くぅ疲マン   作:宇宙飛行士

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14話 大好きなのは向日葵の種

 

 

 

1,話を最後まで聞く。それが大事。

 

 

 

「私には分かる……お前の持つ力は、遊城十代とよく似ている。だが、その本質は全く別のモノだ!今の私にダメージを与えられるのがその証拠…危険なんだ、それは!」

 

お前をこの学園に残すわけにはいかない!そう言って大徳寺先生()はカードをドローする。

 

うーん、この。ちょっと分かる言葉で話してくれませんかねぇ(達観)

突然『おい、デュエルしろよ 』と言われて、その次に何故か説教に話がシフトしてるんですけど。大徳寺先生()って遠足で俺をハブったり、寮で俺が一人部屋なの当然発言したり、なんか当たりがキツくね?大徳寺先生()は知らないかもしれないけど、俺もオシリスレッドの学生よ?もし知ってたらこんな扱いをしてこないと思うんんだけど。もしや本当にご存じない?記憶を俺に会うたびに喪失されておられる?……ウソダドンドコドーン!

 

デュエル中、大徳寺先生()がずっと俺の人格否定してくるけど正直あまり頭に入ってこない。だって大徳寺先生()髪の毛白く染めたりマントみたいなの羽織ってたりする中二スタイル。そっちの方に目がいっちゃうわ。どうしたのよ先生。やはり教師はストレスたまるのか。その成れの果てがこれなのか……。錬金術云々とか自分はホムンクルスだとか口走ってるし、これはもうダメかもわからんね(恐怖)

 

「通常魔法、『バーストインパクト』を発動。バーストレディ以外の全てのモンスターを破壊する。そして続けて『ダークフュージョン』!場のバーストレディ、手札のフェザーマンを融合、『インフェルノウィング』を融合召喚!!」

 

 

いつもの勝ちパターンで場を展開していく俺。やっぱり融合出来ると安心感と満足感があるぜ。

 

「私の、敗北か……」

 

そう大徳寺先生()は口調まで中二スタイルで呟いた。

あ、最後までそれで通していくんすね。そこまでやれるんならすごいっす。

 

「だが覚えておけ……お前の持つ力、その力自身をお前は理解出来ていないということを。……十代の持つ『融合』の力が錬金術の最高峰だとしたら、お前の『融合』は━━」

 

 

やっべもう痛くて見てられねぇ!やれインフェルノウィング、インフェルノブラスト!!!(過去との決別)

 

 

インフェルノウイングの放つ蒼炎が大徳寺先生を呑み込む。

いやーキツイっす。なんでこうして中二の権化ともいえる相手と連戦しなきゃならんのか。そうまでして俺の黒歴史を想起させたいのか。ストレスたまりんぐだぜ。

 

だから話の途中で攻撃してもしょうがないね(諸行無常)

 

 

2,大徳寺先生の魂はファラオ(猫)にお持ち帰りされました(やったぜ)

 

 

万丈目と明日香のデュエルを終えた後、万丈目の持つ七精門の鍵が輝きだし、それが彼らを森の奥へと誘う。

たどり着いたのは、森の中でも大きなクレーターのように開いている場所。そしてその場所は、デュエルアカデミアに古くから伝わる三幻魔が封印されている所でもあった。

 

そして彼らの頭上にヘリコプターが訪れ、巨大な金属の塊を墜落させる。それは大きなアームが着いた、最先端の技術が詰め込まれた代物だった。

 

 

「私はこの時を待っていたのだ……」

 

 

巨大な塊、それに取り付けられたカプセルの中にいる人物がそう言う。その人物は液体の中に浮かんでおり、身体には様々な管が通っているように見えた。

 

「そんな……貴方は影丸理事長!」

 

十代たちと途中で同伴してきた鮫島校長は驚愕し言う。何故理事長が今この場所に現れたのか、と鮫島校長は疑問を示した。その様子を見て影丸は厳かに言葉を紡ぐ。

 

「最初から三幻魔は復活するよう設定してあった……セブンスターズが勝とうと負けようと、関係はない」

 

影丸はそう話を続け、目の前にいる遊城十代に目を向ける。

 

 

