艦これ × HALO ~それゆけ!スパルタン提督~   作:漬けまぐろ

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Awakening the HIBIKI

 

 

春──それは・・・うん、日柄な1日を迎える横須賀鎮守府はすでに桜の蕾が開きつつある、風も少し強くなりはじめていよいよをもってフレデリック着任から半年になる

近いうちに皆でまた出掛けよう、アイツは良く喰うから古い友人の作った唐揚げを弁当箱にたんまり詰め込んでを持っていこう

駆逐艦と遊ぶならフリスビーだろうか、酒好き連中にも酒を用意しよう──きめた、あの銘柄にするか

そういや街に新しいケーキ屋ができた筈だ、紅茶の葉も少ないから買い足しておかないとイギリス組がうるさいな

遠征に出た不幸自慢の姉妹──ドロップ艦を引き連れて帰ってきたな、ご褒美はアレがいい

秘書艦はすぐ裸躍りしたがるからこちらも出方に迷う

装甲空母は客人がくる度テーブルの角に頭をぶつけてるからコーナークッションを買おう

あの潜水艦は元気そうだが肌寒そうだ、一年通しで着れる服を買い与えるか

説教ばかりの重巡は膝が温かいから枕にすると良く眠れるが脚が痺れるから長時間はNGと釘を刺されてしまった

工房に籠る工作艦はUNSC艦を見てからか空飛ぶ戦艦を研究して長門を宙に浮かせようとしている

そんなビッグⅦ本人は高所恐怖症だからと拒否し続けている

鯨の刺繍がチャームポイントの制服を身に付けるアイツは最近何故か頻繁にすっ転ぶ、前に転ぶ瞬間に受け止めてやってから頻度が上がった、何故だ?

おしとやかな空母や訓練艦、補給艦逹は駆逐艦にテーブルマナーを教えた甲斐があり駆逐艦逹は行儀良くできている

 

 

────さて、今日は変わり種が豊富な横須賀鎮守府の艦娘で一番変化が大きかったアイツを紹介したいと思う。

 

それは暁型2番艦の響だ

いつもハラショーハラショーとしか喋らない横須賀でも1位の座を争う謎の定食である

今回はそんな彼女にフォーカs──バキッ!

 

「ひぎぃ!!」

 

「桜なのです、塩漬けにして司令官さんに桜湯をお出しするのです!」フンスー

 

「司令官って桜湯あまり飲まなそうじゃない?」

 

「・・・こないだ出汁温めて旨い旨いって飲んでたからいけそうじゃない?」

 

「」

 

「はわわ・・・じゃあ出汁をとった後の鰹節のほうが良いのかなぁ。」

 

「飲み物の話でしょ!?出汁取った残りカスの鰹節とか電は思考が極端すぎるのよ!」

 

「うーん、司令官にあげる秘密のプレゼント、どうしようかなぁ。」

 

 

暁型の4姉妹はフレデリックに日頃世話になっているからとプレゼントをあげたい、と計画を建てていた

フレデリックにバレないように鹿島や蒼龍といった口が硬い先輩たちに相談して回ってみたもののあまり良い成果は出せず終いとなってしまった

 

 

 

 

 

 

 

────回想────

 

 

蒼龍

『提督への贈り物ですか?──皆の気持ちが籠っていれば提督はきっと喜んでくれますよ。』ニコニコ

 

鹿島

『提督さんにプレゼント?でしたら"形に"残る物とかどうです?写真やお手紙なんてどうでしょうか。』ニヤニヤ

 

天龍

『提督にあげるもの?・・・そうだなァ・・・案外靴とか腕時計なんて喜ぶんじゃねーかな?』

 

妙高

『提督に?・・・淡い色のジャケットとか似合い・・・そうね・・・』ニマ~

 

 

 

────回想終了────

 

 

 

「わたし達、お金なんてあんまり持って無いしありきたりのプレゼントじゃあね~・・・」

 

「手作り料理作ってお花見とかどうかな。」

 

「それいいかも──ん?」

 

「響・・・お姉ちゃん・・・喋ったのです・・・?」

 

「わたしだって喋るよ。」

 

「」(気絶)

 

「キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ!!」

 

「雷お姉ちゃんと暁お姉ちゃんが壊れたのです!」キャー

 

「ひどいよ。」

 

 

 

 

────────

 

 

 

 

 

 

「と、いうわけなのです。」

 

フレッド

「えぇ・・・」

 

 

