くぅ疲マン 作:宇宙飛行士
1,最後のセブンスターズ…それは、大徳寺先生自身がセブンスターズになることだ
「大徳寺先生……ッ!まさか、大徳寺先生が最後のセブンスターズだったなんて!」
廃寮の地下室で十代、そして大徳寺━━アムナエルは闇のデュエルを始めていた。
自分の先生であった彼の姿は今では様変わりしており、黒の長髪が白く染まっていることや、顔に皹がはいっていること、そして前までは優しい雰囲気を纏っていたのに、今では辺りに暗いイメージを与える、そんな人物に変貌していた。
そして彼は十代に告げる。突如行方不明となった自分はセブンスターズの一員であり、デュエルアカデミアの教師というのは仮の姿。今まで十代たちを騙し、三幻魔の封印を解く七精門の鍵を手に入れる瞬間を、虎視眈々と待っていたのだ、と。
「大徳寺先生……いやアムナエル!俺や皆を今まで騙してたんだな!許せねえ!」
信じていた先生に裏切られ、十代は激昂する。
今まで彼と過ごしてきた毎日が偽りであったと知り、やるせなさと憤りが混じりあう。
「これが七精門をかけた最後のデュエルだ……行くぞ、十代!」
アムナエルがそう十代に叫ぶ。
十代はそれに応えるようデュエルディスクを構え直した。
最後のセブンスターズ、アムナエル。
三幻魔の復活を阻止するため、十代は闇のデュエルを続ける。
2,魔神剣!魔神剣改!剛・魔神剣!烈・魔神剣!魔神剣・双牙!魔神剣・瞬牙!魔神剣・翔牙!魔神剣・焔!(これもうわかんねえな)
「それでは、貴女が我が社を志望した理由を聞かせてください」
そんな俺の質問から、ブラックマジシャンガール(精霊)の入社面接が行われた。
『いや、私志望してここにきたんじゃないですけど』
ブラックマジシャンガールは不満をおし殺しつつ(ほんとぉ?)、向かいに座っている俺、旦那、姉御、チビ助に言葉を返す。彼女は心なしか強張った笑みを浮かべていた。
俺はそのブラックマジシャンガールの言葉を聞き、うん?と少し首を傾げた後、再度彼女に質問した。
「いや、ブラックマジシャンガールさん?ブラックマジシャンガールさんは……いや長いのでもうブラさんと呼びますけど」
『ブラさん!?!?』
彼女は俺の言葉に目をカッとさせて驚く。
『いやブラって……それ下着みたいじゃないですか!なんでそこで区切ったんですか!』
「じゃあブラジャー」
『モロ下着になった!!!!』
声を大にして俺に言うブラックマジシャンガール。
……面倒くせえ!(半ギレ)。ドラゴンボールでも似たようなもんだから別にいいだろ!
こっちは適当な理由つけて、『円卓の騎士の一員にする』って言ったチビ助に諦めてもらうために面接してるのだ。なのに話が進まねぇ!(自己責任)。どうにかしてお帰りいただいて、えんがちょする。俺はやるよ、かなりやる。
「それでは次の質問に入ります。貴女が我が社(俺のデッキ)に入社すると、どのような利点がありますか?」
『うえ!?利点ですか……貴方のヒーローデッキに女性モンスターが加わることによって、朗らかな印象を見ている人に与えることができる、とか?キャ、キャハッ☆』
それを聞き旦那は『不採用』、姉御は『魅力を感じない』、チビ助は『円卓の騎士(奴隷)にする』という個人の意見が書かれた札を上げる。
お前らキッビしいなあ(半目)。俺は気遣って『今後のご活躍を期待しております』って札に書いたけど。
『この人たち容赦ないんですけど!?勝手に連れてこられてこの仕打ちなんですけど!?私でも怒る時はありますよ!』
ブラックマジシャンガール(精霊)はそう少し憤りを見せると、次はグズりだした。体育座りで怨嗟の声垂れながしである。
まああれよ?俺も流石に男の子である。こうして女の子が落ち込んでる(マッチポンプ)のに、励ましの声を掛けないわけにはいかんでしょ。
しゃあない。わかったぜ。チビ助の言う通りにするでござる。俺のデッキの事故率は格段に上がるけど、まあそれはそれよ。
俺はブラックマジシャンガール(精霊)の側に寄り、彼女の肩に手をおいて言う。
大丈夫だぜ、お前はヒロインになれる。俺たちはお前を従者契約で失明するからといって追い出したり(過剰表現)、霊応力の強さで仲間の価値を決めたり(過剰表現)しない。
━━同じものを見て、聞くことが出来る真の仲間になれる!!
