炎炎ノHERO academia   作:ラブダイバー

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この約束 いつまでも有効だよ

『良いですか?近々このAqoursに新しい子が入ってきます。仲良くするのですよ。それと、この話は子供たちには言わないでくださいね』

 

(前にお姉ちゃんから新しい子が来るって聞いたけど、いつ来るんだろう。どんな子かなぁ?怖そうな子じゃなければいいなぁ。うぅ……緊張するなぁ)

 

(あ、鞠莉さんが入ってきた。お姉ちゃんの姿がまだ見えないなぁ。お姉ちゃんはなにしてるのかな?)

 

「みんな〜シャイニー♪」

「「「シャイニー!」」」

「今日は突然だけどみんなに新しい仲間を紹介するわ。だからといって人形とかではないわよ?それじゃダイヤ、カガリ、カモーン♪」

 

( ! お姉ちゃんが言ってた事って今日だったんだ!まだ心の準備ができてないよぅ…。…でもしっかりしなきゃ、頑張ルビィしなきゃ!)

 

「おはようございます…!」

 

鞠莉が入ってきた扉から、一人の女の子が緊張しながらやってきた。

背はこの施設にいる子供たちとさほど変わりはしないが、漆のような綺麗な黒髪、紅玉のように紅く緋い虹彩を持ち、左目の目元には2つの泣ボクロ、タレ目ではあるが芯を持った眼差し、そしてどこか達観したような大人と間違えてしまうような雰囲気を持つ少女

 

 

(ふぇ……まるでお姉ちゃんみたいな子だぁ!可愛いなぁ、私がお世話したいなぁ♪)

 

「陸奥 火賀梨って言います。これからよろしくお願いします!」

 

 

これが私と陸奥 火賀梨ちゃんとの出会い。きっとこれからステキな毎日が始まるんだ!

 

 

 

 

「陸奥 火賀梨って言います。これからよろしくお願いします!」

(うわぁ、自己紹介簡易すぎやしないか?もうちょっとなんか言った方が良かったんじゃない?何喋る?…なに喋ろう……よし、ここは適当に)

 

「実は火賀梨さんはこの前の火事の被害者で、あまりのショックで自分の記憶を失くしてしまったのですわ。ですから皆さん、火賀梨さんにはとっても優しくしてくださいませ」

「「「はーい!」」」

「良い返事ですわ♪では一人ずつ順番に自己紹介をしていきましょうか」

(あ、そっか。今は記憶喪失ってことになってるんだった…俺の自己紹介はあれが正解だったのか。あぶないあぶない)

 

「まずはチカから言うね!私は たかみ ちか!6才です!好きなたべものはみかん!よろしくね♪」ニコッ

(千歌ちゃん相変わらずの元気印っぷりだ)

 

「…私は さくらうち りこ です。チカちゃんと同じ6才です。音楽が好きです。あの、よろしくお願いします」

(ほぅ、HPTよろしくツインテールか。梨子ちゃんはオドオドしぃな感じだね)

 

「……オラは くにきだ はなまる ずら。……これからよろしくずら」ジトー

(? なんか花丸ちゃんからすっごい睨まれてる…前の俺が何かした?)

 

「千歌さん、梨子さん、花丸さんは火賀梨さんと同じこのAqoursの子どもです。仲良くなってくださいね?」

「それじゃ、次は私たちかなん?私は松浦 果南。個性は[人魚]で、人魚っぽいことはなんでもできるよ。趣味はダイビングで、アピールポイントはダイビングで鍛えられた筋肉と泳力かなん?とにかくこれからよろしくね♪」

(おぅ、前世の自己紹介のフレーズが飛び出してきたぞ!録音したかった…!)

 

「ヨーソロー!私は渡辺 曜であります!個性は[魚雷]。魚雷を作って飛ばしたり、真っ直ぐに進むのが得意だよ!趣味はトレーニングで、果南ちゃん程じゃないけど筋肉はそれなりにあるはずだよ。今度触ってみる?…ふふっ♪これからよろしくであります!」ビシッ!

(今度はスクフェスでのセリフ!心が躍るなぁ!)

 

「次は私ね…はぁい、リトルデーモン。私は堕天使ヨハネ、地獄の焔より生まれし運命を操る者よ。貴女はこの約束の地(Aqours)に来るまでに中々の不幸の洗礼を受けたらしいじゃない?でも大丈夫よ。大聖域(Aqours)は我が堕天結界の中、故に貴女に不幸が降りかかることは無い。さらにリトルデーモンになればこのヨハネの加護を受けることが出来るわ。どう?私と一緒に堕天、しない?」ギランッ

「アハハッ!善子ちゃんは火賀梨ちゃんのことを凄く心配してるんだね?」

「ヨハネよっ!それにリトルデーモンに気を配るのは当然のことよっ!」

(出たよ、よっちゃんの堕天ツンデレ!生で聴けるとか最高っ!)

 

「ルビィは黒澤 ルビィって言います!何か分からないことがあったら遠慮なくルビィや他の人たちに聞いてね?それと…ルビィをお姉ちゃんだと思って接してくれると嬉しいなぁ♪ルビィも火賀梨ちゃんのお姉ちゃんになれるように頑張ルビィ!」

(ルビィちゃんの頑張ルビィ頂きました!でもやけに俺に食いついてくるなぁ?)

