艦これ × HALO ~それゆけ!スパルタン提督~   作:漬けまぐろ

27 / 53
あっ、そうだ(唐突)『未来の軍事技術とはいえ深海棲艦を個人火器で倒せるわけないやろ!』と思う方は少なからずいると思いますがAozolai兄貴という海外勢の方が動画にレールガンやスパルタンレーザーなどを検証する動画がありますので是非視聴してみて下さい、あれは男のロマンです。


スパルタンⅡ(帰投編)

 

 

 

 ─スリップスペース航行から90日─

 

 

いよいよ待ちに待った惑星オニキスの衛星軌道に位置するM25L回復ステーションに到着である

インフィニティでは巨大すぎるためペリカンに搭乗しステーションに向かう。

 

航行の間免状組の5人は最初の数日は商業区でフレッドから毎月貰っていた小遣いを使い売店でお菓子やら雑誌を買ったり小窓から外を眺めたり食堂に足を運びラスキーやグラスマン、よく知るブルーチームや他のスパルタンⅡ達と食事や簡単な座学といった事を学んでいたがさすがに退屈になったのか一週間もするとリンダの薦めでウォーゾーンに向かい観戦していた、スパルタンⅣ達は美少女5人に見られているのかやけに張り切るも彼女等が応援するのはもっぱらマスターチーフやカル、ケイイチといったスパルタンⅡのみでスパルタンⅣ達はそれを知るや否やウォーゾーンに落ちている小石をひたすらに小突いていた

 

1337

「・・・俺は?」

 

ラスキー

「君は惑星ズーで“また”怪鳥に拐われてるからインフィニティに居ないだろう・・・」

 

1337

「ふ・・・不公平だぁ!」

 

 

マスターチーフに至っては艦娘からの質問攻めでヘルメットを外す時にはスポーツキャップを深くかぶるようにしていたが蒼龍に『お行儀が悪いですよ。』と奪われてしまい食事の時のみは外すようにした。が、本来の食事中に浴びる視線から逃れる為の帽子が意味を成さなくなるというなんともいえない出来事もあった。

 

1ヶ月もすると観戦も飽き部屋でただひたすらに呆けていたがラスキーやローランドに頼み込み5人共コールドスリープに着いた

 

自身で就寝するのとは違い強制的な睡眠──もとい保存と解凍によりすぐに目が覚めたが一部の艦娘は身体がやけに気だるいと訴え出したのでM25L回復ステーションに着くと医師からは『細胞の結晶化を防ぐ薬のせいでしょう。ほら、そこのベットで寝てる彼も同じだよ。』と側のベットに倒れこむスパルタンⅣと同様に診断された

 

 

ベットで寝込むスパルタンⅣ

「気持ち悪いサモハーン・・・」

 

 

・・・寝苦しそうに仰向けで手足をパカパカ動かすどこかで見たシノビアーマーのスパルタンⅣを横目に酔い止めの薬を処方された艦娘達はこんどこそ我が提督のいる部屋へ歩き出した

 

「いよいよね!」

 

最上

「えーと、810番室は・・・。」

 

 

「ん?」と何かを感じ取った3人の駆逐艦が突っ込みを入れながら徐々に足を進める、案内地図によると810番室はエレベーターで3層上のようだ

 

 

伊19

「エベレーターでイクのぉ!!」ポチィーッ

 

長門

「エスカレーターな。」ポチポチポチポチポチポチバキッ

 

天津風

「エレベーターでしょこのポンコツ戦艦。」

 

「ボタンを連打しても早く来るのはゲームだけだし2回で充分だよ。」

 

 

少しするとエレベーターは☠PO~NG☠という音を出して到着する、艦娘は我先にとエレベーターに乗り込むと当たり前だが重量オーバーを知らせるブザーが鳴り響いた

 

 

ブザー君

「ビーーーッ!久し振りに仕事するで!!重量オーバーやで!!」

 

明石

「狭んめぇ!」ムギュッ

 

天龍

「Rock'n'roll!」ゴシャァ!(スパルタンチャージ)

 

明石

「あだだだ!折れる!肋骨折れちゃう!!」ギチギチ

 

 

  ギャーギャー  ドタバタ 

 

 

阿鼻叫喚な現場を目の当たりにした職員等がざわざわと集まりそこはまるでスーパー特売日のお一人様一袋!『詰め込めるだけ、つめ、詰め込もうぜぇ』コーナーと化していた

止めようとした職員とそれを面白そうに止める職員、隣のエレベーターはただ静かに数人の職員を乗せ上の階に上がってゆく

 

 

山城

「そうよ!扶桑お姉様!階段を!!」ダッ!

