艦これ × HALO ~それゆけ!スパルタン提督~   作:漬けまぐろ

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漬けまぐろ
「おまたせ。」

長門
「やればできるじゃないか!・・・内容は兎も角。」

漬けま
「すまんな(謝罪)俺の長門さんはこんなイメージでね!」

長門
「欲望の集大成だな、違う意味で恐れ入った・・・」ガックシ


「あと編成に決まりも拘りもないのでぶっちゃけ適当ですし前編・後編式だよ。」

長門
「戦艦と潜水艦?!何だあの編隊・・・色々とガバガバ過ぎる・・・」



長門さん 前編

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラジオ

『どうも~jyamuでェ~す!!今夜はですねェ、リスナーから頂いたレシピ、プルトニウムとウラン掛け水銀入りラーメンを、作っていきたいと思いまァ~す』

 

 

  5分後・・・

 

 

長門

「よし、できた。」

 

ラジオ

『おほ^~うまそうだで。ウラン燃料棒製の箸で・・・いただきまーす。』

 

 

提督に似たぬいぐるみを棚に並べる、あと幾つ必要だったか──コキッ...パキッ...首を傾けると疲労が貯まっていたのだろうか行儀が悪いが程よい心地の気分になる

ふと時計を見れば・・・。

 

 

長門「・・・ん?──フタマルマルサン!?」

 

ラジオ

『ズルルッ・・・うーん、おいしいでエ"ァ"ア"ッ"ッ"‼』(即死)

 

 

なんということだ、とっくに入浴(入渠)の時間を過ぎていた

横須賀鎮守府では20:30から提督が入るから艦娘は時間を確認しながら20:00までに上がっているのだ、いつも聞いているラジオを消してペッタンペッタンとスリッパを鳴らしながら浴場の暖簾を潜り抜けパパっと服を脱ぐ、欲を言えばもう少しゆっくりしたいところだが致し方ない

 

 

手早く髪を洗う、潮風でキシキシしやすい艦娘達の髪は丁寧に扱わなければ直ぐゴワゴワになってしまうためせめてトリートメントでコーティングする、洗い流した後は髪を一纏めにして洗顔、手拭いに石鹸を擦り付けて泡立てて全身をくまなく洗いこれを洗い流す、時間にしてみれば10分──まだ10分ほど余裕がある、湯槽に身を浸けながら考える長門

艦娘用の艦装では出来ないUNSC型の艦装──提督やスパルタンⅡが装備していた次世代型、直進しか出来ないが海面を水切り石のように滑る機動性や加速力、挙げ句の果てに水素燃料による艦艇のそれを覆す航続距離と跳躍や軸回転を加えての3次元機動・・・今まで"スラスターユニット"と名を打っていたが現在それは流星、隕石を意味する"ミーティア"と呼ばれていた、あまり横文字は得意ではない長門、始めはなかなか覚えられずに『何?ミンティア?桃味のが部屋にあるぞ、いるか?』と何度も間違えていたが駆逐艦達の励ましによってなんとか覚える事ができた

 

 

長門

「ふぅ・・・よく海の上であんな身のこなしができるものだ・・・くるくる回って・・・」チャプチャプ

 

 

高速度域からの高速ターンという搭乗者への負荷を配慮する気が一向に見てとれない急旋回とジェット機構による急加速で敵陣に切り込んでの近接攻撃、確かに「ミンティア・・・いやミーティアだったか?・・・うん、ミンティアだったな、いかんいかん。」その名に相応しい。(ビッグセブン長門、痛恨のミス)

 

 

長門

「さて、そろそろ上がらねばな。」ザバッ

 

 

時間との勝負はここからだ、髪は部屋にあるドライヤーでどうにかなるだろう、バスタオルで身体をあらかた拭いて浴衣に腕を通し帯を締める、いつもなら風呂上がりにはコーヒー牛乳を飲むのが日課だが如何せん時間がない

