艦これ × HALO ~それゆけ!スパルタン提督~   作:漬けまぐろ

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戦うには戦うが序盤だけなんじゃ(熱い手の平返し)
許しは請わん、(まぐろを)漬けてくれ、それが手向けだ・・・


インフィニティが戦うと言ったな、あれは嘘だ。

 

 

 

 

 

 

《enemy Space phantom! GUNrange! fire!fire!》

 

70mm機関砲(Point_Defence_Gun)は駆動音も無くインフィニティ左側面にある合計830基、半面のみで415基、その内の31基がストライデント級の防護網をくぐり抜け飛来したセラフ宇宙戦闘機に対空射撃を実施する、1秒間に70mm砲弾を10連射する31基のPDGの前にセラフと乗員襲いかかるとエネルギーシールドの甲斐も無くストームコヴナントの乗員毎跡形も無く青紫と緑色の爆発と共に砕け散った

 

《Assultcrass Close in! M2488 number 6...7...14 chargeing...fire!》

 

宇宙空間ではM.A.C.の衝撃波が発生しないのを良いことに最大荷電のM2488を発射する、直前に敵シールドを抉り抜いた後の止めにハウラーミサイルを5機打ち出す

 

M2488三基のバーストM.A.C.攻撃によりアサルトキャリアーのエネルギーシールドは赤く染まった後、消滅する。

どうやら逃げようとしたのだろうか、アサルトキャリアーは前進し始めたがスリップスペースに飛び込む前にハウラーミサイルの餌食になり船体が真二つにへし折れた

 

ラスキー

「ローランド、現在までの被害は?」

 

ローランド

「今のところ人的被害は無し、圧倒的優勢ですが無人誘導のロングソードの帰還はもう諦めた方がいいでしょう、ストライデント級も密集体形にして二段射ちで前後をスイッチするフォーメーション・セキガハラ(関ヶ原鉄砲隊)を推奨します、ほんの少しの油断もできません、インフィニティを円で囲むフォーメーションならばストライデントのアドバンス(シールド)システムが破られる前に隊列をスライドさせてM.A.C.とシールドをリチャージさせ防御と攻撃をスムーズに切り替える事ができます、イエヤス・トクガワ(徳川家康)が発祥ともいえる陣形でもありますな」

 

ラスキー

「四方八方360度をストライデント10機でスイッチフォーメーションさせると?ここは戦国時代じゃないぞローランド、だがシールドが破られる可能性を懸念し考慮すれば一理あるやもしれないな・・・」

 

ラスキーとローランドの作戦会議が始まるとブリッジ職員は各自の判断でオペレーションを続ける、インフィニティに集められる人員はコヴナント大戦を生き抜いた艦隊から良いとこ取りしたベテラン集団で短期間であれば艦長不在だろうと最善のオペレーションを敢行する『ブリッジ(プロ)』でもあるのだ、かつてインフィニティ内部に侵入したプロメシアンのナイトに殴り掛かってショットガンを接射する等、ラスキーは中々にアグレッシブな艦長でもある、士官時代にグレネード1つのみの状況でチーフの為にハンターの囮を買って出る程度胸は備えている

 

パーマー

「ラスキー艦長?一体指揮系統はどうなってるのかしら?」

 

ラスキー

「?ちょっと待っててくれローランド、どうしたパーマー中佐?」

 

パーマー

「11番艦のピギーバッキング(便乗野郎)がCSO級超空母の中に突っ込んで行ったわ」

 

CSO級超空母とは全長28.960mのコヴナントの超空母である

全長575mのストライデント級ならば船内への進入も可能であろうが誰も指示していないにも関わらず突貫してドッカンするあたり、ホモはせっかちなのも納得である(偏見)

 

ラスキー

「何だって?ローランド、状況は?」

 

ローランド

「ふむ...どうやら中でM.A.C.ガンやミサイルで暴れているようですね、ミューラーは判断力においては『知将』と呼ばれる程中々面白い一面もあるようですし差し詰悪質な寄生虫とでも言いましょうか」

 

パーマー

「寄生虫──ね・・・」

 

 

 

 

 

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─ CSO級超空母内部 ─

 

 

ミューラー

「ん?いつの間にかコヴナント艦の中に入っちゃったゾ・・・まま、えぇわ。・・・・・・あっそうだ(唐突)折角だから全兵装ブチ込んでやるぜ!!」

 