 

扶桑

「! その手があったわ!さすが山城ね!」ダッ!

 

妙高

「くっ・・・!追うわよみんな!」ダッ!

 

「「「応ッ!」」」ダッ!

 

職員A

「この近くに階段あったか?」

 

歪みねぇ職員

「ないね♂」

 

スタンピードな職員

「マシンガンで床に円形の穴開ければいけるんじゃない?」

 

職員B

「それは落下用だからな!?」

 

 

 

艦娘珍百景 エレベーター詰め放題プラン

暫く職員達の間で話題になったとかなんとか

 

 

 

──────

 

 

 

ダグラス

「・・・これだ。」ヒョイッ

 

フレッド

「あ"っ?!くそっ!また負けた・・・」バサー

 

ダグラス

「俺にババ抜きで勝てると思うなよ?」

 

フレッド

「よし・・・もう一回だ!」

 

 

二人のスパルタンⅡはトランプ遊びでお楽しみを待っていた、ダグラスから『今日はサプライズがある。』と言われたがフレッドは『それを言ったらサプライズじゃなくないか?』と言い微妙な空気の中ババ抜きで時間潰しとなった。(唐突)

 

フレデリックは『退院の許可か?チーフ達でも来るのか?不味い病院食に醤油を掛けていいのか?』などと思案していた

ダグラスはサプライズを悟られないようただ静かにポーカーフェイスを貫く

 

 

ダグラス

「飽きないな、お前も。」チャッチャッチャッ

 

フレッド

「何だよ。お前もどうせ暇なんだろ?付き合えって。」

 

 

トランプを集めて良く切ってから1枚1枚と別けるダグラス

フレデリックよりも長く戦場にいた為に顔には皺が寄り無精髭を顎に蓄えている

そんなダグラスを見たフレデリックはふと自身が捨て身で庇った艦娘を思い出す、まだまだ艦娘は若い。

だが深海棲艦との戦いは何時まで続くのだろうか──コヴナント戦争のように50年もの年月が流れてしまうのか

戦時の最中に生まれ、生きる為に戦い平和を見ずして若い命が散ってゆくのをさも当然のように見てきた。

戦争孤児を集めてスパルタンⅡのカート・アンブロスは復讐以外の生き方を与えたいと手塩に掛けて育てた900人のスパルタンⅢはたった数名を残して生まれ育った惑星リーチに没した

勇敢な成人兵士に改造を施すもコストに見合わず前線での中途半端な消耗品とされたスパルタンⅠ

遺伝子的に優れた子供を拉致し洗脳した改造人間のスパルタンⅡ

 

よく考えてみれば艦娘も深海棲艦が現れた後に何処からともなく現れたそうな、初めて人類が出会った艦娘は『吹雪』という艦娘だそうだ

境遇がスパルタンⅢに近しい所がある気がした、彼らのように彼女らもまた戦いの為に産み出され尊い命が散るのをUNSCの一部の連中は黙って見ることはできないだろう

人類、ひいては銀河の存続を賭けた戦いは人類と“大いなる旅立ち”の本当の意味を知った一部の反コヴナント兵達の勝利で終わったが今は新たな戦いに身を焦がしている、深海棲艦との戦いが終わっても次はコルタナが動き出すのか判ったものではない

その日が来たらフレデリックは提督業から離れブルーチームとして戦場に身を置くことになるだろう

 

──それでも、生きているだけまだマシだ。

艦娘達と会えたという意味ではハルゼイに少しばかり感謝の念が芽生える。皮肉なもんだな。

フレデリックは口をへの字にして鼻を鳴らした

 

 

ダグラス

「よし、じゃあ第78回戦──」

 

 

  ドタドタドタドタ

 

 

フレッド

「なんだ?なんか騒がしいな。」

 

ダグラス

「・・・来たか」

 

フレッド

「嫌な予感がする・・・」

 

ダグラス

「嫌な予感?お前にとっては吉報だぞ?」

 

フレッド

「いや、違う・・・」

 

「俺、この部屋の患者が退院したら結婚するんだ・・・。」 

 

 

ドタドタドタドタ!バカーン!!(扉を蹴り飛ばす音)

 

 

フレデリックとダグラスは僅かに身体を後ろに反らすとコンマ数秒後には蹴り飛ばされた扉が風切り音を纏い通過したのだ、さすがスパルタンⅡである。

 

 

フレッド

「ほらな?早速扉が犠牲になった。」

 

ダグラス

「お転婆とかいうレベルじゃないぞ・・・?」

 

 

はてさて扉を蹴り飛ばした主犯が足を踏み入れる、後光で姿がいまいち良くわからない、長い髪・・・仁王立ち・・・長門か?