後ろ髪に引かれながらも篭に衣類を入れる、そうしておけば後日日替わりの担当艦娘が回収して洗濯してくれる、といっても洗濯機に入れて干すだけだが──因みに私は洗濯係りになったことがない、わたしも駆逐艦のぱんつ洗いたい!!(素)

 

 

長門

「あっ、そうだ(唐突)部屋の冷蔵庫に大和印のラムネと特盛餡蜜があったな。」

 

 

炭酸は提督から「デブっちゃうから1日一本だぞ。」と言われているが元よりそんなに沢山飲む主義でもない、さっさと部屋に戻ってお楽しみといこう

ホクホクとした顔で部屋の近くまで来ると扉の前に二人・・・おや?あれは秋月と初月?どうしたのだろうこんな時間に

 

 

秋月

「あっ、長門さん。」

 

長門

「どうしたんだ?こんな時間に珍しい。」

 

初月

「実は長門さんに聞きたいことがあって来たんだ。」

 

長門

「聞きたいこと?・・・まぁ立ち話するのもなんだ、入って、どうぞ。」ガチャ

 

秋月・初月

「おじゃましまーす。」

 

 

前に早霜、朝霜、清霜こと・・・"やおい?"3人組に教えて貰った魔法の呪文を唱える長門

この呪文は扉の前で唱える事により相手は断れずに艦娘もスパルタンもホイホイ釣られてしまうのだ、高速修復材や間宮さんの羊羮よりも絶大な引き寄せ効力を発揮するのである。

 

 

長門

「適当にかけてくれ、今飲み物を・・・ラムネでいいか?」ガチャガチャ

 

秋月

「ああっ、そんなお気を使わせて・・・」

 

初月

「さすがビッグセブン長門さん、新入りの僕達にまでこんなに優しいんだ。」ホロリ

 

長門

((・・・一体佐世保で二人に何があったんだろうか・・・))ソワソワ

 

 

コップに大和印のラムネを注ぎ入れテーブルに置く

実際のところこの二人は佐世保で建造されたばかりの新人であり鎮守府の構造すら把握していない内に襲撃を受けてしまったのだ、そう、まだLv5程度なのだ。

 

 

長門

「なんだか話が脱線しつつあるぞ、本題は何なんだ?」

 

初月

「そうだった、すっかり忘れてたよ・・・」

 

秋月

「実は提督さんの事なんですが・・・」

 

 

 

 

 

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長門

「ふむ、それでその時のお礼をしたい──と。」

 

初月

「レベルの浅い僕達じゃ戦績で恩返しだなんて夢の又夢だしお金も沢山あるわけじゃないからね・・・」

 

秋月

「そうだ、肩叩き券なんてどうでしょうか?」

 

長門

「あー・・・提督は新陳代謝も筋繊維に含まれる乳酸の回復効率も一般人とはまるで人間離れしてるから肩こりとかは聞いたことないな・・・券を受け取ってくれるとは思うが別のがいいと思うぞ?」

 

秋月

「えぇ・・・(困惑)」

 

初月

「やっぱり提督って凄いんだ!」キラキラ・・・

 

 

((うーん・・・なんだかこっちが申し訳なくなってきたゾ。))長門はあーだこーだ言い合う秋月と初月を横目に考えた

((よく考えてみたら提督のやつ悩みとか欲しいものとか、そういうのはないのだろうか??))

 

前に加賀から大きい骨付き肉を押し付けられていたがプレゼントとか称して山の幸詰め合わせギフトを贈り返していた、だがこれは元々提督の酒の肴をつまみ食いした加賀が謝罪として贈った物だ

艦娘からのプレゼントは大抵逆にもっと高額なプレゼントを御返ししている、鹿島が秋物のシャツを贈ればセレブ御用達のブランド品コートを贈られたりウォースパイトがワインを贈れば何処からともなく石油王が買い付けるような高級ワインを贈り返したり駆逐艦が頑張れば美味しく甘いご褒美などなど埒が明かない──

提督の財布事情も気になるがスパルタンⅡの功績から換算すればまだ懐に余裕はあると思われる

 

普通の鎮守府でも提督と艦娘の貸し借りは意外と頻繁に起こっている(漫画や文具程度)

しかしフレデリックは貸しているばかりで自身が借りるという事を殆どしない、いや──全くに近いだろう。

 

 

長門

((・・・まるで父上みたいだ。))

 

 

・・・・・・父上・・・?・・・・・・そうだ!!明後日提督は公休のはず!

