くぅ疲マン 作:宇宙飛行士
1,デュエルリンクスでシャイニングフレアウィングマンは出るんですか……?(震え声)
ブラックマジシャンガール(以下略BMG)の仮面ライダー知りたい云々発言から、俺は今ゲオにいるのであった。
そして一緒に来たBMGは棚に並べてある数多くのDVDを見て「こうして見ると、ヒーローにも沢山種類があるんですねー。何々レンジャーとか……魔弾戦記リュウケンドー?」といって自分の興味が湧いた物を手にとっていたりする。
俺は(やめーや。面白かったやろ!なんでや!)と彼女の言葉を聞き当時の心境を振り返りつつ、後ろでスマートフォンを弄っていた。
まあぶっちゃけよ、俺が一緒にここまでついて来てもね?選ぶのはBMGじゃん?ゲオに来ても特にすることがないんすよ。だから携帯使って暇潰ししててもしょうがないっす。
『お、この仮面ライダーがオススメだぞ(優しさ)』と教えてやれよ(呆れ)と思うかもしれんけども。実は前に姉御と旦那とチビ助と推しライダー戦争をした時、その後に決めたことがある。
『BMGを洗脳、ダメ。絶対』
とどのつまり、各自が偏見を与える行為を禁止する条約を締結したのだ。BMGは他の奴の思想に染まりやすい傾向があるしね。まああれよ。よく勃発するジブリ戦争を想像すると分かりやすいと思う。←ええ?(困惑)
そのような理由で、俺は今彼女の様子を見守りつつ、後ろで『咲いて割いてジュエル』してるのである。
「……あの、すみません。それやめてほしいんですけど」
BMGは振り向き、俺を半目になって見つめながらそう言った。彼女のその目から(はあ?なんだコイツ)みたいな意志をひしひしと感じる。
ほ、なんだその反抗的な目は?(反抗)と俺は彼女の怪訝な目を見て思い、次に携帯を操作して、『生き残れぇー!!胸がぁ!張り裂けそうな夜も(ry
「だからそれですよ、それ!恥ずかしいでしょ?」
BMGは俺が操作している携帯をビシッと指差して「自重って知ってます?」と俺を非難してくる。どうやら俺が背後でこのゲームをしているのが気に入らないらしい。
まるで『熱膨張って知ってるか?』というようにBMGは自重を促してきたので、俺はそれを心の底から申し訳なく思い「チッ、うっせーな。反省してまーす」と起動していたリズムゲームを終了させた。
BMGは「わ、分かればいいんですよ」と額に青筋を立てつつも笑顔で言い、また棚に向き直りDVDを選ぶ作業に戻る。
俺は一つ大きな溜息をつき、まあしゃあないか、とスクフェスを起動した。携帯からは『ブシモ!』という明るい音声が響き(ry
「いや違いますよ!!ゲームそのものをやめて欲しいんですぅ!やってるリズムゲームの良し悪しについて私は怒ったんじゃないんですぅ!!え?言ってること分かりますよね!?普通は女の子放置してピコピコしませんよね?」
俺の方を再度振り返り、まじでやめて、やめてくださいとBMGは涙目で懇願してくる。
あ、そういうこと?だったら最初からそういってくれればいいのに。
はっきり言葉にしないと伝わらないことってあるんだぜ☆と俺はスタリイッシュにポケットにスマートフォンを突っ込みつつ言う。
そんな俺の様子を見て(わからない……文化が違う!)とBMGは心の内で叫んでいたらしい。
━━あいつの方がおかしいんじゃねぇ?(ブーメラン)
2,強靭!無敵!最強!←カード化決定
で、何借りるか決まったの?と俺はBMGに言うと、彼女は「はい!これに決めました!」と、意気揚々で借りる予定のDVDのパッケージを俺に見せてくる。それは、
『仮面ライダー ディケイド』
あっ(察し)
「いやー悩みましたけど、この『ディケイド』は歴代の仮面ライダーが沢山登場するみたいじゃないですか!たしかマスターの言ってた『ブレイド』?も出てくるみたいですし。あまり知らない私でも、これなら色んなライダーが見れるのでいいかなと」
満面の笑みで語るBMGを余所に、俺は自身の古ぼけた記憶を想起していた。
ディケイド……最終回……映画……うっ!頭が(炎上中)
「……あのー、その、どう思います?仮面ライダーディケイドって」
中々反応を返さない俺を見て不安に思ったのか、BMGはこちらを窺うようにして意見を求めてくる。
俺は━━
「大丈夫だよ、ブラックマジシャンガール。ディケイドは、記念の作品だから━━」
そうBMGに向かって、答えは得た人のようにニッコリと笑い言った。
そうだ。BMGの、沢山の仮面ライダーが活躍するところを見たいという、その思いは間違いなんかじゃない。決して、間違いなんかじゃないんだから━━!!!
そもそも、ディケイドは終わりがないのが終わりのゴールドエクスペリエンスレクイエム…レッスン5はこのために……ありがとうジャイロ……本当に……本当に…ありがとう、それしか、いう言葉が見つからない…(号泣)
俺はBMGに「しっかり劇場版も借りるんだぞ」と言い、借りたからと言ってどうということもないかもだけど、という本心は覚られないよう必死になって努めた。
━━俺たちはようやく登り始めたばかりだからな……このはてしなく遠い、仮面ライダー坂をよ…!(くぅ疲!)
止まるんじゃねぇぞ……!と俺は続けてBMGに言う。彼女はよく理解出来ていないような(理解出来ていない)表情を浮かべつつ、分かりましたと言葉を返した。そうか、ああ、安心した。(爺さん感)
3,君 の 名 は→僕だ!
