今日も今日とて日常開・・・・・始!!
朝から物理的なモーニングコールをされ、更に時間を間違えた彩先輩によってスタートの悪い1日になった俺事、遠衛士道はとりあえず自分の部屋に行き制服に着替える。
時間は7時前
朝食をとってからでも学校には普通に間に合う時間帯である為、俺は制服を着終えて鞄をの中身を確認してから居間に向かう。居間に入るとキッチンがある場所に、俺より年上の女性が料理をしていたが、その女性が俺に気づいたのかこちらに微笑みながら振り向く。
「おはようございます士道。もう朝食ができますので、待っていてください」
「おはようリニス。悪いな、作ってくれて」
俺は料理をしている女性。リニスにそう言って座布団の上に座る。
料理をしている女性。リニスは、少し前に家に来た新しい家族だ。
彼女はちょっと特殊で、言ってしまえば『使い魔』という存在らしい。
リニスは今は隠しているが、リニスには猫の耳と尻尾が前の主の娘が飼っていた普通の山猫だったらしいのだが、『とある事故』が原因で命を落としていしまうが、前の主が使い魔として蘇らせたらしい。
詳しくは本人は言いたくないため聞かなかったが、リニスが「役目を終えた為、契約を解かれた」らしく、その後ランダムに転移をされ捨てられた場所に偶々そこを俺が通った為、契約を交わして今もこうして生きている。
今では家の家政婦として暮らしており、家事の支えになっている。
因みに、リニスの正体を知っているのは俺以外には外道神父こと言峰しかいない。
「なあリニス。はやてはどうしたんだ?まさかまだ寝てるとか?」
「はやてはこの後一緒に病院の検査に行くので、その支度をしていると思いますよ?それで、その後は一緒に図書館に行こうと思っています」
「ああ、そっか。今日は病院で検査の日か・・・」
はやてとリ二スは今日、病院に行らしい。
はやては時々足の検査をする為に病院に行く。はやては足が不自由で歩くことができないから、今は車椅子生活になっているが、もしかしたらよくなるかもしれないので、こうして医者の所に行き先生に診てもらっているのが現状だ。
「あれ?そういえば彩先輩は?」
「荒野さんなら先に行かれましたよ」
「・・・・・結局あの人は何しに来たんだ?」
「そういえば何やらすごい落ち込んでいましたけど、何かありましたか?」
「時間を間違えてんのに起こされたんだよ。・・・・・腹に思いっきりエルボの殴りつけてきた」
「・・・ああ、なるほど。今日はいつもと比べて早いと思ったらそういう事ですか」
彩先輩は俺が隣の藤本さんと同じく近所の家で一人暮らしをしていて、親父が亡くなって何か月後に何かと絡んでくる人で、俺の一つ上の先輩である。実は凛とは彩先輩の親共々知り合いだったらしく、凛に何かあったら俺とはやてを見て欲しいと凛が言ったと彩先輩は言っており、そう言った理由でよく家に来る。
因みに何故か家の鍵を持っている。彩先輩曰く、合鍵を事前にもらったとか何とか・・・・・
「お待たせしました」
「ありがとう。・・・・・おっ味噌汁がうまい。腕上がったなリニス」
「ふふっ。ええ、おかげさまで」
そう言ってリニスが俺の机に朝食を置かれた。
ご飯とお味噌汁。それとおかずに焼鮭に納豆と言う組み合わせの和風料理が並ばれる。
この家では基本的に俺が料理をするのだが、リニスやはやてが思った以上にやりたいというので、最近は夜にしか余り料理をしなくなってしまった。
まあ、俺個人としては別にいいのだが、はやてとリニスは俺の料理がおいしくないのかと思ってしまう。
一度聞いてみたのだが二人の回答は・・・「女として、このままではいけないと思った」というよくわからない回答がでた。とりあえずまずいわけではないようだからよかったけど、何かもやもやした。
そんなこんなでリニスが作った朝食を食べながら軽い会話を交わしていると戸が開かれた。
「あっお兄ちゃんおはよう。リニスもおはようなあ」
戸の方を向くと、そこには車椅子に乗った義理の妹のはやてが外出用の普段着を着ている。
はやてとは最近中学に上がった時からは、普通と言えるのかわからないが話せるようにはなって来た。
以前までは士道さんと呼んでいたが、いつしかお兄ちゃんと呼び始め、会話が弾むようになってきた。
それと同時に何と言えばいいのか・・・・・我儘になったというかなんというか、よく俺に頼み込んでくるのだ。あれやってこれやってと多く注文してくるし、時には一緒に寝てとか一緒に遊ぼうとか、お出かけしようとか。
挙句の果てには人を玩具みたいに弄んだりするしで結構無茶苦茶な事を一杯された気がする・・・・・