長門はパッとベットの枕元にある一般には販売されていないUNSC製の小型端末を手に取るとテーブルに置いて3Dモードにすると宙に浮く青い半透明のキーボードで文字を入力していく

 

 

秋月・初月

「・・・?・・・??」

 

長門

「二人とも!プランなら私が組んでおく!安心しておけ!!」ポチポチポチポチ

 

 

ガハハハ!!!と笑いながら怒濤の勢いで電子ボードを両手の人指し指で叩く長門の鬼神に迫るご尊顔

鼻からはフンスーとボイラーの如く鼻息が出ている。ちょっとコワイし隣の部屋から『この野郎醤油瓶!静かにせぇやこの──ばかもーん!』と龍驤さんの声が聞こえた。

秋月と初月はその時の事を「私たちではどうしようも出来なかった・・・」と語っている

 

 

 

 

 

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  ─翌日の朝─

 

 

 

提督は朝からインフィニティに向かった

聞く話によると提督と同じスパルタンⅡの『カル』と『ジェローム』が夕飯を食べに来るそうだ

それに乗じて長門はすぐさま横須賀の面子を道場に集めて会議を開く

 

 

長門

「おはよう艦隊諸君、全員揃ってるな?昨日は夜分にメールを送り申し訳なかった、しかし事態は緊急を要するのでな・・・早速本題に移ろう。」

 

 

実際のところ秘書艦は龍驤ではあるがこういった場のまとめ方は長門の方が1歩上手のため龍驤は長門に手渡されたプリントを艦載機から派手に散らしていた

 

 

龍驤

「艦載機発進!一丁派手にいってみよう!」シュパパパパ-(カットイン)

 

三日月

「カットインを入れた意味あるのでしょうか?」

 

翔鶴

「・・・さぁ・・・?」

 

龍驤

「聞こえてるで・・・気合い入れるにはやっぱりカットインやろ?」

 

 

先立つにはまずカットイン。

確かに気合は入るしカットインを入れるのと入れないのでは全然違うのも確かであるが・・・

 

 

妖精

「ちらし、とうか~とうか~」

 

 

バサバサバサー! アシモトスベルデチ! ア!フソウトヤマシロガカミデスッコロンダ! ズイィィィィィ! ミョウコウサンガチュウハシタノデス!

 

 

武蔵

「降らし過ぎだな・・・。」

 

龍驤

「ホラホラホラホラ、いいで~コレ。」ブゥーーン

 

 

プリントが行き渡るとボードを叩いてこちらに視線と意識を向かせる

そのプリントには書かれた概要の説明に移ろうとした瞬間──

 

 

 

ジリリリリリ!!

 

 

けたたましい音量で鳴り響く警報ベル

「なんだなんだ!?」誰かまではわからなかったが声が聞こえた、提督が載ったペリカンはインフィニティのシールドハンガーをくぐった後数分程でFTLで消えてしまった、艦娘のみでの対応は今まで無い事は無いがフレデリックの指揮には遠く及ばず両膝を地に打った事もあるがそれはまた別の話

武蔵は「龍驤!海保から入電だ!!八丈町近海に戦姫1 空姫1 潜空姫1 装甲空姫1 重姫1 駆逐古姫1!!海保の巡視船2隻がやられてる!何やら様子が何時もと違うらしい!」と力の限り叫ぶと秘書艦の龍驤は不在のフレデリックに代わり一同に指示を出す

 

 

