CCCルートを女でやるとガチ百合になるのかな。
「な、なんなんだよ! お前!?」
シンジの狼狽する声が路地に響く。
シンジの視線の先には、薄暗い路地を明るく照らす黄金。
古代ウルクを統治した王で最古の英雄王ギルガメッシュがいる。
「ふん、醜き怪物が我の視界に入るなど万死に値する、早々に消え失せよ」
パチンと指をならすと、ギルガメッシュの背後から剣、槍、斧といった様々な宝具が出現する。
「!?
……シンジ、ここは撤退します」
言い終わるより速くライダーはシンジを担ぎ上げ、走る。
「なっ!? ラ、ライダー! お前--」
その際シンジは何か言っていた。
どの世界でもシンジはシンジらしい。
「行ったか……
まぁ、よい、あの様な小物、王自らが相手をするまでもない」
そういいながらギルガメッシュは此方へ向き直る。
「さて、これはどういう事だ? 白野」
ギルの鋭い眼差しが此方に向けられる。
ど、どういう事と言われても……どういう事?
「………………」
い、いや、気がついたらこの街にいて、途方に暮れて、サーヴァントに襲われた?
うん、自分でも意味が分からない。
「気がつけばこの街におり、混乱したままサーヴァントに襲われたと、そういう事か」
まぁ、そうなる。
「…………………クッ」
笑われた……。
「よい、貴様の相変わらずの面白さに免じて、我が眠りを妨げた罪は不問にしてやろう」
流石、AUO!
ありがとうございます、AUO!!
「待て、今発音が変ではなかったか?」
気のせいです英雄王。
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「それで、貴様、聖杯戦争には勝利したのだろうな?」
ギルガメッシュから【どんな傷も治す霊薬】というのを貰い、ライダーにやられた足を治しつつ、雑談をする。
いや、結論から言うとあの後、聖杯戦争には復帰していない。
「何?」
話すと長くなるが……
……………………………。
「ほう、ムーンセルと繋がったサクラが貴様をこちらで目覚めさせたと言うわけか。
AIだったサクラも人間となり……
確かに、ムーンセルならその程度の奇跡簡単に出来るだろうよ」
その後、幸せというのを噛みしめていました。
「あの時、我が与えた令呪を使わずに所持したままであったから、ここで再び我と再契約を果たせたと言うわけか」
うん、ありがとうギルガメッシュ
「ふん、存分に感謝するがよい。
しかし--」
? なんだろう。
ギルガメッシュが神妙な顔つきになっている。
「本当に貴様は厄介な事に巻き込まれるものよな」
それに関しては半ば諦めてるけど、きっとなんとかなる。
「それでこそ、貴様というものだ
だが、気をつけろよ、この街には“我”もいるぞ?」
? それはそうだろう、現に目の前にいるんだから。
「そういう事ではないが……
まぁよい、いずれ分かるであろう」
よく分からないが、とにかく今はここから離れよう。
足も治ったし。
「何か当てはあるのか?」
………………ない。
さらに言うとお金もない。
「なるほど、ここにハサン極まったか」
…………くそう。
やっぱり言われた。
「まぁ、元々貴様は文無しのようなものであったが」
うるさいよ、この成金王め!
これだから金持ちって奴は……
「いいだろう、今回はこの我が貴様に王の威厳というのを見せてやるとしよう」
えっ!
「ならば、この格好はまずいな、英雄王ドレスチェンジ!」
そう言いパチンと指をならすと、ギルガメッシュの体が光に包まれ、黄金の鎧が人前に出ても大丈夫な服装に変わった。
…………夜の帝王!! 夜の帝王だ!
「ふ、どうだ?
好きに賛美せよ、賛美せよ!!」
この金ピカ、案外ノリノリである。