それでも俺ははやてがその分笑顔を見せてくれて、とても楽しそうだったから余りいやと言うわけではない。
寧ろ、これで元気になってくれればいいなと思っているくらいだ。
「おはようはやて」
「おはようございます、はやて。朝食の用意はできてますよ」
「はーい。あっ今日はリニスが作ったん?」
「ええ。簡単なものですが・・・あっ、それと士道のお弁当も作っておきましたので学校に持って行ってくださいね」
そう言ってリニスは台所に置いてあった弁当箱を視線で指しながらそう言ってくる。
「まじか。本当に何から何まで悪いなリニス」
「気にしないでください。これでも私は家政婦なんですから」
胸を張りながらリニスはそう言う。
それによって大きめのリニスの双丘が服とエプロンの上からでもわかる位に強調される。
リニスは美人でスタイルもいい為、それを強調された今は体のラインがくっきりとして、大きすぎず、小さすぎない二つの果実がとても際立っている。
「う、うん・・・そっか」
「?」
俺は見てはいけないと思って目線を逸らす。
中学生には少し・・・いやすごく刺激が強すぎる。
いくら前世+現在の経験値があってもリニスみたいな人に会ったことはない為、やはり強すぎる。
そう思っていると横にいる人物から視線を感じ、ギギギとそちらに向きながら訪ねる。
「・・・・・」
「え~と・・・何でしょうか、はやてさん?」
「お兄ちゃんの変態♪」
「!?」
俺が目線を逸らした理由がわかっているのかはやてはそう言って来た。
するとはやては何かを思いついたのか顔をしては悪戯な笑みを浮かべながら、あろう事かはやてはリニスに向けて爆弾を落としてきた。
「リニス~、お兄ちゃんがリニスが胸を張った時にめっちゃ見てたで」
「え?・・・・・っ!////」
「い、いや!ちょっと待てはやて!!」
完全にしてやられた。
時々はやては俺を弄ってくる事はあるが、まさかリニスを巻き込んでするとは思ってなかった。・・・と言うよりも、リニスもどちらかと言うとはやてと一緒に俺の事を弄るか、傍観するかのどっちかだけど。
リニスも不意に言われ、顔を真っ赤にしながら胸を隠すように腕を回しているその姿もちょっと可愛いと思ってしまったが、そんなことを考えてる場合じゃないと思い、俺は弁明しようとするがはやては聞く耳持たずに、更にわざとらしくニヤニヤしながら話す。
「いや~やっぱりリニスの胸は大きくて綺麗やもんなあ・・・揉んでみたいと思う気持ちは解るよ?」
「なんでさ!?何でそうなるんだよ!?俺、何も言ってないぞ!」
「なんや?恥ずかしいの?今もリニスが顔を真っ赤にしてたのを可愛いとか思ってたんちゃう?めっちゃ凝視しとったやん」
「そ、そうなのですか士道!?」
「い、いやしてないから!?はやてもそういう誤解を招くような事を・・・」
「それよりお兄ちゃん。そろそろ学校に行く時間になるけど大丈夫なん?」
「こいつ話を逸らそうと・・・ってほんとだ!?」
畜生!もうそんな時間かよと内心で叫んでいるとはやてが親指をサムズアップするように指を立てながらウインクする。
俺は恨みの視線で後で覚えていろよと思いながら食べ終わった食器を片付ける。
色々準備して、一度自分の部屋に行き荷物を持った俺は玄関前に向かう。玄関前に行くとリニスがまだ頬を赤くしながら弁当箱が入った袋を持って、俺に渡そうとした。
「し、士道。これを」
「お、おう・・・ありがとう」
「い、いえ、その・・・・・はい」
何ともぎこちない感じで袋を受け取り、靴を履く。
玄関を出る前にリニスの方を向き直り、さっきのはやての発言を撤回しようと話す
「その・・・行ってくる。それと、本当にさっきはやてが言ってたのは嘘だから」
「い、いや。私は、別に、大丈夫ですから・・・ただ・・・・・」
「ただ?」
そこで一息入れながら、耳まで赤くしながらリニスは俺に訪ねた。
「その・・・・・見てたのは、本当ですか?えっと・・・その・・・・・」
「へ!?いや、まあ・・・・・・はい。見ました・・・・・」
「そ、そうですか・・・・・」
「えっと・・・・・ごめんなさい・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
・・・・・数十秒をお互い喋らずに黙り込んでしまう。
もうこれ以上なにをどうすればいいのかわからない俺は、とにかくこの場から離れたいと思い、玄関に手をかける。
「ご、ごめん。もう行かないと・・・」
「そ、そうですね。行ってらっしゃい」
俺は返事を返さない、と言うか返せない位に頭が回らなかったのか俺は玄関を出てすぐ走り、学校の道へと向かう。