龍驤

「はぁ!?全部ボスクラスやんか・・・かと言って出ない訳には・・・編成!!旗艦は長門、お前や!後は加賀、瑞鶴、ポーラ、熊野、伊58!UNSCのプラズマ魚雷はまだ試験中や!魚雷は酸素を!全艦副砲は全てUNSCの高性能成形炸薬弾!加賀と瑞鶴はセイバー艦載機!あと加賀!万が一の為に"アレ"も持っていきや!」

 

長門

「聞いたな!横須賀艦隊出撃!抜錨だ!」

 

「「「「オオーッ!」」」」「とおぉぉ↑おぉお↓おう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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─インフィニティ 艦橋─

 

 

 

ローランド

「艦長、そろそろ良いかと。」

 

ラスキー

「そうだな。」

 

 

ラスキーが席を立ち上がり後ろを振り向くとその場にいた役者達がお待ちかねと言わんばかりにラスキーに視線を向ける

 

 

UNSC海軍太陽系防衛艦隊司令官

『ロード・テレンス・フッド』海軍提督

秘書艦 ポエニ級超大型空母

『トラファルガー』

 

日本海軍大本営代表『野澤鉄夫』准将

秘書艦 特種船丙型 揚陸艦『あきつ丸』

 

UNSC特殊機甲部隊SPARTAN-Ⅱ ブルーチーム

『S-117:ジョン』海軍最先任上級兵曹長

『S-104:フレデリック』少佐 兼日本海軍横須賀鎮守府司令官

『S-058:リンダ』少尉

『S-087:ケリー』少尉

 

日本国首相『杉田銀時』

秘書『今井千早』(72cm)

 

ONI 海軍情報局代表

『ジェイムソン・ロック』中佐

随伴 ファイアチーム・オシリス

『オリンピア・ヴェイル』

 

UNSC海軍 インフィニティ艦長

『トーマス・ラスキー』大佐

インフィニティ級INF101艦載AI

スマートAI『ローランド』

 

 

その他にミシュラン兵器廠火星支部代表やインフィニティのメカニックや化学者が募りスパルタンⅡ以外は円卓を囲み座っている

 

 

ケリー

「フレッド、秘書の小さい子は?」

 

フレッド

「龍驤か?置いてきた、居たところで意味がない。」

 

 

フレデリックの物言いに顔を見合わせるリンダとケリー

仏頂面のままリンダに顔を向けるがヘルメット越しであるフレッドの表面上はわからないままでいたが発音からしてご乱心──とまではいかずとも宜しくないのは確かなようだ

 

 

リンダ

「その言い方、あんまりじゃない?」

 

フレッド

「・・・二人は深海棲艦をコヴ共みたいに敵だと思ってるからいいだろうけどな。」

 

 

深海棲艦は人に怨みを持つ艦娘や深海棲艦に撃沈された艦娘が自暴自棄になったり死の恐怖からの精神的不安などから姿を変えて深海に呑まれてゆく──という話を呉に聞かされていた

電から「できれば敵も助けたいのです・・・」という言葉を聞いて意味が解らないでいたフレデリック、だがあるシーレーンを確保した際に扶桑と山城が連れ帰った最上がそうであったように『深海棲艦の幾分は艦娘の成れの果て』という事が解った、その時最上が深海棲艦だったのかは解らないが他の鎮守府などの報告によれば深海棲艦を撃破すると希に深海に染まる前の姿に戻り艦娘として活動する者も少なからず存在しているとジェイムソン・ロックの諜報報告にも記されていた。

そこまでを知り理解した上で『原初の深海棲艦』は何だったのか──人の形をしていれば『墜ちた艦娘、艦の魂が人類に怨み辛みを懐き反旗を翻し深海の住人に成った』であろう可能性はあるが駆逐イ級のような人とは違う姿をしていた場合は?ただの妄想に過ぎないが・・・地球の意思──いや、それなら深海棲艦の対になる存在の艦娘がなぜ居るのか、艦娘のように人知れずどこかで量産されているのだろうか・・・?

