学園黙示録 ゲンブンオブザデット   作:ダス・ライヒ

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パイパー編の始まりです。

その前に追加キャラの一覧を・・・

オリキャラ勢

伊妻后
床主付近の高等学校の男子高生、ただの痛い中二。

早嶋鏡子
上の痛い中二の幼馴染み、女子高生。
スタイルの良いヒロインみたいな美少女。

太東利木
上と同じ高校に通う男子高生。
性格は地味な方、主人公ポイのでラッキースケベ。

二次元

ゲルトルート・バルクホルン
某パンツアニメに登場するあの世界でドイツ空軍軍人で少しヤバイお姉ちゃん(笑)。
訳あって淫獣ミヤフジと一緒に転移、宮藤芳佳を捜すべくゾンビと奮闘する。
ちなみにパンツではない。
他にも参戦させようと思ってます。

実在

クルト・マイヤー
ドイツ第三帝国武装親衛隊第12SS装甲師団長の親衛隊准将。
パンツァー・マイヤーの異名を持つ優秀で才能ある軍人、転移した時期は欧州大戦後直後。

オットー・スコルツェニー
武装親衛隊のコマンドー部隊の指揮官。
錯乱作戦でバルジに展開していたアメリカ軍を恐怖に陥れた。
ヨーロッパで最も危険な男という異名を持つ。


番外編(パイパー編)
死にたくなければ銃を取れ。


時は孝達がガソリンスタンドに向かう頃に戻る。

炎の騎士ヨアヒム・パイパーは、窓が板のバリケードに寄って塞がれた部屋にて征歴の世界で最強と名が高い4人の戦闘民族ヴァルキュリア人にであった。

 

「一体何が起こっているの・・・!?」

 

赤いスカーフを頭に巻いた女性は今の現状が理解できないでいる。

それに対しパイパーは小柄の女性を宥めた。

 

「落ち着いてくださいフロイライン、私も余りこの現状が理解できません。まずは・・・」

 

小柄の女性が騒いだ所為か、倒れ込んでいた女性と少女達が起き上がる。

 

「ん・・・ここは・・・私は朝鮮に居たはずだが・・・?」

 

身長が欧州の白人男性ほどある軍人風で長い銀髪の女性が辺りを見渡した後、パイパーと小柄な女性を見た瞬間、ルガーP08をガンホルスターから取り出し、それを2人に向ける。

 

「何者!?アリシア・・・!それに貴様はヨアヒム・パイパー!!」

 

その銀髪の女兵士はパイパーの名を口にした。

自分の名を口にした女兵士に対しパイパーもワルサーP38を取り出し、狙いを付ける。

 

「(我が軍に似ているが、あの軍服は何処の軍も使ってはいない)どうして俺の名を知っている!連合国(アーミー)の工作員か?!」

 

パイパーも負けじと女兵士に狙いを定めて問う。

アリシアと呼ばれた小柄な女性は、いつ誰が発砲するかの現状に戸惑っている。

後ほど起き上がった赤と銀の髪を持つ女性もアリシアと同様に戸惑っていたが、女兵士と同じ容姿の少女は寝惚けているのか、現状が全く理解できない。

 

「帝国の軍人に・・・あの私と同じヴァルキュリア人・・・!?それにアリシアさんも・・・!」

 

「ふぇ・・・?コゼットお姉ちゃんは何処・・・?」

 

そんな彼女達を放置してパイパーは額に汗一つ掻かずにワルサーP38の狙いを女兵士の頭に定めている。

女兵士も同様に美しい顔に汗を掻いていない。

次の瞬間外の方から呻き声が多数聞こえた。

パイパーと女兵士はお互いに構えていた拳銃を下げて、窓の方を見る。

 

「あの呻き声は・・・!」

 

「一体何を知っている!?」

 

女兵士は再び拳銃をパイパーに向け問う。

そのパイパーは女兵士を無視して自分が入ってきたドアを開けようとドアノブを握ったが、ビクともしない。

 

「(何者かに閉じこめられた・・・!)」

 

ドアが開かないと判断したパイパーは火薬の臭いがする部屋に向かう。

寝惚けていた少女は窓を塞いでいる板越しから呻き声が聞こえてくる方向を見る。

 

「なんだあいつ等?叫びながらこっちに来るぞ?」

 

少女は指を差しながら近くに寄ってきた赤と銀の髪を持つ女性に言う、アリシアと女兵士も別の窓から叫び声がする方向を見た。

その呻き声を上げてパイパー達に迫ってくるのは、先程パイパーを襲った普通のゾンビではなく、蒼い眼光を光らせ、叫びながら走って標的を襲う特殊なゾンビだ。

一方のパイパーは火薬の臭いがする部屋のドアノブをワルサーP38のグリップで破壊し、ドアを開ける。

そして部屋に置いてある多数の銃器に驚く。

 

「思った通りだ。ダイナマイトが入ってると思ったが、銃が入っていたとは・・・神に感謝しないといけないな」

 

置いてある銃器の中でまずMP40を取った後、壁に血で書かれた文字を見た。

 

「死にたくなければ銃を取れか・・・お嬢さん方にも知らせないとな・・・!」

 

ダイイングメッセージを見た後、パイパーは予備弾倉を多めに取って武器庫から出た。

そして直ぐにアリシア達に武器庫の事を知らせる。

 

「お嬢さん方、今は争ってる場合じゃない。死に損ないが俺達を殺そうとしている」

 

「死に損ないって、あれのこと?」

 

アリシアが呻き声を上げて向かってくる武装・一般親衛隊(勤務服)を着たゾンビ達を指を差して言う。

 

「ああそうだ。奴らを倒すには頭を撃つか、頭を潰す程の堅い物で殴るしかない。細かいことを説明はしてる暇は無いぞ、ご婦人」

 

パイパーはアリシア達に説明をした後に、睨んでいる女兵士に向けて付け足す。

 

「では、あれに話は通じないことだな?」

 

「鋭いなご婦人。それと武器庫はあっちの部屋だ。自分にあった銃を取れ、選ぶ時間は稼いでやる」

 

女兵士が付け足しに答えた後、MP40の安全装置を外し、ストックを立てる。

 

「それとご婦人方、名前を教えてください」

 

窓にMP40の銃身を載せながら、武器庫に向かうアリシア達に名を問う。

 

「え!?私はアリシア!姓名は後で!」

 

アリシアは答えた後に武器庫へ走っていった。

 

「私はリエラ、リエラ・アーヴィング!結婚してるの!」

 

赤と銀の髪を持つ女性リエラが答えた後にアリシアと同じく武器庫へ向かう。

 

「私はエイリアスだぞ。姓名は・・・まぁ、良いか」

 

少女が自分の名前を口にした後に2人に続く、最後に女兵士が自分の名を名乗る。

 

「セルベリア・ブレス、一度死んだ女だ。訳は聞くな」

 

セルベリアはそのまま武器庫へ向かっていった。

そしてパイパーは、窓の向こう側からこちらに向かってくるゾンビ達に向けてMP40をの銃爪を引き、銃撃を開始した。




RUSEのリヒター将軍を本編の方で出そうと思ってます。
他のウィッチメンバーは・・・出そうかな・・・?

そして力不足でごめんなさい!

※追加・修正しました。

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