 

暁型姉妹は次女が喋れるようなった事を報告すべくフレッドの元にやってきたのだ

今までハラショーとしか言わなかった響がどうして人の言葉を解するようになったのか、鎮守府の皆も喜んでくれたしフレッドも歓喜の声を洩らし響をだっこして跳び跳ねる程であった

 

実はフレッドも心当たりが無いわけでも無くそれはもう大いに喜び響の提案である弁当持ってお花見という計画が実行される事になったのである。

 

 

ケイイチ

「ちゅう訳で来たでよ、フレデリック、唐揚げのレシピじゃろ?」

 

フレッド

「突拍子も無く虚無から現れたな、まあいいか、大鳳!」

 

大鳳

「はっ!ここに!」ニュッ

 

フレッド

「おっと。」スッ

 

 

フレッドは大鳳がテーブルの角に頭をぶつけないように頭を鷲掴みにし軌道を反らす

庇ってもらったにも関わらず大鳳は相変わらずドヤッとした顔で得意気に両手を腰に当てて無い胸を張っている

 

 

ケイイチ

「はぁ~!これが噂の"てんむす"けぇ?資料で観とったけど思っとったより愛くるしいなぁ。」

 

フレッド

「"かんむす"な?てんむすじゃあ天ぷらおにぎりになっちまう。」

 

大鳳

「私は装甲空母の大鳳です!早速ツーショットを1枚!」ズイッ

 

ケイイチ

「むはっ!?ガンガン攻めてきよる!!」(驚愕)

 

明石

「サインサイン!サインくださーい!!」ピョンピョン

 

龍驤

「変わった方便やな君、気に入ったで!」

 

大鯨

「秘伝のレシピ!」

 

神威

「頂きに!」

 

蒼龍

「参りました!」

 

ケイイチ

「げはは!オイどん人気もんだぎゃ!順番!順番じゃき!」

 

フレッド

「ほらケイイチ、調子に乗ってないで早く教えてくれよ。」

 

ケイイチ

「急かさんと!ほらさ、刮目せよ~。」

 

 

フレッドはケイイチに唐揚げのレシピを催促すると懐から細々とレシピが書かれた1枚の紙切れを近くにいた蒼龍へ渡し持参のエプロンをUNSC製ワイシャツの上に身につけて袖を捲った

フリフリのフリルが特長の純白のエプロンはスパルタンⅡで一番の巨体、S-052ジョージに匹敵するS-047ケイイチには似合わなすぎる

さすがジョージと同じくAIE-486H重機関銃を取り回していただけはあり体格がフレッドの2廻り程大きい

 

 

 

蒼龍・大鯨・神威

「「「やったぁ!」」」キャッキャッ

 

長門

「柄にもなくはしゃいでるな。」

 

 

 

唐揚げは皆が大好きなごはんのおかず、嫌いな筈がないだろう

レシピにはオリジナルニンニクベースのオーソドックスな醤油味、濃厚なコクが病み付きになるオイスターソース味、特製ピリ辛香味ダレ味、溶き卵に肉をくぐらせておつまみの柿ピーを砕いてまぶし多めの油で焼くヘルシー唐揚げなどのレシピが書かれていた

 

 

ケイイチ

「まだ色々あるけんど、とりゃーず人気のレシピをばまとめたぜよ、機会があっちゃらまた別ん教えちゃるき。」

 

フレッド

「わざわざすまんなケイイチ、茶でも飲んでいくか?」

 

ケイイチ

「よかよか!家族水入らずっちゃ!フレデリック、今あるモンを、大切にせなあかんでよ?」

 

フレッド

「わかってるよ、そんな事。」

 

ケイイチ

「ほいたらまた、おさらばえ~、おさらばえ~。」スタスタガラガラピシャリ

 

 

 

 

フレッド

「なんでケイイチの奴エプロン持ってきたんだろうな。」

 

霧島

「さぁ・・・?」

 

比叡(エプソン装備)

「それでは!はりきって!つくりましょー!!」

 

一同

「やめろォ!!」

 

比叡

「な、なんで私だけぇ~!」ブワッ

 

金剛

「いいデスか?比叡・・・提督や皆は反物質を料理とは言わないんデース!!」

 

比叡

「そんな~!金剛お姉様まで・・・びえ~ん、提督~」ひしっ

 

朝霜

「あらま、泣いちまった!」

 

 

 