フレデリックの目がやっとこさ慣れるとそこにいたのは駆逐艦の響であった。

 

 

「かるぱす~。」ヽ(・ω・)ノ

 

フレッド

「にゃんぱす~、な?」

 

ダグラス

「何かの呪文か?」

 

 

ぞろぞろと病室になだれ込んでくる横須賀の面々、・・・ちょっと待て、ホントに全員で来たのか?ばか、全員で来たら部屋に入り切らないぞ・・・

 

ダグラスは椅子に座っていたせいで艦娘の波に呑まれパっと見“たわし”のような何かになってしまった、心なしかたわしに見えたりキウイフルーツにも見えた、そんなキウイフルーツは霧島と比叡の腕に挟まれて左右に揺れている

恐らく二人の腕で顔が揉みくちゃにされているのだろう、スパルタンⅡは六感に近い感覚である程度だが目線だけでもやりとりできる

ダグラスの目はまさに『助けて欲しい。』といった目線である、ふと気が付くと駆逐艦達は靴を脱ぎベットに上がって来ていた

 

 

「んもー、レディ()達に心配させて!どーゆーつもりなのよ!」

 

フレッド

「おう、悪かった。」

 

早霜

「・・・元気してた?」

 

フレッド

「そりゃあもう。」

 

 

フレッドにとっては随分久しいくらいだったが艦娘にとっては1ヶ月と少し、大げさかもしれないが彼女等がコールドスリープしている90日間は文字どおり眠っていたのだ、皆でしばし喜びを噛み締めているといつの間にかキウイフルーツは更に激しく揺れ挙げ句に喋りだしたのだ

 

 

キウイフルーツ

「フレデリック。」

 

比叡・霧島

「!!」ビクーン

 

長門

「ほあっ!?」ビクー

 

加賀

「喋るキウイ・・・?」じゅるり・・・

 

 

ダグラスはスッと椅子から立ち上がると右手で頬を擦りながら渋い顔をする

その様子から比叡と霧島もやっと自身が何をしでかしていたか気が付きバツが悪そうな顔で俯きながら「「申し訳ありましぇん・・・」」とキウイフルーツ──もといダグラスに謝罪する

 

 

ダグラス

「人様をキウイやらタワシやらウニだの・・・まぁいい。」

 

 

ウニだなんて言っていない。

 

 

ダグラス

「もうひとつ、お前にサプライズがある。」

 

フレッド

「ん?まだあんのか?」

 

 

ダグラスは1枚の紙をボードに乗せて手渡した

「退院の手続き・・・?」フレデリックは困惑の表情でダグラスを見るとダグラスも「そうだ、実は1ヶ月前には完治しててな、だが部下が迎えに来てくれるなら・・・その方がいいだろう?」

ダグラスは両手をワチャワチャと動かしジェスチャーすると「荷物はアービターに任せてある。」そう言い部屋を後にする

 

 

   ぎっちり・・・

 

 

ダグラス

「・・・失礼。」

 

神威

「いえ、大丈夫ですよ。」

 

ダグラス

「失礼。」

 

大鳳

「あっ、すいません・・・ところでツーショットいいですか?」

 

ダグラス

「」

 

金剛

「oh...可哀想なイガグリheadネー・・・」

 

 

ダグラスは手で空を切りながら艦娘の波をゆっくり進んでいた

元はと言えば大勢で押し寄せた艦娘も原因なのだがあのセリフの後にこのていたらくでは格好もつかないだろう

金剛の放った言葉はあまり刺自体は無くどちらかというと憐れみを抱いた言い方であった

 

 

ダグラス

「また今度・・・」スタコラサッサー

 

大鳳

「あぁっ!・・・行ってしまった・・・。」(´・ω・)

 

アービター

「? フレデリック、今ダグラスが──ん!?なんだこの蒸し暑さは!?」ムワ~ッ

 

朝霜

「あ!蕎麦と将棋と時々アービター!!」

 

アービター

「なっなんだその変な名は!?」

 

占守

「とこでアービちゃんは何しに来たっしゅか?」

 

アービター

「フレデリックを迎えに来たのだ、コヴナントのスリップスペースならここから地球まで3日で帰れる、あとアービちゃんは威厳を保つ為にもやめて欲しい・・・(切実)」

 

 

辺りから喚声が上がるもアービちゃんは咳払いで鎮めると「娘っ子らも今日来て今日帰るのも身体に堪えるだろう、出発は明日でもいいぞ、私は船で待つ。」そう言い残しズシ、ズシ、と重量感のある足取りで去っていった

