学園黙示録 ゲンブンオブザデット   作:ダス・ライヒ

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大丈夫かな・・・?と、言うことで今回もエロ有りです・・・


新しい生存者

外で銃声が響いているが、今の孝とコータには、目の前にいるメイド服の美少女ことで頭がいっぱいだった。

彼女が着ているのは裕福な豪邸で働いている高そうな生地で出来たメイド服のようで、「これはいるのか」と思うくらい可愛らしいアクセサリーが付いている。

 

「ルリちゃん・・・その服は・・・?」

 

コータはルリが着ているメイド服に対して聞いた。

彼女は、着ている衣服に触れながら答える。

 

「メイド服だよ、マンションでセーラー服と一緒に見つけたんだけど・・・気に障るようなら今すぐ脱ぐけど?」

 

「いや、脱がなくて良い」

 

答えた後に服を脱ごうとするルリに対して孝は顔を赤らめながら止めるように言う。

 

「だってみんなノーブラ状態でタンクトップ着たり、毒島さんは裸エプロンなんだもん」

 

「はぁ・・・?」

 

ルリの言葉に孝は理解できないでいる。

そして先程から気持ちが悪い笑みを浮かべてメイド服なルリを見ていたコータは口を開く。

 

「お兄ちゃんって、呼んでくれても良いかな・・・?」

 

そのコータの表情は、唖然している孝から見れば少し引くような表情だった。

 

「お兄ちゃん♪、これで良いかな?」

 

「OKぃ!!俺は太陽の如く萌えている!!」

 

アニメの美少女ボイスに匹敵するようなとても可愛い声で言ったためにコータはかなり興奮している。

現場に居合わせていた孝は、ただ苦笑いをして突っ立てるだけだった。

 

「孝お兄ちゃんって呼ばれたい?それとも孝君?ご主人様か孝様?」

 

「どっちも断るよ・・・」

 

ルリの何と呼んで欲しいかという要望に対して孝は直ぐ断った、要望を拒否されたルリは頬を膨らませながら怒っていた。

そんな呆れている孝にさらに悲劇が襲う。

 

「こ~むろく~ん」

 

孝の頭部に2つの柔らかい物が接触し、直ぐにそれを振り払った。

そして直ぐに柔らかい物の正体に気付く。

 

「ま、鞠川先生!」

 

正体は鞠川の豊満な胸であり、それを隠しているのは白いタオル一枚のみ、その格好をしている彼女の顔を見れば頬が赤く成っていた。

どうやら風呂上がりにアルコール類を飲んだらしく、余りにも際どい格好な鞠川を見たコータは花地を噴き出してその場に倒れてしまっている。

今度は階段の方から麗が呼びかけてきた。

 

「孝~!」

 

その呼びかけに酔っている鞠川をルリに預けてから麗の方へと視線を向け、唖然する。

 

「麗、お前もか・・・!」

 

彼女の表情も鞠川と同じく赤い、未成年にも関わらず飲んでしまったらしい。

ルリも同じと思って顔を見てみたが、赤くは成っていないようだ。

 

「あー孝は2人居る~!」

 

大分飲んだらしく、錯覚を見ている。

疲れ果てる孝に鞠川が唇を舌で舐めながら近付き、突然彼の頬にキスをした。

ずっと孝の方を見ていた麗は「フン!」と怒りながら下の階へと降りてしまう。

 

「ま、待てよ麗!先生、そろそろ離れてくれませんか?」

 

「えぇ~、だって静香お外が怖いんだもん~」

 

「自分もお願いします!」

 

孝の頬にキスをする鞠川を見ていたコータは、自分にもしてくれるようにとお願いした。

そんな彼の要望に鞠川は妖艶な笑みを浮かべてから可愛らしい声で答える。

 

「は~い♪」

 

そしてコータの頬にキスをした。

キスをされたコータは鼻から噴き出す血を抑えながら見張りをすると言い、ベランダに出る。

唇を舐めると、ルリに近付く、妖艶な笑みを浮かべてルリを見る鞠川に彼女は小動物のように震え始めた。

一方の孝は何も出来ないでいた。

 

「可愛いメイドさんだ・・・フフフ・・・」

 

口にした後、ルリを抱きしめた。

風呂場で挟まれた2つの大きな果実にまた挟まれ、彼女は声を上げる。

 

「く、苦しいです・・・は、放して・・・!」

 

嫌がるルリを見てさらに興奮したのか、彼女の額にキスする。

 

「もう我慢できない・・・食べちゃう・・・」

 

鞠川は荒い息をしながらルリを押し倒し唇にキスをした。

それを見た孝は口を大きく開けて唖然、そんな孝を余所に2人は舌を絡ませ始める。

 

「せ、先生み・・・ルリちゃん・・・?お取り込み中・・・」

 

彼の声など聞こえてもいないのか2人はさらに続ける。

数秒後、鞠川はルリの上に倒れ込んだ。

自分の上に倒れている鞠川を退けたルリに孝は声を掛け、それにルリは唇から垂れる唾液を袖で拭いた後に答える。

 