『いやそれ、テ○ルズのヒロイン扱いってことじゃないですか』
戦闘のカメラワークが悪かったり、『笑顔の~』から『そぞろ涙目の~』に名付けが変わったり、本編で子供が死にすぎたり、悪質なdlc商法が行われたりしても、俺たちは仲間だッ!!
『だから!!それゼ○ティリアの話でしょ!?もう許してやってくださいよお!!!』
3,チャドの霊圧が……
「十代……よくぞ私を倒した」
七精門をかけた最後のデュエル。
それに勝利したのは十代だった。
「私は……このデュエルでお前の力を確かめたかったのだ。━━よく聞け十代。もうすぐ、このデュエルアカデミアに、新たな災いが襲ってくる……対処できるのはお前しかいない」
アムナエルは途切れ途切れになりながらも十代にそう伝える。セブンスターズとは別の驚異、それが、デュエルアカデミアに迫ってきていると。
「このエメラルドタブレットを受けとれ……きっと後に役に立つ」
そう告げると、彼の姿が次第に砂となって消えていく。
それは闇のデュエルの影響からか、それとも単にホムンクルスとしての寿命がきたからなのか。それは十代には分からない。
「……もう猶予はない、か」
「アムナエル……大徳寺先生ッ!」
十代は消えていくアムナエルを見て悲痛な叫びをあげる。
その姿をアムナエルは目にし、少し微笑んだ後、次に目を見開いて宣言した。
「安心しろ十代。七精門の鍵をかけた、最後のデュエルはお前の勝ちで終わった━━だが、私には、本当の最後に、やらなければならない事があるッ!!!」
その言葉と共に、廃寮の地下室を照らしていた照明が消え、闇に包まれた。
数秒後、照明は復旧し地下室を再度照らす。
しかし、
「大徳寺先生が……消えた?」
その光の中に、アムナエルは存在していなかった。
4,将来の夢はお嫁さんになることです(純粋な頃)
ブラジャーの面接から一日経った今日、なんだか学園の様子が妙に活気づいてることに俺は気づく。
学園祭以外になんか他の祭りでもやるのか?と、俺は近くにいた三、三浦君に話を聞く。
三浦君が言うには『十代が最後のセブンスターズを倒したから、その祝福を生徒皆がしている』ことがこの活気づいてる原因らしい。
へー、ガッチャマンやるやんけ。もう英雄扱いなんやな、と俺が三浦君に他人事のように言うと、「お前も二人も倒してるから、十代の次に英雄扱いされてるぞ」と苦笑いで言われる。
あっ、そっかあ(納得)
だからここまで来る途中「くぅ~闇のデュエルお疲れさまでしたwこれにてセブンスターズは終了です!」やら「ベストを尽くしてしまったのか……たまげたなあ」とか知らない生徒に言われたのか(白目)
……だれも英雄扱いしてないやんけ!(全ギレ)。面白おかしくバカにされてるだけやんか!わっほい!