比叡は艦娘全員から厨房に入るのを拒否され涙を流しながらフレッドにしがみつき助けを求める──しかし比叡の現実はそんなに甘いものでは無かった

フレッドは比叡の作る謎の物体を通称反物質と呼称しUNSCの特殊防護服を纏った専門家によりこの横須賀鎮守府は命からがら助かったのである

 

 

 

フレッド

「・・・比叡、そのな・・・あーすまん、お前の助けにはなれない。」バッサリ

 

比叡

「ヒエ~wwww」ドッスーン(尻餅)

 

フレッド

「許しは請わん、恨めよ──しかし解決策も打つ手も無しに見捨てる程俺は鬼じゃない、致し方ないから・・・チーム駆逐艦ズ!集ー合ー!!」

 

 

フレッドの掛け声で駆逐艦逹は一斉にフレッドの元に集まる

ただし任務ではなく皆で料理を作るという名目で集まっている為駆逐艦逹の様子は父親に呼ばれワイワイと集まる娘逹に近い

 

 

フレッド

「いいか比叡、お前は駆逐艦&俺とのグループに入れ、お前がやる気出して頑張ってるのは......うん、よ~~~く!解ってる。」

 

比叡

「えっ、何なんです?今の不自然な間は。」

 

清霜

「比叡さん、一緒にがんばろっ!」

 

早霜

「水性の如く現れた金剛型のダークホース・・・勝てる!」(確信)

 

「それを言うなら"комета"(彗星)だよ。」

 

「しょうがないわね!他のチームに目に物みせてやるわよ!!」

 

駆逐艦ズ

「おーっ!」

 

比叡

「み、みんなぁ・・・」グスッ

 

長門(火力主義チーム)

「よーし!新生駆逐艦ズに遅れを取るなよ!」

 

天龍(作りたいように作るチーム)

「へへっ負けらんねぇな!」

 

神威(厨房の女神チーム)

「容赦しないですからね!」

 

フレッド(提督と愉快な駆逐艦チーム)

「スパルタンⅡの実力、その身を持って見せてやるぞ。」

 

 

こうして横須賀鎮守府四騎対抗戦が火蓋を切って落とされた!!

 

(なお余った人員は花見の準備をしていますので安心!)

 

 

 

────火力主義チーム

 

 

長門

「私逹は油淋鶏を作るぞ!まずは鶏肉を、駆逐艦でも食べれるサイズに切るッ!」サクッサクッ!

 

霧島

「長門さん、漬けダレ準備出来てます!」

 

金剛

「キャベツは使わずlaitue(レタス)を食べやすいサイズにちぎるネー!」ブチブチ

 

妙高

「ユーリンチーソース準備完了です!(甘しょっぱいタレと長ネギの後掛けソース)」

 

長門

「はっはっは!優勝は我ら火力主義チームだ!!」ババーン

 

 

 

────厨房の女神チーム

 

 

蒼龍

「私逹はあつあつ餡掛け唐揚げにしましょう!」

 

大鯨

「鶏肉のカットなら任せてくださいっ!」ズパパパ

 

神威

「餡掛けなら衣は厚めで味付けは塩胡椒のみですねー。」パスパス

 

龍驤

「餡が食べてる内にシャバシャバになるのは人の唾液にそうさせる成分があってそれがレンゲや箸に付着して餡と混ざるからや!しかし!トングで掴むようにすれば解決や!餡は鶏ガラベースで緩めに作るで!」ジュワジュワ~

 

鹿島

「仕上げにパセリをフライパンで炒って苦味を飛ばしたらミキサーで粉末状態にして全体に少しづつふりかけて・・・」パラパラ

 

 

 

 

────作りたいように作るチーム

 

 

天龍

「俺らはおつまみ風スパイシー黒胡椒旨辛唐揚げだ!」

 

加賀

「お肉は、大きめ・・・」スクッスクッ

 

山城

「黒胡椒の実を擂り鉢であらかた潰して・・・」ゴリゴリ

 

明石

「潰した実に混ぜるタレは"食べるラー油"をベースにしてキムチ鍋の素と旨みを出す"常温のミネラルウォーターで戻した椎茸の汁"を入れてま~ぜまぜ♪」カチャカチャ

 

扶桑

「お肉をタレに・・・ダンケ。(小声)」ペタペタ

 

伊19(ジャージ装備)

「タレに漬けた鶏肉に唐揚げ粉を薄くまぶしてじっくり揚げて取り出したら少し冷まして火力を上げて二度揚げするのね!」ジュワワ~!

