さて、今回でようやく新キャラと言う重要キャラ登場です!
始まりは誰しも好調な出だしじゃない。
時には何かを失ってから始まるものがある。
・・・・・まあ、まだそこまで到達してないんですが。
投稿、開始ィィィィィィィィ!
デュエルッ!!
※真名を消しました!ごめんなさい!!
此処、海鳴市の教会は街の端にある場所に建てられている。
街と繋ぐコンクリートの道以外は木々は植えられておりそれを教会の回りで囲んでいるような状態だ。更に、教会の裏には移住してきた外国人の為の墓地も授けており、此処に祈りを捧げる外国人が以外にもいたりする。
俺が教会のドアを開けると、まず目に映るのは4列に並ぶベンチ、そして前の祭壇前でお祈りをしているシスター服の一人の少女。
俺はその少女に向かって歩き、彼女がお祈りが終わって振り返った所で俺と目が合った。
ウェーブがかった金髪は腰下まであり、碧い瞳のシスター服の少女は俺に気づくなりこちらに声を掛けた。
「あれ、シドウ君?今日はどうしたのですか?」
「やあレティシア。言峰はいるか?」
「はい。ただ今は私室にいると思いますが・・・もしかして、彼に呼ばれて?」
「ああ、頼みごとがあるって言われて来たんだ」
「そうですか。でしたらもうじき来ると思いますのでここに座りませんか?」
俺がレティシアと呼んだシスターはそう言って近くにあるベンチに座り、俺にも俺にも座るよう手招きされるので俺は彼女の隣のベンチに腰掛ける。
「レティシアはさっきまで祈りをしてたのか?」
「ええ、主に祈りを捧げてました。シドウ君もどうですか?」
「俺はいいかな。今までも祈りなんてした事がないし」
「そうなのですか?よく教会に来ていたので一度くらいはしていたかと思いました」
レティシアは不思議そうに言う。
彼女は元々フランス出身らしく、海鳴市に来たのは数か月前の事で、時々俺が言峰に呼ばれては会っていたので今みたいに人がいない時間帯はベンチに座って会話をする時がある。
そんな彼女の言葉に頬を掻きながら俺は淡々と答える。
「俺が此処に来るのって、基本的に彼奴の用事以外では来ないから、そんな奴が祈ってもご利益は無いだろ?」
「そんな事はありません。主は誰であろうと平等であり、祈る者を見守ってくれます」
「ふ~ん・・・・・
俺はレティシアの言葉を聞き流すように聞きながら祭壇を見た。
俺とという存在が祈った所で彼女が呼ぶ主・・・・・神様が答えるとは到底思えない。寧ろ、俺みたいな
そう思っていると、不意にレティシアが何か思いついたように口を開く。
「・・・そうだ!シドウ君は、何か願い事や叶えたい事はないのですか?」
「・・・・・唐突だな」
「そういった事を祈るのでもいいんですよ。それに、シドウ君って余り自分の事を話さないので少し気になりましたので」
「そう言われてもなあ・・・」
俺は首を傾げながら何かあるかを探る。
無いわけではないと思う。その気になればお金だとか、平穏とか、何ならこの髪と目を直して欲しいというのも一つの手だな。
けれど、そこまでしたい願い事かと言われると何とも言えない。
俺の叶いたい事・願い・夢・将来・・・・・・そんなモノを望んでいいのか?
失って、奪われて、間違って・・・偽りだらけの俺の、俺の中には・・・・・一体何が残っているんだ?