 

「最後は私たちね♪ダイヤ?」

「えぇ。改めまして火賀梨さん、私は黒澤ダイヤと申します。個性は[ダイヤモンド]、読んで字の如くダイヤモンドを生み出し、操り、纏うことができますわ。火賀梨さんがこちらに来たときにも言いましたが、このAqoursを我が家だと思い心身ともに健やかにお過ごしくださいませ」

「シャイニー♪このAqoursの施設長の小原 鞠莉よ♪気軽にマリー と呼んで頂戴ね?私の個性は[シャイニー]!このAqoursには私のシャイニーが沢山詰まっているの♪きっと貴女にもマリーのシャイニーが届くと思うわ。これからよろしくね、カガリ!」

 

「はい!」

 

……………

…………

………

 

「ヨハネが張った魔天廻廊で安寧の時間を過ごしなさい」

「それってつまり、午後は食休みのため少し室内で遊んでから外で遊ぼうってことだよね?善子ちゃん」

「ヨハネ!…そう言うこと。だから今はあまり過激な遊びはしないことよ?」

「「「「はーい!」」」」

 

自己紹介の後、朝ご飯を食べ、外で遊び、昼ご飯を終えて只今P.M.1:07。ルビィちゃんは朝の自己紹介で宣言した通り火賀梨の姉として面倒を見ていた。と言っても食後の歯磨きで新しく歯ブラシを出したり、外で遊ぶための道具の保管場所を教えたり程度のもの。しかしルビィちゃんが火賀梨にかまう度、花丸ちゃんが不機嫌な表情になるのを火賀梨は見逃さないなかった。

 

「かがりちゃん、チカたちといっしょにおままごとしよう!」

「ほかに誰がいるの?」

「えっとねー、りこちゃんと よう先生と よしこ先生!」

「はなまるちゃんは?」

「はなまるちゃんは本をよむんだって!」

「そうなんだ…ごめんね ちかちゃん。私 はなまるちゃんと本読みたいんだ」

「そっかー。じゃあ明日あそぼうね!」

「うん!」

 

……………

 

「はなまるちゃん、何よんでるの?」

「……かがりちゃんには関係ないずら」

「そう…」

「…」

「はなまるちゃんはルビィ先生のこと好きなの?」

「!……かがりちゃんには関係ないずら」

「私はルビィ先生のこと好きだよ?優しいもん!」

「……そう」

「うん!だから将来はルビィ先生と結婚するの」

「‼︎ それはダメずら!ルビィ先生はオラとずっと、ずーっといっしょにいるずら!」

「むぅ〜、でも私がルビィ先生と結婚したら はなまるちゃんよりもずっといっしょにいれるもんね!」

「そんなことさせないずら‼︎‼︎だってルビィ先生はオラと‼︎ オラと…………オラに、……おら………ぅぅ、うぅ…ひっく……わぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」

「えっ!ど、どうしよう…」

「花丸ちゃん!どうしたの⁉︎」

「うぅ…ルビィせんせ〜!…わぁぁぁぁぁぁん‼︎」

「……火賀梨、ちょっと来てくれる?」

「ヨハネ先生…」

 

 

「花丸に何を言ったの?」

「えっと……それは……」

「…べつに私は怒ってはいないのよ?ただ、花丸になんて言ったのか知りたいだけよ。ダイヤやマリーに言ったりはしない。約束、するから」

「ほんと?」

「えぇ、堕天使ヨハネの名に誓って」

「…ルビィ先生は優しいから好きって。将来は結婚したいって、言ったの」

「そう、やっぱりね…」

「…?」

「花丸はきっと貴女にルビィを取られたって思ってたのよ。まあ、ルビィが火賀梨に目をかける理由は分からなくもないけど…。とりあえず、火賀梨が気にすることじゃないわ。」

「…?はーい」

「よしこ先生ー?続きしよー?」

「今行くわ。あと私はヨハネ!…火賀梨、花丸の所に行って仲直りして来なさい。いいわね?」

「はーい」

 

 

「はなまるちゃん…」

「…かがりちゃん」

「イジワルして泣かせてごめんなさい!」

「ううん。オラも困らせてごめんなさい。」

「…仲直りしてくれる?」

「もちろんずら!」

「……花丸ちゃん、火賀梨ちゃん。ルビィのせいでケンカしちゃったんだよね…だからルビィもごめんなさい!」

「「ルビィ先生は悪くないよ!」」

「私がはなまるちゃんにイジワルしたから…」

「オラが泣いちゃったから…」

「…なんで3人揃って謝り大会をしてるのよ……。もう外で遊ぶじかんよ?千歌たちは先に外に出たわ。ルビィ達もさっさと用意して来なさいよ」

「「「はーい、よしこ先生(ちゃん)!」」」

「ヨハネよっ‼︎」

 

……………

…………

………

 

その後は外で目一杯遊んで晩ご飯。今日は火賀梨がきたお祝いだってことでいつもよりおかずの量が多かった。そして……

 

「火賀梨さん」

「ダイヤ先生…?」

「これからAqoursで過ごすに当たって絶対に守ってほしいことがあります」

「守ってほしいこと?」

「はい。それは『私達Aqoursは10人で1つ。一人でどこかへ居なくなることは決して無いように』してください。」

「…!はい‼︎」

「いい返事ですわ♪では…」

『ようこそ火賀梨ちゃん、Aqoursへ!』




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