仮にこの説が当たっていれば戦力を着実に集め人類に総攻撃を仕掛ける可能性も無くはない、マリアナ海溝の最深部?地図にも無く衛星に映らない無人島?突如虚無から現れる?

一個人の考え故に口だけなら幾らでも言えるが・・・

不機嫌なスパルタンⅡはその仲間が深海棲艦のなん足るかを『コヴナントみたいな只の敵』──と考えている事に対して不機嫌になっていた、いやはや・・・俺も変わっちまったなぁ・・・

 

 

フレデリックは伊良湖に渡された弁当袋に何時の間にやら入り込んで顔だけを袋から出した状態の妖精に「・・・簡単に言う。なぁ?」と語りかけると頬に込め粒を付けた白いヘルメットにオレンジ色服を着た二人の妖精は首を傾げてからまた弁当袋に入っていった

 

 

フレッド

((・・・・・・・・・・・・いやいや、待て待て待て、なんで明石の所の妖精がいるんだ・・・))

 

 

弁当袋は今もモゾモゾと動いているあたり伊良湖が拵えた"おにぎり"と"おかず"は半分くらいしかないだろう

巾着の紐を解いて覗くと案の定米粒をたんまり付けた妖精がビクーン!と肩を振るわせながら顔をフレデリックに向ける

 

 

フレッド

「・・・」

 

妖精ズ

「「・・・」」ドキドキ・・・

 

フレッド

「・・・はぁ、食べてもいいが絶対に袋から出ちゃ駄目だぞ?」

 

妖精ズ

「「やったー」」ニコニコ

 

 

妖精はまた袋に潜り込んでモゾモゾと動き出した、"おかず"は沢庵と塩コンブ、"おにぎり"は梅おにぎりと海苔おにぎりだった──明石ェ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラスキー

「では以後はこのように。」

 

野澤

「異議無し。」

 

杉田銀時首相

「いいゾ~コレ。」

 

チーフ

「了解しました。」

 

ロック

「胃が痛い。」

 

フッド卿

「審議会に報告せねば。」

 

 

 

 

 

─会議後─

 

 

 

 

野澤

「やあやあ!フレデリック君!」

 

フレッド

「ご無沙汰しております准将。」ヘルメットハズシー

 

あきつ丸

「なんと!野澤准将と少佐殿はお知り合いでありましたか!」

 

フレッド

「あー・・・君は強襲揚陸艦あきつ丸──だったか、野澤准将がいなかったら未だに艦娘が潤沢になってはいなかっただろうな。」

 

あきつ丸

「ほう・・・スパルタンⅡの育成する艦隊・・・あきつ丸、興味があります!ちなみにあきつ丸は特種船丙型揚陸艦であります、あながち強襲揚陸艦も似たようなものです!」

 

野澤

「はは、機会があれば大本営所属の艦隊と模擬戦でもしようじゃないか、艦娘の件も私がやったのはちょっとした声かけだけさ・・・ところで少佐──そろそろ家の娘(長門)を貰ってやってくれんだろうかね?」

 

フレッド

「・・・前にも言っていますが提督以前に一兵士である私には荷が重すぎます・・・」

 

 

フレデリックと野澤が会話する度に同じ様な事を話しているがお互いに恒例行事のように話を進めてゆく

長門のオリジナルとして、深海棲艦と戦う一人の人類として、由緒正しき軍属の家系に生まれた■■■──表の顔はお嬢様にして凛とした華の如く、大和撫子。立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花。所謂"高嶺の花"というやつだ、して隠している裏の顔は『可愛い物、甘い菓子が好きで花嫁姿は絶対にウエディング』そんな素朴な乙女。

野澤がフレデリックにしつこく縁談の話を持ち掛けるのは理由があり、野澤本人曰く・・・

 

 

 

 

 

─回想 とある居酒屋─

 

 

 

 

