タイトルとあらすじを見てわかるようにそんな感じの作品です(適当)
それではプロローグ・・・どうぞ!
プロローグ
???side
「(・・・・・ここは、何処だ?)」
閉じていた瞼をゆっくりと開けて、俺は辺りを見渡した。
天井も床も何もかもが真っ白な寂しい空間に一人だけとなっている。
俺はとりあえず立ち上がり再度周りを見ても、何も存在しない。
「あれ?そもそも俺はなんでこんな所にいるんだ?」
自分がここに来る前どうだったかを思い出そうとする。
「確か・・・いつものように仕事から帰って、それで「やっと起きたか」・・・え?」
思い出そうとしている最中に声がかけられた。
声はかなり歳のある声で、おじいちゃんみたいな声だった。
一体どこから?そう思った俺は声のした方を振り向いた。
「まったく。たかが人間の分際でワシを待たせおって・・・」
そういっているいかにもおじいちゃんのような人が姿を現した。
全身を白いローブで纏い、髭も白、髪も白と真っ白なおじいちゃんが俺の前で椅子に足を組んで座っていた。
「ええ~と・・・・・待たせてすみません?」
よくわからないが、どうやらこの人を待たせてしまったらしい。
悪いことをすれば謝る。社会の基本だな・・・・・って
ん?人間の分際?どういう意味だ??
「そんなもん。ワシが神様だから、お前を人間の分際って言うのは間違っておらんだろうに」
「・・・え~と。俺、声に出しましたっけ?」
「お前の考えを呼んだまでの事よ。そんなもん神であるワシができないわけないだろ。」
「そ、そうですか・・・」
どうしよう・・・夢を見ているんだよな?そうだよな?頬でも抓ってみるか?
・・・・・痛い、普通に痛い。
「いやいやいや。痛いからって現実なわけないだろ。マジで何処なんだ?」
「なんだまだ気づかんのか?」
おっと?神様と名乗っているおじいちゃんが何か知っているのようだ。
「えっと。おじさんは何か知っているのですかグエッ!?」
なッ・・・急に体が重く。何か押しつぶされる感覚だ。
やばい。何か全然動けなくなった。まるでゲームでよくある重力を操作する重力魔法を喰らっている気分。
「・・・貴様聞こえなかった?ワシは神だぞ?お前のような下種がさっきからおじいちゃんだのおじさんだの・・・舐めとんのか?」
「ガッ・・・グゥッ・・・・・」
ヤバ・・・かなりキツイ。押しつぶされるなんて普通ないからこんな体験初めてだ・・・
てか本当に神様なのか?ならここは?俺は何でこんなところに?
「まあいい。お前も気になっているみたいだし教えてやろう。ここはワシの部屋で、お前を今から転生してやる」
転生?なんだそれ?てか早くこの重いのどうにかならんのか?
「何?知らん?お前のような下種は知っていると思ったんだが・・・まあよい。簡単に言えばお前は死んだから、新しい世界に転生させる。場所は『魔法少女リリカルなのは』の世界だ。光栄に思え」
「・・・は?・・・し、んだ?・・・りりか、え?・・・」
神様と名乗る奴がよくわかんないことを言い出した。
いや・・・死んだって所はわかる。なんとなくうっすら死んだことを思い出したから発狂まではしなかったがそれでも思考が働かない。
確か歩いて帰っているときに子供が車に引かれそうになって、助けようとしてからの記憶が途切れているから多分俺が引かれて死んだんだろう。
そこまではいい。・・・いや良くないけどさ。
もっと問題なのはりり・・・なんとかの世界に転生することだ。
別にあっちはもう肉親は全員他界したし、俺が死んでも困る人は多分いない。・・・いや仕事の上司とか近所とかは除いてだが。それでもそんなよくわからんところに行くのに対して簡単に行きますなんて言えない。
「ああ。それとお前には踏み台になってもらうぞ」
「・・・・・は?」
おっとさらによくわからん単語がまたでたぞ。
踏み台?なんだそれ?
「・・・本当に何も知らんのか?ええ~いもうよい!こっちで勝手にやるからさっさと転生しろ!」
えっちょっと!?よくわからんままなんですが!?
てっうぉい!マジで目の前が真っ暗になってくるんだが!?
もうちょっとちゃんとした説明とk・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
神様side
まったくよくわからん奴だな。
たまたま都合よく死んでた奴だから選んだんだがアニメとかの知識なさすぎだ。
ワシが来る輩は社会の屑。
転生して尚、踏み台というクズにしかなれない虫けらが来るはずなんだが・・・
あれは本当にそういった輩だったか?
そもそも今回の依頼はよくわからん。
今回転生させた場所は踏み台なんざいなくとも【七人】もいれば勝手に殺し合いしそうなんだが・・・
「・・・まあよい。それよりもさっさと設定を・・・ぬ?」
髪や目がすでに決められている?
銀髪に金銀のオッドアイ。魔力EXに不幸、人に嫌われる呪い。その他細かい設定がすでに勝手に入れられているだと?
