始まる大学
迫る就活
そして・・・時間の無い日々!
閑話休題(そんなことはどうでもいい!)
どうも、また投稿ペースを徐々に上げれればいいかと思う作者です。
とりあえず一言。
ポケカ全然売ってなくね?
という事で、どうぞ!(支離滅裂)
時間の流れというのは、いつだって早かったり、長かったりの連続だ。
楽しい時間はあっという間と言うし、辛い時間は長く感じるものである。そう考えると今日は全体的に早い一日であったと俺は思った。
時刻は夕方
日が西に沈みかけ、そろそろ街灯がともるのではないかという位の時間に差し当たっている中、俺は妹のはやての車いすを押しながら今日一日の自分の行動を暇を持て余すかのように振り返る。
朝のリニスとの会話、午前中のレティシアと外道s…言峰との教会の出来事、その後図書館ではやてと合流。
午前中だけで色々と周っていた俺は、午後も休む暇もなくはやてと共に行動していた。
「今日は疲れた…」
「大丈夫お兄ちゃん?」
俺の呟いた言葉にはやては訪ねてきたが、軽く「大丈夫だ」とは言ってはいるもの、体の重みにはどうにも逆らえない位に疲れている。
といっても別に大きな出来事が起きたわけではない。図書館を出た後、腹が空いた為に昼食として翠屋へ行った事、そこで恭也、もとい高町家に結構サービスしてもらい、はやてと同い年位の【恭也の妹】がはやてに話しかけられ、仲良くなっていたり(因みに士道は未だにジーっと見られるだけだった)、ショッピングセンターに行ったり、スーパーに行ったり、公園に立ち寄ったりと、ずっとはやての車いすを押しながら歩いていた為に疲れていた。
「そういえば今日、翠屋で会った連中とはどうだった?結構仲良く話していたけど」
「うん
「・・・・・おぉ」
「ちょっ、な、なんでそんな驚いた顔するん?」
「いやまぁ、ようやくはやてにも友達ができたんだと思うとちょっと嬉しくて」
「・・・・・ちょい待ち、今の言葉、じっくりお話しするか?私がボッチ言いたいん?」
――迂闊な発言であった。
あっと口を言いながら口を塞ごうにも、誤魔化しきれない事を言ってしまった。
しかし、それでも何とか機嫌を損ねないようにと言葉を選びながらはやてに言う。
「えっ、あっ、いや違くてだな。えっとー…うん。純粋に新しい友達ができた事に、兄として喜んでいるだけであってだな」
「一人もおらんかったからか?そう言いたいんやな?」
「・・・・・」
笑った顔で、しかし目は一切笑っていない顔で、はやては士道に向けて言う。
それに対してできることは、唯々顔を逸らすことだけだった。
・・・だが。
「お・に・い・ちゃ・ん?」
「・・・うわぁ~い。はやてに
はやてに威圧に士道は棒読みで言いながら、唯々この後来るであろう苦痛に備えようとした。
しかし、それは遅く。先程の発言に対して堪忍袋のをが切れたのか、はやては不意打ちに車いすに乗った状態で動ける上半身の体を使って、上下に反動をつける。
そして――
「セイヤッ!」
「ぐふぉッ!?」
――反動によって少し浮いた分と俺が車いすのを押してた為、距離が近かったこともあり、ちょうど顎にはやての拳が突き刺さる。
そのまま仰向けに倒れる。
「このアホ!バカ!士道!」
「し、士道は悪口じゃないだろ・・・」
「大体!学校でもボッチなお兄ちゃんに言われたくないわ!」
「なん、でさ・・・・・がくっ」
唯々はやての怒った声だけが響き、申し訳ないと思いながらも、俺は関係ないだろ・・・と内心でツッコミを入れながら暗転する。
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遠衛邸の入り口前
ようやく家の前に付いた士道とはやては、家の入り口前にいる人物に声をかける。
「先輩・・・お待たせしました・・・・・」
「もう!士道君遅い・・・・・どうしたの?それ・・・」
「あぁ~・・・ノーコメントで」
「ふんっ」
家の前で待ちぼうけしている、私服姿の彩先輩は俺の赤くなった顎を見て訪ねるが、それに対して唯、バツの悪い顔をする事しか。
俺に押されているはやても不機嫌な顔をしながら腕を組んで、まるで不機嫌なお嬢様と従者の図だった。
「あぁ、なるほど。また士道君が何かやらかしたんだね?」
「だから何で俺が悪い前提で・・・いやまあ、今回は俺が悪いんですが・・・」
「ほら~」
ぐっ・・・この人は・・・
悔しい顔をするが彩先輩に言われた言葉に思わず黙ってしまう。
はやても未だに頬を膨らませながら怒ってますアピールをする。
「と、とりあえず先輩。上がってください」
「はいはい。後で何をやらかしたか聞くね。じゃ、お邪魔しまーす」