 

 

妙高

「・・・・・・そういえば提督・・・直接お伝えする事が。」ススス...(正座)

 

フレッド

「・・・な、なんだ妙高・・・そんな改まって・・・」

 

妙高

「・・・私もこの瞬間まで失念していましたが90日前・・・出発した二日後に日本海軍から“増援”が送られているそうです。」(低姿勢)

 

 

蒸し暑い病室に衝撃が走り辺りが凍り付く

その雰囲気のまま各々が忘れてorやらかした事をゴニョゴニョと語りだした

 

食いしん孃の空母曰く冷蔵庫は空っぽ

BIGセブン曰く弾薬は湿気らない内に演習で使い果たした事

小さな天使こと駆逐艦等曰くお菓子やジュースは食べ尽くしてしまった事

猛虎な秘書艦曰く書類は呉に送っている事

不幸な姉妹曰くコールドスリープで髪が傷んでしまった事

紅茶戦艦曰く高い茶葉を数十ダースで注文した事

工作艦曰く先手を取り高級茶葉をクーリングオフした事

軽巡曰く執務屋の扉が大破していた事

海防艦曰くフレッドの私室から『山崎18年』と『悪魔(チーフ印)』を持ち出した高速戦艦3人組がいた事

 

 

金剛・霧島・比叡

((どきっ・・・見られてた?))

 

フレッド

「おぉう・・・もぉぅ・・・」

 

 

妙高が忘れ事をするのは珍しい

加賀はなんとなく察してた

長門の言い分は尤もだ

駆逐艦達には寂しい思いをさせたから不問とする

書類の最終決定は提督しかできないから龍驤の選択は正解だ、許してくれ呉提督

不幸な姉妹には運が無かったと宥める

金剛は目を泳がせ愛想笑いで誤魔化すがそれは無駄だ

それに対処した明石は珍しく“ご褒美”をねだりもしない、何か裏がありそうだ

天龍は廊下の掃除をしようとしてたらそれを発見したそうな

占守は前に比べるとだいぶお利口さんになった、食堂に来て特盛パフェを食べていいぞ

 

そこまで考えるとフレデリックは決断する

今日帰ろう、それがいいそうしよう。

 

3ヶ月も増援とやらを待たせてしまうのは忍びない、それにスパルタンⅡは身体の代謝なども人間のそれ以上あるから怪我の治りも早いし暫く鎮守府で寝たきり生活だったとしても数日で感覚は取り戻せるだろうという決断だ、後にそれが理由で大惨事となるのはここだけの秘密だ──

 

 

フレデリックは着替えるために「とりあえずみんな、一旦出てくれないか?」と言うが満場一致で拒否されてしまった

仕方ないとベットのシーツを駆逐艦達に持ってもらいそれを影にして手早く着替える

年齢だけで言えば小学校の高学年ほどの駆逐艦もまた女の子であることを忘れているはずも無いが下手な奴等にシーツを持たせるとそれをそっちのけで身体を凝視してくるのが目に見えているから仕方ない

 

 

金剛

「う~ん、影だけというのもまたgoodデース。」

 

清霜

「あれ~?提督少し痩せた?」

 

フレッド

「んー・・・そうか?」

 

「帰ったら焼き肉連れてってよ焼き肉!」

 

フレッド

「そういやずっと味気ない病院食だったしな・・・考えとくよ。」

 

朝霜

「やったぜ。」

 

金剛・比叡・霧島

「「「やったぜ!」」」グッ ピシッ ガッ パァン!

 

 

やたらと現金な3人の声を聞きながらフレデリックはあることに気が付く

妙高の話によれば金剛の妹にやたら『大丈夫』というワードが口癖の『榛名』という姉妹艦がいるらしく妙高の言う“増援”に含まれているらしい、まだ会ってもいないのに胃が少しばかりキリキリするが金剛が言うには過去に銀座にある四越という日本有数の高級デパートでモデルに抜擢されるほど全国の提督から素養がしっかりとしているとの事だ

・・・ただ流されやすいというか、少し優しくしただけでベッタリになってしまうらしく・・・つまる話メンヘラだとかヤンデレの属性があるそうな、やっぱり胃薬が必要じゃないか。(キャベジン)

他には絵描きが趣味で夕雲型なのか炎陽型なのかいまいち良くわからない時期があった『秋雲』、妙高の妹でケッコンに強い意欲がある『羽黒』や皆のお腹の支えである『伊良湖』、白露型の『山風』と『海風』、総勢6名の仲間がやってきているらしい、3ヶ月も放置する結果になってしまったが・・・

