そしてこれからも頑張っていこうと思います!!
それでは、どうぞ!
居間に着いた俺達はレティシア・・・の筈の彼女の対面の位置に座りながら話を伺う。
「それでは改めまして、私はルーラーのジャンヌ・ダルクと申します。先程通り私はマスターである貴方のサーヴァント・・・簡単に言えば使い魔です」
「サ、サーヴァント?ていうかマスター?俺はそんなもんになってないと思うんだが、なんかの間違いじゃないか?」
「いえ、確かに貴方から魔力のパスが繋がっている事がわかります・・・それに
そう言われても心当たりがない為にピンとこない。
しかしレティシア・・・のはずなんだが、本人はルーラーのジャンヌ・ダルクと名乗る・・・彼女は何故か確信があるかのような口調で言う。
更に気になる事をいくつか言っていた為、それについてお俺は質問した。
「魔力のパスって、つまりレティシア・・・じゃなくてえーと・・・」
「あっ。いつも通りレティシアで構いませんよ」
「そ、そうか。じゃあレティシアがいう魔力のパスっていうのは、リニスみたいに魔力を貰えないと生きれないというか、レティシアにとって結構大事な事なのか?」
「ああ、リニスさんも使い魔でしたね。彼女とは少し違いいますが大方同じです。私は貴方の魔力がないと現界できないので、私にとって魔力は必要不可欠なものなのです」
そう言ってくるレティシア。
俺は内心で一体リニスとどこまで話をしていたのだろうと思いながら、次の質問をした。
「なら令呪はなんだ?さっき俺の手がどうこうって言ってたし」
「それは実際に見ればわかりますよ。ほら、左手の甲を見てください」
俺はレティシアに言われるがまま、左手の甲を確認する。
そこには赤く、紋章にも見える刺青がそこにあった。その形状は
「これが・・・?」
「それが令呪ですね。令呪というのはサーヴァントにできる絶対命令権のようなものです。一つ一つに膨大な魔力が蓄積されている為、令呪によって発動された命令は基本的にサーヴァントを抑制できます」
「抑制って・・・要は本人の意思関係なく無理やり何かをやらせるって事か?」
「言ってしまえばそういうことです。例えばそうですね・・・・・もしシドウ君がこの家にいて、私が教会にいるとします。そしたら貴方が令呪を使ってシドウ君の下まで来るように命令すれば、瞬時に来る事ができます。勿論、令呪にある魔力の限りですが」
つまり令呪はサーヴァントを従える為には重要なものらしい。・・・・・と言っても実感できないからこそこんなにも他人事のように言っているのだが、実際はその令呪が俺の手にあり。その繋がっているのは目の前にいる女性なのだと。
──てかそもそも何故俺がレティシアを従えているのだろう・・・
──そもそもサーヴァントについてまだわからない事だらけだ。
俺はとりあえず令呪については理解した事にして、新たに質問する。というのもこれが一番聞きたい事だ。
「じゃあ最後に聞きたいんだが・・・・・レティシアは一体何者なんだ?サーヴァントという事と転生戦争。それと・・・さっき名乗ってたルーラーと、その・・・・・ジャンヌ・ダルクと名乗っていたのも」
それを訪ねるとレティシアは少し考えて、「では・・・」と言いながら話し始める。
「まず最初に私の事から・・・・・サーヴァントというのは、英雄が死後、人々に祀り上げられ英霊化したものです。
英霊というのは、英雄が死後、祀り上げられ精霊化した存在のことです。つまり歴史上に偉業を成したものや神話や逸話などの王様や戦士など・・・・・世の中の英雄と呼ばれた者などが霊体化して実体になり。その実態する為にマスターの魔力を使い使い魔となる存在ですね」
つまり使い魔なんて言ってはいるが俺たち人間よりもすごい存在だという事か・・・・・つまりそれは、彼女が名乗っていたなも信憑性がある何せ・・・
「えっと・・・・・じゃあジャンヌ・ダルクというのは・・・・・」
「はい。恐らくシドウ君が思っているジャンヌ・ダルクですよ」
ジャンヌ・ダルク
フランスで起きた百年戦争での英雄にして、オルレアンの聖処女。