「うぐっ・・・なんでさ・・・・・ん?というか先輩、何で勝手に入ってないんですか?いつもなら合鍵使ってますよね?」
「・・・・・あ」
この先輩は・・・
内心で呆れながらため息を吐く。
彩先輩もあはは~・・・と苦笑いしながら頭を掻く動きをする。
「はぁ~・・・まあいいか。それとはやて。そろそろ機嫌を直してくれないか?」
「・・・別に怒っとらんもん」
「い、いや怒って「怒っとらん!」えぇ~・・・」
はやては怒っていと言っているが、どう見ても怒ってる顔をしている。
このまま機嫌が悪い状態なのは流石に避けたい。
「じゃ、じゃああれだ。お詫びとして今度したい事をなんでもするぞ」
「・・・・・なんでも言うたな?」
ゾワッ
突如、俺の言葉に顔つきが変わったはやてに冷や汗を浮かびながら、引きたくても引けなさそうな感じになってしまい、思わず頷く。
「ええんやな?なんでも。なんでもかぁ・・・・・・ふふっ」
「あ、あのはやてさん?確かに言ったけど無理難題は流石にやめて欲しいんだが・・・」
「ふふふっ、むふふふふふっ・・・・・・」
ーー考えるのをやめよう
自分の中でそう告げられた為、俺は考えるのをやめた。
そんなやらかした事に不安を思いながら、自分の家のドアを開けた。
そこから家に入った俺達は、俺が料理の準備、はやては異様に機嫌を直し、上機嫌な状態で俺の料理の手伝いをしてもらい、彩先輩にはテーブルを拭いたり皿を並べたりする。
「はい、お兄ちゃん。こっちの方はできたで」
「こっちもだ。先輩、これを机に置いてください」
「はいはーい!それにしても士道君もはやてちゃんも料理が上手いよね。うらやましいな~」
「先輩は慌てたり、怖がったりしなければもう少し上手くなれると思うんですが・・・」
「わ、私はもう食べる専門になったから」
それでいいのか先輩・・・
彩先輩は下を出しながらてへっと笑う。
そんな雑談をしながら、俺達の料理は無事に完成した。
内容はシンプルで、ご飯やみそ汁の他に、マカロニサラダと肉じゃがなどと多彩な料理が並べられた。
「わあっ、おいしそう!」
「もうお腹ペコペコや。お兄ちゃん」
「わかってるよ。それじゃあ・・・」
「「「いただきます」」」
こうして三人で並べられた料理を食べた。
リニスや藤ねえは今頃二人で楽しんでるだろう。
夜遅くまで楽しんでるから、はやてと一緒に先に寝て、また明日には彩先輩が朝に来て、学校で勉強。
昼は屋上で飯、放課後はそのまま家に帰るか、また図書館で本を読んでるだろうはやてと待ち合わせをするか、それとも以前一人でなんども行った翠屋に行ってみるか・・・・・もしかしたらいつもと少し違うことが起きるかもしれない。
そう俺は思った、いや・・・
思っていた・・・・・
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「はぁ・・・多く作りすぎたな・・・」
そう呟きながら、俺はいつもの如く、縁側の所で夜空を見ながら寛ぐ。
今ははやてと彩先輩が風呂に入っている。
いつもならリニスとだったのだが、今回はリニスが出掛けている為、彩先輩が代わりにはやてと入っていた。
「てかいつの間に着替えとかも持ってたのかよ・・・いや、正直助かるんですが・・・」
流石にリニスが返ってくるまで待つのははやてが可哀そうで、かといって俺が一緒はまずない。
そういった意味でも、士道は安堵の息を吐きながら夜空をみる。
透き通った濡れ羽色の空、輝く星々はそれぞれが主張するように暗い世界を上から照らす。
だがそれらは、地面にまでは届かず、ふと視線を前に戻せは至る所が闇のように暗い。
「あれから、随分と経ったよな・・・」
そう思いながら今までを思い出すかのように俺は呟く。
地獄から始まり、救済され、拒絶され、家族ができ、失い、尚も拒絶はあったがそれでも親しくする者達も知った。
全てが不幸でも、幸福というわけではなかったが、今はとても幸せな方だと感じた。
そう思いながら眺めていくに連れて、この縁側で起きた凛との会話を思い出す。あの時凛の言った言葉は深く残ってる。
「正義の味方・・・か・・・」
親父である凛が目指していた者、善を救い、全てを救う存在。
英雄と言うべきか、ヒーローと言うべきか、それとは違うナニカなのか。結局凛が最終的に辿り着きたかった正義の味方を、俺は継ぐことも、目指すこともできないと感じた。
ーー他人を救う力も無く、失ってばかりの者に・・・
「・・・やっぱ俺には無理だな」
「何が無理なの?」
「うわっ!?」
急に背後からかけられた声に驚きながら俺は振り返る。
そこには今日家の前にいた時の私服とは別で、白いワンピース状の恰好をしていた。