なんだよこの学校。まともな奴がいねえじゃねぇか。人をバカにすることしか考えてないと思うんですけど(名推理)
やっぱりデュエリストの闇は深いことを再度確信する俺。ま、まあ平和になったことはいいことである。これで俺も中二のフィールを撒き散らす相手と戦うことはないだろうし、良かったでござるよ。
俺も周りの祝福ムードに流されながら、「丸藤君から貰った『ブラックマジシャンガールのスカート、下から見るか?下から見るか?』っていう映画のチケットを、明日香っちに渡してこよう。丸藤君の評価を落としてやる」とルンルン気分で考え教室に向かう。途中でなんか覇気がないサンダー君とすれ違った。
ま、いっか(パリピ感)
◇
さらに一日後。俺がぐっすりと眠っているにも関わらず、ガッチャマンが「大変だ!」と言って俺を叩き起こす。
痛いっす。なんすか?まだ学校に行くには早いっすよ、と俺は寝ぼけ眼をしつつ言う。するとガッチャマンが「万丈目が校長に預けた七精門の鍵を全部盗みやがった!」と焦りながら俺に教えてくれる。
ふーん、やばいじゃん。
……ヤバいじゃん(白目)
なにやってんだよサンダー君。確か七精門の鍵で三幻魔とかいうスゲー強いの封じてるんでしょ?もしかしてクーデターでも起こすの?うちは一族が木の葉を潰すの?
ガッチャマンと同様に焦りつつサンダー君を捜索する。
つうかそんな大事な物を一介の学生に盗まれる校長ェ……。ちょっとセキュリティ甘すぎませんかね(半目)
最終的に俺、ガッチャマン、明日香っち、丸藤君、丸藤君兄、三河君、コアラマン、という大人数で探す結果となる。つうか校長こいや!お前の責任やろ?どっしり構えてるのがトップの役割?どっしり構えてるだけじゃ意味ないんだよ!事件は現場で起きてるんだ!
憤りを覚えつつ探す内に、ようやくサンダー君を見つけることができた。なんかジョイン仮面もサンダー君と一緒にいるが知ったか事か。
俺はサンダー君に高速移動したまま旦那直伝スピアタックルをお見舞いする。
どうしてこんなことをした!言☆え!
サンダー君は咳き込みつつも俺に応える。
「て、天上院君との、ラブデュエルをするためだ!」
あ ほ く さ (呆れ)
5,彼女ができないのか。それともつくらないのか。その境界を、捜してる(キメ顔)
サンダー君の動機を聞き呆れた俺は、レッド寮へと帰ることにした。
いや、俺だってサンダー君が『俺がこの学園を支配してやるのだ!』とかいうスケールデカイ話とか、『この学園は腐ってる!俺が変えてやる!』とかいう理由だったら咽び泣いて「お供します!」と言ったよ。でも明日香っちとのラブデュエル、とどのつまり告白するためか、仲良くなるためのデュエルをするってことでしょ?そのために明日香っちが来ざるをえない状況にしたんでしょ?
ちょっと意味が分からないかなーって。うっうー!(ダミ声)
なんで俺がそんなことのために叩き起こされなければならなかったのよ。ざけんな(全ギレ)
そんな女々しいことしてるからモテないんだバーカ!と言ってその場を離れる。
男だったら、がっとやってチュッとすってハァーン!ヴァンパイアガール!ぐらいでいいんだよ。それはそれで面妖だけど。
余計な苦労をかけさせられたぜ、と頭をかきながら呟く。するとまたスタンドのように現れた姉御が『気をつけろ、後ろから何か来る』と俺に注意を促してきた。
はい?もうサンダー君フラれてレッド寮に戻ってきたの?と俺は振り返る。
そこには髪の毛を白く染めた大徳寺先生()が。
面妖な(震え声)
『ボツネタ設定』
・ブラックマジシャンガール
精霊の中ではまともなタイプ。遊戯王界のヒロイン。
ただ主人公たちがやべぇぐらい普通ではないので、最近『もしかして自分が可笑しいのでは?』と思い始めている。
そんなことはない(断言)
・大徳寺先生(アムナエル)
最後に主人公の前に姿を見せた人。アニメでは十代の勝利とともに消え去ったが、この小説では生きて主人公の元を訪れた。
今回は急いで書いたので誤字や文章が変なところがあると思います。気軽に教えてください。ガッチャ。