別にそうでも無かった

誰からも、ストライデント級に割り振られた全AIにすら気が付かれず戦闘中に隊列からはぐれていつの間にかコヴナント陣にまで進入していたのも露知らずただただ池沼を発揮していたのだった

 

ミューラー

「いいゾ~これ、M.A.C.照準補正アルゴリズム起動!あの虚数空間を破壊するゾ」ズドドドドドドン! ズギャーン! ドガガガガ! カァオカァオ ピーピーピーボボボ

 

だがそうは問屋が卸さない、数分間シールドで力押ししながら殺りたい砲台をキメ込んだ辺りからか突如巨大な謎の手が現れたのだ

 

ミューラー

「ゾ!?なんで空母の中にクラーケンがあるんだゾ?!」スゴゴゴゴ・・・

 

クラーケンの足がエンジン部位に深く食い込んだがドリフトの要領で船体を無理矢理ねじ曲げチャージしていたM.A.C.砲門をクラーケンのど真ん中にあるリパルサー機関にウランを芯にしてタングステンで覆ったウランコア弾を投射する、破壊力ばつ牛ン

 

ミューラー閣下(知将モード)

「面倒な相手はここで潰しておくに限る、シールドを貫いてエンジンに直接攻撃をしてきたのは驚いたがM.A.C.を土手っ腹に叩き込めばいくらクラーケンといえどスクラップは免れん、エンジンさえ生きていれば脱出もたやs」ズガボン!!

 

ミューラーが船体の損傷具合を確かめると融合炉が臨界点を越えついには艦内炎上、突発的に機関が止まったことによりエンジン内部の高速で稼働する基部が破損したのだ

 

重水素核融合炉くん

「俺の動力壊れちまうよ・・・」バァン!(大破)

 

ミューラー(池沼モード)

「あっ あっあっ、傷は浅いからしっかりするゾ!」(大嘘)

 

エンジンくん

「あ・あ・あ・あ・あ・あ・あ・あ!あああ↑↑↑・・・あぁ^~イクッ・・・」ち~ん

 

ミューラー

「ポ・オメガチャママティクス・・・」

 

力尽きたクラーケンはゆっくりと傾きながら機関が紫色に変色した後停止したストライデント級重フリゲート11番艦"ピギーバッキング(便乗野郎)"を巨体で飲み込んだのだった

 

ミューラー

『・・・生きてぇなぁ・・・』イキマショウヨ・・・(幻聴)

 

 

 

 

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ローランド

「・・・ピギーバッキングのIFF消失、一瞬ですが『生きてぇなぁ』という無線も僅かに確認できました・・・恐らく艦が消滅、もしくは信号が弱くなる間も無く船体自体が破損されたかのどちらかでしょう、幸いストライデント級もAI管制のみで必要さえ無ければ無人運用化されていますし被害があるとすれば・・・新造艦を組む人件費くらいでしょうか」

 

ラスキー

「・・・そうか、各ストライデントに通達、本艦はこれより敵旗艦に主砲M.A.C.による攻撃を実行する、その後本艦は当宙域から全速離脱、残党の塊でできた海賊ならば頭を潰せば勝手に散り去るだろう、置き土産にフェンリス級(TNT換算50テラトン)核ミサイルもおまけしておこう、主砲発射までの42秒以内にインフィニティに帰還せよ」

 

 

 

 

 

 

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エリートA

「人間の船が逃げていきます!」

 

エリート(指揮官)

「ガハハ!この俺様の艦隊に怖じ気ついたか!!」

 

エリートB

「・・・」

 

エリート(指揮官)

「どうしたのだ?我が船に乗り込んできた人類の粗末な船を破壊しこの宙域から人間を撤退させたのだ、もっと喜ぶがいい」

 

エリートB(CV:チョーさん)

「・・・!敵旗艦からしゅごいエニェルギー反にょう!」

 

エリート(指揮官)

「なんだと!?」

 

勝利ムードが一転して慌ただしくなるブリッジのエリート達、随伴艦(ストライデント)母艦(インフィニティ)に撤収し出したのをまるで逃亡したかのように思えた彼らストームコヴナントだったが事態に気がつくのが遅かったのだ、慢心王もビックリ

 

エリートC

「敵旗艦の主砲に高エネルギーが集中しています!」

 

エリートD

「ホいつの間に!」

 

エリート(指揮官)

「ダニィ!?回避だ!敵旗艦の正面から逃れるのだ!!」

 

エリートB

「だみです!スリップシュペースも回避行動も間に合いましぇん!」

 

('A`)ソノ-マ-マ-デイイ-

ここからいなくなれー!