ゲオでの目的を達成した俺は、さっさと家へ帰ることにした。
あと一週間ぐらいでデュエルアカデミア始まっちゃうし、一日でも休みは無駄にしたくないのである。
「ちょ、ちょっと待ってくださいよ。せっかくですし、もっと色々回っていきません?どうせ帰ってゲームしてるだけじゃないですか」
ブラジャー(BMG)は背を向け40ヤード走4.2秒光速の世界に入ろうとしていた俺に、そう声をかけてきた。
俺はめんどいと思いつつも「だって一緒にいるところ見られて、噂でもされたら……恥ずかしいし(真顔)」と彼女に説得を謀る。だがBMGは「いやそれ私のセリフですからね。私の方が一緒にいて恥ずかしいと思ってますからね。マジで(真顔)」と真剣な声色で告げた。ウッソだあお前。
まあ気を取り直して。ちょうど今はお昼時。俺も久しぶりに外食的なものが食べたいと思っていたところである。毎日引きこもってると母の作ったカレーか、父の作ったカップ麺だし。流石に飽きがくるっす。ここは美味しいものでも食べに行きましょう。
まだ俺に対して愚痴をうだうだ言っているBMGを背に、「ならサ店に行くぜ!!」と俺は悠然と歩き出す。
とりあえずゲオに行く以外はノープランで来た俺たちである。何処かに行くとしても、まずは落ち着いた場所で計画を練るのが定石なのでは?と思っているのでした。まる。
◇
「ここは映画でも見に行こうでござる」という俺のマトモな提案に、BMGは『その言葉が聞きたかった……!』というBJみたいな満足感を顔に浮かべ、それに賛成の意を示した。
やっぱり男性と女性が二人でお出掛けしてるわけだし、デートみたいなもんじゃん。その定番の映画ははずせないでしょ。ラブロマンスとかね!━━ということではない。そんなことは全く考えていませんでした(パリピ)
まあ、単純な話である。
多くの時間を消費でき、かつ俺自身が特にアクションを起こさなくてもよい。そんな条件を満たすのが映画だったのである。俺はマジで疲れることはしたくないからね。この春休みをだらけて過ごすからね。だから適当に座席に座ってポップコーン食べる作業をしたいと思います(決意)
それに、俺には丸藤君から布教された映画の前売りチケットがあるのだ。それもちょうど二人分。お誂え向きだぜ。これは神さまの導きに違いない。
映画館の中に入り、「それじゃあ何見ます?やっぱり今話題の『君の名は』とかですか!」とか言ってウキウキしてるBMGを見て、「それはもう金曜ロードショーでやってたやつだぞ」と俺は苦笑いを浮かべつつ言い、今から見る予定のチケットを彼女に見せる。
その映画とは、『ブラックマジシャンガールのスカート、下から見るか?下から見るか?』である。
━━うわ、コイツまじかよ……みたいなゴミを見る視線でBMGは俺を射抜いた。ちゃうねん。これは丸藤君のオススメだぞ。丸藤君があんなに熱意に溢れたスピリットで俺に勧めてきた映画なんだ、間違いない。俺はそうBMGに説得する。すると『うわコイツまじかよ』というBMGの視線は、『うわコイツらまじかよ』という視線に変わった。それって何も変わってないと思うんですけど(名推理)
バッカお前。丸藤君がいうには超大作らしいんだぞ。主人公がBMGのパンツの色を確かめるために四苦八苦し、その熱意に感化して集った仲間たちと協力して進んでいく青春ストーリー。そして突如現れる第三勢力。しかしその勢力のリーダーは、理想を追い続けて精神が磨耗した未来の自分自身で━━と、喋り過ぎたぜ。これ以上はネタバレになる。
とにかく、凄いらしいよ?(語彙力皆無)
俺はBMGに「ポップコーンとメロンソーダ買ってやるから、ね?よーしチェロスもつけちゃうぞー」と真摯に頼み込む。
すると「しょ、しょうがないですね」と渋々といった様子でBMGは了承した。やったぜ(勝利)
◇
そうして映画を見終わった。
個人的な感想として、『今すぐ丸藤君に往復ビンタしたい』と思わされる映画だった(クソ映画感)
でも隣で見ていたBMGは「くだらなかったですね!ええ、本当に!」といいつつ号泣してた。
俺はそんな彼女を見て『コイツはどのドラえもん映画でも泣く奴だな』という偏見を持つに至った。
たのしそう(小並感)
4,おい、デュエルしろよ(この小説を見ての感想)
「よし、じゃあ行ってくるっす」
そう言って、俺はデュエルアカデミアに向かった。
春休みも終わってしまい、これから高校二年生として島での生活を余儀なくする俺。
ま、でもよ?あんなにハチャメチャな一年間を送った後である。流石に二年目は平凡な毎日を送れるのではあるまいか。そう一人歩を進めつつ思うのであった。まる。
━━と、思うじゃん?(遠い目)
この時俺は思いもしなかったのである。まさか一年生の時体験したヤベー出来事よりも、二年生の時に体験する奴の方がよっぽど、ヤベーことになるとは。
『ネクストくぅ疲ズヒント!』
立てばザウルス、座れば宗教、気づくと上からサテライトキャノン。
━━月は出ているか?(白目)
テコ入れに付き合ってくれて感謝。
おい、デュエルしろよ(真顔)と思っただろうけど、この小説デュエルする方が稀だから、多少はね?(謝罪)
次回からは本当に宗教編()の予定。
ガンバラナイト……ガンバラナイト……(血眼)