野澤

『どうも最近の若者は遠慮がちでな、娘との縁談を持ち掛け写真を見せるや否や『畏れ多い』とか言って断られてしまうんだ、その癖に脂ぎって脂肪だらけの汚ならしい高官どもが呼んでもいないのにタカってくるのだ、そりゃあもう我娘ながら妻に似て綺麗に育ってくれたさ、しかし長門型艦娘のオリジナルとしての適正故に危険な戦地に居させる羽目になった・・・だがフレデリック君!君は違うんだ!君は不死身の兵士、英雄スパルタン!!学力も有りだらしなくない、それに私には負けるが顔もいい、君が■■■を貰ってくれれば■■■も退役する気になるだろう!そして危険な目に合わせずに済む、■■■に釣り合うのはフレデリック君、もはや君しかいないんだよ・・・それに、そろそろ孫の顔も見たいし・・・』ハァ・・・

 

フレッド

『・・・そ、そうですか・・・』ゲンナリ

 

トゲトゲ頭

『焼き鳥10点盛り合わせ上がりっ!2番テーブルさんな!』

 

ビリビリ女

『任せなさい!』タッタカター

 

白髪

『上条クゥゥゥン!!8番カウンターさァァァン!アスパラ天ぷらと鮭釜飯追加ァァァァ!!スィー

 

トゲ条

『あいよっ!!』

 

 

 

 

─とある回想終了─

 

 

回想が終わるとそれを聞いたリンダとケリーはまるで自分の事のように喜んだがスパルタンⅡの籍やらなんやらの事をすっかり忘れているらしい

 

 

ケリー

「いいんじゃないフレッド、あんなに綺麗な人、そうそう居ないわよ?」

 

リンダ

「結婚式の出し物はチーフに"踊りたくないスパルタンⅡ"を仕込ませておくわ。」

 

野澤

「娘がダメなら秘書のあきつ丸はどうかね?」

 

あきつ丸

「?!!??!」

 

 

リンダが提案したダンシングチーフ、マスターチーフがハチマキを巻いて白Tシャツとハーフパンツを着てだらだらとやる気の無い踊りを想像したフレデリックとケリーは顔をひきつらせあきつ丸は色白い顔を真っ赤に豹変させる

絵的におかしいしチーフがやってくれるわけ無いだろう・・・そもそもリンダはなんでそんなに乗り気なんだ、あきつ丸もなにやら真っ赤になりつつ怪しげな目でこっちを見てくる、あーもうめちゃくちゃだよ

フレデリックは「あ~・・・あ!!こ、これから用事がありますので・・・」小走りで逃げるように去る

その足取りは正にダバダバダッシュであった

 

 

野澤

「■■■も駄目だしあきつ丸も駄目──か・・・さぁてあきつ丸、部屋に戻ろうか。」

 

野澤

「・・・・・・あきつ丸?」

 

あきつ丸

「あきつ丸がお嫁さん・・・少佐がお婿さん・・・」ボー・・・

 

 

 

 

 

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羅針盤君

「よっしゃ!そろそろワイの出番やで!」デデドン!

 

長門

「やめろ。」(切実)

 

 

着実に八丈島に近づく横須賀艦隊だが羅針盤君によって航路をめちゃくちゃにされてしまう

こんな場所で道草を食っている場合ではないがシステム的に致し方ないと無理矢理納得しておかなければならない、こうしている間に海保の艦艇の被害は大きくなるだろう

UNSCのレーザーキャノンやM.A.C.ガン、常軌を逸脱した大量の大型ミサイル群ならばともかく地球の軍事技術では深海棲艦には一切の傷を負わせることも出来ず精々艦娘以外の現役艦では時間稼ぎが限界であった

電索では今のところ反応はなく海保の艦艇も確認出来ずにいた

 

 

伊58

「・・・!! 小型のスクリュー音探知!10時方向から艦隊に真っ直ぐ直進中でちよ!!」

 

加賀

「魚雷・・・っ!」

 