スパイダー豆ぇ!

 

どこかから野次が飛んで来るとそれを眺めるエリート達はここでふと思い出し一人のエリートが皆を勇気付けた

 

エリートB

「一応この世界はギャグ(?)路線でし!多分死にゃしないでしょう!」

 

エリート(指揮官)

「だと良いのだがなぁ」

 

エリート達がため息を吐いたのを待っていたかのように一拍置いてからインフィニティの主砲(CR-03 S8 Super Hevy M.A.C.)がブリッジに炸裂した

 

エリートC

「たまにはまともな内容を書けんのか!この著者は?!」

 

漬けまぐろ

『期待するだけ無駄じゃけぇ、逝くヨロシ』

 

エリートA

「皆!逃げるのだ!指揮官が爆発する!!」

 

エリート(指揮官)

「ホワァァァァァァァァ!!!」ボカーン ボボカー チュドドーン

 

 

 

 

 

──かくして艦隊戦はショーストッパーからのカーテンコールにて終結したのだった

 

このような悲劇と混乱と俺とお前と大五郎を巻き起こす戦争をしてはいけない(戒め)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─横浜 彡(^)(^)カラオケやんけ!歌っ太郎!(・ω・`)─

 

 

 

 

妙高

《菷雲の向こうに~見つけた一粒の星は~輝く星でも かすかな星でも 君だけの光♪》(熱唱)

 

羽黒

「妙高姉さん提督に歳バレしちゃうよ・・・?」

 

占守

「しゅっしゅ~しむシュークリームっしゅ~」モグモグ

 

摩耶

「ん?なんだよ提督コーヒーばっか飲んで全然ハンバーガー食ってないじゃんか」

 

フレッド

「あ~、なんかハゲの霊圧が消えた気がしてな?気になってしかたないんだ」

 

加賀

「よくわからないけど食べないなら私が頂くわ」サッ パクパク

 

磯野波平

「お前はこれからアッ!と驚くよ!!」

 

フレッド

「アッ↑!(スタッカート)お前人のモノを・・・」

 

加賀

モグモゴモガモグ(ご馳走さまです)

 

フレッド

「はぁ・・・ってオイ占守、服にクリーム垂れてる、このセーター結構いい値したんだぞ?しょうがない奴だな全く・・・」グシグシ...

 

占守

「なんと!おのれポルナレフ・・・」

 

フレッド

「スタンド使いに責任転嫁するなよォ~~~」すん・・・

 

足柄

「食べかけでよければ私のハンバーガーあげるからそんなに不貞腐れなくてもいいでしょ?お礼は今夜一緒に飲んでくれたらいいわよ♡」

 

フレッド

「ご遠慮するよ」(食い気味)

 

足柄

「」

 

((大人って難しいのです))モグモグ

 

武蔵

「戻ったぞ提督」

 

フレッド

「お、どうだった?」

 

買い物がてらに喫茶店に寄って昼食を取り、その後は横須賀御一行はカラオケに興じていた

チャ○の霊圧よりもハンバーガーを取られた時の方が辛かったようだ、加賀にはお仕置き決定である、食べ物の恨みは恐ろしいからね、仕方ないね(アイアンクロー的な意味で)

 

武蔵

「熱コロリシートと替えの寝間着、桃の缶詰めが欲しいそうだ」

 

「お出掛けの時に風邪さんを引いてしまうなんて明石さんも運が無いのです・・・」

 

フレッド

「だなぁ、帰ったら看病くらいしてやるか・・・さて加賀ァ・・・come onラァ!」

 

加賀

「ハイ」シュバッ

 

フレッド

「まずは言い訳だけでも聞いとこうか?ん?ほれほれ」グニグニ

 

加賀

「もぐもぐしてやったわ、後悔はしてなマゴマゴモガモガ」グニグニ

 

手のひらで団子を丸めるように加賀の頬を真剣な眼差しでグニグニしているフレデリック

自分の食べ物だけなら別にお仕置きはしないが遂には他の艦娘の食べ物を摘まんでしまい"形だけでも"とお仕置きを実施している、先日蒼龍曰くグニグニ目当てという可能性を微粒子レベルで存在しているれている事が仄めかされたのでここでひとつ手を加えてみようとしていた

 

武蔵

「その仕置きが頬っぺたグニグニだから加賀は反省せず繰り返すのではないか・・・?」(名推理)

 

「でも・・・楽しそうなのです」ソワソワ

 

ソファに座る司令官さんに寄りかかる加賀さん──まるでテレビの女優さんと男優さんなのです!