フランスを救った聖女であり、十七歳で故郷を発ち、奇跡とも呼べる快進撃を成し遂げた後、貶められて十九歳で火刑に処されるという悲劇的な結末を迎えたが、そのわずか二年間で歴史に名を刻んだ人物。
その人物が今、自分の目の前にいいるなんて・・・俺は未だに信じられない気分でいた。
「・・・マジか。じゃ、じゃあルーラーというのはいったい何でしょうか」
「えっと・・・何故急に敬語になるかわかりませんが、取り敢えずルーラーというのは私のサーヴァントとしてのクラスです。サーヴァントは現界すると基本的にセイバー、アーチャー、ランサー、ライダー、アサシン、キャスター、バーサーカーの7つの
クラスの内の一つになるのですが。その中でも私は特別・・・エクストラクラスと呼ばれる位置の【
「じゃあ、今度からルーラー様と呼ぶべきだろうか・・・」
「あ、あのちょっとシドウ君?別にそんな畏まらずに普段どおりでいいですから・・・・・」
レティシアは顔を赤くしながらそう言うが、俺としては寧ろ畏まりたいぐらいだ。何せ目の前にいるのは自分よりもはるかに上というか・・・
「なんかこう・・・・・マスターという実感がないのに加えて、レティシアがすごい人物だと知って尚更俺なんかでいいのだろうか・・・」
「勿論ですよ。それに私は聖女なんて呼ばれてますが、私自身は余りそういう風に思っていません。ただ主に祈りを捧げた、極々普通の農家の娘ですから」
──それを思っているのはレティシアだけだろうな・・・
俺は内心でそう思いながら思わず苦笑いする。
恐らく歴史上でも登場し、更には教会などの聖職者にとってはすごい人物の筈なのだが、この言葉を聞いた聖職者たちはどう思うのだろうか・・・・・。
「・・・まあいいか。じゃあ最後の転生戦争っていうのは?」
「転生戦争は七人の転生者が特典である『クラスカード』とサーヴァントを従わせ戦い、またクラスカードを奪い合いながら七つのカードを揃えた転生者にはその報酬として願いを一つ叶えるとの事・・・・・これが転生戦争のおおまかな内容です」
「・・・・・『クラスカード』?」
突然言われた単語に素っ頓狂な声を出しながら返す。
それに対してレティシアは懐から何か取り出して机に置く。
「それって・・・・・」
「これは昨日シドウ君が倒れた後、貴方の手に持っていたアサシンのカードなのですが・・・・・」
「ああ。確かあの時、アイツが消えた後に落ちたもので、俺が拾ったんだが・・・・・もしかしてこれがさっきレティシアが言ってたクラスカードってやつか?」
「はい。このクラスカードは転生者に一人一つ付く『特典』です。恐らくシドウ君も持っている筈・・・・・・・・・・というよりも」
レティシアは少し困った顔をしながら俺に向けて言う。
「シドウ君はあの時に
「・・・・・・・・・・インストール?」
それを言われて、俺は昨日の出来事を思い出そうとする。と言ってもつい昨日の夜の為、忘れるはずがない・・・・・・・・のだが。
──そういえば彩から拾った筈・・・・・
──そして蔵のところで確か・・・・・
──あれ?そもそもあのカードをどうやって使ったっけ?
そう・・・カードは確かに拾った筈なのだ。それは覚えているのに、何故か使った後の記憶などが思い出せない。
取り敢えず、俺は思考を一旦やめてカードのありかを探すために俺は身体中を探そうと手を伸ばすも、そもそも今俺が着ている服が夜にきていた私服ではないことに気づいた。
「なあ、俺の服は何処にあるんだ?多分そこにクラスカードっていうのがあると思うんだけど・・・・・」
「・・・・・・それは本当ですか?」
「え、いや・・・それが自分でも本当は何処にあるんだかわからなんだけど、けどあるとしたらもう自分の服の中ぐらいにしかないかなって・・・・・」
この俺の言ったことを聞いたレティシアは何やら確信しいながらも、何処か苦虫を噛んだような顔をしながら俺に衝撃的な発言をする。
「実は・・・既にシドウ君がきていた服は確認していたんです・・・・・ですが・・・」
「・・・ですが?」
「何もなかったんです・・・」
────────ん?