長門

「なっ!?くっ!艦隊10時方向取り舵一杯!!でち公!魚雷の発射地点をソナーで洗ってくれ、まだ近くにいるはずだ!加賀は偵察を!瑞鶴はいつでも御剱隊(セイバー戦闘機隊)をだせるようにしておけ!残りは実包装填しろ!」

 

 

長門の指揮を忠実にこなす艦隊

加賀は矢を弓に添えて弦を引く 弓が撓り"きりきりっ"という音が聞こえる、一機だけ偵察用に用意しておいた矢を打ち上げる 日の光を受けた鏃はきらりと光を放つと矢が一瞬光に包まれその直後に10式艦上偵察機が姿を現した"ワザマエ!!"

 

 

加賀

『八丈島近辺の海域の偵察お願いします。』

 

パイロット

『かしこまりー』

 

 

10式艦上偵察機は速度を上げ"ぎゅおっ"と上昇すると雲の隙間に入り込むのを確認すると加賀はすぐに御剱戦闘機群(セイバー戦闘機)を発艦できるようにしておく

 

 

加賀

『御剱戦闘機群の皆さん、間もなく初陣です、頑張りましょう。』

 

セイバーパイロット

『りょーかいでありまーす "あるふぁ"から"えこー"たい、はっしんじゅんびかんりょうであります さー』

 

瑞鶴

『さぁ、奴らにぎゃふんと言わせるわよ!御剱戦闘機群各機、発進準備!』

 

セイバーパイロット

『"ふぉっくすとろっと"から"きろ"たい いつでもいけまーす さー』

 

瑞鶴

((ぬっふっふっ・・・ついでに一航戦にもぎゃふんと言わせて提督さんと御褒美に綺麗なドレス着て有名レストランのディナーに連れてってもらうずい!ああっ、私ったら卑しい女ずい!))

 

 

勿論そんなことは起こり得ないので安心してほしい

 

 

瑞鶴

「は?」(威圧)

 

熊野

「先程から瑞鶴さんの独り言が気になりますわ、もし宜しければ続きを聞かせてくださいません?」

 

瑞鶴

「え?・・・声に出てた・・・?」

 

ポーラ

「少佐にレストランでディナ~って言ってました~」

 

瑞鶴

「・・・」チラッ

 

加賀

「・・・・・・私ったら、卑しい女ずい。」クスクス

 

瑞鶴

「アッ↑!」パチン(スタッカート)

 

 

幸運の空母こと瑞鶴、心の声を音読してしまう痛恨のミス

挙げ句の果てに普段口うるさい長門まで此方をみてまるで『お前にゃ無理だ』と言わんばかりに見下しとバカにするかのような顔でニヤニヤしている、こぉンのくそったれェ!!

 

しかしそんな束の間のお喋りもここまで、伊58ことでち公が艦隊に『敵艦隊見ゆ!!』と無線を送るとお喋りモードから素早く戦闘モードに移る、その後伊58は珍しく声を荒く響かせる

 

 

伊58

『ちょ!?聞いてた話と違うでち!!』

 

長門

『どうしたでち公!?海保はいるのか!?』

 

伊58

『海保は確認できないでち、深海棲艦のデータベースに無いでちよ!新種の深海棲・・・いやでもアレは・・・』

 

長門

『・・・まさか?!戻れ58!全速離脱しろ!!』

 

伊58

『り、了解!』

 

加賀

『っ・・・旗艦へ・・・偵察機が墜ちたわ。』

 

瑞鶴・熊野

『!!?』

 

 

加賀の偵察機が墜ちた

横須賀の面子の中でも古株でMVP獲得数も練度も高い加賀、偵察機を墜とされた事は何度かあるが飛行中に突然偵察機との意識が途切れるなんて事は今まで1度も無い

現に加賀は今までに1度も見せた事もなかった驚愕の表情と目を見開いていた

 

 

長門

『・・・加賀、まさかあのとき見た"アレ"だろうか・・・?』

 