「・・・・・シドウ君。大丈夫ですか?」
「ッ、っえ?何?」
「いえ・・・ただ、とても悲しい目をしていたので心配になりました」
「そうか・・・・・いや、なんでもない。なんでも・・・ないんだ」
少し、いやかなりと言ってもいい位に吐き気を感じた俺は首を横に振って立ち上がる。
此処にいるのが辛い・・・とは違う。単純に今、俺は別の事を考えたい。そうしたいと思った。
「悪いな、心配をかけて。もう大丈夫だ」
「そうですか・・・・・少し、神父様を探して来まs「おお、来たか。遠衛士道」・・・あっ、神父様」
彼女が俺に気を使ってか立ち上がって綺礼を探そうと動く前に何処からともなく突然、綺礼が現れた。
「すまないな。生憎、溜まっていた書類を片付けていたもので少々時間が掛かってしまった」
「別にいいよ。それより、俺に頼み事ってなんだ?」
「何、つい先日まで動いていた私室のエアコンが壊れてしまってな。お前に見てもらおうと思ったのだ」
「・・・・・はぁ?」
呆れた内容に思わず呆けた声を出しながら俺は肩を落とした。
「あのなあ・・・そんなの業者に頼めよな普通」
「すまないな。もしかしたら仮病だと思い、お前を呼んだのだ。
「・・・・・修理代、請求するからな」
「ならば、こちらは学費と生活費を与えないだけだが?」
「・・・・・はぁ、とりあえず見るから案内してくれ」
「フッ、よかろう。・・・・・ああ、シスター・レティシア。君はそのまま此処にいてくれ。対応は任せたぞ」
そう言って綺礼は俺を私室へと案内してもらった。
・・・・・案の定と言うべきか、仮病のエアコンを見て溜息を吐いては直すとも言えないような作業程度で終わった。
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「いや、すまないな遠衛士道。おかげで今年の夏も何とか問題なく過ごせる」
「はいはい。・・・ったく、結局何ともなかっただけだし。俺が此処に来る必要なんてなかっただろ」
そう言って俺は教会に出る為に先程レティシアといた場所に向かう。
俺たちが戻ってきた事に気づいたのか、レティシアがこちらに来た。
「お疲れ様ですシドウ君。どうでしたか?」
「どうしたも何も、問題なし。正直俺が来る意味なんてなかったよ」
「・・・シドウ君はそんなにこの教会が嫌いなんですか?」
そう言って落ち込みながら言うレティシアを見て、俺は頬を掻いて苦笑いしながら答える。
「別に嫌いって訳じゃない。単純に言峰に呼ばれてくるのが嫌なだけだ」
「本人を目の前で言うとはな」
外野がうるさいがそんな事を気にせずにそのままレティシアに続けて言う。
「それにレティシアと話すのは楽しいし、レティシアに会う以外しか此処に来る理由がないだけだよ」
「えっ!?」
「まっ、レティシアみたいな可愛い女の子と一緒に入られるんだから、寧ろ(この教会は)好きかな?」
俺が思ったことをそのままに言うと、レティシアの様子がおかしくなった。
何というか・・・・・急に少し顔が怒ったような、それでいて顔が赤くなりながら俺に向かって口を開く。
「かわッ!?~~~ッもう!冗談でもそういう事をホイホイ言ってはいけません!!」
「・・・・・え?別に冗談じゃないぞ?」
「~~~~~~~ッッッ!!??」
「・・・教会で聖女を口説くとは、流石と言うべきか」
そういうとまた顔が一層赤くなる。
大丈夫なのだろうか心配になる位に顔が赤くなっているレティシアは口をパクパクしている。
それと後ろから綺礼が小さい声で何か言っていたがよく聞こえなかった。教会でうんたらかんたらって言ってたが、多分俺の事じゃないだろう。
「もう!もう!!いくら私でも怒る時は怒りますよ!・・・大体、シドウ君はあの時といい・・・今日といい・・・・・ッ」
「・・・・・レティシア?」
最初、説教まがいに俺に文句を言っていたレティシアが途中でピタリと止まった。
さっきまで顔を真っ赤にしながら怒っていた彼女がいきなり顔つきを変えて、険しい顔になった為、流石に心配して声をかける。
「・・・・・シドウ君」
「な、なに?」
「つかぬ事を伺いますがこの後用事は?」
・・・・・?
突然レティシアにそう言われ、この後の用事をお思い出して答える。
「この後、やる事と言ったら図書館に言って妹を迎えに行く位だぞ?」
「・・・・・そうですか。なら、今回はこの辺で、そろそろ向かった方がいいですね」
「え?おい、突然どうしたんだよ?」
「いいですから!早く彼女を迎えに行ってあげてください!」
「ッ!わ、わかったって、おい押さないでくれ!」
俺はそう言われながら急にレティシアに背中を押されて教会を出た。
「ほら走ってください!急いで!!それと今日は寄り道せずに早く自分の家に帰ってください!いいですね!!?」
「ちょっ!?なんでさーーーーーー!!??」
俺はそのままレティシアの命令によって教会から図書館まで走らされる事になった。
それにしても何で急にあんなに焦った顔をしていたのだろう?