「そして遊城十代、お前には私とデュエルをしてもらう。精霊の力をより強く持つお前にこそ、三幻魔復活の儀式を執り行うのに最適だからだ」

 

 

その言葉を聞き、十代は軽い調子で「いいぜ」と声を返す。

 

 

三幻魔を復活させる影丸理事長と十代のデュエル。これが十代のデュエルアカデミアでの一年間の集大成となるのだった。

 

 

 

3,その時、彼は…

 

 

レッド寮の自室に戻ってきた俺。

もう今から学校に行く気なんてなれないし、今日はサボりで良いよねとベッドに倒れこむ。

 

すると最近新規加入したブラックマジシャンガールが『学校にはしっかりいかないと駄目』と俺を叱りつけてくる。

でもよ?途中から授業に参加するのって中々恥ずかしいというか、勇気要らね?と俺は心情面から彼女の説得を図る。それでも彼女は『でも、行かないと皆に置いてかれますよ?』と断固として意見を覆さないよう。

くっ、コイツ派手な見た目してるくせに真面目系女子か。仕方ない。こうなったら最後の手段だ。

 

俺は「チビ助、やれ」と今ここには居ない銀髪チビ助に指示する。するとすぐチビ助が目の前に現れ『了解━━殲滅する』とブラックマジシャンガールにアームロックをかけた。

 

『がああああ!!』とブラックマジシャンガールは悶絶する。そして『痛っイイ!お…折れるう~!!』という言葉を聞いた瞬間、ハッと俺は意識を現実に戻し「あ…やめて!それ以上いけない」とチビ助を落ち着かせる。

 

アームロックはいかんよ、アームロックは。俺はチビ助にそう注意する。

まさかガチの武力行使をするとは、たまげたなあ(他人事)。俺はチビ助に犬みたいに威嚇するのを期待していたのに、ちょっと配慮が足りなかったぜ。

そうチビ助に「俺も言葉が足りなかったぜ、すまんな」と謝る。チビ助はそれを聞き『いえ、私もすぐ手を出してしまいました。これでは騎士失格ですね。次は気を付けます。それでは』と言い、この場から消えていった。

 

よし。じゃあ寝るか、と俺は再度ベッドに寝転がる。

 

 

『いや私には何もないんですか!!ごめんねの一言も!?』

 

 

 

━━チビ助、やれ。

 

 

『がああああ!!』

 

 

 

4,三幻魔、最終決戦

 

 

三幻魔により、デュエルモンスターズの精霊の力を吸収した影丸は若返った。

皺だらけだった肌に張りが戻り、力なく垂れ下がっていた手足は今では見違えるように力が宿っていた。

しかしその究極の力を持つ三幻魔をもってしても、未だ遊城十代を倒すことは出来ない。

 

「何故だ、何故三幻魔の力に対して、ここまで抵抗することが出来る!?遊城十代ッ!」

 

「俺だけの力じゃないさ。俺には皆の力、そして大徳寺先生が、アンタを止めてほしいと言って託してくれた力があった!それが俺が強くなれた理由だ!!」

 

影丸の場には三体の幻魔、『神炎皇ウリア』、『降雷皇ハモン』、『幻魔皇ラビエル』が並んでいる。絶対絶命といえるこの状況を目の当たりにしても、遊城十代の目は死んでいない。いままで過ごしてきた仲間との絆、そして大徳寺先生から頼まれた影丸を止めてほしいという願いが、彼の背中を押していた。

 

 

「俺は『E・HEROエリクシーラー』を対象に、『賢者の石━サバティエル』の最後の効果を発動!このターン、対象となったモンスターは、相手フィールドにいるモンスターの数だけ攻撃力を倍にする!行け、究極剣サバティエル!!」

 

恐ろしいほど攻撃力を増大させたエリクシーラーが影丸の元へと向かう。それはこのデュエルにおける最後の攻撃となる。

 

 

「そんな、バカな!三幻魔が敗れるなど!ぐああああ!!!!!!」

 

 

究極剣を持ったエリクシーラーによって幻魔の身体は引き裂かれる。

それと同時、幻魔と影丸から、吸収していた精霊の力が放出される。

 