左手で加賀の肩を逃げられないように掴み右手を頭に置く、右手を僅かに震動させると加賀はブルブルと震えだした、高震動(意味深)空母の完成である

 

フレッド

「さぁ、ゲームスタートだ・・・(cv堀内賢雄)」ブルブル...

 

加賀

「提督やめてください、私に酷いことするつもりでしょう?秋雲が描くエロ同人みtあばばばばば

 

摩耶

「ヴォ~すっげ・・・高速で揺れて3人に見える」

 

占守

「提督もだいぶ馴染んできたっしゅね~」

 

そんな日柄な一日であるがこの手の小説は必ずのんびりを打ち砕いてくるのだ

☆法~令☆空から何かが落ちて来るよ、タイタンフォールスタンバイ!!

 

 

 

 

バカァァァン!!!

 

 

 

外壁を破壊して使用中の部屋に突っ込んできた何か、一同はあまりに突然の一撃で黙ったままであった

 

一同

「・・・・・・・・・」

 

妙高

《群れの雲の向こうに~見えないままの道しるべ♪》

 

「はわわわ!?隕石が落ちてきたのです!!」ワタワタハラワタ

 

???

「ヴゥ~・・・ヴォッ↑ヴォッ→ヴォッ↓・・・(哀愁)」

 

フレッド

「──コヴナント?!みんな下がれ!!」

 

妙高

《君だけの光♪》

 

フレッド

「・・・妙高?ちょ~っと静かにしてて、な?」

 

妙高

《ハイ》キィ~ン...

 

エリート(指揮官)

「ヴォ・・・」

 

~☆~

 

親方!空から筋肉モリモリマッチョマンのサンヘイリ族が!!

 

手が離せねぇ、お前やれ(目そらし)

 

僕はパズー、君は?

 

私はミハイ・ドゥミトル・マルガレータ・コルネリウ・レオポルド・ブランカ・カロル・イオン・イグナチウス・ラファエル・マリア・ニケタス・ア・シラージ。

 

うん!よろしくシータ!(錯乱)

 

だが国とは何だ、空から国境線を見たことがあるのかね?(哲学)

 

(んなモン見たこと)ないです

 

美味しいかね?3本線のパイロット(ダークブルーのタレ)

 

んにゃぴ・・・

 

~☆~

 

エリート

「ヴァーッ!!」ダッ!

 

摩耶

「ちょっ?!何でアタシの方に来るんだよ!?」

 

フレッド

「摩耶下がれ!俺がやる!!」バッ

 

エリート(指揮官)

「ア"ァヴッ?! ヴァッ!」ブンッ!

 

フレデリックが摩耶の肩を掴み空きのソファに投げつけると人質を取ろうとしたエリートは策が無くなったのか形振り構わず暴れ出した

 

摩耶

「うはー!!あっぶねぇじゃんか提督!!艦娘といえど艤装が無きゃ普通の人間と同じなんだよ~!!」

 

フレッド

「悪いがクレームは後にして──うぉ!!」サッ

 

エリート

「バゥ!ガアァ!!」ブンッ ブンッ

 

サンヘイリ族(エリート)は意外にも日本の侍に近い武士道を志すとゼル・ヴァダム(アービター)から聞いたことがあるが今見ているこのエリート(残党兵)は身体が傷だらけで見るに耐えない有り様になっていた、ギャグ展開の悪戯で地球の日本、横浜のカラオケ店にODSTもビックリな衛星軌道降下を敢行してきたのだ(任意ではないにしても)

サンヘイリの戦士は血を汚らわしい物として見られている、どんな理不尽な戦いを勝ち取ろうとも一度血を流してしまえば弱者なのだと、弱者は恥じなのだと──

伝説と歌われる戦士も武勲を得んと期待に胸膨らませた初陣の戦士だろうと。

 

なんというブラックな世界だろうか、しかし太古からその習慣が根付いていたサンヘイリの母星では武士道を貫き通しながらも死を恐れず血を流さずして手にした勝者こそ賛美の誉、サンヘイリでは全てにおいて派閥を治めるのに相応しいとしている

