学園黙示録 ゲンブンオブザデット   作:ダス・ライヒ

2 / 120
パッキー転移編です。
ちなみに登場人物全員がウサギですw


転移したウサギ、再び転移

1978年 カンボジアのとあるジャングル

 

上空に2機のUH-1が東に向けて飛行していた。

何故東に向かうのかは極秘事項であり、このUH-1に乗る全員がもちろんCIAの工作員である。

その中に1人ベトナム戦争を駆け抜けたベテランの戦士パーキンス(パッキー)が居た。

 

「パーキンス、それは奥さんか?」

 

隣の席に座るXM177を持った男がパッキーが持つ写真について質問する。

 

「もちろん、子沢山だ」

 

「幸せそうだな、ラビット3。もうすぐ敵地だ、気を引き締めろよ」

 

パッキーが乗る先頭のUH-1の機内で全員が笑う。

その時、右にいる機銃手の1人が叫びだす。

 

対空ミサイル(SAM)だ!」

 

携帯式対空ミサイル9k32を持ったゲリラが森林から飛び出し、先頭のUH-1に向けてミサイルを発射した。

 

「避けろ!」

 

パイロットはそれを避けようとするが遅く、テールローターにミサイルに命中。

機体はバランスを崩し、地面に落下し始める。

 

「メーデー、メーデー!こちらジャクソン1墜落する!繰り返す!こちらジャクソン1墜落する!!」

 

「全員、何かに掴まれ!!振り落とされるぞ!!」

 

回転する機体の中でラビットリーダーが必死に叫ぶ。

だが、パッキーは振り落とされてしまった。

 

「パッキー!!」

 

必死に彼の手を取ろうとする隊員であったが、もう既に遅かった。

死を覚悟したパッキーは落ちながら心の中で自分の妻と子供達の事を思う。

 

「(ここで終わりか・・・済まなかった・・・)」

 

そのままジャングルに落ちるパッキーであったが謎の光が彼の身体を包み、そして彼をこの世界から消してしまった。

 

 

 




短いですね・・・次はZbv転移編でも書こうかな。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。