加賀

『・・・おそらく。』

 

 

その時そこにいたのは長門と加賀、金剛、天龍の四人のみ、その他は横須賀には居たり居なかったりしろ。

未知の技術で守られ青紫色の丸みのある装甲──

戦艦棲姫のそれを凌駕する強力なエネルギー兵器

睨み付けられただけで直接心臓を捕まれたような圧迫感

 

 

長門

『加賀、瑞鶴、御剱隊を全部出して時間稼ぎをしろ!艦隊反転、横須賀に帰投する!合わせて鎮守府に電報!タダチニユーエヌエスシーニゾウエンモトム!急げ!!』

 

 

長門の言う通り艦隊が動き出すと各員が指示された行動を開始する

 

 

熊野

『こちら横須賀艦隊重巡熊野、横須賀鎮守府へ通達、未確認艦隊からの攻撃を確認、加賀さんの偵察機が被撃墜──嘘ではありません、旗艦の指示の元至急UNSC海軍へ取り次ぎを──』

 

ポーラ

『高速度砲弾装填!以下装填はオートローダーが随従、要員は安全な区画へ!』ガゴン!

 

 

 

瑞鶴

『御剱隊発艦後方位反転!一ヶ所に固まらず広がって敵性確認後は自由射撃!味方識別も忘れないで、・・・頑張ってね・・・』

 

パイロット

『さー ますたーあーむすいっち おんらいん えんじんいじょうなし ぶらすとしーるどてんかい えんじんふるすろっとる あふたーばーなーきどう ふぉっくすとろっといちばんき くりあーどふぉーていくおふ!』

 

 

空母瑞鶴と正規空母加賀から次々打ち出されるセイバー戦闘機

恐らく半分も帰投出来ないであろうセイバーパイロット達を二人はただ見送りパイロットの妖精達も母艦の表情から意味を読み取った上で特注の黒、灰色、白の森林迷彩柄のスカーフをはためかせた

 

 

 

 

 

 

 

──丁度一万文くらいなので後編へ続く!──

 

長門

「何故せっかくの雰囲気をぶち壊すのだろうか」




☆小型の端末☆

ウスーイフォンをUNSCのスマートAIローランドが考案・改良して作った3D軍用端末。
数千テラバイトのデータの送受信を瞬時に完了し衝撃に強いアルミとカーボンの合金でなおかつ完全防水、その上スライド開閉で軽く小振りなデザインからストラップを付けて首から下げてアクセサリーに見せる事も可能。
マニアや流行に目敏い一般人からは市販化を希望されているがUNSCは『UNSCの軍事サーバーを使用している上3D技術の転移、及び市販化は視野に入れていない』という。
手に入れるにはUNSC海軍に入隊するか余程のコネが泣ければ不可能とされている(入隊の場合退役時に返却を義務されており退役時に返却されなければ退役は取り消され孤立無援で最前線行きとなる)



☆UNSC スコーピオンMBT 90mm高速度砲☆

HALOシリーズにおけるスコーピオン戦車の主砲であり貫徹力よりも敵兵器の破砕や歩兵への攻撃を主眼にしたHE(High Explosive)弾を搭載する。が、APFSDS弾やキャニスター弾・サボット弾なども常に常備している、しかし出番らしい出番がない。(無慈悲)
大口径レーザー砲とレーザーターレットを装備した発射音が少し卑猥な『スコーピオン・ハンニバル』や通常型スコーピオンより弾速と連射性がなり即死範囲も広がった公式チートなる『スコーピオン・ONI』などがある
副砲(タンデム用機関銃)を連射すると『ピィ~↑(スタッカート)』と、ヤカンが沸く音が聞こえるが良い子は気にすんな!悪い子もな!!

艦娘に搭載する改良型高速度砲は艦装(艤装)の口径に合わせて製造されており10km前後までなら重力に影響される上下の射角調整を必要としない高い弾道補正性能がある(艦娘が未来の技術にじわじわ浸食されていく図)
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