遺憾砲ばかりのどこぞの島国も見習って欲しいものである

 

フレッド

「・・・アービターが見たら何て言うだろうな」ヒュン

 

恐らく落胆はするだろうが軽蔑はしないだろう、それがゼル・ヴァダムの答えだった

彼が地球で、コヴナント大戦を通して人類から学んだ"時代の変化"、大戦を終え剣の戦士(サンヘイリ)は遠い昔の理は失われ強者が弱者に手を差し伸べる、それこそが真の戦士なのだと彼等は人類から学んだ

 

エリート

「ヴヴァ~ヴォッ!!」ガバッ!

 

フレッド

「ミョルニルが無くともな・・・」グンッ

 

羽黒

「きゃあ!提督危ない!」

 

フレッド

「息をするようにお前らの相手をしてきたんだ!」バシッ ダッ ガシッ!

 

エリート

「ア"ァヴッ!?」

 

一瞬の隙を見つけ身体をエリートの脇の下から滑り込ませると背後に回り首元に食らい付く、この狭い空間で一度離してしまえば間違いなく形勢が逆転してしまう

そうはいかぬと暴れるエリートに対して強化人間の強烈な絞め技を仕掛けるフレデリック

 

絡み合う二人(?)の喧騒以外は驚く程静寂なカラオケルームで一頻りの乱闘もそろそろ終演を迎えようとしていた

絞め技は熟練者が使用すれば人の殺傷能力はかなりの物で"絡み"による一時的な酸欠は場合によっては後遺症も僅な確率で発生することもある、映画や漫画の真似をしておふざけで首絞めなんてしてはいけない(戒め)

 

フレッド

「いい加減に・・・落ちろっ!!」ミシッ──メキャッ!

 

エリート

「ギャウッ・・・!」ドサッ

 

クビノホネガオレタ・・・(幻聴)

 

電・羽黒

「ひっ・・・」

 

武蔵

「・・・殺したのか?」

 

フレッド

「鎮静化させるには専用の拘束具が必要なんだが・・・何か問題でもあるのか?」

 

武蔵は「むっ・・・」と唸るとフレデリックが一般の提督とは違う、人生の半分を従軍してきたエイリアン退治の専門家であることを思い出した

決して腕の装置に \マーベラー!/ とか言う地獄からの使者ではない

 

武蔵

「いや・・・何でもない、UNSCにおいてこれが正当防衛というのであれば・・・私は文句は一切ない」

 

足柄

「それで・・・これからどうするの?」

 

フレッド

「UNSCに回収させるのが通例だが・・・流石に警察の方が先に来そうだな・・・日本の警察組織がサンヘイリ族をどう捉えてるのかで変わりそうだ」

 

フレデリックは腕を組み考える、墜落の衝撃で死亡したのであれば良かったが日本の国家機関はそうもいかないだろう、銭○刑事のようにしつこい奴も存在するのが伺える

 

フレデリックのウスーイフォン

『ジンジンジンジンジンギスカン♪ジンジンジンギスカン♪』

 

フレッド

「お、龍驤からだ」ピッ

 

「はわ・・・司令官さん選曲センスが絶望的なのです...」

 

妙高

「さっきから歌ってた曲の系譜でもう分かってたから今更よ電ちゃん」

 

妙高の言葉通り歌っていた「ベ○ータ様のお料理教室」、駆逐艦に覚えさせられた「おどるポン○コリン」等明後日に全力疾走するレパートリー故に室内はジナイーダ宜しく静寂に包まれたのであった

ちなみに足柄は[A]DDICTIONで誘惑しようとしたが失敗に終る

 

足柄

「英語圏の生まれだけあって洋楽は上手だったけどね」

 

龍驤のウスーイフォン

『やぁスパルタン、首尾はどうかな?』

 

フレッド

「──!その声はフッド卿!?何故うちの秘書の携帯から?!」

 

フッド

『それよりもだ、既にそちらに遺体の回収部隊を回している、支払いも私が済ませてあるから早くそこから脱出したまえ』

 

フレッド

「なんと・・・して、どうして鎮守府に?」

 

フッド

『詳しくは後で話すが・・・先日インフィニティが火星付近でストームコヴナントと艦隊戦を行ったのだが・・・その際にコヴナント旗艦を撃破後に指揮官と思われるエリートが地球の重力に引かれ落下しているのが確認され──今に至る訳だ』