三幻魔をめぐってのデュエル。それが本当に終わりを迎えた瞬間だった。

 

 

 

 

 

5,くぅ~疲れましたw(何もしていない)

 

 

 

なんか寝てる最中ブラックマジシャンガール(精霊)が『なんか身体消えかかってるんですけど!生命力誰かに吸収されてるんですけど!なんで貴女たちは大丈夫なの!?』と一人で焦ってた。

 

姉御、旦那、チビ助はそれに対して『自分達はマスター(俺)と融合係数の関係から、同化しつつあるんで影響はない』とか答えてたけど、え?いやお前ら待てよ(震え声)

 

そんなの初耳なんですけど。同化しつつあるってなんだよ!怖いこというなよ!もう目覚めちまったよ、眠気なくなったよ!どいうことだよ!

俺は意識を完全に覚醒し、彼らに言い寄る。

 

『それより私もう消えそうなんですけど!?』というブラジャーの声を背にしつつ、俺は「同化ってやばいヤツやろ!なんか俺の身体に危険あるでしょ(愕然)」と姉御に言う。

 

『あ、やばい本当に消える!せめて「お前…消えるのか」ぐらいは言って?そしたら私もヒロインらしく「いつでも側にいるよ」とか「心は、置いていける」とか答えますよ!ねぇ!ちょっと!?』

 

姉御はブラックマジシャンガールを真・スルーし、俺の言葉に対して一つため息をついた後、俺に告げた。

 

『でも、まだ第一フェイズだから。大丈夫』

 

 

まだ第一フェイズ!?第二、第三と続くのかよ!どうなってくるだ(ry

あ、ブラックマジシャンガールいつの間にかいねえ\(^o^)/

 

 

 

 

 

 

 

ブラックマジシャンガールが一旦消えて、また甦るというアニメで有りがちな奴をしてから間を置き、俺はふと思った。

 

 

そういえばもう一年経つんだな、と。

 

 

思えば中々濃い一年間だったぜ。俺はそう、ベッドで穏やかな寝息をたてるチビ助を見ながら、一人回想する。

 

タイタンとのベストを尽くしたデュエル。

アカデミアの権力に屈しそうになった、俺とガッチャマンの退学がかかった制裁タッグデュエル。

ダークネスとかいう中二ソウルを宿した、ジョイン仮面との闇のデュエル。

精霊(笑)との謎の修行編。

それから目覚めたら中二オーラを纏った、タイタンとのセカンドデュエル。

ブラックマジシャンガールへの腹パン。

大徳寺先生()から受けたイジメ。

 

 

……ロクなことがねぇ(号泣)

 

俺は窓から見える夕焼けを背に泣き崩れる。

 

なんだこれ、どうして、ど゛う゛し゛て゛な゛ん゛だ゛よ゛お゛お゛ぉ゛お゛!゛

ん゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛!゛!゛!゛!(藤○竜也感)

 

そう一頻り泣き、俺は顔を上げポジティブに意識を切りかえる。

 

で、でも?退屈はしなかったんじゃないだろうか。一年間ずっとオシリスレッドのままで階級は上がらなかったけど、良い経験をさせてもらった。むしろレッドだからこそこんな変に貴重な体験をしたのかもしれない。ガッチャマンは謎の存在だから、きっとレッドには怪奇が来やすくなってるのだ。違いない(確信)

 

 

窓から指すオレンジ色の光、それに照らされたチビ助。そんな彼女の頭を撫でつつ、俺はまだ知ることの出来ない未来へと思いを馳せる。

 

 

ま、今日もそれなりになんとかなったのだ。明日もなんとかなるだろう。そう思って進んでいくことが、生きやすい生き方って奴なのではないだろうか。

 

眠っているチビ助を起こさないように、俺は呟く。

 

 

━━今日はとっても楽しかったね(強がり)

明日はもっと楽しくなるよね。ねっ?チビ太郎!

 

 





くぅ~疲れましたwこれにて三幻魔編終了です!

話を構成していくので、次の更新は少し間が空くと思います。感想とか評価をつけてくれた人に感謝です。励みになってました。それと誤字報告してくれた人は本当にありがたいです。感謝でござる。

次回からは宗教編の予定(震え声)
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