 

 

 

 

────提督と愉快な駆逐艦チーム

 

 

フレッド

「さて、俺達はシンプルに攻めるか、ダシ醤油と秘密兵器を使ったごはんのお供だ。」

 

「包丁は任せなさい!(震え声)」スーッ・・・スーッ・・・

 

「秘密兵器、лук(玉ねぎ)とсливочное масло(バター)をフライパンで良く炒める。」ジュワッジュワッ

 

清霜

「秘密兵器が飴色になったらダシ醤油を加える・・・」ジュー!

 

「小さく切った鶏肉をフライパンに投入なのです!」ジュオーッ

 

朝霜

「秘密兵器と鶏肉、良く絡ませて・・・」チャッチャッ

 

比叡

「ええっと・・・冷めない内に鶏肉と秘密兵器を唐揚げ粉で包む!あち!あちあち!」パフパフ

 

早霜

「油、ゴッツゴツになってきたよ提督。」(危ない湯気)

 

天津風

「あっ、お皿出してレモン切っておかないと。」パタパタ

 

フレッド

「肉に火は通ってるから衣をカラッとさせるだけ・・・後は皆離れて俺に任せな・・・」(油鍋に威圧)

 

朝霜

「提督顔こわーっ!」

 

フレッド

「ゼリャァッッ!!」ジュゴワアアアッッッ‼‼

 

「あっつぅ!?ここまで油が跳ねたぁ!」パチン!

 

「きゃあ!お姉ちゃん怖いのです!」ピー

 

「任せて。」ガード

 

「大丈夫よ電!私達が守ってあげるから!」パチン!

 

「あちゃ!・・・無念・・・バタリ」ちーん

 

「ああっ!暁姉ぇが轟沈した!」

 

「このひとでなし。」(合掌)

 

「お"ね"ぇ"ち"ゃ"い"や"ぁ"あ"あ"ぁ"あ"!!」ビャー!

 

朝霜(フライパン蓋ガード)

「草生える」

 

清霜(鍋蓋ガード)

「ニコらせこらぁ!」

 

早霜(フレッドの真後ろ)

「33-4」

 

天津風

「一体何事よ!!?」(驚愕)

 

長門

「駆逐艦の泣き声を聞いて。」シュババババッ

 

比叡

「」(呆然)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────────

 

 

 

 

 

最上

「どうもー!審査員の最上です!唐揚げ調理大会、皆さん改心の出来のようですねぇ!」

 

大鳳

「同じく審査員の大鳳です、香ばしい香りがたくさん漂ってきますね、審査員ながら楽しみになってきました。」

 

最上

「前置きが長いと冷めちゃいますから早い内に頂きましょう!まずは火力主義チーム!油淋鶏です!」

 

大鳳

「では、頂きます・・・あむっ・・・はふ、ほふ。」

 

最上

「頂きます!ぱくっ・・・はひ、はひ。」

 

 

審査員の最上と大鳳が長門の火力主義チームの油淋鶏を一口で頬張ると揚げたての衣は油淋鶏で程よく柔らかくなりパリパリと小さくも満足感は高得点だ

甘さとしょっぱさが絶妙に調整され輪切りにされた長ネギもいいアクセントだ

 

 

最上

「ん~!甘しょっぱいタレが染み込んで衣が柔らかいのにパリパリ!おいひーい!」モグモグ

 

大鳳

「大振りな唐揚げではなく一口サイズというのも白米の上を汚さず食べやすくて嬉しいですね。」モグモグ

 

金剛

「やったネ!高得点デース!」

 

大鳳

「次は作りたいように作るチーム、おつまみ風スパイシー黒胡椒旨辛唐揚げです。」

 

最上

「白米よりもおつまみ風という酒飲みには食べるラー油でいい線攻めてると思いますねー!頂きまーす!」ガブリ

 

大鳳

「頂きます。」カプッ

 

最上

「モグモグ・・・ンッ!?辛~い!!でも旨~い!!」

 

 

最上はコップの水をグイっと煽ると辛さの中に隠れた旨みはなんだろう?と頭を傾けた

一方大鳳は辛さは大丈夫なようだったが自身の口の小ささと大きめにカットした鶏肉が仇となったのかかぶり付くのに四苦八苦していた

 

 

大鳳

「あぐ、もぐ・・・モグモグ・・・ふぅ。」

 