「そ、そうですよね・・・・・士道もそう言うお年頃ですし、別に見てしまっても全然問題ないですし、気にしませんに、嫌というわけではありませんし!寧ろ・・・って何を考えてるんですか私は!?士道とは主従の関係でそれ以上でも以下でも・・・・・い、以下になるのは嫌ですけど、以上なら少しは・・・少し?少しとはどの辺まででしょうか・・・・・て、ててて、手を握る辺り?い、いえやはり従者は一歩下がるのが理想!それ以上はやりすぎです・・・・・・でも少しそれでは物足りないというか、もっとこう・・・・・わあああ!!さっきから私は何を考えているんですかもおおおぉぉぉぉぉぉ!」
「・・・・・あかん。リニスが壊れかけとる・・・少しやりすぎたかなあ?」
行き道
少し走った俺は、未だ冷めずにいる顔に手で仰ぎながら、学校まで歩いている。
中学1年になった俺は、とにかく中学でも小学校と同じく学校に行かずにテストだけ・・・と言うわけにも行かず、毎日学校には通っている。
理由としては単純で、不登校では高校受験に響くのと、勉強を独学で進んでいける自信がない。
何せ俺が通っている聖祥大付属中学は、それなりに頭が良い学校である為、問題も難しい、前世の知識を合わせてもこの学校のテスト問題はかなりきつく、毎日通って予習、復習をして最高点数が80点。全体だとぎりぎり平均点より少し上とかである。
一度習ってあるというアドバンテージがあるにも関わらずかなり難しいので、正直、一日もなるべく休みたくない。
とはいえやっぱり学校にはあまり行きたくない。理由は言わずもながら周りの反応だ。
やはりと言うべきか、俺の髪や瞳は評価が悪くそれに伴って変な噂や情報が流れてくる。
まあ、それらは大体デマでそれも最近では男子しか余り流してないそうだが、それでも良い気分にはなれない。
「はあぁ・・・・・」
「あれ、士道じゃない?」
俺が溜息をついていると急に声をかけられた。
「あっ藤ねえ。おはよう・・・・・」
「おはよう、って何で朝から溜息をついてるのよ」
俺が藤ねえ呼んだ女性は藤本 アリス(ふじもと ありす)。
俺の隣の家に住んでいる藤本さんの娘で日本人とイギリスのハーフで金髪碧眼の美女。
藤本さんは此処、海鳴市を本拠地としている藤本組というヤクザの大親分で、奥さんはイギリス人の一般人だったのだが、一目惚れがなんとかかんとか・・・・・
そう言った経緯がある藤ねえは現在、自営業のドールズショップでを開いているらしく、容姿と人形の出来栄えにかなり人気らしい。
「朝から色々あって、もう疲れたんだよ・・・」
「まだ今日は始まったばかりよ。どうせ貴方の事だから学校は寝てるだけでしょ?」
「いやちゃんと勉強するから。結構テストが厳しいんだぞ」
「ふ~ん・・・・・まあ、がんばりなさい。あっそれとこれ」
そう言って、藤ねえが一冊の本を渡して来た。
「これ、やっぱり私には何の本だか全然わからなかったわ」
「あぁ、それか。やっぱり藤ねえでもわからないか」
「ええ。そもそも鎖が取れないから中身が見れないし、表紙もこれに似た物なんて一つもなかったわ・・・・・ねえ、それっていったい何なの?」
「うーん。元々はやてが持ってたんだけど、はやて自身もいつからあったかわからないんだと」
そういって受け取った本を学生鞄の中に入れる。
俺は時計を確認してそろそろ8時10分になる事を確認する。
「じゃあ藤ねえ。そろそろ時間になるから行くよ」
「そう、行ってらっしゃい。気を付けなさいよ」
そのまま俺は学校に向かいながら受け取った本を鞄の中からチラ見する。
藤ねえも知らないとなると本当にこれは何なのだろう。
これを『解析』しようとすると何故か頭にノイズが掛かって見れないし。
それにこれがただの本だとは到底思えない、違和感や不可解と言うよりも・・・・・悪寒?そんな感じがする。
それならさっさと捨てればいいのにと思ってしまうのだが、それをしてしまったら、何か『取り返しのつかない』ような気がしてならない、そう思った。
その本、・・・・・十字に結ばれた鎖。
茶色の表紙には鋭さのある異様な十字架が飾られているその本に、俺は気になりながらも学校に向かう。
という感じだ!
今回、初登場のリニス!
リニスの口調がおかしい!とかこんなのリニスじゃない!とかあるとは思うのですがその場合はキャラ崩壊タグをつけるべきか考えときます。
とりあえずリニスは『頼れる従者ヒロイン』という感じです。
あっ一応、ハーレム予定です。
こればっかりはオリ主のモチーフが彼なんで・・・・・
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次回も待て、しかして希望せよ