 

フレッド

「そうですか・・・了解しました、直ちに帰還します、それでは」ピッ

 

フレッド

「よしお前ら今日は終いだ、帰るぞ?」

 

摩耶

「まじかよ~夏の水着買っときたかったのによ~」

 

占守

「しかたないっしゅよ、多摩ゾンで買うっしゅ」

 

羽黒

「明石さんのお使いだけでも済ませないと・・・」

 

武蔵

「通りのデパートでいいだろう、ついでに小さい電動ドリルでも土産に買うか?」

 

「ドラム型の延長コードも良いと思うのです!」

 

妙高

「・・・」(消化不良)

 

加賀

「・・・」ぐぅぅ~(既に消化した)

 

横須賀御一行が去った後にはUNSCのスパルタンⅣによってカラオケBOXは閉鎖され警察やメディアは一切進入出来なかった、権限がありすぎるのも困るがこんな時は助かると言わざる得ない

 

 

 

 

─横須賀鎮守府─

 

 

 

 

 

フレッド

「フッド卿!」ガチャ!

 

執務室の扉を勢い良く開けるとフッド卿と龍驤はもちろん数人の艦娘が仲睦まじく緑茶と海苔煎餅を楽しんでいたようだ、こちらにとっては一大事かとも思えたがとんだ茶番だったようだ

 

フレッド

「!後ろから気配──」ゾクッ

 

清霜

「今日こそ提督をこのブラストホール・スピアMSXE(傘)で貫くもんね!三年殺しィ!!」ブスス-

 

フレッド

「っ!しまっ──ぱらそぉぉぉ!!」critical!

 

朝霜

「やった・・・やった!一年以上かけて初めてスパルタンⅡの穴を奪ってやったぜ!!」

 

鹿島

「私たちの悲願はついに達成されたんですね・・・!」(泣)

 

長門

「──胸が熱くなるな!!」グッ!

 

金剛

「Sweet! キヨシーGood jobネー!今ネ!ベッドに運んでお楽しみtimeデース!」ゴソゴソ

 

龍鳳

「あの・・・流石にこの状況では・・・」

 

望月

「傘さ、結構尖ってた気がしたんだけど大丈夫なん?」

 

瑞鶴

「アウトレイジずい、提督さんはスパルタンだしそう簡単にやられないでしょ、・・・・・・たぶん」

 

大鳳

「提督・・・大ダメージ・・・昏倒・・・うっ、頭が・・・」

 

霧島

「わたしの見立てではS字直腸貫通してますよコレ」

 

わっ!と沸き出す艦娘と床に突っ伏し泡を吹くスパルタン、それをにこやかに鑑賞する太陽系艦隊司令官

カオスここに極まれり

 

フッド

「子供に背後を取られるとは、少し鈍ったかスパルタン?」ハハハ...

 

フレッド

「オッ、オアッ、オッ・・・」グッタリ・・・

 

「これはまた深々といったね」ツンツン

 

最上

「まぁ(スケベヱ作品にも触手貫通とか良くあるし)多少はね?」

 

比叡

「気合い!入れて!抜きますっ!」☠ZUPONG☠

 

フレッド

「じぇぁ・・・」ピクピク

 

水無月

「と、とりあえず医務室に・・・誰か手伝って!」グイッ

 

翔鶴

「あっはい!」グイッ

 

清霜・朝霜・秋雲

「覚えてろよ~」

 

秋月

「それ、提督のセリフじゃない・・・?」

 

早霜

「確かに」

 

 

 

 

 

 

─暫くして─

 

 

 

 

 

 

 

フッド

「ははは!まさか本当に成功するとはな、どうだ?実戦は久しかったろう?」

 

フレッド

「笑い事ではありませんよ・・・実戦も先月召集されてストームコヴナントに占拠されていた輸送艦の制圧にブルーチームを送ったのはフッド卿じゃないですか」グツグツ...

 

フッド卿

「はて、そうだったかな?...所でだなサインを1枚貰えんか?秘書のトラファルガーが欲しがっていたのだ、色紙とサインペンは用意してある」キリッ

 

フレッド

「彼女はまだ私のグッズを集めてるので?仕方ないですね・・・サラサラサラ・・・はい、これで満足ですか?」

 

慣れた手付きでサインを書き上げるフレデリック、始めて書いたのは・・・着任した当日であったがもはや慣れたものであると言わんばかりに仕上げるとフッドに手渡した

今現在ではまだヘタクソだった頃のサインの方が貴重になってしまっているのを本人は知らない

 

蒼龍

「まぁまぁ・・・不思議にも無傷で助かった訳ですし水に流しましょうよ」コトコト...