最上

「この旨みはなんでしょうかね?大鳳審査員、いかがです?」

 

大鳳

「・・・これは干し椎茸の戻し水でしょう、麻婆豆腐や和食に良く使われ、ここ横須賀でも良く使われます。」

 

 

最上もそれを言われていつもの味をふと、思い出したようだった、確かにこの味は良く食べる味だなーと。

 

 

大鳳

「あとキムチ鍋の素と豆板醤でしょうか、食べるラー油の飽きない辛さの中にガツンとくる辛さと酸味の強い辛さがあります、」

 

明石

「さすが唯一無二の装甲空母大鳳!わかってるわね!!」

 

大鳳

「いやぁ、そんな・・・」テレテレ

 

 

 

 

──────

 

 

提督と愉快な駆逐艦チームの艦娘には暗雲が立ち込めていた、フレッドの教えもあり見た目は上々だが如何せん他のチームも勝るとも劣らない

 

 

 

フレッド

「ん~、中々的を得た評価だな。」

 

比叡

「ひえ~!なんか心配になってきました・・・」

 

「だ、大丈夫よ!提督が揚げたんだもん!」

 

清霜

「事を言っちゃうと揚げただけ、だよね・・・?」

 

「・・・不安になるからやめましょ?」

 

 

 

大鳳

「次は厨房の女神チームです、最上審査員、昇天の準備はいいですか?」

 

最上

「・・・良くも悪くも覚悟しろってことですね・・・。」

 

大鳳

「とにかくも、まだ順番を控えるチームがありますから続けましょう、頂きます。」トローリ。サクリ。

 

最上

「頂きまーす!」テローン。パクリ。

 

最上

「うん、うん・・・良くも悪くもなく・・・」モグモグ

 

神威

「ありゃ。」

 

大鳳

「ですが薄味の唐揚げに鶏ガラの餡はなかなか楽しい試みだと思いますね、これもまた一興です。」

 

蒼龍

((神威さん?))ヒソヒソ

 

神威

((あら?もしや蒼龍さんも?))ヒソヒソ

 

大鯨

((やっぱり皆さんもですか?))ヒソヒソ

 

蒼龍

((ええ、駆逐艦の子達にも花を持たせてあげたくて・・・))ヒソヒソ

 

鹿島

((考える事が一緒でしたね。))クスクス

 

龍驤

((ちびっこが主役みたいなもんやしな!))ニシシ

 

 

厨房の女神チームは料理以外でも女神なのだ

そんなヒソヒソ話をフレッドが聞いていない筈もなく目を閉じて声なき謝罪を送った

 

 

大鳳

「では最後に提督と愉快な駆逐艦チームです。」

 

最上

「パッと見はオーソドックスに小さめな唐揚げに見えますが別の具材も混ぜ合わせて揚げているようにみえますね。」

 

大鳳

「バター醤油の香ばしい香りがします、早速頂きます。」パクッ モグモグ

 

最上

「頂きます。」パクリ

 

「ドキドキ・・・」

 

最上

「うん?このトロリとした食感は・・・なるほど。」モグモグ

 

大鳳

「玉ねぎですね、バターとダシ醤油で味付けした物を小さめの鶏肉と一緒に炒めた後一気に揚げたのでしょう、時間が経ってるのに揚げたて同様サクサクです。」モグモグ

 

比叡

「ほっ、よかったぁ・・・」

 

最上

「確かに、バターは少なめでしょうか?玉ねぎの甘さとダシ醤油の塩気に鶏肉・・・卵無しの親子丼みたいですが斬新で白米のおかず向けですね。」

 

長門

((駆逐艦の作った唐揚げ・・・濡れるッ!))グッ!

 

天津風

「思ったより掴みが甘いわね。」ウーン

 

フレッド

「なるようになるだけさ天津風。」

 

大鳳

「では最終審査に移ります、少々時間を頂きたい!」

 

 

大鳳の言葉で一度参加者が散りじりになると各チームで冷めたら勿体ないと唐揚げの試食会になると早速駆逐艦チームの唐揚げにはビッグⅦが凄まじいスピードで「駆逐艦の唐揚げは全分私のだ!」と独り占めしようとするも他チームの参加者達により失敗に終わった

 

 

 

──────

 

 

 

  ワイワイ  ガヤガヤ

 

フレッド

「どれもこれも旨いな、気を抜かず作ったが不安になってきたぞ。」ドンッ

 

フレッド

「ん?今何かに当たっ・・・」クルリ

 

ヲ級

「ヲッ、スミマセン。」

 

フレッド

「」

 

ほっぽ

「カラアゲ、オイシイ。」モグモグ

 

ヲ級

「ソウカ、ヲカッタヲカッタ。」ナデナデ

 

フレッド

「ん?・・・ん~?」

 

ヲ級

「ジャア、ヲジャマシマシタ。」スタスタ...

