アメリカ本土防衛戦   作:okano

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研究所跡の戦い2

1940年ヒューストンに派遣されて来た州兵8000名は窮地に立たされていた。

 予備役の招集しても兵士の数は12万3000名に過ぎなかった。

予備役の招集を完了し現在ヒューストンに派遣されている部隊の後方部隊として1万2000名の部隊が配置された。

他の部隊は州全体が戦場になる事を踏まえ近隣の州への住民の避難誘導を行っていた。

住民の避難が終わり次第部隊は前線に配置される予定であった。

またサンフランシスコの海軍基地に対しても支援要請していたがあまりいい返事が返ってこなかった。

 

住民の避難が終えた1時間後に敵からの攻撃が始まった。

 

「敵の部隊!前線から3キロの場所に確認!」

 

「総員戦闘配置!」

 

「野砲攻撃開始!」

 

「1番、2番撃て!」

 

「着弾まで20秒!」

 

「着弾!」

 

「観測班どうだ?」

 

「命中を確認!」

 

「各砲自由射撃!」

 

「迫撃砲陣地攻撃開始する!」

 

「うち続けろ!」

 

野砲、迫撃砲は射程に入り次第砲撃開始した。

 

「弾薬集積所から砲弾持ってこい!」

 

野戦指揮所

 

「指令!1時間後に弾薬補給車が到着するそうです。」

 

「弾薬がなくなるまで撃ち続けろ!」

 

 

「機関銃銃座は火力を維持しろ!」

 

住民避難を行っていた部隊がヒューストンに到着し配置された。

 

「敵部隊さらに接近!」

 

「距離1000切りました!」

 

機関銃座が攻撃を開始した。

 

「各銃座敵に鉄の雨を降らせてやれ!」

 

「歩兵部隊も阻止攻撃開始せよ!」

 

歩兵部隊は各々射撃を始める。

 

歩兵部隊もボルトアクションのライフルだけではなく短機関銃又は水冷式機関銃を装備しており火力は申し分ない。

 

「弾薬がなくないそうだ!弾もってこい!」

 

「機関銃は銃身に水を掛けて冷却しろ!」

 

「弾薬輸送車を絶え間なく送るように伝えてくれ!」

 

「弾薬の消費がかなり激しい」

 

「敵との距離500!」

 

「後方にいた部隊を至急前方に展開させよ!」

 

「何としても敵を抑え込め!」

 

「総員着剣せよ!近接戦戦闘用意!」

 

「火炎放射器持ってこい!」

 

「手榴弾用意!」

 

「距離100!」

ここで短機関銃、機関銃座が効力を発揮し始めた。

 

今までの長中距離の射撃よりも効果が現れている。

 

「距離50!」

 

「手榴弾投てき!」

 

前線で爆発が起き土を大量に巻きあげた。

 

「いまだ!火炎放射器を使え!」

 

火炎放射器は放物線を描き一番前にいた敵兵士に着火させた。

 

「突撃!」

 

突撃のラッパがなり接近戦になった。

 

しかしここで短機関銃が凄まじい威力を発揮する弾は敵の鎧を貫通こそしないものの肉体にかなりの打撃をあたえた。

弾の運動エネルギーまでは防げなかったのである。

 

また大型の拳銃も威力を発揮し大混戦となった。

また銃剣の歯は当然ながら通らないがライフルを棍棒のように鈍器として使いこれも威力を発揮した。

第1次世界大戦の泥沼の塹壕戦の経験が生かされたのである。

 

敵が後退していく。

今日の敵の攻勢を防いだのである。

しかし死者は2500名、重傷者320名、軽傷者1800名にものぼった。

いくら州軍が動員令をかけたからといって陸軍から増援の返答はまだなく兵員も限られている中で大きな痛手である。

それにこのままのスピードで弾薬を使うと2週間程しか持たないのである。

弾薬の補給もかなり問題であった。

はたして陸軍の援軍はくるのか?

州軍は後何日持つかは誰にもわからない…

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