 

龍鳳

「そうですよ、清霜ちゃんも反省してましたし」トントン

 

フレッド

「肉体的に無傷だったとしてもな?精神的には深~い深~~い傷を負ったんだよ、なんならお前ら二人もやるか?んぁ~?」

 

蒼龍

「私は異性に身体を触らせるのは好きになった人だけで~す」ニヤニヤ

 

龍鳳

「私は・・・その・・・お気持ちだけ受け取っておきます・・・」(赤面)

 

フレッド

「・・・?」

 

伊良湖

「提督さん!桃缶開けてお皿に移しておきましたよ!食べやすいように細かくしました」

 

フレッド

「おっ、サンキュ。そしたらたんぱく質豊富な煮干しの出汁で炊いた粥もそろそろいいだろ、付け合わせは梅干しで良かったか?小皿に添えてくか・・・あとビタミンCが豊富なミカン、白菜の浅漬け、昨日の残りの味がたっぷり染みた肉じゃがを小鉢に詰めて・・・風邪薬と水・・・汗拭きのタオルに──そうだ、肉じゃがに梅干しを入れると煮崩れしにくくなるぞ」いそいそ

 

食堂に移動した四人は伊良湖に話をつけて風邪でダウンしている工作艦に与える食事を用意していた、処女を傘に奪われるハメ♂になったフレデリックは苦しみの共感者──もとい道連れを探していたのだがどうやら賛同者が居ないのは仕方ないのかもしれない

 

伊良湖

「それにしても提督さんたら明石さんに随分気をつかってますね」

 

フレッド

「そりゃあな、鎮守府は俺がいれば回るがアイテム屋はあいつがいなきゃ回らないだろ」

 

伊良湖

「んー・・・そういうことじゃなくてですね・・・」

 

フレッド

「? それにしても、何故フッド卿はなぜここに?」

 

フッド

「まだ言って無かったな、たまには・・・孫に近い子らと親睦を深めるのも良いかと思ってな、そしたら例の報告だよ」

 

どうやらまたまた運良くフッド卿のスパルタンⅣ私兵を動員しカラオケBOXを確保できたそうだ

・・・別に鎮守府に居なくても龍驤のウスーイフォンからでなくとも結果は変わらなそうではあるが

 

蒼龍

「あ!そうそう提督、私は風邪移されたくないから手伝いはここまでね♪」

 

フレッド

「ん、わかった。ありがとな」

 

蒼龍

「んじゃ!龍鳳行こっ!」グイグイ

 

龍鳳

「ほえっ?!ちょっ、そんなにひっぱらないでぇ~」ヨタヨタ

 

──ガラガラピシャッ

 

フレッド

「・・・伊良湖?」

 

伊良湖

「私はお夕飯の支度がありますのでごゆるりと~♪」スタコラサッサ~

 

フレッド

「・・・フッド卿・・・って居ない!?何処行った──おっ、手紙・・・?」キョロキョロ

 

『私は邪魔をしないようおいとまさせてもらう、スパルタン幸運を byフッド』

 

フレッド

「なんのこっちゃ?と、いかん冷めちまう、さっさと行くか・・・」ガラガラ・・・ピシャッ

 

伊良湖

「・・・行きましたよ」(小声)

 

フッド

「そうか、匿ってくれてありがとう・・・こういう時乙女というものは異性と二人きりになることを望むものだ、かくいう私も想い人を看病したことが──云々・・・」

 

伊良湖

「はぁ・・・そ、そうですか・・・」

 

 

 

 

 

 

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ジャッキ

「わん!」

 

フレディ

「わう」

 

マリン

「わん!」トテトテ

 

フレッド

「おっ、なんだ~マリン?・・・さてはご主人が心配なんだな?というかお前らもう成体サイズになってきたな・・・早くないか??」

 