俺はレティシアの言われた言葉に理解できず、思わず思考が停止してしまった。
無い・・・・・ということは別の所にあるのか?それとも消えたのか・・・・・何はともあれ実際確認したレティシアに訪ねなければわからない。
「えっと・・・上着とズボンのポケットを両方確認したか?」
「はい」
「・・・じゃ、じゃあ外に落ちているかもしれないな。今から確認しに行くか──」
「それも確認しました。シドウ君が倒れていた場所の他に戦闘の跡がある場所は隈なく・・・」
──・・・・・
やはりというべきか当たり前ではあるが流石に探し終えていたことを聞いたことでより一層疑問が浮かぶ。勿論、自分の目で確かめてないためもしかしたら見落としがあるのかもしれない。しかしレティシア曰く、クラスカードは魔力が蓄積されているため探知することで探すことができるらしい。
ならいったい何処にあるのだという疑問が・・・
「もしかして消えたとかあるのか?」
「それはありません。何せ一応、私はクラスカードの魔力を探知できてはいるのですから」
「つまり何処にあるかはある程度わかっているのか・・・なら問題は──」
「いえ、もっとちゃんとした言い方で言いますと・・・・・・・・・・実はもう何処にあるかはある程度わかってはいるのです」
──なんだわかっているのか・・・・・
俺は内心で良かったと安堵した。何せあれは、言ってしまえば彩が俺にくれた形見のようなものでもあるのだ。それを無くしてしまったなんて彼女に失礼だ。とりあえず安心した俺はレティシアにどこにあるかを訪ねた。
「ならそこを探そう。それで、何処にあるんだ?」
「・・・・・・・・えっと」
訪ねたレティシアはまたも困った顔というか、すごくわかりやすいくらいに困惑な表情をしている。
いったいどうしたと思ったのだが、レティシアがゆっくりと指先をあげてそこにあるというのを示すように指をさした・・・・・指したのだが・・・・・
「・・・・・あの、レティシアさん?」
「・・・・・はい」
「何故に俺に向けて指を指しているのか教えていただけませんか?」
そう、何故か俺である。
「あの・・・実際に今シドウ君の中・・・・・正確には体内ですかね、そこからクラスカードの反応があるんですよ。それも強く大きく反応したので、とてもわかりやすかったです」
・・・・・どうやら俺は現在、異常事態な状況に陥っているようだ。というか自分の中によくわからないカードが入っているとか恐怖でしかない。
実際俺はかなり動揺してしまっていて、レティシアの発言に思わず机をガタッ!強く揺らしながら立ち上がりながら冷や汗を垂らしながらレティシアにたずねた。
「待て待て待て・・・・・つまり俺は今さっきレティシアが言ってた
「いえ、それはありません。いつもの服に戻っている時点で夢幻召喚は解除されている事は確実です」
「じゃあ・・・・・一回使ったら、使用者の体内に入るとかそういうやばい代物だったりするとか・・・」
「それもありえません。クラスカードは使用しない時はかならずカードが出てくるはずなのです。・・・・・はず、なのです、はい・・・・・そのはず」
「・・・・・・・・・・・なんでさ」ボソッ
──聞いたのは俺だけど、せめて段々と弱気にならないでほしかった・・・・・
〜おまけ〜
士「・・・そういえば俺はどうやって着替えたんだ・・・?」
レ「・・・・・知らないと言うのも、時として幸せなこともあるのですよ・・・」ボソッ
いったい何処の猫と聖女がやったのか・・・・・私、気になります!
次回まで待て、しかして希望せよ