 

ホッポ、カラアゲツクル!

ヲッ、ジャアカエッテシタクシヨウ。

 

フレッド

「んんんンッ!?」(凝視)

 

「司令官、ぼーっとしてどうしたの?」

 

フレッド

「んあ?いや、何でもない...((俺疲れてんのかな・・・))」

 

「?」

 

フレッド

「それにしても響、今日は頑張ったな!」ナデナデ

 

「うん、司令官のためなら響がんばるから。」

 

 

 

緩い日常が続き少しばかり気が緩んでしまったようだ

インフィニティのトレーニングルームに近い内に行ってみるか・・・そんな事を考える内に大鳳と最上が審査を済ませたらしくついに結果発表となった、

深海悽艦が陸地に、ましては鎮守府の中に堂々と居るわけ無いだろう。

疲れからか勝手にそう思い込みその場を後にした...報告書にまとめたほうがいいか?・・・いや、誰も信じないだろうと悩みの種が増えないようにこの事は捨て置こう・・・

 

 

 

結果発表

 

一位 火力主義チーム

二位 作りたいように作るチーム

三位 提督と愉快な駆逐艦チーム

四位 厨房の女神チーム

 

 

明日はケイイチのレシピでお花見だ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

座標 ■■■■■■■■

 

とある無人島・・・海岸沿いの洞窟内部

 

 

 

『──報告ダ、"アイツ"ラ、コッチトノキョウテイナンゾカマワズアバレマワッテル、ノコ"メ"デミタ、ダガアイツラハツヨスギル、スキヲツイテカズヲヘラソウトモシタガ──ユビヲクワエテミテルダケニナッチマッタ。』

 

『ソウカ、ナラ"アノ"ハナシモ、モウナシダナ・・・イズレソウナルトハワカッテハイタガ、想定ヨリハヤカッタ。』

 

『ダダイマ、カエッタゾ。』

 

『ン、テイサツゴクロウ、ドウダッタ?艦娘ドモハ。』

 

『──テイトクハキンニクムキムキ、のっぽデ、カナリいけめんダッタゾ。』

 

『艦娘トイッタダロウ!コノバカタレッ!』ゴチーン

 

『ヲッ!?』ガツーン

 

『ヲ級、ダイジョウブ?』

 

『ダ・・・ダイジョウブダ、ほっぽ・・・』ヒリヒリ

 

『マッタク、オマエトキタラ!・・・アトデクワシクオシエテクレ(小声)』

 

『ヲ・・・マタアトデナ、ホンダイダガ・・・』

 

『"アイツ"ラノモクテキハ"オオイナルタビダチ"とイッタナ?』

 

『ソウダ、ニンゲンニバケテ"ゆーえぬえすしー"ニモグリコンダケッカ、"オオイナルタビダチ"、ソレハ"ギンガケイニソンザイスルチテキセイメイタイヲスベテショウメツサセル"、イワバ"タチノワルイカミカゼ"ダ。』

 

『・・・ッ!!』

 

『ソシテ"アイツ"ラハソレヲシラズ"オオイナルタビダチ"ヲキドウサセヨウトシテイタ、ソレガ"こぶなんと戦争"。』

 

『ダガ、ソレヲ阻止シタヤツ・・・ニンゲンガイル。』

 

『・・・"アクマ"・・・!!』

 

『アイツラガオオイナルタビダチヲキドウサセテシマエバ、ニンゲンモ、艦娘モ、ワレワレモ、ソシテこぶなんとモ、キンガニソンザイスルスベテノイノチガショウメツスル・・・!』

 

『・・・モハヤ、"アクマ"ニ、タヨルホカナイノカ・・・』

 

 

 

・・・・・・・・・

 

・・・・・・

 

・・・

 

 

 

 




ケイイチ君登場!喋らせ方は「JIN -仁-」の坂本龍馬をベースにしてますが適当な方言みたいな言葉も使わせてます。


深海悽艦の喋らせ方は書いてて「読めん!」状態だったので正直ひらがなでもいいんじゃないかと思う。
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