冬のある日に新たな仲間としてやってきたラフ・コリー3匹、マリン、ジャッキ、フレディ

栄養満点の横須賀鎮守府特製フードをモリモリ食べて育ったこの3匹はまだまだ成長するであろうがその体躯は成長期であるにも関わらず50cmに迫っていた、体毛もしっかりとブラッシングされておりサラッサラのフッサフサと靡いているのはメイン飼い主明石やこっそりやってきてはおやつを与えブラッシングしている長門、どうしても手を外せない時は夕張や駆逐艦が散歩に連れ出しフリスビーや駆けっこで遊ぶ・・・これは横須賀鎮守府みんなの賜物である

誰かを襲うかもしれないと考えたが本来ラフ・コリーはとても優しく気品に溢れる出で立ちをしている、しっかり躾をすれば間違いなく紳士淑女の名に相応しく育つだろう

日課の散歩はすでに誰かが済ませていてくれたようだ、大型犬故に十二分に運動させるのには骨が折れるが・・・

 

フレッド

「・・・そんなとこで何やってるんだ金剛・・・」

 

金剛

「Oh!見つかっちゃったネー」サモ...

 

廊下の出っ張りに隠れていた金剛は先程購入してきた寝間着の入った紙袋を持っていた、誰かに持って行くように頼んではいたが金剛だったとは・・・

 

フレディ

「わん!」

 

金剛に駆け寄るフレディ、何時の間にいたのか!と言わんばかりの表情を見せるジャッキとマリン

金剛は両膝を床に着けフレディと戯れ始めた

 

フレディ

「ペロペロ」

 

金剛

「ヒャー、くすぐったいデース!」

 

フレッド

「こいつら随分でかくなったよなぁ──っと、粥が冷める」

 

金剛

「先に行くといいネー、ワタシは顔を洗って後から行きマース」グッショリ・・・

 

フレディに嘗められ顔が少しテラッとした金剛は一度顔を洗って出直すと給水室へと向かって行った、フレデリックは扉を数回ノックするも返事が無い、たぶん寝静まっているのだろう。と扉を開けると犬達は待ってましたと言わんばかりに隙間から入ってしまった

こいつら粥を餌と思っているようだ

 

ジャッキ

「ワホワホ」テテテ

 

フレッド

「おいお前らは外に居なきゃ駄目だぞ・・・」

 

明石

「んぁ・・・提督・・・」

 

フレッド

「起こしちまったか、飯食えそうか?」

 

明石

「頭ぐわんぐわんしますけど何とか・・・それよりも乙女の部屋に無断で入るとは夜戦の合図ですかねこれは・・・」フラフラ

 

フレッド

「馬鹿言ってんじゃないよ・・・治ったら"しょっぱなステーキ"連れてってやるから忘れるんだ」

 

明石

「・・・私何か言いました・・・?」

 

フレッド

「よろしい」

 

漫才をやっていた所で扉を誰かがノックする

扉を開けるとそこにいたのはマスクを装備した金剛であった

 

金剛

「Hy!待たせたネー!」

 

フレッド

「よし、金剛後はまかせたぞ、俺は飯食ったら書類片付けねば」サササ- ガチャ バタン

 

金剛

「デース!」(`・ω・´)シャキーン

 

明石

「ぇ・・・」

 

サーッ!(迫真)と初めから青白くなっていた明石は一層顔を白くさせた、「提督に看病してもらえるなんて役得(露骨)だなぁ」なんて考えていた事もあり追撃のグランドヴァイパーで明石の精神的ダメージは更に加速したのだ、決して金剛が悪い訳ではないのだ(念押し)

金剛は明石に絡み付きながら熱々の粥をレンゲで掬い少し冷ますと明石の首筋に粥を垂らした

 

明石

「っぁ・・・んっ・・・」ゾクゾクッ

 

金剛

「ムフフー良い喘ぎデース♀・・・」ニタニタ

 

金剛

「次は・・・後ろから両腕で右足を身体ごと抱えて身動きを封じマス・・・左足をワタシの両足で固定シテ・・・そしたらヤりたい放題ネー・・・」がっちり

 

明石

「ぁん・・・い、いやぁ・・・やめ──」

 

金剛

「Do you like watching my?」☠PONG☠

 

明石

茂美怖いでしょう・・・?(she gave me quite a show...?)」(絶望)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   \アッーーー!!!/

 

 

 

 

 

 

 

 

斯くして工作艦の悲鳴は暫く続いた

 

 

 

 

 




友人から「ヒロイン早く決めろ」と言われたのでヒロインを明石にして初投稿です

決め手は牛丼を頬張る姿でした、PSO2で再現出来ないのが本当に悔しい


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