話が纏まり皆食事にしようと食堂に向かう事になった

どれだけ在庫があるかわからないがこのステーションの食料事情では心ともない

今は長門がゆっくり椅子に座ろうとしている

 

 

フレッド

「6人くらい増えるなら何とかなるだろう、アービターにも話は付けたから家までもう少し辛抱だな。」

 

長門

「むぅ・・・」

 

フレッド

「どうした長門?何か気になるのか?」

 

 

長門はいやに真剣な顔で考え事をしていた

椅子に腰を下ろし背もたれの可動部を余すこと無く体重を預ける、手と脚を組み目を細めて手を顎に宛がう仕草は女性特有の色気・・・艶かしさがあった

 

 

長門

「いやな、その増援の駆逐艦はどんな艦娘か考えていたんだ。」

 

フレッド

「白露型の『山風』と『海風』か?確かに艦娘の数が増えればその分資材の確保も必要になってくるだろうからな。」

 

長門

「いや、違うんだ提督・・・駆逐艦が可愛い天使さんなのは提督もご存知だろう?」

 

フレッド

「ん、言いたい事はわかるが・・・。」

 

 

あぁ・・・やっぱりいつもの長門だった。

面白い格好のアブナイ女とか対魔艦だの言われる長門は殆どの鎮守府で駆逐艦に性欲を持て余しその性欲を提督にぶつけるらしい、とは言うが普通に物事を考える“普通の長門”は迷惑そうにしているらしい

こうして“駆逐艦の中心で愛を叫ぶ長門”はそう呼ばれているそうだ、しかもここ横須賀鎮守府の長門はそのオリジナルときたもんだ

 

 

長門

「そうだ提t・・・いや、何でもない・・・気にしないでくれ・・・。」ガタッ

 

 

・・・おや?要らん報告によれば提督を逆に襲う長門も珍しくはないはずだったが・・・

よし、少しからかってみよう、ちょうど壁際にいるし比叡が購読している雑誌に載っていた『壁ドン』とやらを試してみよう

 

 

フレッド

「なんだよ、言いたい事があるなら素直に言ったらどうだ?どうせ二人っきりなんだ。」スクッ

 

長門

「おい提督、まだ立たないほうが・・・」

 

フレッド

((今だ))

 

 

ドンッ

 

 

長門

「ひゃわっ?!」

 

フレッド

「ほら、隠さなくていいんだ、言いたいならスパッと言うのがお前だったじゃないか。」ホラホラ

 

長門

「あぅ・・・あぇ・・・ひぅ・・・」ビクビク

 

フレッド

((なんだ?いつもと反応が全然違うぞ?!これじゃあただの女の子だ。))

 

長門

「・・・か」

 

フレッド

「か?なんだって?良く聞き取れ──」

 

長門

「ばか!って言ったんだ!この・・・ばかたれーっ!」ドグシャ!

 

フレッド

「ティンッ!」グシャ

 

 

長門が脚を勢い良く振り上げるとその脚はフレデリックの股間に寸分無く叩き困れる

フレデリックの体が少しばかり浮き上がると落下の勢いを無駄にする事無く床に叩きつけられたのだった

数秒間の静寂が訪れ長門は我に返るとフレデリックが股間を押さえつけ床に昏倒しているのだ、艦装が無くとも戦艦の蹴りは相当な威力だ、あぁ何とも恐ろしい

 

 

フレッド

「」しーん

 

長門

「あっ・・・あぁっ!何て事をしてしまったんだ私は!・・・ど、どうしよう・・・これが原因で提督に左遷でもされたらお父様にも勘当されて身寄りも無くてどこかの裏路地で・・・うわぁーん!!」ダッ!

 

フレッド

「」

 

大鯨

「きゃあ!・・・?長門さんどうしたんでしょうか・・・ほえっ!?提督!しっかりして下さい!どうしたんですか!?」ユサユサ

 

加賀

「提督・・・!?」

 

 

フレデリックは誰かに揺さぶられるのを感じながら意識が遠退く中で『長門に詰め寄るのはやめよう。』そう新たに認識したのであった──

 

 

 




次回はまた時空をすっ飛ばして横須賀鎮守府に帰投します、沢山増えた艦娘をスパルタンはどう捌くか見物ですね


お小遣い設定→大体15000円前後(駆逐艦は5000円)

男なら女の子にお小遣いあげるのは当たり前だよなぁ?
まぁ高い物は大体フレデリックにおねだりして洋服やら電化製品やら買ってもらってるんですがね提督さん。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。