「どうなっておるんだ?これh「おい」ッ!誰だ!?」
こ、この声は・・・いや、いるはずがない!
あの方がこんな場所に来るはずが・・・・・
ザシュッ!
「ガフッ!?」
何だ胸に何か感触が・・・・・・・・・・・・・手?
「・・・・たかが下級神が私のお気に入りに手を出すとはな」
「なっ・・・何故、あなた様が・・・ここに・・・」
下級神であるワシの胸を貫いた腕が抜かれその正体が姿を現す。
長く輝きを放った黒髪をなびかせ、その瞳は黒く透き通った夜空の色に似た色をしており、神々しく、美しい、黒が基調の和服の女性が現れた。
「ほう・・・その感じだと何も知らないで私のお気に入りを転生させたようだな?」
「わ、ワシはただ・・・頼まれたのだ・・・上級神の命令で・・・踏み台として・・・」
「・・・なるほど。だいたい予想はついたぞ。あやつは私の事が嫌いだったからな・・・それで転生場所は?」
「そ、そこに・・・そこのモニターに・・・・・」
そういって胸を押さえながらもう片方の手でモニターに指を指す。
それを見た女性は妖艶な笑み浮かべ・・・されど目は一切笑っていないその表情で告げる。
「ご苦労。もうよいぞ・・・・・ゆっくり休むがよい、下級神風情」
「ヒッ!お、お許しを!ワシはただ言われたとおりにしただけだ!わ、ワシは何も悪く・・・」
「消えろ」
「や、やめっ・・・ギャアアアアアァァァァァァァァァァァ!!??」
そういってワシの体が燃えはじめ、灰となった・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「まったく・・・・・それでこれか・・・」
先程、下級神を灰にした女性はモニターを見始めた。
「どれどれ・・・・・これはまた、厄介なことになっておる」
そういってモニターのパネルを操作し始めた。
「場所は『魔法少女リリカルなのは』・・・っと、これは?」
モニターの一部分を見て機嫌の悪い顔はさらに悪くなり始めた。
「ッチ。まさか【転生戦争】の舞台に飛ばされたとは・・・という事はこれは上級神の・・・それも複数関わっている事か・・・・・面倒な」
そういって作業を続けていると新しい人影が姿を現した。
「すみません。お待たせいたしました」
「遅い。・・・それで?最高神は何と言っていた?」
「はい、彼の事については貴方様にお任せするだそうです」
「ほう・・・やけに気前がいいな」
「最高神様も今回の事態は予想に反していたようでして・・・それで、彼はどうなっていますか?」
現れたもう一人の女性は金髪を一つに纏め、所謂ポニーテールのような髪に翠の瞳をまっすぐと黒髪の女性に向け訊ねた。
「どうもこうも・・・一部が固定されて私でもこれ以上はな・・・・・」
そういって黒髪の女性は金髪の女性にモニターを見せる
「銀髪に金銀のオッドアイ・・・不幸と人に嫌われる体質・・・なぜ、このようなことに・・・・・」
「わからん。しかし、このままにするわけにはいかんからな・・・・・そこでだ」
そう言って黒髪の女性はモニターに手をかざし、それによってモニターに書かれた項目が変更、追加されていく。
「これは・・・・・」
「この力なら彼は十分使えるだろう。髪と瞳もこうすれば一応言い訳が付く」
「ですがこの力は・・・」
「いや、寧ろ彼なら私のお気に入りを気に入るはずだ・・・まあ、少しは試したりとかはするだろうが・・・・・それに他の転生者の空いていた枠を入れさせたからな。【彼女たち】なら彼を守ってくれるだろう」
モニターを見ながら心配そうな顔で見る金髪の女性。しかし、一番上の部分で疑問な顔に変わり始めた。
「あの・・・この世界はリリカルなのはの世界ですよね?」
「そうだがどうした?・・・・・ああ、なるほど。そういう事か」
金髪の女性の言いたいことがわかった黒髪の女性は静かに近くにあった白い椅子に座りながら静かに告げる
「なにくだらない神々の遊びのようなものだ」
「遊び・・・ですか?」
「そうだ。七人の転生者に【特典とサーヴァント】を与え、観察し、賭け事をし、楽しむというくだらない遊びだ」
「七人とサーヴァント・・・・・まさか!?」
「そうだ。私のお気に入りが入り、【八人】となった今、何が起こるかわからん。だから彼、彼女らの力を貸してもらわねばならない・・・・・本当に厄介なことになってしまった」
頭に手を覆い、やれやれとつぶやきながら疲れた顔をする黒髪の女性はもう一度モニターを見て、見守るような目になった。
「・・・せめてこの世界では、もう少し幸せに暮らして欲しいものだ・・・・・」
「・・・・・」
その言葉に金髪の女性も黙り込んで俯く。
そして黒髪の女性が一番上の項目・・・・・今回転生先のタイトル名と思われる部分を見てつぶやいた
「・・・・・転生戦争・・・・・か」
これは七人の転生者とたった一人の妹を守る紛い物のお話。
次回までまて、しかして希望せよ