現在は夜というのもあって、まだ寒いのにも関わらず、そのような姿になっている事に驚き半分、呆れ半分で口を開く。
「彩先輩・・・どうしたんですかその恰好。てか寒くないですか?」
「大丈夫だよ。それよりさ・・・」
よいしょっと、と彩先輩は言いながら俺の隣に座る。
その肌寒そうな姿に心配するも、風呂上りというのもあってか火照りのある肌が夜でもそれがわかるくらいに綺麗だった。
「?どうしたの、こっち見て?」
「え、いや・・・別に、ただ寒そうだなって・・・」
「あっ、もしかして見惚れた?」
「なっ、ち、違う!別に見惚れてなんか・・・」
「へ~、ほ~、ふ~ん」
「な、なんですか先輩。大体、今更先輩の綺麗な肌見て見惚れるわ、け・・・あっ・・・・・」
「へ~士道君はそんなこと思ってたんだね。意外とむっつり?」
「なんでさ!?」
にやにやしながら彩先輩は俺を意地悪な笑みを向ける。
こうして揶揄われ、逆にこっちが揶揄ったり、いじったりいじられたりの仲である俺と先輩の会話はいつものような感じで話す。
凛がいなくなってからは、彼女がいつも来ていた為、それが普通だと思っている。
「って!今日は何か渡すとか言ってませんでしたっけ?お礼だとかなんとか・・・」
「あっ話さそらした!む~・・・まぁいっか」
そう言って彩先輩は手をついて立ち上がる。
いつもの夜は星の光が届かず、しかし月の光によって彩先輩が照らされている。
今の彼女の服装も相まってとても似合っている。
とてもそれが普通で・・・
だが、明らかにいつもと違う・・・
多分それは彼女が漂わせる雰囲気と素足で庭の方に歩む姿が、彩先輩が俺に対してナニカを伝えようとしている。
そう思ってしまった
「ちょっ先輩裸足ですよ!?」
「いーのいーの。それに・・・・・
あんまり
「・・・え?」
少し歩いた彼女は、最後の方は小さく呟いて言った為、聞き取ることができなかった。
そのまま彼女は玄関がある方に続く道に歩いて行った為、呼びながらも追いかけようと、縁側に置いていた自分の靴を履きと、彩先輩ようにとサンダルを持ちながら追う。
「ちょっと先輩!何なんですか突然・・・」
俺はただ後ろを追う。
いや、追う事しかできない俺は段々悟ろうと思考が廻る。
――ナニカ違う――
わからない
しかし、普段の日常・・・普段の光景・・・普段の彩先輩と違うと本能が訴える。
「先輩!」
俺は声を荒げて叫ぶ。
わからない・・・わからない、わからない、わからない
いつもとかわらないはずだった。
今も変わっていない。朝も昼も夜も、別段と変わったことはない。
はやても、リニスも、藤ねえも、レティシアも、恭也さんなどの翠屋の人達も。
そして今現在も・・・・・しかし違う。一人だけ。
「・・・士道君」
急に立ち止まっては声をかけてくる彩先輩は、こちらに振り返ってはその柔らかな微笑みと悲しい瞳という矛盾した表情をしながら、右手にもつ
「本当なら渡したくなかった・・・渡さなくてもよくなってほしかったよ・・・・・」
「何を言って・・・」
「もしかして気づいてない?なら自分の左手を見て。そして私の言葉をしっかり聞いてて」
憂い微笑みのまま、いつもと同じように、だがいつもとは違うように語りかけるように俺にそう告げた。
彩先輩に言われたように左手を恐る恐る確認する。
「な、なんだこれ・・・」
左手の甲の部分
そこに赤く、異様形をした刺青のような模様がそこにはあった。
全く身に覚えも無く。それでいてこの赤い模様から感じるナニカに寒気すら感じ始めている。
そんな中、
「さてと、その【令呪】を含めて色々と質問したい事とかあると思うんけどごめんね?そんな事してたら死んじゃうかもしれないからね・・・」
「・・・は?死ぬ?さ、さっきから本当に何言って・・・」
「そうだよね。急にこんな事言ったらビックリだよね。わかってる・・・でも、もう時間がないの」
そう言って彩先輩は瞳に涙を浮かばせながら、俺に向けて右手に持っている物を・・・カードのようなものを向けながら。
――――ただ、一言だけ、その言葉で。
「・・・転生戦争が始まったんだよ。士道君」
――――俺の平和だった日常が失った。
それが俺の運命の始まり。
この日の夜を、この日の一日を、この日最後の何気ない日常を・・・・・そして新たに始まる日を――
――
どうでしたか?
因みに今回、雪下の誓いを見ながら、片手間に書いてました。
・・・ちょっとだけ、雪下要素が書けたらと・・・
これからどのような展開になるのか
どのように物語が進むのか・・・わたしにもわからん_(┐「ε:)_
まあ、あんまり深く考えずに、温かく見ていただけるとありがたいです。
次回まで待て、しかして希望せよ