重症だろう。
腿がやって来て、アレクサンドラの右手に包帯を巻こうとするが、払い除けられる。
一部始終を見ていたSTG達は、アレクサンドラを褒め称え始めた。
「凄い女将校だ。まさに戦士の鏡だよ」
「あんな将校には三回くらいしか出会ったこともないぞ」
「拳から血が流れ出ても表情一つ変えないな・・・」
「頭をやられた奴を代わりに殴ってくれてスカッとしたよ」
彼等の語りは無視したアレクサンドラは煙草を取り出してそれを口に咥え、ライターで火を起こし、煙を吸ってから吐き、紫藤に告げた。
「今のは貴様に犯された軽歩兵隊の新人の分だ。そう言えば貴様の飼い犬がまだ成人もしてない戦車兵や負傷兵、それも手負いの戦乙女を何人も犯したらしいな?その飼い主であるお前にも“責任”を取って貰うぞ?」
精神的に追い詰めるかのような声色で告げたアレクサンドラに恐怖した紫藤は失禁し、恐怖の余り精神が崩れ始める。
何かを忘れてたのか、紫藤の髪を掴んで立たせたアレクサンドラは口を開いた。
「そうだ。貴様の父、紫藤一郎はとっくに歩く死体になって二回殺されたぞ」
憲兵に掴まれた紫藤の顔付きが、アレクサンドラが知らせた報告に笑みを浮かべ、狂ったかの様に笑い始めた。
「そうですか・・・フハハハハハハハ!アハハハハハ、ヒヒヒヒヒ!!!」
「なんだ?恐怖の余り頭でもおかしくなったか?」
「ああ言うのを見ていると、こっちまで虚しくなるよ」
「これが歪んだ者の最後か・・・」
トビーと黒人の隊員の会話の後、冴子は笑い狂う紫藤を哀れな目で見ながら呟いた。
紫藤に恨みを持つ麗と正さえ孝と沙耶、コータ、貴理子と同じ目で見ており、鞠川はありすに見せないように目隠ししている。
アレクサンドラに倒された生徒達は憲兵達に連れて行かれ、言葉は重装備兵に抱えられてながらその場を去っていく。
最後まで紫藤は笑っており、彼の最後を見ていた孝達は後味が悪い感覚になった。
ずっと笑いながら連れて行かれる紫藤を見ていたルリにアレクサンドラは声を掛けた。
「確保命令が出ているルリという少女だな?」
この問いにルリは頷く、確認したアレクサンドラは指を鳴らして、テレビを持っている女性を呼び出した。
「私の前任者が君に会いたがっている」
「凄い、手持ちのテレビだ・・・」
「何かと凄い連中ね・・・テレビ通信なんて」
コータと沙耶が、テレビ持ちを見て驚きの声を上げる。
そのテレビを持つ女性は結構美人であり、持っているテレビと背負う通信機は重そうだったが、慣れているのかボタンを押してテレビをつける。
『ヤッホー、君がルリちゃん?私ハナって言うんだけど宜しくね~』
テレビに映ったのはアレクサンドラの前任者であったハナだ。
菓子袋の中身を食べながらテレビを見ているルリに話し掛ける。
『私あんまり働かないからさ、こんな所に飛ばされちゃったよ。それにしても胸のおっきい美少女と美女に囲まれて我慢できたね~私なら発狂してるよ。それとラッキーボーイだね、主人公みたいなのと眼鏡でデブッチョなのは』
「私達も映ってる?」
鞠川はテレビ持ちの頭に着いたカメラに気付いた。
「もしかして僕のこと・・・?」
「初対面でそう言われるなんて・・・」
孝は戸惑い、コータはショックを受けている。
『それはそうとね。ルリちゃんの出会った人達の調べはとっくに着いてるの。大戦時や異世界からやって来たのは全く情報がないけど。そしておめでとうルリちゃん、ここが終点だよ・・・!』
テレビに映る少女は菓子袋を置いて拍手し始めた。
『ルリちゃんの保護者から小室君達の面倒を最後まで見るって要請が出たから直ぐに保護命令をここに来るまでに総司令官様が撤回したの。何故かマクシミリアン君は無視してたけど、恐らく狙いはルリちゃんだと思うよ。始めてあったときに変な覇気を漂わせてたから。後、ケーキあるから食べといてね、高級菓子店が作ったケーキだよ』
ハナが行った後に、玄関からケーキが載ったワゴンが出て来る。
『ここまで誰一人無く欠けずに辿り着けたご褒美。帰りのヘリも用意してるからね~それじゃあ切るよ~バイバーイ!』
最後にハナが手を振った後、テレビの映像が途絶え、テレビ持ちが電源を切った。
丁度その頃にはケーキがルリの前に置かれており、コータや鞠川、ありすに校門の外で待つ軽歩兵達が上手そうに見ている。
ずっとケーキを眺めているルリに、アレクサンドラが寄り添い、彼女に話し掛ける。
「さぁ、ここから決めるのは君次第だ。君が帰るならば小室孝を初めとする藤美学園を脱出したメンバーは安全地帯に行ける。そこにいる火星連邦の軌道降下兵達も我々の技術で帰れる」
吸い終えた煙草を落とし、火をアーミーブーツで踏み消した後、続ける。
「逆に断るのであれば、君を強制的に捕らえ、そこにいるメンバーを我が組織の規則違反の男と同じように捕らえ尋問に掛け、軌道降下兵を銃殺する」
真剣な表情でルリに告げたアレクサンドラは自分より背丈の低い少女を見ながら告げ、そのまま続ける。
「今まで行動を共にしてきた大戦の戦士と異世界の戦士は君達とは関係ない。いずれ我々に降伏することだろう。私は大人しく君の保護者の元へ帰る方を勧めるよ。それならそこにいる全員が安全に暮らせるし、元の世界に帰れる。され、どうする?」
この問いにルリは俯き、今まで助け合ってきた軍人達や異世界の者達を思い出した。
ここまで来たのは彼等のお陰だが、“保護者”の元へ帰って、彼等が死ねば後味が悪くなる。
どうするか悩む彼女にアレクサンドラと小室一行、STG達、ユズコ、腿は見入る。
次回は大惨事DA!各員、原作崩壊に気を付けるんだ!!