「一体何をした・・・?」

 

「ちょっと舌使いを。それと孝君は童貞なんだね」

 

「そ、それとは関係ないだろう!」

 

答えたルリの後付に孝は顔を赤らめながら怒鳴った。

倒れ込んで寝ている鞠川を寝室に運び込むと、胸元をさらけ出して寝ている沙耶とバウアーに目が入る。

 

「風邪引いちゃうよ~」

 

ルリは近くにあった布団を2人に被せた後、台所へ出る。

驚くべき格好をした冴子に目が入った。

その格好は、愛情表現の一つ(?)とされる裸エプロンであり、流石に下には下着を着けている。

 

「なんで裸エプロンで調理してるんですか?」

 

「ああ、着る物が無くてな。これで我慢している」

 

笑みを浮かべた後、ルリは冴子の背後に這い寄り、身体に触れた。

 

「ひゃぁ・・・何を・・・!?」

 

「こんな格好してたら誰か欲情しちゃいますよ?」

 

「現に君が欲情してるじゃないか・・・」

 

「このまま私とエッチしますか?」

 

「今は夜食と明日の朝食を作るのに忙しい、何処か落ち着く場所に着いたら好きなだけしても良い・・・」

 

胸を触りながら聞くルリに冴子はそう答えた。

答えを聞いたルリは、冴子の身体を触るのを止める。

 

「はい、お嬢様」

 

そう笑顔で言った後、孝と麗が居る一階へと降りていった。

2人に気付かれない様に物音を立てずに近付く。

 

「(うわぁ・・・キスしてる・・・)」

 

偶然にも2人が唇を交わしている所だった。

そんな孝と麗にルリは興奮しながら2人を見ている。

だが、それを邪魔するかのように外から子犬の吠え声が聞こえてきた。

 

ルリは舌打ちしながら孝と麗に近付いた。

突然メイド姿のルリが現れたのか、麗はビックリして酔いが覚める。

 

「あ、あんた。何所から・・・!?」

 

「子犬の鳴き声ですね・・・始末しようか?」

 

ルリの口から発せられる言葉に2人はもう慣れている。

孝とルリは、様子を窺おうとベランダへ上がる。

ベランダではコータが双眼鏡を持って監視を行っていた。

 

ベランダから見えるのは、水平二連散弾銃を持っていた青年が弾の装填途中でゾンビ達に囲まれて喰い殺されるの見た孝は悔しがっている。

他にもコータが持つ双眼鏡にアパートに入ろうとした男がゾンビ達に掴まれ喰われていた。

 

「クソッ!」

 

「小室、何所へ行くつもりだい?」

 

「決まってんだろう!下に行って奴らを・・・」

 

イサカM37を持ってコータに言う。

だが、その場にいた冴子に止められる。

 

「小室君・・・忘れたのか?奴らは音に反応し、寄ってくる。そして生者は光に反応する・・・君の行動は勇ましさがあるが、我々が救うにも限度がるという事は忘れてはいけない。だからこそこの世界になれておくのだ。そしてこの光景を目に焼き付けておけ、以下に我々が力がないと言うことを・・・」

 

冴子は、部屋の明かりを消しながら孝に告げた。

コータから双眼鏡を受け取り、外の状況を確かめる。

 

「平野」

 

「なに、小室?」

 

「顔がニヤけてた」

 

「そうかい?毒島先輩の格好って刺激が強すぎるんだよな・・・あ、双眼鏡を覗くときはコッソリとね」

 

「ああ、分かってる」

 

子犬の鳴き声がする方を見た。

そこには小学生の少女と父親らしい男がバイクで数秒くらい程の距離にある家の玄関を父親がドアを叩いていた。

だが、父親がいつまで叩いても家の住人はドアを開けない。

強攻策に出たのか父親は血塗れの工具を持って家のドアを潰そうと構えて叫んだが、それは家の住人は溜まらないのかドアの鍵を解いた。

父親は安心しきってドアを開けた瞬間、即席槍に刺されて屏にもたれる形で倒れる。

娘が直ぐに寄り添い、必死に呼びかけるが、出血が酷すぎたのかその場で息を引き取った。

 

少女は、動かなくなった父親に寄り添い必死に呼びかけたが、意味はない。

そこへ奴ら(ゾンビ)は少女に近付く。

 

「ロックンロール!」

 

コータがいつの間にかAR-10を構えながらスコープを覗き、安全装置を外すと、少女に一番近いゾンビの頭を撃ち抜いた。

 

「おい、平野。助けないんじゃなかったのか?」

 

「だって小さな女の子だよ!?」

 

「そうか、じゃあ平野、援護射撃頼んだ!」

 

「その必要はないよ」

 

「どうしてだ?」

 

ルリの言葉に孝は疑問に思う。

 

「良いから」

 

二本指を重ねて孝とコータに振った後、UMP45とP232と予備の弾倉を取ると、一階に降りていった。




次回はありす救出戦です。

遂に・・・遂にウサギが・・・!

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