やりたいことの一つを消化できた話です。
ラートム L△」
(顔文字の移植ができなかった……)
「脳無、イレイザーヘッドはもういい。自信満々なあの餓鬼を殺せ」
『遅え…よっ!!』
十数mの距離を一瞬でつめ、腕を振りかぶる脳無。
それを避けてカウンターで脳無の鳩尾に拳を打ち込む陸奥さん。しかし脳無はリアクションを取ることなく陸奥さんに追撃していく。
『効いてない?』
「当たり前さぁ!コイツは対オールマイト用に作られた改造人間[脳無]。
オールマイトの100%の力にも耐えられるよう、ショック吸収の個性が入っているんだ。
ガキのヒョロい攻撃なんかで倒せないさ!!」
『そ。なら』
また一瞬のうちに脳無の懐に潜り込む陸奥さん。今度は拳ではなく掌を脳無の腹に当てる。すると、脳無が吹き飛んだ。
『成程な。衝撃じゃなきゃあ吸収はできない、と』
「は?なんで脳無が吹っ飛ばされてんだよ」
『熱膨張による吹き飛ばし。ただの突風さ』
「風で引き飛ばした?……ふざけんなよ、チートが!」
『ハンッ、喚くな砂利。…彩、センセの回収頼む』
「脳無、早く殺せ!!」
『行け!てめーら!!』
脳無がまた陸奥さんに襲い掛かる。繰り出される怒涛のラッシュを、余裕の表情で陸奥さんは攻撃をさばいていく。
僕らは何もできずただ陸奥さんの言うとおりに相澤先生を助けにいった。
「先生!」
「………お、前ら……。なんで、ここに。来てる、んだ……。早、く…逃げろ」
「今、生徒の1人が他の教師にこの状況を伝えにいったそうです。そして、あの脳無と呼ばれていた敵は陸奥さんが抑えてくれてます」
「なん、だと……?アレは…生徒が、抑えれる。奴じゃ……ない。アレは……化け、物だ」
GRRRRRRAAAAAAAAA!!!!
不快な咆哮がUSJ内にこだまする。音が発生した方を見てみると、脳無が燃えていた。
敵味方見境なく暴れていく脳無。
振るった拳が、放った咆哮が周りに炎を散らしていく。
「なんで、なんで脳無が燃え始めてんだ!!あいつは超再生の個性も入っているんだぞ!!それがあんなクソガキの炎で燃えてんだ!?おい脳無、止まれ!!」
「まさか……あれは博士が研究していた………!グゥッ」
「ガハッ!……チッ、なんであいつ俺の言うことを聞かなくなったんだよ!あああ゛あ゛!!!!クソッ!!」
「クッ……死柄木弔、今すぐこの場から去りましょう!でないと我々もただではすみません!」
「ハァ……脳無は壊れ、プロヒーローはやって来る………詰みじゃん、コレ…。帰るぞ黒霧」
「分かりました。それでは脳無は――」
「脳無は置いてく。俺たちの命令を聞かないモノは捨てておけ。んでもってガキどもを殺させる」
「……分かりました」
死柄木が黒霧のワープゲートの中に入り、姿を消す。
それでも脳無は止まらず、あたりに炎をまき散らしていく。
そして僕らの前に――
『やらせねぇよ』
―来る前に陸奥さんが脳無に蹴り込んだ。それでもあまり効いた様子がない。
さらにはお返しとばかりに噴き出す炎が陸奥さんを襲う。避けはしても放出された炎で、陸奥さんの服が焼け焦げた。
先生でさえ太刀打ちできず、全てを焦がす力に僕たちは恐怖する。
そんな恐怖という暗闇に、一筋の光が僕らを照らす。
「もう大丈夫だ……私が、来た!!!」
☆
脳無がまた火賀梨に襲い掛かる。繰り出される怒涛のラッシュを、余裕の表情で攻撃をさばいていく。
その隙に緑谷達が相澤先生を助けに動いた。
『さてと…どうするか』
脳無のラッシュははっきり言って驚異ではある。
だがそれだけだった。
一発の威力は神田先生の正拳突きには満たないし、
ラッシュの速度は二刀流で迫ってくる櫛ちゃん先生には敵わないし、
攻撃パターンは海未先生より圧倒的に少ない。
正直に言えば、温い。そう思っていた。
GRRRRRRAAAAAAAAA!!!!
脳無を吹き飛ばして十数回、脳無が叫び始めると直後に爆風が起き土埃が舞う。
突風に対し腕を交差させ目を防御する火賀梨。
爆風が納まり防御の姿勢を解くと、脳無の姿が変わっていた。
全身は黒いままだが、剥き出しだった目や脳みそは溶け、そこから炎を噴き出していた。
体格はそのままに腕は太く長くなり、指は細く尖り切り裂けるような見た目に。
異常な変化に対し、火賀梨は一旦距離を置く。
周りの人間がすべて敵に見えているのか、先ほどまで戦っていた火賀梨より、近くにいた連合の二人に標準を定め攻撃していく。
腕を振るい切り裂くように攻撃する脳無。
その時、手の甲から炎が出て射程が伸び死柄木に火傷を負わせる。
さらに脳無が動く度に元からあった傷口から炎が溢れ、傷が広がっていく。
「…帰るぞ黒霧」
「分かりました」
連合の二人が撤退すると今度は相澤先生の方に向かっていった。
『行かせねーよ。…
目で追えないほどの超スピードで間に割り込み、脳無に蹴りを入れる。が、衝撃吸収によって威力が大幅に減ったのかあまり効いてない。
さらにはショックエネルギーが傷口から炎を伴って放出され、カウンターを受ける。蹴り込んだ足に力を込め、反作用で間合いから離脱する。
追撃で腕を振るってくる。直撃はしなかったが熱によって防火服が焼け焦げた。
『やべぇな…コレは』
一撃貰えば死ぬ。火賀梨に緊張が走る。
そんな時、
「もう大丈夫だ……私が来た!!!」
No.1ヒーロー、オールマイトがやってきた。
ハイッ!脳無が焔ビト化しました!!
まあ、なるでしょう。と思ってた人が大半だと思いますがw
【挿絵表示】
なんとなく描いて見ました
話そこまで進んでないのに文字数はあまり変わらない……
次で脳無戦終わらせて早く体育祭に持っていきたいです。
一応神野までの大まかなあらすじは出来ていて、矛盾とか(伏線と思っているのをのぞいて)分からないところを極力出さないようにしているのですが、読んでくださってる皆さんに細部まで伝わってるのかなぁ?と思ってまして。
「ここ、どうなってんの?」とか「これとこれ、ちゃうくない?」とか気軽に教えて欲しいです。答えられる範囲で答えます