近未来、月面基地
基地離れた場所に腐敗した死体が多数浮遊しており、その浮遊する多数の死体には銃で撃たれた後が多数残っている。
月面基地を覗いて見ると、4人の男が酒盛りをしていた。
「大日本帝国万歳!グビ」
大日本帝国陸軍の将校の野戦服を着た男は言った後、日本酒の瓶の中身を飲む。
名前はタケオ、階級は大尉だ。
「ジーク・ハイル!そしてドイツの科学は世界一ィィィィィ!!」
この頭がやや危なそうな男はビールを勢い良くガブ飲みする。
名前はリヒトーフェン、今は将官クラスの軍服を羽織ってるがこう見えて科学者。
「よし、俺も。アメリカ合衆国万歳!」
ラム酒を豪快に飲むこの海兵隊員の男はデンプシー、太平洋戦線での優秀な海兵隊の下士官の1人だ。
「ウラー!社会主義と共産主義に万歳!」
ウォッカ瓶を両手に持って両方とも一気に飲む男はニコライ、ソビエト赤軍に忠誠を誓う共産党員。
「かぁ~!ブラックオプス2発売か~それにゾンビモードがさらに強化されたらしいな、ワシ等も出るのかな?」
「出るに決まってんだろうが、リヒトーフェン!俺等が居なきゃこのコールオブデューティのゾンビモードは成り立たないぜ!」
リヒトーフェンの問いにデンプシーが意気揚々と答える。
ニコライも酔った勢いで呻り声を上げた後、ソビエトの国歌を歌い出す。
「喧しいぞ!この共産主義者め!!我が大日本帝国軍の国歌を聞けぇ!!」
「んだとこのファシストめぇ!てめぇこそ黙って偉大な祖国を称える国歌を危機やガレ、黄色い猿がァ!!」
「おのれ~この言葉、聞き捨て成らん!切り捨てる!!」
ニコライの差別発言にタケオがキレて腰に差していた軍刀を取り出し、ニコライに斬りかかった。
「オイコラ!刀持って暴れんな!」
デンプシーがタケオの止めに掛かる。
それをリヒトーフェンは大笑いしながら見ていた。
そんな状態が続くかと思われていたが、基地中にサイレンが鳴り響いた。
『警報!警報!未確認の物体が基地に接近!繰り返します。未確認の物体が基地に接近中!』
「なんだこの警報は・・・?」
「ああァ?誤作動だろう、兎に角飲もう飲もう」
もちろんこれは誤作動ではない、ちゃんと未確認の物体が基地に近付いている。
しかもリヒトーフェン達が居るブロックへ向かってくる。
「なんだありゃ?」
「どうせ
リヒトーフェン達が居たブロックに突っ込む、部屋の窓が割れて、中に居たリヒトーフェン達は宇宙に吸い込まれる様に飛ばされてしまった。
「ギャアアアアアアア!!苦シイィィィィィ!!息ガァァァァァ!!」
空気のない宇宙空間に飛ばされてしまった4人はそのまま苦しい出す。
そのまま死ぬと思われていたが4人は謎の光に吸収されてこの月面上から消えてしまった。
源文作品、関係ないじゃん!とツッコまないで!