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「少しばかり無理やりすぎではないか」
「すみません。ですが、場合によっては取り返しのつかない事になっているかもしれないので」
「ふむ・・・・・もしや
「・・・・・はい」
「そうか、という事は等々始まるのだな」
「そうですね。私も動かなくてはいけなくなりました」
「そうか。ならば私も、私の
「はい。・・・・・準備ができ次第。彼の家に向かいます」
「了解した。しっかりと自身の役割を成し遂げるといい・・・・・・」
「シスター・レティシア・・・・・・いや、
「はい・・・・・
「サーヴァント、ルーラー!
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「う~ん・・・・・届かんなー」
海鳴市にある図書館、風芽丘図書館
その図書館のジャンルコーナーの一つに車椅子に座りながら本棚から本を取ろうとする少女、八神はやては少し、自身の今の高さでは高い場所に手を伸ばしていた。
「う~ん!う~~~ん!あと少し・・・・・わっ!?」
流石に前のめりになりすぎて片手を滑らせ体制を崩した。
はやてはそのまま顔から床に落ちそうになるが、誰かに支えられているかのような感触がし、衝撃などが一切来ない。
「・・・あ、あれ?・・・・・あっお兄ちゃn、イタッ!?」
「お前は、・・・はぁ・・・はぁ・・・何、やっているんだ・・・・・」
はやてがお兄ちゃんと呼ぼうとした俺事、遠衛士道が間に合った事で間一髪転ばずに済んだが、軽くデコピンしながら俺は息切れしながら呆れた声で言う。
「全く・・・はぁ・・・次から、はぁ・・・管理人さんに、頼めって・・・・・ぜぇ・・・ぜぇ・・・」
「・・・どうしたん?なんかすごく疲れてへん?」
「ぜぇ・・・ぜぇ・・・、レティシアに、走らされたんだよ・・・教会から・・・ここまで・・・」
「だ、大丈夫お兄ちゃん?ちょっと休める場所にいかないとな」
そう言って元の体制に戻ったはやてはこっちこっちと手招いて付いて行き、椅子のある場所に行く。
「しかし、なんでそんな事になったん?・・・・・お兄ちゃん、また変なことしたんじゃない?」
「な、何もしてないよ」
「ほんまに?お兄ちゃんって時々、かなり朴念仁な事言うからな~」
「なんでさ・・・・・」
疲れ切った俺は、机に突っ伏した状態になっている。
結局、教会まで走って来た訳だが、特にはやてに何か問題があったわけじゃないし、良かったと思った。
それにしてもレティシアの行動に違和感を感じた俺はそっちに思考を回す。
突然訪ねられては、急に急がされた。それもかなり焦ったような感じに・・・・・
それも用事を確認する位なんだから、【ナニカ】が起きる事はわかっていたみたいだった。
「はぁ・・・・・結局何だったんだ?レティシアは?」
「しょうがないな~お兄ちゃんは。どうせ何かやらかしたんやから、今度一緒に謝りに行こうか?」
「いやだからなんでさ・・・・・」
そうはやてと会話をしている限りでは、時に何も起きらなかった。
とりあえずそのまま休憩し終えた俺は、はやての車椅子を押して、そのまま図書館を後にする。
その時は、まだ俺は何処か違和感を覚えていたのかもしれない。
でも気付けなかった・・・・・
そのせいでまた・・・・・俺は・・・・・
失う事になるとは思わなかった・・・・・始まるとは思わなかった・・・・・
今日と言う日が俺にとって・・・・・
・・・・・・??の日になるとは。
「あれっお兄ちゃん!?左手から血が出てるで!?」
「えっ?あ、ホントだ・・・・・走った時にどっかにぶつけたかな?」
「見つけたよ、はやてちゃん・・・・・けどアイツ・・・・・・・・邪魔だな」
こんな感じです!
最初の聖女と最後の不穏。
これからが本番だァァァァァ!!
・・・・・すみませんもう二話位使わないとガチ戦闘は無いと思います。
早く、????を外したい!!
次回まで待て、しかして希望せよ